ストーリー
今回のプロジェクトについて
カップのデザインをネットで公募し、最優秀デザインを、東が作った桐のカップに仕上げ、伊藤が漆を塗る。両者の技を組み合わせたカップ「初根」が11月に誕生した。
ー極限まで薄く仕上げた桐のカップは驚くほど軽く、そして丈夫。
ー幾重にも漆を塗り重ねて仕上げた。
ー木は熱伝導が低いため持ちやすく、冷めにくい
ー幾重にも塗り重ねて仕上げられた漆は使うほどにツヤを増し、擦れ摩擦による 朱の上塗りからのぞく中塗りの黒が味わい深い塗り肌を出現させる。
ー女性塗師が作っている。
プロジェクトの詳細
○実施したいこと:【根来塗りは「用の美」使いやすく丈夫で美しい、使い込むほどに味わい深くなり、自分で美しく育てていくのが楽しくなる漆器。この魅力を発信し、制作と技の継承に使う工房を構え、根来塗りを地場産業として復興させる拠点にしたい】
伊藤はこのカップ「初根」を入り口として、全国へ根来塗りの魅力を発信したいと考えている。その拠点となる工房を、根來寺の側に構えたいと考えている。工房では、作品の制作に加え、体験教室も開催。手仕事でしか生み出せない、ここでしか作れない技を次代に伝えようと考えている。
根来塗りの取り扱いについて
・熱いものを直接入れることができる。
・洗剤等で洗うことができる。(柔らかいスポンジで洗ってください)
・酸等にも強く、酢を使う料理にも気にせず使用できます。
・洗った後は布(普通の布巾)で拭きあげてください、美しい景色が表出します
丈夫で使いやすく、「用の美」を追求した漆器根来塗りは一生使いの器としてご愛用していただけます。普段使いの手ずれさえも美になる、使うことにより完成する漆器こそが、本物の根来塗りと考えています。
クラウドファンディングに至った経緯・背景
和歌山県岩出市にある新義真言宗の総本山、根來寺に古くから伝わる朱漆器「根来」。強靭な木地は長年の用に耐え、幾重にも塗り重ねて仕上げられた漆は使うほどにツヤを増し、擦れ摩擦による朱の上塗りからのぞく中塗りの黒が味わい深い塗り肌を出現させる。
輪島塗、会津漆器、紀州漆器と日本三大産地の起源はいずれも根来塗りと考えられ、豊臣秀吉の紀州征伐で職人達が根来から全国へ移り住み、それぞれの地で漆器文化を開花させた。
その歴史ある伝統と技を受け継ぐ一人が、職人歴24年の女性塗師・伊藤惠。今回、和歌山に伝わる伝統工芸品、紀州箪笥を手がける伝統工芸士・東福太郎とコラボレーションした。
「木の国」と表される紀の国・和歌山で古くから造られてきた紀州箪笥は、桐の木を基本に、伸縮や狂いが少なく、火災からも「身を焼いて中身を救う」と言われる。東はこの技を生かした雑貨を制作し、平成29年度には「レクサス ニュー タクミ プロジェクト」の和歌山県代表に選出されている。
紀州箪笥の伝統工芸士とコラボレーションした作品で、根来塗りを全国に発信し、工房開設に向けた活動資金を調達したい、その想いで今回の企画となった。
リターン一覧
「初根」¥18,000 ・朱×ダークグレイ 20個限定
根来塗り4点セット¥30,000 (カップ・ソーサー1・マドラースプーン1・フォーク1)
・朱×ダークグレイ 5セット限定
(敷台は参考出品)
「初根」漆器本格仕様 ¥30,000 5個限定
「初根」ツートンカラーカップセット ¥35,000 5セット限定
(敷台は参考出品)
「初根」¥18,000 ・黒×ダークグレイ 10個限定
根来塗り4点セット¥30,000 (カップ・ソーサー・スプーン・フォーク)
・黒×ダークグレイ 5セット限定
資金の使い道
集まった資金は根来塗りの事業化に向けた費用に充てさせて頂きます。
根来塗りの魅力を発信し、制作と技の継承に使う工房を構え、根来塗りを地場産業として復興させる拠点にしたい。
実行者紹介
伊藤 惠
和歌山県出身。奈良芸術短期大学卒業後、海南市立第三中学校美術科講師、岩出市根来塗り指導者育成講座を経て指導員になる。現在は根来塗り作家として活動中
コメント
このプロジェクトを始めて、私の根来塗りへの気持ちが益々深まりました。以前から根来塗りは丈夫で美しく使いやすい、だから使って頂いたら良さが分かって頂ける、真面目に丁寧に作品を作る、それが私のプライドでした。それは当然ともいえることです。このプロジェクトに参加させて頂いて、東さんを始め、多忙にも関わらず皆が私(根来塗)のために尽力してくださいました。数ヶ月本当に大変でした。それでも私自身がとっても素敵な幸せな気持ちでいっぱいな時間でもありました。こんな素敵な仲間と作り上げた作品です。皆に作品と共に幸せな気持ちをお届けいたします。
東 福太郎
紀州箪笥を手がける伝統工芸士、「木の国」と表される紀の国・和歌山で古くから造られてきた紀州箪笥は、桐の木を基本に、伸縮や狂いが少なく、火災からも「身を焼いて中身を救う」と言われる。東はこの技を活かした雑貨を製作し、平成29年には「レクサス ニュー タクミ プロジェクト」の和歌山県代表に選出されている。
コメント
今回、伊藤さんより器の依頼があり、デザインを頂いたのですが、サイズは私に任してくれていたので、かなり気をを引き締めてかかりました。伊藤さんの繊細なイメージと器のデザインを桐の木に落とし込む製作は、シャープなラインを削り出していきましたが、一番の突起している部分は手が痛くないように軽く丸みを付けたりと工夫しました。今回お手伝いさせて頂いた事で、同じ和歌山の産業の活性化に繋がれば良いなと思っています。
依井 みずえ
今回のプロジェクトのデザインを担当、ネット公募によるデザイン20数点の中から、最優秀に選ばれたデザインを使用。
コメント
出来るだけ収納しやすいよう、スタック出来る形状を取り入れてデザインしてみました。水に濡れた際、時々重なって外れにくくなるケースもございますので、空気が入りやすいよう、デザイン性も兼ね本体に膨らみあるラインをアクセントに入れてみました。同時に滑り辛く持ちやすさも兼ねております。
サポーターからの応援コメント
文章のTOPへ
このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2019年05月07日までに支払いを完了した時点で、応援購入が成立します。
円(税込)
18,000桐のカップに、漆を塗る。両者の技がコラボしたカップ「初根」が誕生
根來寺に古くから伝わる朱漆器「根来」。強靭な木地は長年の用に耐え、幾重にも塗り重ねて仕上げられた漆は使うほどにツヤを増し、擦れ摩擦による朱の上塗りからのぞく中塗りの黒が味わい深い塗り肌を出現させる。
極限まで薄く仕上げた桐のカップは驚くほど軽く、そして丈夫です。
・「初根」朱×ダークグレイ1個
のサポーター
2019年06月末までにお届け予定
円(税込)
18,000桐のカップに漆を塗る、両者の技がコラボしたカップ「初根」が誕生
根來寺に古くから伝わる漆器「根来」黒漆仕様
極限まで薄く仕上げた桐のカップは驚くほど軽く、そして丈夫です。
・「初根」黒×ダークグレイ1個
のサポーター
2019年06月末までにお届け予定
円(税込)
30,000根来塗4点セット
デザイナーとのコラボ企画のスペシャルセットです。
今人気のカトラリーとソーサーが付いた4点セット(カップ1・ソサー1・スプーン1・フォーク1)古典技法と新しいデザインとのコラボ企画、新たな根来塗り、今回の一番お薦め作品です。
数量限定でお届けします。
・朱×ダークグレイ 5セット限定
(敷台は参考出品です)
のサポーター
2019年06月末までにお届け予定
円(税込)
30,000根来塗り4点セット(黒漆仕様)
デザイナーとのコラボ企画のスペシャルセットです。
今人気のカトラリーとソーサーが付いた4点セット(カップ1・ソーサー1・スプーン1・フォーク1)
古典技法と新しいデザインとのコラボ企画、新しい根来塗り
のサポーター
2019年06月末までにお届け予定
円(税込)
35,000「初根」ツートンカラーカップセット
このカップセットは古典技法に基づいて制作した作品です。デザイナーがデザインした新しい根来塗りの衣装がこのカップの特徴です。
漆の技法では、白い色を表現するのが大変難しい色とされます。
漆の色は元々茶褐色のためです。
この作品の仕様ダークグレー、作家の豊富な経験と努力により美しい発色が可能となりました。
漆以外の塗料を一切使わず発色させたダークグレーと昔ながらの手間のかかる黒漆とのコントラスト、また、根来の真髄である朱とのもたらすハーモニーは、根来塗りの魅力を一層深めています。
(敷台は参考出品です)
のサポーター
2019年06月末までにお届け予定
円(税込)
30,000本格仕様の根来塗「初根」
時間と手間を惜しみなく使った、本格仕様の根来塗「初根」
上質な漆(漆の木の主成分ウルシオールの含有量が多い)を使用する事によって他塗料では生まれない美しい器が出来上がります。
「初根」は上質な漆を使用し、下地ではしん(米糊と生漆を混ぜ合わす)で布着せし、その上に錆漆で何度も塗り重ね形を整えます。下塗り・中塗り・上塗りと何度も塗り重ねていく事で、根来塗本来の使い込むほどに美しくなる「用の美」が生まれます。26工程中16工程が下地です。
まずは、丈夫で美しい漆器本格仕様の根来塗りを体感してみてください。
のサポーター
2019年07月末までにお届け予定
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「女性塗師と伝統工芸士が織りなす技、古くて新しい根来塗りを全国へ」プロジェクト詳細ページです。