16年門外不出の秘伝、ついに解禁。

実は、店舗(ピッツェリア　ネアポリス)では16年前からすでに置いていたネアポリスだけのテーブル調味料がついに販売です。先に販売している「燻製薬味狼煙」より歴史が長いのです! しかし当初は、ただの辛いにんにく唐辛子オイル（丁寧に作っていたので確実においしかったですが圧倒的な差別化されるオイルではなかった）

その後「燻製薬味狼煙」の誕生により唐辛子には“ケムリ”をまとわせオイルには奥深さを出す為、香りがいいイタリアのキノコ、ヤマドリ茸（ポルチーニ）で“ダシ”をとり熟成、にんにくを極小の火で長時間かけてコンフィ、コクと甘味の“エキス”を抽出、熟成、これを数回繰り返し濃厚に仕上げました。

ネアポリスでは「ナポリタン」とは、スパゲティに限らずトマト料理全般に使う言葉の名称ととらえています。店名のとおり「ネアポリス」=「ナポリ」という意味。

最初はネアポリスのピザをよりおいしくする為に開発したところ「売ってくれー」との声多数!ネアポリスのテーブル調味料として16年間、お客さんによるテイスティング、そしてモニタリングを経て満を持しての商品化！

瓶デザイン

ビンに配した“小菊”はイタリアの国花であり”小菊”をイタリア語にすると、“マルゲリータ”といいます。僕の地元、豊橋にも菊にちなんだ農業生産が盛んでネポリスのお店ロゴも3つの“小菊が咲いた“トレマルゲリーテ”がデザインされています。

ゴールドスモークリング(煙の素)

オイルの上に浮遊している金の輪は、燻製したヤマドリ茸(ポルチーニ)のパウダー、スモークポルチーニ、煙の素です。使用前にフタを押さえ、よく振ってから使用して下さい。煙をまとった唐辛子　煙が見える程の余韻！嗅覚と痛覚で料理を引き立てます。

全てのナポリタンにコクと辛味、煙による深味を与える燻製した唐辛子、にんにく、ダシがきいたオイル

前回マクアケプロジェクトにて目標金額712%確得した「燻製薬味狼煙」(クンセイトウガラシノロシ)を主成分としたナポリタン専用オイル　狼煙のナポリタンZ(スモークペペロンチーノ)ナポリタンをよりおいしくする為に開発したと共に植林活動するサスティナブルな調味料です

「サスティナブル」とは?

“Sustainable” とは“持続可能”な、という意味で地球の環境を壊さず資源も使いすぎず美しい地球で平和に生活し続けること。

ネアポリスでは2009年から「薪」で焼くピザ屋を始めて「木」を燃す責任として植林活動に参加、当時はピザを焼く為だけの個別小規模の参加でしたができる範囲内で環境保護活動をしてきました。

今回はマクアケ応援購入売上金の一部で国内の植林活動団体への寄付も目的の1つとして持続可能な商品を実現しました。

第1部　ナポリタンとナポリタンZ物語

まずはスパゲティナポリタンの解説

ナポリタンと聞けば誰もが「スパゲティナポリタン」トマトケチャップで味づけされた昔ながらのスパゲティを思い浮かべると思います。

「ナポリタン」の起源

日本独自のスパゲティとされる料理でパスタの本場、イタリアナポリではケチャップをソースにしたスパゲティ料理はありません。「ナポリタン」とは「ナポリ風の」という和英語　ナポリタンの「ナポリ」はイタリアの南部、カンパーニャ州、ナポリ地区を指す言葉（僕が子供の時から憧れていた場所！ナポリ）つまりはイタリアナポリ地区ではトマトを使った料理が盛んだったためトマト料理には「ナポリ風」とされてきました。

スパゲティナポリタンの誕生

第二次世界大戦終戦後、日本でアメリカ兵がトマトケチャップをかけてパスタを食べている姿を見て日本人がアレンジしていったとされています。ではなぜそのアメリカ兵の主食がパスタだったのか?それはたまたま日本に派遣されたのがイタリア人移民のアメリカ兵だった事が要因でしょう！

「こ、これはナポリタン　運命のはじまりー！」

イタリア、トマト、パスタ、つながりますよね！　主食がパスタのイタリアルーツの人だった事、そしてそれを見た日本人料理人がインスパイアされ行動をしなければ今のスパゲティナポリタンはなかったでしょうね！

ナポリタン光と影そして・・・

その後喫茶店や洋食屋のメニューとして日本中に広まり国民食として愛されていました。1980年代を迎えるまで日本においてスパゲティといえばナポリタン。状況が一変したのはバブル時代、イタリア料理が大ブーム.ペペロンチーノ、ボンゴレ、カルボナーラ... リアルなイタリアがやってきた!

そこで多くの日本人は「イタリアにはナポリタンがない!」と知る事となる。“アルデンテ”という言葉が追いうちをかける「パスタの芯を少し残すのが本場の茹で方」と認識されるようになった。

フニャフニャのナポリタンでの食感とは真逆に近い。

こうして「ナポリタンはダサい！ニセモンイタリアン！」といった世相になっていく。ナポリタンを出す店は激減。しかし時はたちバブル崩壊後の喪失感と共に、それまでどこにでもあったナポリタンがなくなりそうになり、その当時のおじさん世代は初めて気づいた。「あのケチャップ味の炒め麺、あれこそが自分たち日本人のソウルフードだった」と...

そして2000年代半ば、昭和レトロブームと共にナポリタンが再び注目されるようになった。

なぜ今だ日本人に「スパゲティナポリタン」は受け入れられているのか？

さっきおじさんが「ケチャップ味の炒め麺」と言っていましたが、もはやこの表現はスパゲティではない！なぜならば全てはこの言葉の表現に集約されていると思う。

そぉ！ナポリタンは「焼きうどん」系列なのです！

ケチャップの濃いソースが太麺に合う　芯が残らない様な茹で方、そして炒めるという作業はまさしくもともとあった「焼きうどん」という日本郷土料理界のレジェンドと同じ作業工程！

例えば、ナポリタンはイタリア帰りのオシャレなお姉さん！焼きうどんの家に帰ってきた親族的な..弟は焼きソバ（物語が作れそぉ！）ただお姉さんは反発心が強くで"スパゲティ」と「性」をつけていますが（名のっていますが）心は日本人。列機とした日本の郷土料理。

”焼きうどんのトマトケチャップ味”となれば

世界の誰も疑問は抱かないのでは...(あくまで主観です)　まぁ、どこにも属さないミステリアスさ古さ、新しさが混在するのがナポリタンの魅力では...　　

スパゲティナポリタンに教えられた店主

店主は言う... 僕もナポリタンに似ていて、うまいピザを作るためナポリに修業して帰国。最初はナポリを気取っていたが数年後、自分は日本人だと気づく！（笑）

日本を離れ、外国から見た日本文化の素晴らしさを痛感

イタリア人になれない日本人の「良さ」をピザで表現

今ではナポリのリアルを提供するのではなく、日本人である、優位性を生かしたオリジナルピザへの追求に至った

ちなみに今回商品化した「ナポリタンZ」の「Z」は店主の呼び名「ザブロウ、ZABURO」の頭文字の「Z」ナポリタンは自分自身とかぶらせた意図があります。

「ナポリタンZ」は自分の分身

トマトが友達ナポリタンZ

もともとはネアポリスのピザをよりおいしくする為につくったオイル。その中でもピザの代表格「マルゲリータ」に合わせたレシピ。「マルゲリータ」とはトマトソース、バジル、モッツァレラチーズと、いたってシンプルなのに、飽きがこないナポリピッツアの代名詞。

このトマトソースのマルゲリータにナポリタンZをかけると理想的な味わいに！なぜならば！ピザ生地(料理本体)による「塩味」をベースにナポリタンの成分、にんにくのコク「甘味」、ヤマドリ茸(ポルチーニ)の「旨味」、スモーク香からすこしの「苦味」、そしてトマトの「酸味」が加われば人が食する物質に応して認識される感覚

「味覚」の五味が完成される！

(塩味、甘味、旨味、苦味、酸味）

ナポリタンZはあえて「酸味」を加えずに、向かい入れる設定で「友達」という選択をしました。 そうする事で、トマトの主張を多いに受け入れ馴む「五味オイル」として完成、そこに唐辛子による「痛覚」という刺激を加え、食欲を増進させます。

調味料とのコラボが得意ナポリタンZ

スパゲティナポリタンの様にトマトケチャップソース料理に直接「Z」をかけるのは基本ですが、実は調味料、日本のソース(ウスターソース)との相性もいいです。あのドロッとした成分に大量のトマトが使用されているのでソースをかける対象にコロッケ、焼きソバ、タコ焼き、お好み焼き、トンカツなどに馴染みます。ソースとのコラボは新しい発見！ソースの家に住んでいるトマトちゃん家に、仲良しZ君が遊びに来た感じ!

酸味のマヨネーズとの相性も当然料理を引き立てますし、逆に酸味の無いホワイトソースにも意外に合う。グラタンなど熱々のオーブン料理にはナポリタンZをひとかけで、湯気と共に燻製香の風味と辛味がアクセントとなり、ポルチーニのダシで料理に奥深さを与えます。いつもとは、趣向が変わるような依存性があります。

「なぜナポリタンZ」を商品化?　　　　　　

商品開発、製造所である豊橋のピザ屋、店名は「ピッツェリア ナポレターナ ネアポリス」　和訳すると「ナポリ風 ピザ屋 ネアポリス」「ネアポリス」はイタリア、ナポリの古い呼び名です。やってる事が”ザ、ナポリ”そんなナポリマニアが作るナポリタン専用オイル「ナポリタンZ」

異文化の食をとり入れオリジナリティ化を得意とする日本。代表的なのはラーメン（中国）・カレー（インド）、今では海外からそれを食べる目的として来日してくる外国人も、ナポリタンもその領域に達する日も...

時を待つのではなく、たぐり寄せる為、「ナポリタンZ」を商品化しました。

第2部　狼煙が紡ぐナポリタンZ誕生秘話

エピソード1 火災発生

前回プロジェクト内容　自ら起こしてしまった火災事故、その煙を吸ったきっかけで誕生したのが「燻製薬味狼煙」

実ははこの事故にはまだ報告しきれていない事実が...　　

衝撃的な出合い！　　　　　　　　　　　　

実はこれネアポリスの薪窯でピザを焼いた後に残る「灰」でつくったアパレル　グッズ。日本の伝統色である藍深商品。なんと、薪(広葉樹)の灰が藍染の原料となるのです。これを知ったきっかけが自ら起こしてしまった火事から始まる。なぜかというとこの火事の第一発見者がたまたま「藍染師」という衝撃的な出合い！　こんなことある！(外部煙穴から出火しているのを知らせてくれた)

あの時消防署への通報が遅れていればもっと大惨事になっていたかも...　　　　　　　その後、交流が深まりお店から出る「灰」の処理に困っている話をしたところ、　　　藍染に必要な材料ということが繋がり、お互いの意途が一致！　　　　　　　　　　　藍染師と運命的な出合いによって捨てるはずの「灰」の活用途が広がった瞬間、ピッツェリアネアポリスの「灰」を原料に安土さんの工房「藍染 Aihiraco」

エピソード2　突然の世界的パンデミック

2020年 世界的パンデミック、当然ネアポリスでも営業の自粛、従業員の解雇、今後の見通し不透明の中、「考える時間を与えられた、転機の時！」と前向きに思考を切り替えました。以前からやってみたかった畑づくり。「狼煙」の原材料‶唐辛子”とピザマルゲリータに使う”バジル”を大林農園協力の元、土づくりからスタート、

①②③畑の肥料はネアポリスから出る”くず野菜を発酵”あと藍染で使う「灰」も畑にもまきアルカリ性の土壌にして病原菌の活動を抑えて健康な植物を育てるという「ネアポリスの土」をつくりました。

④自分の店から出る捨てるはずの物を畑の肥料(土)にし作物を育てる。それが商品となりお金となる(一部は植林活動へ)一連の作業を莫大な時間を使って体現してみたらすごく感慨深い、いい経験をした...あれ!これもしかして...

エピソード3 気づき!

あれ!これもしかして... サイクルしてる…再利用..寄付、木が育つ、ピザを焼く...　　　SDGsじゃん!　いそいで図でまとめてみた

『炎』このサイクルはまずピザを焼く炎から始まります。

『煙』炎と同時に発生する煙で、日本古来、食品保存技法、燻製商品をつくる。

『灰』薪が燃えきった後には灰となりますがネアポリスでは2つの活用　　　　　　　①畑に撒き土壌改良しバジル(ピザマルゲリータに)、唐辛子(ノロシ)を作る。　　　　　②日本の伝統繊維染色技法「藍染」の原材に。

『森』薪一本から発生する炎・煙・灰を商品化、売上の一部を植林活動。植樹、保全して森を育てる。そして必要な分だけ薪として購入。

4文字熟語つくってみた！木（薪）を採って森を生む。

小さなピザ屋が挑む

大きな挑戦（プロジェクト）

使い切るだけではなく育てるまでを。

ネアポリスは自然と共に歩んでいきます、

狼煙　リニューアル＆スペシャルパッケージ

燻製薬味狼煙クンセイトウガラシ

狼煙のナポリタンZの主成分（フレークタイプ）燻製薬味狼煙「スモークペペロンチーノ」から「クンセイトウガラシ」の日本語標記に変更しました。 (サンショウ、ショウガは削除、トウガラシのみの販売)パッケージも缶の金色を活かした透かしレッドをつかい煌びやかな仕上がりに　中身の唐辛子にはより”煙”を纏せ主役(料理)をより引き立たせる名脇役、薬味がパワーアップしてリニューアル！販売開始から3年、店のテーブル調味料として6年、リピート続出！生の声では「他にない、おいしい」「辛いベーコンみたいに美味しい」「お土産用として」「スモーク香がすんごい」「いろんなものにふりけている」なぜこんなにも料理に馴染むのか?多分、日本人だからです！はぁ?　昔、日本ではどの家にも囲炉裏があり熱と同時に煙を纏せる調理法があったり、ほとんどの日本人は小さい頃から味噌汁を飲んで育っていますね！ダシに使われているカツオ節です。カツオ節は燻製されてますよね。 知らず知らず意識もせず「煙」を摂取しています。いわば燻製は日本人のDNA！本来は食材保存の為の行程ですが煙を入れると食材を引き立てる奥深さを与えます。

燻製薬味独煙 SHOGUN(将軍)　徳川家康バージョン

狼煙(ノロシ)とは煙で知らせる合図の行為で日本ではノロシ＝戦国時代をイメージされるのでは！そこで、戦国武将の1人徳川家康でお馴染みの家紋「三つ葉葵」をボディーに配したデザインは「SHOGUN」と命名。　名の持つ力とともにオリジナル(赤缶)より戦(いくさ)の”煙”を感じるのでは...この燻製薬味狼煙SHOGUNの目的はただ1つ!主役を引き立てる唐辛子の薬味として天下を統一することであるのじゃー!　　　　　　　　　さぁ料理ををよりおいしくするのじゃーノロシを上げろーいざ出陣じゃー!　　　　　　今後、御当地に合った武将をモチーフとした狼煙缶を販売予定。、薬味界の天下をとる！

使用例

辛いもの好きには、豚汁・パスタ・牛丼などに一味や七味唐辛子を欠かさないと思いますが、それを「狼煙」に替えると、辛味に加えて燻製香が広がり、いつもの辛さとの違いに驚くでしょう！

基本的には温かいスープやソースに本領発揮！
スモーク香が湯気に包まれて「ぼあぁ」と広がります。特にあっさり系のうどんや和ダシベースでは、燻製香が際立ちます。

シーン別の使い方

「平日の手抜きランチがご馳走に」

「BBQで使えば主役になれる」

「晩酌のお供に一振り」

個人的趣向ですが、クリーム系との相性が抜群。
クリームスープ、クリームシチュー、シーフード味のカップ麺、パスタカルボナーラ、豆乳やとんこつのクリーミー系鍋など…
そこに“クリーミースモーク”が加わると、新しい世界が広がります♡

よくある質問

Q. 辛さは強いですか？
A. 仕上げ量で調整可能です。香りとともに“後を引く”設計。少量からお試しください。

Q. 子どもでも大丈夫？
A. “皿の端で試しがけ”から。香り主体で量を控えればお楽しみいただけます。

Q. パスタ以外にも使えますか？
A. トマト料理全般、グラタン、肉・魚、ポテサラ、スープ、和食にも好相性です。

Q. スモークの金色の粒は何ですか？
A. スモークポルチーニ由来の“ゴールドスモークリング”です。品質に問題はありません。使用前によく振ってお使いください。

Q. 保存方法は？
A. 直射日光・高温多湿を避け常温で。開封後はお早めにお召し上がりください。

資金の使い道

①国内の植林活動団体に寄付　

育った木を「薪」として購入し「狼煙シリーズ」を作製

②狼煙のナポリタンZ、スモークペペロンチーノに続くナポリタンシリーズ第二段　　「粉チーズ」の作製　　　　　　　　　　　　　　　　　

ナポリタン専用の「粉チーズ」やはりナポリタンには「辛いオイル」と「粉チーズ」がよく似合いますね。是非作らせてください！

プロジェクト実行者

小学生の頃、兄の影響でサッカー好き！１９８６年ワールドカップ・メキシコ大会で、アルゼンチン、マラドーナのプレーを見た衝撃！当時 マラドーナが所属していたイタリアのチーム”ナポリ”を意識し始める、弱小チームのナポリを優勝に導いたマラドーナ。そんなスーパースター の言葉で「大事なのは想像力」 に影響され空想するのが好きだった少年時代。その後、空想を形にする為、デザインの勉強をし、そして「食」の世界へ。憧れのナポリでピッツァとイタリア文化の修行へ。このピッツァという強烈な郷土料理そしてそこで暮らす人々の郷土愛に感銘（今の豊橋愛のきっかけ！）そして小学生の頃空想していたものが形となったピッツェリア ネアポリス」を開店。