プロジェクトの裏話
三方金について
みなさま、応援ありがとうございます!
今日は、このプロジェクトの特徴のひとつである「三方金」について、少しご案内いたしましょう。
書物の側面三方に金を施す「三方金」は、見た目の美しさと高級感を兼ね備えた製本技法。天(上)、地(下)、小口(横)の三方に金箔や金粉を付けることで、本を閉じたときに金色に輝く断面が現れる、美しい装丁となります。
この技法のルーツは中世ヨーロッパの宗教書にあります。特に聖書や祈祷書など、神聖な書物に威厳や神秘性を与えるため、三方金が施されました。やがて革装丁の豪華本とセットで王族・貴族や学者の蔵書に広まり、金箔の輝きは「知の象徴」としての意味も持つようになりました。...


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