日常では猫のくつろぎスペースとして、非常時には避難できる「いつもの場所」に。
「どこでもネコハウス」は、災害と日常をつなぐ、猫にとっても飼い主にとってもやさしい防災のかたちです。

猫はとても繊細で環境の変化が苦手な子が多いため、いざという時のためにも、普段から慣れた空間で過ごしておくことが重要です。
近年では、防災グッズを日常の中で使いながら備える「日常備蓄」が主流になりつつあり、猫との防災も同じように考える必要があります。

　　そのため、「どこでもネコハウス」は、

　　にこだわり、

　　普段使いしやすいことを第一に設計しました。

このハウスがあることで、「いざ」という時にも焦らず、スムーズに愛猫と一緒に避難できる。
そんな毎日が、少しずつでも当たり前になっていくことを願っています。

他にもあんな機能こんな機能

・通気性も目隠しも「二重カーテン」

・両サイドの大容量メッシュポケット

・日常使いしやすいリビングになじむカラー

・ハウスの底に敷く「ふかふかマット」

実際の使用シーン

想定される使用シーン６選

リビング設置例

どこでもネコハウス
開発ストーリー

2018年の大阪北部地震（震度6）を経験し、私は初めて「猫と一緒に避難する現実の厳しさ」に直面しました。

市販のケージもいくつか試しましたが、どれも「普段使いには不向き」「非常時に持ち出しづらい」「猫が入りたがらない」といった問題ばかり。
「日常的に使えて、いざという時にそのまま持ち出せるケージがあれば…」そんな思いが、ずっと心の中に残りました。

その後も保護猫活動を続ける中で、多くの飼い主さんが同じような悩みを抱えていることを知りました。
「ケージを嫌がる」「お世話のたびに脱走しそうで怖い」「備えたいけど置き場所がない」――そうしたリアルな声に後押しされ、“猫と人の防災に本当に必要なもの”を一から作ろうと決意しました。

試作を重ね、改良し、使ってくれた飼い主さんたちの声を取り入れてたどり着いたのが、この「どこでもネコハウス」です。

利用方法・操作方法

どこでもネコハウスのたたみかた

※購入者様にはQRコードで詳しいたたみかた解説を致します。

仕様

FAQ

Q. 初期不良を見つけた場合はどうすればいいですか？
A. 商品到着後14日以内にマクアケのメッセージ機能からご連絡ください。状況を確認のうえ、交換など適切に対応いたします。

Q. 脱走が心配です。
A. 猫が内側から開けられないロックファスナーや、よしよし小窓など、脱走への配慮を重ねた設計です。

Q. 耐久性はどうなんですか？
A. 本体の素材はしなやかで丈夫なものを厳選し、第三者機関の強度検査で高い数値を記録しました。しかし、同時に持ち運びのために“軽さ”“薄さ”も追及していますので、爪で穴が開いてしまう場合もあります。その際は補修パッチで塞いであげてください。

Q. 折りたたみ方が難しいと聞いたのですが？
A. 展開は簡単ですが、折りたたみにはコツがあります。最初は慣れるまで苦労するかもしれませんが、できるようになると達成感あります！購入者様向けに折りたたみ解説のQRコードを付属しますので、愛猫さんのためにもマスターしてくださいね。

Q. 猫が中に入ってくれないことはありますか？
A. ほとんどの子（特に若い子）は展開した途端に入ってくれますが、中には警戒する子もいます。普段から設置しておき、ベッドや爪とぎ、お気に入りの毛布を入れて慣れるまでじっくりと待ってあげてくださいね。

Q. どのくらいの大きさの猫まで入れますか？
A. 成猫2匹＋猫トイレが入るゆったりサイズです。ただし大型の猫さんや、特大トイレを設置する場合は1匹のみで入る方がいいと思います。

Q. 車中避難にも使えますか？
A. もちろん可能です。ただ、折りたたんで車に常備しておくだけでなく、普段からお家で使い慣れておくことで、いざという時にも猫が落ち着きやすくなります。

Q. 避難所でも使用可能ですか？
A. はい、折りたたんでコンパクトに持ち運べるため、避難所でもご使用いただけます。展開すれば猫がゆったりと過ごせるスペースが確保でき、まわりの環境に過剰に反応せずにすむよう工夫されています。また、側面の「よしよし小窓」から手を入れてお世話ができるため、スペースが限られる避難所でも使いやすくなっています。事前に必ず自治体の避難所ルールをご確認ください。

Q. スチール製のケージのほうが丈夫だと思うんですが？
A. スチール製のケージは確かに頑丈ですが、重くて持ち運びが難しく、災害時や避難時の使用には不向きな面もあります。
「どこでもネコハウス」は、軽量で折りたたんで持ち出せることを最優先に設計しており、災害時にスムーズに避難できるよう工夫しています。避難所にケージが備蓄してあるところはごく少数です。スチール製のケージが届くまで（およそ数週間）のつなぎとして役立てると考えています。

Q. 中に猫を入れたまま運ぶことは可能ですか？
A. 「どこでもネコハウス」はあくまで据え置き型の猫用ハウス・ケージとして設計されています。そのため、猫を入れたまま持ち上げて運ぶことは推奨しておりません。
底部の構造が運搬用に作られていないため、移動中に猫が不安定になったり、ハウスに負担がかかる可能性があります。

Q. セパレートカーテンはハウス内を完全に分離できるのですか？
A. セパレートカーテンは、空間をゆるやかに仕切ることを目的としたもので、完全に密閉・分離するものではありません。
猫同士の視界を遮ったり、トイレとくつろぎスペースを分けたりするのに役立ちますが、脱走防止や完全な隔離を目的とする構造ではありません。
必要に応じて、カーテンは取り外してご使用いただけます。

Q. 洗濯や丸洗いはできますか？
A. ハウス、トイレ共に本体は丸洗い非推奨ですが、拭き取り可能な素材を使用しています。

Q. 発送はいつ頃になりますか？
A. プロジェクト終了後、量産・検品を経て、早ければ10月中を予定しています。万が一遅くなっても年内にはお届け致します。詳細なスケジュールは活動レポートでもご案内します。

スケジュール

リターンについて

実行者紹介

はじめまして、防災士として活動している伊藤です。
奈良県を拠点に、保護猫たちと暮らしながら、猫用品専門ブランド「ナラネコ」を夫婦で運営しています。

夫婦二人なので私たちの作る商品は多くありません。でもその分、ひとつひとつに時間をかけて、猫と暮らす中で本当に“必要だと思ったもの”だけを丁寧にかたちにしています。
「猫の防災」等、大手企業が手を出さないようなニッチな分野だからこそ、猫と人の「ちょっと困った」に寄り添えるものづくりができると信じています。

ナラネコのはじまりは、保護猫カフェでボランティア活動してるときに生まれた「キャットタワーリペアロープ」で、現在もたくさんの猫さんと愛猫家さんに使っていただいています。

猫のための防災グッズも人気で、その中でもとりわけ折りたたみ猫用トイレ「どこでもネコトイレ」がご好評いただいています。

これからも「猫と人の暮らしに本当に必要なもの」を、ひとつひとつ、ていねいにかたちにしていきます。
大きなことはできませんが、猫と暮らす中で感じる小さな不便や、声にならない“困った”に耳をすませて、猫たちにとって本当に心地よい未来をつくっていきたいと思っています。
この取り組みに少しでも共感いただけたら、とても嬉しいです。どうぞ応援よろしくお願いいたします。

余談ですが、ナラネコのロゴマークについて

向かって右の耳は「サクラ耳」になっていて、おでこの部分はよーく見ると富士山になっています。日本の猫ブランドということで富士山でハチワレを表現しています。ハチワレは我が家の二番目の保護猫“もっち”を表していて、この子は人間の大人にも子供にも、そして大人猫・子猫にも分け隔てなく優しくてみんなから愛されています。そんなブランドになりたいし、そんな製品を作りたいという想いが込められています。