IBC公認のコーヒー鑑定士とは実は―成田珈琲の代表取締役！

成田珈琲では常日頃からトップ自身がテイスティングを行い、本物のコーヒーと認めたものだけを提供することにこだわっています。

ブラジル～中南米でのコーヒー武者修行を経て

2年余りの期間、ブラジルをはじめ、中南米での武者修行。

コーヒーの品質鑑定を覚えるのにはコーヒーの産地へ出向くのが一番だと1983年にブラジルに渡り、当時ブラジルでも評判の高かった一流のコーヒー鑑定士(クラシフィカドール)達に師事し、基礎から徹底的に叩き込まれました。

1984月にIBC(ブラジル政府商工省コーヒー院)公認のコーヒー鑑定士に合格

ブラジルに渡り1年が近くなった頃、資格試験を受けてみたくなりました。
サンパウロの日系人の方のお家に間借りし、3か月間、商工省コーヒー院に通います。
毎日毎日2時間の農学博士の講座、2時間の生豆鑑定、2時間のテイスティングの繰り返しです。
まわりはブラジル人ばかりで会話も講義もポルトガル語。
お互いの意思が通じずトラブルになった事も1度や2度ではありません。
そんな環境の中、1984年にIBC(ブラジル政府商工省コーヒー院)公認のコーヒー鑑定士にみごと合格しました。

古き洋食屋のカレーをテーマにしたい！

味へのこだわりは人よりも強いかもしれません。
カレーは日本人にとっては幼い頃から慣れ親しんだ国民食とも言える存在。
名店のカレーも、母親が作るカレーも、どちらも良し悪しの判断は出来ません。
ただ、母親のカレーはそれぞれの家庭で味は全く違うといっても過言ではなく、「母の思い出」を表現するのは難しすぎます。

そこでテーマにしたのは「古き洋食屋のカレー」。
しかし、こだわり過ぎてスパイスのブレンドから始めるとコーヒーの鑑定に必要な嗅覚への影響が懸念される為、優秀な食品メーカーの研究員の皆さんとコラボする事になりました。

今回のカレーの主役となる希少性の高い、白いかぼちゃ「銀馬車かぼちゃ」

明治・大正期に兵庫県の但馬と播磨を結んだ日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」。
まるで銀鉱石のような外観の白い白皮かぼちゃを「銀馬車かぼちゃ」と名付けました。

このかぼちゃは貯蔵期間の長いかぼちゃで、収穫して1ヶ月を過ぎると、どんどん甘くなります。
皮は固いのですが、メロンのような甘い香りで、スイーツのような「銀馬車かぼちゃ」です。

日本遺産「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」

出典：「西光寺野普通水利組合耕地整理組合事業」大正4年(1915年)

明治 9 年(1876 年)に、フランス人技師の設計により高速産業道路として建設されました。
飾磨津(姫路市)から鉱山都市として栄えた生野(朝来市)に至る「銀の馬車道」(正式名：生野鉱山寮馬車道)と生野から神子畑(朝来市)。
明延(養父市)、中瀬(養父市)の各鉱山群が点在する地域へといざなう「鉱石の道」が日本遺産を構成する主な歴史文化遺産です。　

神河町の山名町長も銀の馬車道カレーの開発に賛同

神河町の山名町長は、色々な会合に顔を出しては神河町のイベントや名所、名産品を積極的にアピールする敏腕の広報マンです。その真面目な性格はいろんな懇親の場でも変わらず、神河町を発信する事は忘れません。

山名町長とはお互い車が好きで車談義に花が咲くのですが、そんな趣味からでもLa Festa PrimaveraやCOPPA DI HIMEJIといったクラシックカーラリーのルートを神河町に誘致し、多数のギャラリーを呼ぶとともに神河町の知名度向上に寄与しています。

そんな山名町長と話が弾んだのが、この「銀の馬車道カレー」です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

神河町　山名町長より

神河町　山名宗悟氏

神河町長の山名宗悟です。
この度は成田様と日本遺産に認定されている銀の馬車道・鉱石の道の賑わいづくりで地域で栽培がされている銀の馬車道かぼちゃを使った面白いもの作れたら良いね。
との話が盛り上がり完成した「銀の馬車道カレー」を是非多くの方々に食べていただきたいです。併せて銀の馬車かぼちゃで地域活性につながれば最高です。
私も応援しています。よろしくお願いいたします。

歴史ある銀の馬車道をイメージしたレトロなパッケージ

若き日本が挑んだ前人未到のプロジェクト「銀の馬車道」。
「殖産興業」を国策に掲げた明治新政府が産業を支える新たな物流手段の確立であるとともに、日本で初めて築かれた高速産業道路である「銀の馬車道」は、先取先進で時代を切り拓いていくという、その後のわが国の姿勢を指し示し体現するものでした。

時代を全力で駆け抜けた人々の輝きを、時を超えて現在に伝えていきたいです。

素晴らしい日本遺産である銀の馬車道を全国に広め、地域振興に貢献したい、レトロなパッケージにはそんな思いを込めました。

コーヒーのコクを極めたプロだからこそ生み出せたカレー

カレーはルーの色が濃いので材料の良し悪しの判別がつきにくくなります。
コーヒーも同様なのですが、濃い液色のものは品質を誤魔化しやすくなります。
そうかと言ってそんな事をしてしまえば、コーヒー鑑定士の名が廃ります。

しっかりと素材の味を生かし出汁作りを大切に、との思いからスタートしました。

生のまま食べられるほどに甘い淡路島の玉ねぎ

カレーの試作は最初、成田珈琲のテストキッチンで始まりました。どんな素材を使えば、どんな味になって行くのか試行錯誤の繰り返しでした。
淡路産玉ねぎを使ったのは、世間での評判の高さからですが、ある時社員がコストダウンの観点から内緒で普通の玉ねぎを使用してカレーを作ったことがあります。

しかし黙って出されてもそれは試食すれば一目瞭然でした。

その日からは淡路産玉ねぎの使用を必須条件として決定する出来事になりました。

存在感のある大きな銀馬車かぼちゃと後味スパイシーなカレーが絡まり、食べ応えがありつつも奥深い味わいに

カレールーは淡路産玉ねぎに加え、トマトペーストやりんごをベースに、食べ始めはフルーティーで酸味や甘みを感じられるように作り上げました。そして後からほどよいスパイシーさが感じられるように、生姜や香辛料を調合しています。

そこにほんのり甘味のある銀馬車かぼちゃが入る事によって、味わい深い古き洋食屋のしっとりとした雰囲気が想像できるような、そんな味わいになりました。

メーカーとの試行錯誤が続いた

自社開発したカレーはあくまで手作りで出来るレシピに過ぎません。
おいしいカレーは出来ましたが、これを広める事はなかなか難しいだろうと思いました。

どこか、このカレーをレトルトにしてくれるメーカーはないだろうかと悩んでいた時、手を挙げてくれたメーカーがありました。作ったカレーとレシピを渡し、これと同じ物を作って欲しい…無理な注文とは思いながら期待に胸を膨らませながら、その時を待ちました。

何回試作をしてくれたでしょうか。もう覚えてもいませんが、「違う」「そうじゃない」「もう少し甘味が」手作りで少し作るのと、メーカーの設備でレトルトを作るのとでは、そもそも同じ物が出来るはずもないのです。
それを何とかして欲しいとお願いするほうが無理なのでしょうか。メーカーさんの工場に出向き、工程の説明を受け、研究室の方と意見を交わしながらの作業が続きました。それでも思ったようなものは出来ず、苦戦の連続でした。

メーカーさんもいよいよギブアップか、「これが最後の提出になるかも知れませんが、食べてみてください」
最後の試食かと思われた瞬間「お、おいしい！」間違いなく誰にでも自信をもっておすすめできるカレーが完成したのです。

創業100年に向けての違いのわかるこだわり商品

私達は世界遺産姫路城の城下に位置する小さなコーヒーロースターです。
小さいながらも間もなく創業100周年を迎えようとしています。

初代から脈々と続く品質へのこだわり。本当においしいものは人を笑顔にする、幸せな時間を共有できる、そんな思いで商品をつくってきました。
商売としては下手かもしれません。
しかし、おいしいもので世界を埋め尽くしたい。
それが私達の生き甲斐なのです。

カレーと一緒にコーヒーもぜひお楽しみください！

アマレッツァ・フェリーチェ

ICT(国際カフェテイスティング競技会)にて、2019年兵庫県で初めて金賞を受賞した弊社自慢のブレンドコーヒーです。
イタリア語でアマレッツァは苦味、フェリーチェは幸せを意味します。

ゆっくりとした時間を過ごしていただきたいという思いから名付けました。

特定原材料8品目：該当なし

＃ビタモカ

前回のMakuakeプロジェクトでご盛況いただきました、今までのモカのイメージを覆す味わいの実現に成功したブレンド。
カップに注ぐと華やかで甘いモカの香りが広がり、口に含むと香りの印象と異なるしっかりした苦味を感じます。モカの甘酸っぱさは控えめに、後引く苦さもなくほんのり甘い味わいが舌の上に残ります。

苦いコーヒーを飲みたい女性はもちろん、華やかな香りを楽しみたい男性やこれまでになかった新しい味わいを求めている方など、コーヒーが好きな方全員におすすめしたい一杯です。ぜひどうぞこの機会に一緒にお楽しみください！

特定原材料8品目：該当なし

銀の馬車道カレー

名称：野菜カレー
原材料名：野菜・果実（かぼちゃ（兵庫県産）、玉葱（淡路島産）、りんご）、カレールウ、チャツネ、発酵調味料、ウスターソース、甘味果実酒、カレー粉、トマトペースト、チキンエキス、香辛料、バター、ブイヨン、食塩／カラメル色素、増粘剤（加工デンプン）、調味料（アミノ酸等）、酸味料、香辛料抽出物、香料、（一部に乳成分・小麦・落花生・大豆・鶏肉・りんご・牛肉・ゼラチン・豚肉を含む）
特定原材料：一部に乳成分・小麦・落花生を含む
本品の製造工場では、特定原材料のうち、えび・かに・小麦・乳・落花生を含む製品を生産しています
内容量：200g(1人前)×10個
賞味期限：パッケージ底面に記載
保存方法：直射日光を避け、常温で保管してください。

おいしい料理に満足して最後にでてきたコーヒーこそおいしいコーヒーであってほしい。私たちが追い求めているのは、そんな”世界一おいしいコーヒー”。

コーヒーという木に生る熟した果実から取り出した「種」を乾燥させて「生豆」という原料として私たちの手元に届きます。

「焙煎」→「ブレンド」→「粉砕」→「抽出」と形を変えていきます。

元が木の実だったことは知らなければ全くわからないです。つまり形を変えていく毎に本来の品質を見極めることは難しくなるのです。

だからこそ私たちの責任は重く「おいしい」を追い求めなければなりません。

どんなにカタチを変えても、目には見えなくても。私たちの珈琲は品質とおいしさを守り抜いた自信作です。

成田珈琲本社内に併設された珈琲工場

1927年、成田澤治商店として創業した成田珈琲。

おいしいコーヒーを通じて人と社会にやすらぎと笑顔を提供し、「満足の大輪」を咲かせます。

私達が「本物の本質」、商品品質・サービス品質に徹底的にこだわり、おいしさを追求することは、これまでも、そしてこれから先も、決して変わることはないのです。

成田珈琲株式会社

オフィシャルサイト

https://www.narita-coffee.jp/

オンラインショップ

https://www.narita-coffee.co.jp/

楽天市場店

https://www.rakuten.ne.jp/gold/terry-coffee/