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本プロジェクトは、"事業後継者であるアトツギ"を対象に、福岡から世界で勝てるホンモノの商品を輩出することが目的のプログラム「ISSIN」にて誕生した商品です。

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明治31年創業の久留米かすり織元「野村織物」から新ブランド「NOMURA COTTON ‐organic-（ノムラコットンオーガニック）」が誕生。
創業以来125年、久留米かすりを一筋に造り続けてきた老舗だからこそ出来る、オーガニックコットン久留米かすりの日常着をご提案。

第一弾として登場するセットアップの「Re:luck(リラック)」は、ワークウェアや日常着から、ルームウェアやパジャマへと育てる過程を楽しみ、リユースを叶える一着です。

220年以上の歴史をもつ綿織物「久留米かすり」

福岡県南部に位置する八女郡広川町は今も10軒以上の織元が残る久留米かすりの一大産地です。220年以上続く久留米かすりは、先染めで柄を生み出す特長的な技法をもち、染め分けた1本1本の糸を織ることで柄を作り出します。

また、野村織物の工場内では1915年に豊田佐吉が開発したとされる「豊田式鉄製小幅動力織機（Y式）」が今もメンテナンスを施されながら現役で活躍し、風合いの良い久留米かすりを生み出しています。

昔ながらの織機ならではのゆっくりとした速度で織られ、糸に負荷をかけすぎず織り上げることで柔らかく心地の良い久留米かすりを完成させているのです。

「久留米かすり」が出来るまで

シャトルが右に左にと心地よいリズムで軽やかに織り上げる久留米かすりは生地巾（幅）約37.5㎝。

分業制で製造し、その工程は30以上に及びます。840本の糸と向き合い、切れないよう、絡まないように神経を研ぎ澄ませながら職人たちが手仕事でつくりあげる久留米かすりは、一度に作ることができる長さが約150m。完成までに約3ヶ月間を要します。時に天候や気温、湿度にも左右されながら人と風土が久留米かすりを織り上げていくのです。

変わらぬ製法を守り続けて出来あがった久留米かすりは、今回ご提案する育てる日常着「Re:luck（リラック）」のわずか11着分となります。

「久留米かすり」を育てる楽しみ

古くから日本人の農作業着として使用された「もんぺ」に由来する久留米絣のポテンシャルを活かし、現代を生活する人にぴったりな形にアウトプットした新商品を開発しました。 使うごとに風合いが増していく久留米かすりは、着る人の体に合わせて柔らかく馴染んでいきます。

洗濯機でお手入れでき、水を通すごとに強さを増し、まるで服を育てるかのように日々のスタイルを楽しむことができます。 まさに現代にアップデートされた久留米かすりの育てる日常着「Re:luck（リラック）」をどうぞご体感ください。

ファクトリーブランド「NOMURA COTTON ‐organic‐」

2023年春、創業125周年の節目に誕生する「NOMURA COTTON ‐organic‐（ノムラコットンオーガニック）」。

オーガニックコットンの久留米かすりを使用した普段着の新しい価値を提案するブランドです。

ありそうでなかった、新たな視点のアイテムは「作るほどに造られる理想の未来」をテーマに、【ユニセックス】【１サイズ】【受注生産】を三本柱とし社会課題にも積極的にアプローチしていきます。

「Re:luck（リラック）」の特長

新ブランド「NOMURA COTTON ‐organic‐」の第一弾商品として登場する「Re:luck（リラック）」はオーガニックコットン久留米かすりを使用したセットアップ（ジャケット・パンツ）です。特長である３つの「Re」をご紹介します。

特長①リラックス

体にも環境にも優しいものを選びたい。

その選択は未来の子どもたちが健やかで幸せな毎日を過ごすことに繋がると信じ、オーガニックコットンの久留米かすりを採用しました。

オーガニックコットンは、3年以上農薬や化学肥料を使わない農地で栽培された綿のこと。

洗うほどに柔らかく、より肌に馴染むように育って いくオーガニックコットンの心地よさは心も体もリラックスでき、ストレスフリーで過ごせます。

また、手軽に持ち運びが出来ること・お手入れが簡単であること・どんなシーンでも着用できることも「リラックス」と表現しました。オーガニックコットンを身に着けるという選択が、未来を少しづつ変えていくことを信じています。

特長②リユース

見た目のしなやかさや生地感に相反するタフさを持つ久留米かすり。ワークウェアや外出着、アウトドア等でたっぷりとご愛用いただいた後、ホームウェアや就寝時のパジャマとしてリユースしていただきたいと思い開発しました。

また、ユニセックス仕様でシェアして着用することもできます。ご家族・パートナーと一緒に楽しむこともでき、お譲りや古着として再利用することも叶います。

より長く、より快適に使っていただくため「パジャマゴムへの入れ替え」「ファスナー部分を閉じてパジャマ仕様に」「染め直したい」など、ご要望に応じ個々のスタイルに沿ったリユース方法をご案内いたします。自分好みに育てる楽しみを味わえる１着です。

※ご希望によりお直し（有料）ができるプランを準備中です。

特長③リメイン

日本に古くから残る愛される柄を通して日本のものづくりを体感いただきたいと思い「リメイン」を 柱の１つとしました。

今回は 125 年間積み上げてきた野村織物オリジナル柄デザインの中から、 不規則な縞を多色使いで表現する「矢鱈縞（やたらしま）」を採用しました。

遠目には紺地に見え、 近くでみると３色から成るリズミカルなストライプをお楽しみいただけます。「Re:luck（リラック）」に採用した色は【インディゴ・ネイビー・ブルー】の３色から成る矢鱈縞です。4代目代表自らが染色しました。

見えない細部にまでこだわったものづくり

「Re:luck（リラック）」9のこだわり

１、デメリットを活かしたパターン

伸縮性があまりない久留米かすりのデメリットをカバーした「Re:luck（リラック）」のデザイン。襟にカットを入れることで折り曲げやすく設計したり、曲げ伸ばしの多い膝部分の生地をななめに使用する等、久留米かすりを知り尽くした熱心なデザイナーのオリジナルパターンを採用しました。

２、着物への敬意

久留米かすりの創始者「井上伝」は13歳だった当時、着物に出来た白い斑点から久留米かすりを考案したと言われています。幼い少女の「おしゃれをしたい」乙女心に共感し、着物1着分（約13m）同等の久留米かすりを使用したセットアップを完成させました。着物を連想させるようなデザインを取り入れた肩部分にもご注目ください。

３、ハギレを極力出さないものづくり

捨てられるハギレを限りなくゼロへ。わずか37.5㎝幅の久留米かすりの中におさめる絶妙なパターンと、それを叶える縫製工場の技術でこの想いを叶えることが出来ました。

４、行き場をなくしたＢ反を採用

小さなキズや柄の乱れ等を理由に出荷できなかった生地をB反と呼びます。キズを取り除き、見えない部分に使用することで新たな命を吹き込みました。

同じ時間と手間暇をかけて作られた久留米かすりであることに変わりはなく、NOMURA COTTON ‐organic‐ のアイデンティティのひとつとして取り入れました。

５、国内縫製へのこだわり

日本製ブランドへの理解が深く、大量生産でなくとも受け入れ可能な縫製工場が縫製を担当しています。エシカル志向の高い縫製工場は、「Re:luck（リラック）」の思いを叶える場所の１つと考えています。

６、ユニセックス

性別・年齢問わず着用できる「Re:luck（リラック）」は、共用・お下がり・お譲り等が叶います。お譲りや古着としてリユースする際にも、再利用がしやすい仕様です。

７、フリーサイズ

細かなサイズ展開を無くすことで、在庫リスクを軽減。ジャケットの袖は3段階の調節ボタンがあり、裾はお好みのスリット幅を気分によって楽しめます。また、パンツのウエストはゴム＋ストッパーで、それぞれマイサイズに調整してご着用ください。

8、大きなポケット

大きくて深いポケットは、手ぶらでの移動も叶えてくれます。物の出し入れをしやすく、落ちることのない深さで実用性にも優れています。

9、受注生産

シーズンレスで年中使用していただける「Re:luck（リラック）」は販売の時期を限定せず、欲しい時に注文ができる受注生産を採用します。

1ロットを製造するのに3ヶ月の月日をかけ、1ロットから出来る着数はわずか11着。希少な生地からできる洋服が大切に長くご愛用いただけることを願っています。

きっかけは、家族の絆でした。

本プロジェクト始動の発端は、野村織物4代目となる野村周太郎・さやか夫妻の長男が6歳のお誕生日会で前触れ無く発表した「大きくなったら“かすり屋さん”になります！」というひとこと。

その日をきっかけに今回の新しいブランドの立ち上げを決意し、我が子の夢を叶えるためにも、久留米かすりの未来のイメージを膨らませました。

マーケティング活動を一手に引き受けるブランドディレクター・野村さやかを中心に、新ブランドのコンセプトを試行錯誤。

織物や日本人の身につける服の由来をいちからリサーチし見出した野村織物の新しいアイデアは、オーガニックコットンで実現する、着る人に寄り添う服ができあがりました。

野村織物有限会社について

私たち野村織物は、日本を代表する綿織物「久留米かすり」の製造・販売会社です。

福岡県南部・八女郡広川町で明治31年に創業、令和5年春に125周年を迎えます。創業当初から「織屋たるもの、生地を織ってなんぼ」という創業者の精神のもと、福岡県を代表する伝統工芸の普及を支えてきました。

工場の屋根はのこぎり屋根。北側に向けられた天窓から光を取り込むことで陽の傾きの影響を受けずに繊維の細かい部分までを確認できる昔ながらの設計で、照明技術が向上した昨今では、少くなってしまった建築です。

カシャンカシャンとリズミカルな音を立てる工場内の織機が、ふんわりと心地よい久留米かすりを生み出しています。１つ１つの道具が丁寧に扱われ、整頓されている工場内にも、職人たちの心意気を感じます。

時代の流れと共に柔軟に進化することで、伝統を受け継ぐ野村織物。

時代が平成へと変わると、今までにない久留米かすりのイメージを求め、様々な色の染色に挑戦。当時では珍しかったカラフルな久留米かすりはいつしか通称「のむらカラフル」と呼ばれるようになり、唯一無二の新たなスタイルを確立しました。

4代目野村周太郎へと伝統は引き継がれ、時代は令和を迎えました。創業125周年を目前に控えた野村織物は、私たちの新たな一歩である新ブランド「NOMURA COTTON -organic- (ノムラコットンオーガニック)」をスタートします。

私たちが技術と想いを糧に全身全霊で提案する第１弾商品「Re:luck(リラック)」をどうぞよろしくお願い致します。

サイズとスペックについて

Re:luck(リラック) ジャケット

Re:luck(リラック) パンツ

※布地の特性上、若干の誤差はご了承ください。

■素材について

綿100% / 日本製

■お手入れについて

・中性洗剤をご使用いただき、洗濯後は日陰でつり干しされることをおすすめします。漂白剤・乾燥機の使用は色落ち、痛みの原因になりますので、ご遠慮ください。

・すべての製品は湯通し加工をしておりますが、使い始めは若干色落ちする場合がございます。単品洗いがおすすめです。

・ご覧になっているモニターの環境により実際の色と異なって見える場合がございます。ご了承ください。

・織物の特性上、生地表面に織段ができる場合がございます。こちらは不良品ではございませんので返品の対象となりません。ご了承ください。

■リターンについて

■スケジュール

2月14日12:00 応援購入開始

4月24日18:00 応援購入終了

5月下旬 発送開始予定

(試着会のご案内)

3月2日~12日 博多阪急 7F

3月18日、19日 地場産くるめ

4月20日~23日 野村織物125周年祭

※詳細は「Q&A」のQ2をご覧ください。

■Q&A

Q1:サイズが合わなかった場合のサイズ交換は可能ですか?

今回のプロジェクトはサイズ展開がないため、大変恐れ入りますが交換は出来兼ねます。ご心配な方は事前にご相談くださいませ。

Q2:試着できるイベントや場所はございますか

■「博多阪急 × ISSINタイアップストア」

日時 令和5年3月2日(木)~12日(日)

場所 博多阪急7F(JR博多駅直結)

※野村織物スタッフが不在の場合がございます。お越しいただく日時がお決まりの場合は事前にご連絡をいただけましたら幸いです。

メール nomuraorimono_shop@yahoo.co.jp

■「久留米絣ネットワーク展」

日時 令和5年3月18日(土)~19日(日) 10:00~16:00(予定)

場所 地場産くるめ(福岡県久留米市東合川5-8-5)

■「野村織物 創業125周年祭」

日時 令和5年4月20日(木)~23日(日)10:00~16:00

場所 野村織物有限会社(福岡県八女郡広川町新代1745)

Q3:文章内に記載されていたリユースを希望する場合はどのようにしたらいいですか?

商品お届けの際に、リユースに関する詳細を同封させていただきます。是非御覧ください。

※一般販売時の価格はMakuake価格と変動する可能性があります。

※上記はプロジェクト開始時点での予定スケジュールです。やむを得ない事情で変更となる際はMakuake内の活動レポートにて随時ご報告いたします。

ISSINホームページ：https://issin-fukuoka.com/

ISSINは福岡県主催のシリーズA未満のスタートアップ企業と第二創業ベンチャー、アトツギ（家業後継者）を対象にした、第二成長特化型事業発展プログラムです。プログラム内では「GROWTHコース」「CRAFTEDコース」の2コースを設け、それぞれのゴール目標達成に対して徹底したコミットメントと伴走支援を行います。弊社もこのプログラムに参加し、今回の「Re:luck(リラック)」が完成しました。