北海道の原料だけ。

とってもクリーミーな

”道産子チーズケーキ”ができました。

さて、ここで問題です。

このコクとクリーミーは、あるものが入っています。それは一体なんでしょう？

答えは、

すいません、びっくりしましたよね（笑

はじめまして。漁師の嫁 舘岡志保です。

東京生まれ東京育ち。看護師としてバリバリ働いていましたが、

漁業に興味があり、漁師と結婚。

今は八雲町で「漁師の営業」と「商品開発」をやっています。

夫です。

北海道噴火湾鮮魚卸”龍神丸”代表です。

このたび、夫婦で、

「魚離れ」に待ったをかけたい！

”さかなスイーツ”にチャレンジしています。

なぜ、白子？なぜ、魚？ですよね？

きっかけは、たらの白子を食べている時に、

”この「コク」と「クリーミー」は、生クリームに似ている！”

とひらめきました。

これをスイーツに生かすことはできないか、と思い、チーズケーキの試作を始めました。

たらの白子は、北海道だから、新鮮で生で食べることができます。

スイーツにすれば、小さな子どもからお年寄りまで魚食普及に繋がるのでは？！と思い、早速試作。コク・クリーミーさは、ばっちり！

しかしながら、魚の臭さが課題でした。

何度も試作を繰り返して、諦めかけていたところ、

いつも魚を仕入れてくれている東京：恵比寿のビストロダルブルの無藤シェフから、レシピ協力の申し出が！！

シェフならではの小技をきかせてもらい、魚の風味を活かした

とってもクリーミーなチーズケーキができあがりました。

さらに、原材料も北海道産にこだわりました。

地元八雲町 松永さんの平飼い卵。

餌に北海道米を使っているため、自然なレモンイエローの黄身が特徴です。

同じ八雲町にある、服部醸造さんの麹も隠し味で入っています。

「麹には、食材の旨味を引き立たせ、

食感を柔らかくする効果もあるんですよ」（服部醸造さん）

麹のおかげで、チーズケーキが奥深い味になりました。

さらに、隠し味に、北海道網走産の「しじ美醤油」も。

白子は、今回はスケトウダラの漁期が終了したあとの発案だったため、函館の鮮魚店 小西鮮魚店のご協力いただき、真鱈の白子を使用しました。

（小西鮮魚店 小西さん）

砂糖も、北海道産のてんさい糖を使い、

”オール北海道産”チーズケーキになりました。

たくさんの方々にお世話になってできたチーズケーキですが、

お味の方は・・・・。

「隠し味の麹がきいていて、旨味がすごい！」

「日本酒との相性がハンパない！！！」

「子どもがばくばく食べる。うちの子は魚は食べないのに、

このチーズケーキはものすごく食べるんです。

子どもと奪い合いながら、食べました！（笑）」

と、嬉しい声をたくさんいただいております。

たらの白子を入れることで、これまでにない「コク」を出せたと思います。

みなさまのおかげです。

添加物などは一切使っていないので、冷凍でのお届けになります。

このチーズケーキで、皆さんが笑顔になってくれたらいいな、と思います。

今、「魚離れ」が進行しています。平成９年から19年までの１人１日当たりの魚介類と肉類の 摂取量を比較すると、魚介類の摂取量は減少傾向にある一方、肉類の摂取量は横ばいであり、 18年にはついに魚介類の摂取量が肉類を下回りました。これを年齢別に比較すると、すべて の世代で魚介類の摂取量が減少しており、１～19歳では魚介類の摂取量が２割以上、30～49 歳では３割以上も減少しています。他方、肉類の摂取量はすべての年代で増加しており、１ ～19歳、30～49歳では１割以上増加しています。

さらに、子どもが海や魚と触れる機会が減少しています。これは、獲れたての鮮度の良い 魚のおいしさやさばき方を知る機会が減少し、魚や生産者とのつながりについて知る機会が 減少することを意味します。こうしたことも魚離れに拍車をかけていると考えられます。 今後このような状況が続けば、国内で持続的に活用でき、国民に安定供給できる水産資源 の利用度が低下し、長期的には、持続的な発展を目指す水産業への影響も懸念されます。（水産庁ホームページより）

漁師の仕事は、魚を獲ることだけではありません。

海を守ることも仕事です。

水産業はとても厳しい状況にあります。漁獲量は年々減っており、数年後には日本の魚はなくなるとまで言われています。温暖化の影響や、今まで漁師たちが乱獲していたことも要因としてあります。とにかく一度海を休ませないといけない状況にまできていますが、そうすると漁師たちは収入がなくなります。漁師がいないと日本の魚は食べられませんから、どう収入の仕組みをつくっていくのかが水産業の課題になっています。

漁師の元へお嫁に来る人がなく担い手がいなかったり、来ても共働きで忙しく、少子高齢化が進んでいます。親も子どもに大きくなったら漁師になりなさいというより、安定した職業に就いて欲しいと思う状態です。

けれど、水産業に携わる人たちはとても人間味があって温かく、1日1日を生き切っているように感じます。漁師という仕事は次の日帰ってくる保証がありません。実際に亡くなっている方たちがいるように、夫も見送った次の日は帰ってこないかもしれません。だからでしょうか、漁師たちは日々たわいもない話をしながら飲んで、思いっきり喧嘩してぶつかって、でも翌日には笑いあって仲良くなる。そんな今を生きる漁師たちの姿は頼もしく、こんな風に人間らしく生きたいと思っています。

私は消費者側と生産者側の両方の立ち位置がわかるので、つなぎ役のようなポジションになれます。漁師である夫にも、飲食店や生活者はじめ、魚を取り扱ってくださる方々とのコミュニケーションをとるよう伝えています。漁師は一生懸命獲った魚がどうなっているのか、その反応や評価が見えないんですね。直接お店に行って、料理人が丁寧に魚を扱い、お客様が喜んでいる姿を見てから、夫が劇的に変化し、人々や海や魚に感謝と喜びが生まれ、魚を丁寧に扱うようになりました。

魚のおいしさ、漁師の魅力をより多くの人たちに知ってもらい、次世代に誇れる水産業を残していきたいです。

スイーツだったら、年配の方も、小さな子どもも、魚を食べやすいと考えました。

今後も魚介を使ったスイーツを開発し、海や魚、漁師の魅力を伝えていきたいと思います。

子どもたちに胸を張れるような水産業を残したいと思っています。

みなさまの応援、お願いいたします。

リターンについて

チーズケーキには、下記材料が含まれております。

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卵 ・乳・（一部に乳成分、卵、大豆を含む）日本酒

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道産子チーズケーキ（小）

１〜２名様でお召し上がりください

道産子チーズケーキ（大）

３〜４名様でお召し上がりください

資金の使い道

実は、今、次のおさかなスイーツの試作にも取り組んでいます。

なので新商品開発のための資金として使用する予定です。

また、八雲町食材の素晴らしさを拡げるためのイベント資金や

海をきれいにするためのビーチクリーン活動にも使用したいと思います。