ストーリー
はじめまして。陶芸作家 恒枝直豆(ツネキナオト)です。
私は、備前の土で作陶しており、このプロジェクトでは、釉薬(ゆうやく)を使わない備前の粘土の特徴を生かしたモノのご紹介を致します。
小鉢や ぐい呑み、ビアマグなど普段使いしていただけるような製品ばかりですので、是非この機会に日本の伝統に触れていただければと思います。
「釉薬(ゆうやく)を使わないと言う事」
「備前の土は よく縮む」事が第一の特徴です。
通常の陶器を作る粘土よりも よく縮みます。
その為、釉薬を使わなくても水が漏れる事がありません。
※釉薬(ゆうやく)とは、通常の陶器で使われる器をガラス質でコーティングするものです。普通の粘土だけでは焼いても水が漏れてしまいます。その為作る工程で一度800度程度で素焼きをし 液体の釉薬(主に灰と土が混ざったもの)を施して、もう一度本焼きすることで釉薬を溶かし、器をガラス質でコーティングし水漏れを防止するものです。
備前の土は釉薬を施さず、薪で焚く窯で焼くことで、煙を吸い、その煙の量によって色が変わってきます。
少なければオレンジ、多ければ黒、多すぎて灰が溶けると黄色、灰が溶けていないと灰色 その色の組み合わせになります。
同じものができることはありません。
焚き方、窯の場所に影響され、最終的には窯任せになり、それが備前焼の難しさであり、面白さでもあります。
特に 恒枝の使う窯は穴窯でひとつの長い空間なっており、煙の流れが器に写るように焚いています。一般的な備前焼は登り窯を使用しもっと色の濃いイメージかと思いますが、あっさりと煙を入れる為に 健康的なオレンジ色が出やすく 普段使いには適しています
今回、そんな備前焼の様々な特徴を、日常の生活に落とし込んでみました。
・備前×ビール
・備前×瓶
・備前×珈琲
・備前×ゴマ
・備前×味噌
・備前×動物
特徴的なものをそれぞれご説明させていただきます。
・備前×ビール
〜釉薬を使わないのでザラザラしている〜
釉薬を使わないので 粘土の中の細かい砂が焼くと表面に出てきます。
そのザラザラが炭酸の泡立ちを良くし、ビールは必ず泡が細かくなるのです。
そしてもうひとつ、硬く焼き締まった器に水分が染み込む事がありません。
つまり、器を洗ってそのまま冷凍庫へ入れても割れないのです。
(通常の陶器では水分が器に染み込み 凍ると破損の原因になります)
冷たく凍らせた器の飲み口は、また格別です。
備前×瓶
〜釉薬を使わないと少し通気性が生まれる〜
かつては大きな水甕が作られていた備前の土は、水が腐らないと評判でした。
それは、釉薬のようなガラス質でコーティングされていない為に少しの通気性が生じ水が痛みづらい特徴があった為でした。
現代では水道がある為水甕を使うことはありませんが、冷蔵庫のドアポケットに入るサイズでコルク栓を付けて冷やすことの出来るビンを作っています。
水を入れ、冷やして飲む入れ物として最適です。
また焼酎の水割りをストックする器としても喜ばれています。
・備前×珈琲
〜リクエストから始まった珈琲シリーズ〜
かつて我が家でもプラスチック製のモノを使っていましたが、出来上がったものを使うと案外よいものです。
通常、穴が3つ開いていますが、1つ穴のモノもご用意しています。これもリクエストから始まったものですが、通常の3つ穴に比べて、1つ穴が3倍時間がかかるかと言えば、そこまでかかりません。少しゆっくり落ちてくれるので、少し濃い目に落とすことが出来ます。
紙フィルターのサイズに合わせて大小それぞれドリッパーもピッチャーもご用意してあります
今回は お使いの紙フィルターのサイズ(1~2人用か 3~4人用) 穴の数(1つ穴か 3つ穴) それぞれ2種類づつありますので合計4種類の組み合わせの中からお選び頂ければと思います
・備前×ゴマ
〜硬く焼き締まると言うことは?〜
備前の土は歴史的にも、すり鉢も使われてきました。
当時のすり鉢は、あぐらをかいて両手でするような大きなものでしたが、
しかし時代が変わると、すり鉢のサイズも変わりそのままでは花入れのようにしか使えないサイズになってしまっておりました。
そこで、今回は食器のサイズに小さくしてみました。
筋を付けているので、ゴマ程度のものなら擦る事が出来ます。
擦りたての香りはいいものです。
擦って和えて、そのまま食卓へ。もちろん、擦ることなく小鉢としても使えます
・備前×味噌
〜少しの通気性を生かして〜
先にお話した少しの通気性を生かしたモノが、このフタモノです。
きっかけは妻の「この味噌を入れる器が欲しい」というひと言でした。
近所の方々で作る味噌は、ビニール袋に入っていて使いづらくプラスチックの容器に移して使っていましたが、備前の土で作った器は少しの通気性がある為に発酵食品との相性も良く、大きく作った口も使いやすいものでした。
我が家では味噌を入れていますが、岩塩や砂糖など固まり安いものには、その通気性が固まりにくくしているようで喜ばれています。他にも梅干や茶葉などその用途の広さは作った後に気が付くものでした。それに伴ってサイズを増やし様々なものが使いやすく使えるようにしてあります。
今回、備前焼をより身近に楽しんでもらおうと、それぞれの特徴を存分に生かした様々なリターン品をご用意させていただきました。
なお ひとつづつ 色合いが変わってくるのが備前の特徴です
作家の方で納得のいく仕上がりになっているモノを選ばせて頂いて、お届けさせて頂きます あらかじめご了承下さい
1、すり小鉢3個セット
すり鉢の形をした小鉢3個をセットにしてお送りします。
ゴマ程度をする事はもちろん、擦って和えてそのまま食卓へ出せる形になっています。
擦る事なく小鉢としても使用できます。
大きさ:11.5×12.5×5(縦×横×高さcm)
2、ビアマグ2個セット
泡立ちの間違いないビアマグをペア(2個)セットで。
備前焼は釉薬を施さないので表面に細かな凹凸がある為、必ず泡立ちが良くなります。
また硬く焼き締まっている為、冷凍庫で冷やしても大丈夫です。
冷たいビアマグで飲むビールは格別です。
大きさ:8.5×8.5×12.5(縦×横×高さcm)
容量 約350ml
3、片口とぐい呑みをセットで(備前×酒)
1合サイズの片口とぐい呑み2個をセットにして。
日本酒楽しむのに最適です。
大きさ:片口 13×11×8.5(縦×横×高さcm) 容量 およそ300ml
ぐい呑み 6.5×6.5×4.5(縦×横×高さcm)
4、ビンとカップのセット
焼酎を水割りにして寝かせておくのに最適なビンとカップ2個をセットにして。
焼酎以外にも水を入れて 冷蔵庫にドアポケットで冷やす事が出来ます。
ビン 8×8×26cm(縦×横×高さcm) 容量およそ800ml
カップ 9.5×9.5×7.5cm(縦×横×高さcm) 容量200ml
5、珈琲ドリッパーとピッチャーのセット
お使いの珈琲用紙フィルターのサイズ2種類に対応して
セットのサイズも、1~2人用と3~4人用の2種類ご用意しています
またドリッパーの穴の数も1つと3つの2種類ご用意しています
4つの選択肢の中から1つお選び下さい
1~2人用のセット
ドリッパー 10×11.5×7.5(縦×横×高さcm)
ピッチャー 15×9.5×9(縦×横×高さcm) 容量およそ320ml
3~4人用のセット
ドリッパー 11×13.5×8(縦×横×高さcm)
ピッチャー 17.5×10.5×12.5(縦×横×高さcm) 容量およそ650ml
穴が3つのタイプ
穴が1つのタイプ
6、フタモノ大小3個セット
味噌や塩、砂糖、梅干しなどを入れておくのに最適なフタモノを大小3種セットにして。
備前焼は釉薬を施さない為に少しの通気性があり、発酵食品にも相性が良く また岩塩など湿気で固まりやすいモノも 固まりにくいと言う性質があります。
大 サイズ11×11×10(縦×横×高さcm) 容量およそ500ml
中 サイズ9×9×7(縦×横×高さcm) 容量およそ200ml
小 サイズ 7×7×7(縦×横×高さcm) 容量およそ130ml
7、犬の置物(備前×動物)
犬は家族。
動物の置物を作っていても犬だけは犬種を求められるお声を多く頂いていました。
今回は複数の写真をお預かりし、形にしていきます。
釉薬をつけることはありませんので色は窯任せになりますが、似顔絵のように立った姿で作らせていただきます。
恒枝直豆(つねきなおと) 陶芸家
1971年 岡山県倉敷市に生まれる (本名 直人)
1995年 愛媛大学工学部卒業
1997年 備前焼作家 末石泰節 師事
1998年 備前陶芸センター
1999年 備前焼作家 佐藤苔助 師事
2001年 北海道富良野にて独立 楽葉窯と称す
2003年 第12回花の器コンテスト入選 (埼玉)
第33回全陶展入選 (東京)
第26回長三賞ビエンナーレ入選(愛知県常滑)
第78回道展入選(札幌市民ギャラリー)
以降
札幌 倉敷 富良野にて毎年個展開催
東京 松山 にて個展開催
企画展参加多数
北海道富良野にて 2001年から2016年8月まで活動
2016年 岡山県浅口市に移転
備前の土を穴窯で焼き締めた恒枝の器は、薪で焚いた時の煙の量を抑えた明るいオレンジ色が特徴。
普段使い出来るよう薄手で軽くキッチンを中心としたモノを多く作っています。
煙すなわち灰の量で器の色が決まる備前の土は、窯の焚き方で様々な色や風合いになります。
伝統的な素材ですが、普段使いできるよう心がけシンプルに使える器を目指して作っています。
加えて、ふらのクリエーターズマーケット実行委員会委員長を2005年から2016年まで就任。
年に2回程度の窯焚きを予定しています。
次回の窯焚きは2018年の1月の予定です。
普段使いの器たちは窯焚きが終わりましたら 画像を確認し複数の中から選ぶこともできます。
また製作期間中、犬の置物は焼く前の段階で一度、形の確認を取らせていただく予定です。
製作活動の状況についてはfacebookなどでご確認できます。随時ご覧ください。
FBページ:https://www.facebook.com/naototsunekibizen/
なお 今回は 画像はイメージで、実際に届くモノの色とは異なります。
あらかじめご了承いただければと思います。
これまで2001年から2016年まで備前の土を北海道富良野にて焼いてきましたが
2016年岡山に移転してまいりました。
これまで伝統とは距離を置き、素直に素材と向き合ってきました。
この素材の良さや特徴を広く知っていただきたいと言う思いと、
移転に伴って窯も改良して新設し
今後続けていく為の資金を増やす必要がある為に、
このMakuakeに挑戦をしてみることを決意しました。
皆様のご支援を心よりお待ちしております
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2017年07月28日までに支払いを完了した時点で、応援購入が成立します。
円(税込)
3,500すり小鉢 3個セット
お礼のお手紙を添えて 完成品を送ります(定価4500円の20%off)
限定30組
すり鉢の形をした小鉢3個をセットにして。
ゴマ程度をする事はもちろん、擦って和えて、そのまま食卓へ出せる形になっています。
擦る事なく小鉢としても使用できます。
サイズ 11.5×12.5×5(縦×横×高さcm)
※画像はイメージで、実際に届くものとは色合いが異なります。あらかじめご了承いただければと思います。
のサポーター
2018年01月末までにお届け予定
(更新日:2018年02月01日)
円(税込)
5,000ビアマグ 2個セット
お礼のお手紙を添えて 完成品を送ります (定価 6000円の20%off)
限定30組
泡立ちの間違いないビアマグをペア(2個)で
備前焼は釉薬を施さない為 表面に細かな凹凸がある為
必ず泡立ちが良くなります。
また 硬く焼き締まっている為、冷凍庫で冷やしても大丈夫です。
冷たいビアマグで飲むビールは格別です。
サイズ 8.5×8.5×12.5(縦×横×高さcm)
容量 およそ350ml
※画像はイメージで、実際に届くものとは色合いが異なります。あらかじめご了承いただければと思います。
のサポーター
2018年01月末までにお届け予定
(更新日:2018年02月01日)
円(税込)
8,000片口と ぐい呑みを2個セット
お礼のお手紙を添えて 完成品を送ります (定価1万円の20%off)
限定 50組
1合サイズの片口 と ぐい呑み2個をセットにして。
日本酒楽しむのに最適です。
片口
サイズ 13×11×8.5(縦×横×高さcm)
容量 およそ300ml
ぐい呑み
サイズ 6.5×6.5×4.5(縦×横×高さcm)
※画像はイメージで、実際に届くものとは色合いが異なります。あらかじめご了承いただければと思います。
のサポーター
2018年01月末までにお届け予定
(更新日:2018年02月01日)
円(税込)
8,000ビンと カップを2個セットで
お礼のお手紙を添えて 完成品を送ります (定価1万円の20%off)
限定20組
焼酎を水割りにして寝かせておくのに最適なビンと カップ2個をセットにして
焼酎以外にも水を入れて 冷蔵庫にドアポケットで冷やす事が出来ます。
ビン
サイズ 8×8×26(縦×横×高さcm)
容量 およそ800ml
カップ
サイズ 9.5×9.5×7.5(縦×横×高さcm)
容量 およそ200ml
※画像はイメージで、実際に届くものとは色合いが異なります。あらかじめご了承いただければと思います。
のサポーター
2018年01月末までにお届け予定
(更新日:2018年02月01日)
円(税込)
8,000フタモノ 大小3個セット
お礼のお手紙を添えて 完成品を送ります (定価1万円の20%off)
限定30組
味噌や塩、砂糖、梅干しなどを入れておくのに最適なフタモノを大小3種セットにして。
備前焼は釉薬を施さない為に少しの通気性があり、発酵食品にも相性が良く また岩塩など湿気で固まりやすいモノも 固まりにくいと言う性質があります
大
サイズ11×11×10(縦×横×高さcm)
容量 およそ500ml
中
サイズ 9×9×7(縦×横×高さcm)
容量 およそ200ml
小
サイズ 7×7×7(縦×横×高さcm)
容量 およそ130ml
※画像はイメージで、実際に届くものとは色合いが異なります。あらかじめご了承いただければと思います。
のサポーター
2018年01月末までにお届け予定
(更新日:2018年02月01日)
円(税込)
8,000珈琲ドリッパー&ピッチャー
お礼のお手紙を添えて 完成品を送ります。(定価1万円の20%off)
限定 50個
台形の紙フィルター(メリタ)がザックリ入ります
サイズは2種類
1~2人用と3~4人用
さらに、ドリッパーの穴の数も3つか1つからお選びいただけます。
通常のドリッパーは穴が3つの「3つ穴」ですが
リクエストから始まった「1つ穴」もご用意しています。
1つ穴のドリッパーは 3つ穴に比べて3倍時間がかかるかと
よく言われますが、そこまで遅くありません。
なので普通に落とすだけで、少しゆっくり落ちますので濃い味になります。
加えて備前はよく焼き締まっている為
通常の陶器よりも保温性があります(石と同じように)
使う前に一度 お湯をピッチャーの方へ入れ、すぐ捨てることで
ピッチャーが温まり しばらく温かいままになります
なお、備前は火にかけることができませんのでご注意下さい
1~2人用ドリッパー
サイズ 10×11.5×7.5(縦×横×高さcm)
1~2人用ピッチャー
サイズ 15×9.5×9(縦×横×高さcm)
容量 およそ320ml
3~4人用ドリッパー
サイズ 11×13.5×8(縦×横×高さcm)
3~4人用ピッチャー
サイズ 17.5×10.5×12.5(縦×横×高さcm)
容量 およそ650ml
※画像はイメージで、実際に届くものとは色合いが異なります。あらかじめご了承いただければと思います。
のサポーター
2018年01月末までにお届け予定
(更新日:2018年02月01日)
円(税込)
10,000犬の置物
お礼のお手紙を添えて 完成品を送ります。(定価12000円の15%off)
限定 50個
愛犬の画像を複数お送り頂き、その画像を元に 備前焼の犬を作成します。
焼く前に確認の画像を送り確認して頂きます
色は備前焼の色になります。薪で焼きますので 窯に任せる形になります。
サイズ
体長 およそ 10cm
※画像はイメージで、実際に届くものとは色合いが異なります。あらかじめご了承いただければと思います。
のサポーター
2018年01月末までにお届け予定
(更新日:2018年04月02日)
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「陶芸作家が作る小鉢やビアマグで、伝統工芸「備前焼」を普段使いしよう。」プロジェクト詳細ページです。