ナイフとハサミが一体となった、ありそうでなかった新しい仕様のキャンプギア

岐阜県関市のニッケン刃物がアウトドア向けに開発したハサミとナイフが一体となった新しいキャンプギアです。※特許申請中

一般的に、キャンプにはナイフ（もしくは包丁）とキッチンハサミの両方を持参するケースが多いのですが、これ１つであれば道具としてかさばらない上に、料理時に大活躍します。また、お手入れも１つ洗えば良いため、手間が半減します。

※フェザースティックやブッシュクラフト用ではありません。

構造として、ナイフ側の持ち手は、自然な握り方を実現するためにハサミの輪っか部分を無くし、ナイフとしての使用性を高めております。また、ハサミとしても使用できるよう、ナイフ側の持ち手に小指が入る程度の穴を設ける事で、簡単に開閉できる構造としております。

１）ハサミとナイフの二刀流

これ１つでハサミとナイフの２種類の使い分けができます。

例えば、アスパラを束ねるテープをハサミで切って、アスパラはナイフで刻めます。

「分解」や「組立」は、以下画像のように簡単にできます。

＜分解＞

＜組立＞

※左利きの方も使えますが、右利き用に作り込まれているため、切れ味に差は感じます。

２）圧倒的な切れ味と使用性

日本刀作りで有名な岐阜県関市の刃物職人が1本1本丁寧に均等な刃付けをしているため、ナイフとしてもハサミとしても切れ味抜群です。

また、刃体にフッ素コートを塗布している事で、ナイフにくっつきやすい食材も離れやすくなる上に、錆びにくくなります。

今回のシザーナイフは、出刃包丁や刺身包丁のように片刃仕上げであるため、食材を切る際にやや斜めに切れるようになっております。ナイフだけでなく、ハサミとして成立させるためには、擦れ合う２枚の刃に隙間ができないよう、片刃仕上げの必要性があるからです。

使い慣れれば、大きな違和感もなく食材を切る事ができますので、予めご認識ください。

※関の刃物ロゴは、岐阜県関市の地域団体商標です。

ニッケン刃物製造のハサミは、以下画像のように刃先が２段の刃付け加工がされています。

粗い砥石で１つ目の刃が削られ、細かい砥石で２つ目の刃（先端部）が整えられるイメージです。小刃引は職人が１つ１つ手作業で行います。このひと手間が切れ味に大きく影響する重要な工程の１つです。

３）携帯しやすい革ケース付き

持ち運びに便利な革ケースも付属しているため、キャンプ道具箱やカバンに入れても一緒に入れるものを傷つける事無く、安全に携帯できます。

ナイフとハサミの両方の機能を兼ね備えていながら、全長約20㎝とコンパクトなサイズを実現しております。

※革ケースは天然の牛革を使用するため、現物の色が若干異なる事がありますので、予めご了承ください。

革ケース収納時は、以下のように大き目の指穴にホックを通して、カチッとはめます。

ハサミ機能

鶏肉切り

ソーセージ切り

タコ切り

ナイフ機能

アスパラ切り

キュウリ切り

アウトドア好きのお客様からハサミとナイフが一体となった商品が欲しいという一声から開発が始まりました。

ハサミとして使用する場合は、開閉の動作が伴うため、どうしても指穴が必要となり、一方で、ナイフとして使用する場合は、握りやすい真っすぐの持ち手が好まれるため、両方を満たすために、ナイフ側の持ち手を最小限の指が入るような設計をして、使い勝手を高める事を考えました。

家庭で一般的に使われる事の多い三徳包丁は両刃となりますが、ニッケンシザーナイフは片刃包丁（出刃や刺身包丁）のように片刃仕様となっております。

そのため、シャープナーで研ぐ際は、片刃専用のシャープナーをご利用ください。

＜シャープナーでの研ぎ方法＞

※両刃用のシャープナーは使わないようにご留意ください。ハサミとして使用時に切れ味が悪くなる可能性があります。

＜砥石の場合＞

ご自身で研がれる場合は、ナイフの（NIKKENロゴが印字された）表面のみを砥石に対して15度程度傾けた状態で約20回、前後動作をして研いでください。その後、研ぎによる反り返り（バリ）を落とすため、砥石にナイフ裏面をペタッと完全にくっつけた状態で約5回、片方向のみで研いでください。以下動画参照。

※刃体を研ぐと、表面のフッ素コートが剥がれていきますので、予めご了承ください。刃の先端のみを砥石にあてるように、しっかりと角度をつけて研ぐようにすれば、綺麗に研げます。

■8月9日（水）　プロジェクト開始

■9月18日（月）　プロジェクト終了

■11月末　【早割】などの一部リターン品配送

■2024年1月末　その他リターン品配送

＜材　質＞

刃体：1K6ハイカーボンステンレス鋼（フッ素コート仕上げ）

ハンドル：ABS

＜仕　様＞

ハサミ全長：190㎜、ナイフ刃渡り：85㎜、ハサミ刃渡り70㎜、

ハサミ重量： 75g、革重量：25g

革ケース：牛革

革ケース収納時全長：200㎜

カラー：ダークグレー、モスグリーン

※カシメ部分は可動部となるため、フッ素コートが一部削れます。

今から約800年前の鎌倉時代に、九州の刀匠・元重が関へ移り住み、日本刀を作ったのが関の刃物の始まりと言われています。

関は、松炭や焼刃土、長良川や津保川を流れる水といった良質な資源に恵まれた環境であったため、多くの刀匠たちが集まり、刀鍛冶が盛んになりました。

また、関の刃物は芸術性が高く、「折れず、曲がらず、よく切れる」といった優れた実用性を誇る名刀（関伝）の名を全国に広めていきました。

その後、関市は名刀の産地として繁栄し、この秀でた伝統技術が現在の刃物産業にしっかりと受け継がれ、世界でも屈指の刃物産地として知られております。

当社は刃物の町岐阜県関市で創業して70年以上、キッチンハサミや事務用ハサミ、工具ハサミと言った一般的なハサミを製造する一方で、近年は日本刀型、観葉植物モチーフのハサミなど、デザイン性のある商品を産み出しております。

また、人気アニメONE PIECEやエヴァンゲリオンとコラボした刃物商品も展開し、多くのアニメファンからも高い評価を頂いております。

お客様のご要望に応じ、多くのオリジナル品（OEM）製造も担っております。近年では、自社ブランドのハサミやペーパーナイフの強化も図り、品質・デザイン共に磨きをかけております。

※シザーナイフ本体や革ケースのデザインが一部変更になる可能性があります。

特に革ケースは、天然の牛革を使用するため、１つ１つ革の風合いが変わってきますので、予めご了承ください。

本プロジェクトは、アウトドア好きのお客様から「こうゆうものがあったら欲しい」という一声から開発が始まり、試作が出来上がってからも複数のアウトドア好きの方たちに使い勝手を検証してもらい、試作品だけで約1年半の試行錯誤を経て辿り着いたものとなります。

ニッケンシザーナイフは、MADE　IN  SEKIの機能性と圧倒的な利便性で使用者に満足感を与える要素がしっかりと詰まっていますので、是非、多くの人に今回のプロジェクトを知って頂けたら幸いです。

そして、特にキャンプ好きの方々には、この商品を通じて、快適なアウトドアライフを送ってもらいたく、実際に手にとってご堪能いただきたいと思います！

Q&A

Q１：砥石で研ぐ際の注意点はありますか？

A１：ページ内に砥石でのナイフ研ぎ方法を動画で説明しているため、詳細はそちらをご覧ください。尚、ナイフとペアになる刃体も同様に研ぐ事をお勧めします。ナイフとペアの刃体も研ぐことで、刃体同士の長さが合うため、ハサミとして使う際に先端まで綺麗に切る事ができます。

Q２：シャープナーで研いでも大丈夫でしょうか？

A２：片刃専用シャープナーであれば研いでも大丈夫です。ただし、ナイフ側のみを研ぐと、ペアの刃体と先端の長さが変わってしまい、ハサミとして使う際に先端だけが切れない事になります。そのため、本商品は両刃体（ナイフ側ともう一方のハサミ側）を研いで、先端を合わせる事をお勧めします。

Q３：錆びませんか？

A３：刃体はステンレス鋼を使用しております。ステンレスは鉄に比べるとはるかに錆びにくい素材ですが、濡れたまま放置したり、海水につけたりされますと、錆が発生する場合もございますので、水分を拭き取って保管してください。フッ素コート仕上げの刃体は、特に錆びは発生しにくくなっております。

Q４：灰色にコーティングされた材料は、剥がれても危険ではないですか？

A４：刃体に塗布しているフッ素コートは、食品衛生法（日本国内）で規制される成分を含有しておりませんので、万が一剥がれても危険ではありません。