タオル業界に入り、それをずっと考えていました。

昨今のタオルは科学技術の発展に伴い、抗菌・防臭・冷感など付加価値の付いたタオルが多く出ています。それはそれでいいタオルだと思うのですが、しかし、それによって素材の良さを殺しているのではないかと思います。

足し算でタオルを作るのではなく、余計なものは使わず、素材のポテンシャルを発揮する引き算でタオルを作る。それが究極のタオルの答えのだと私は結論付けました。

その結果誕生したのが、「生タオル」です。

①糸の強度を上げるための製織用の糊を使用しないで生糸のまま織り上げました。

②オーガニックコットン使用。無糊製法。酵素精錬。柔軟剤・染色剤不使用。化学薬品を使わず人と環境に優しい。

③糸本来の自然な風合い。

④泉州タオルの特徴であるアクアフィニッシュだから赤ちゃんやお肌の弱い人でもどなたでも使える。

初めまして。大阪・泉州タオルメーカーの新田タオルです。

このたび当社と紡績会社と染工場の技術を集結して、オーガニックコットンを使用した、「生タオル」をつくりました。

一般的にタオルを織る場合、綿糸の強度を上げるために糊をコーティングしなければいけません。しかし、弊社の技術で生糸のまま織ることができます。

さらに、染色しないので糸本来の自然な生成り色となっております。

1.特殊な製法

自然環境に配慮し
製造工程で糊を使用しない
無糊タオル＝ムコタオル

一般的なタオルの製造工程では、製織しやすいように綿糸に糊材を付着浸透させます。しかし、そのままでは糊材が吸水性を阻害してしまうので、最後には洗い落とさなければなりません。これらが排水に混入し水質汚染を招きます。それならば、最初から糊材を使用せずに製織を行えば、排水に混入することはない。また、糊材を付着浸透させる工程を省くために、その際の電気や熱エネルギー使用を大幅にカットし、CO2の削減にも寄与することができます。

糊材を付着浸透させるということは、綿糸を糊で固めてしますので、そこで一度風合いが失われてしまいます。その工程を省くことで綿本来の優れた吸水性と風合いを保ち、一般のタオルに比べてボリュームがあり、ソフトな肌触りに仕上がっています。

2.特別な糸

オーガニックコットン使用。

オーガニックコットンとは、３年以上オーガニック農産物等の生産を実施を経て、認証機関に認められた農地で。栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準（化学合成の農薬・肥料不使用）を守って育てられた綿花のことです。

風合いを左右するパイルには、大正紡績の最高級オーガニックピマコットンを使用。

繊維長が長く、しっとりとした肌触りが特徴。

綿花から製品のタオルになるまで化学薬品を一切使用していません。

3.糸本来の自然な風合い

製織用の糊を使用しないから、従来のタオルより、ボリュームがあり、風合いも自然な柔らかさ。化学染料を使っていないので、綿本来の色＝生成り色をしています。

4.泉州タオルの伝統製法

最後にたくさんの水できれいに洗うから、清潔。

もちろん泉州タオルだから吸水性にも優れています。

赤ちゃんやお肌の弱い方でもお使いになれます。

オーガニックコットン100%使用

フェイスタオル 約３４cm×８０cm

ハンドタオル　約３４cm×３４cm

バスタオル 約６０cm×１００cm

一般的なタオルより厚みとパイル長を長くしたので、ボリュームがありリッチな仕様になっております。

1.フェイスタオル1枚

2.フェイスタオル1枚 ハンドタオル1枚

3.フェイスタオル2枚

4.バスタオル1枚

5.フェイスタオル1枚 バスタオル1枚

6.フェイスタオル1枚 ハンドタオル1枚 バスタオル1枚

7.フェイスタオル1枚 バスタオル2枚

8.フェイスタオル2枚 ハンドタオル2枚 バスタオル2枚

＊タオルのサイズ　
フェイスタオル 約34cm×80cm
ハンドタオル 約34cm×34cm
バスタオル約60cm×100cm

独自の技術とノウハウで、
環境に負荷をかけない
タオルづくりを実践する。

タオルを製織する際に必要不可欠とされている 糊材や平滑材と呼ばれるワックスや蝋。 新田タオルでは、これらを一切使わない 「無糊タオル＝ムコタオル」を開発しました。 これにより、最終工程で河川に放流される 排水の汚染を軽減させるとともに、 綿糸に糊材や平滑材を付着浸透させる工程を省くことで、 電気や熱エネルギーの使用を大幅にカットし、 CO2の削減にもつながっています。 

綿糸本来が持っている吸水性と風合いを生かし、 自然環境に配慮したタオルづくり。 新田タオルにしかできない技術とノウハウで、 まったく新しいオリジナルタオルを提案していきます.

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

私は実家のタオル会社に入る前に、紡績会社と染工場で働いていました。
百貨店などでタオルの実演販売も経験し、タオルに関して色々なことを学び、たくさんの失敗をしてきました（失敗作のタオルのサンプルが倉庫に山ほどあります。笑）。

タオルはもっとシンプルであるべきだと思い、足し算でタオルを作るのではなく引き算でタオルを作る。そう結論付けました。
その結果、余計なものは使わず、素材のポテンシャルを最大限発揮した「生タオル」が完成しました。

ぜひ新田タオルでしかできないタオルの生感覚

「生タオル」を味わってみてください。