プロジェクト実行者

プロフィール

任意団体「ほっとにゃいと」代表　秋吉泉

実行者にメッセージ

最新の活動レポート 2020.10.26

皆様こんにちはお久しぶりですがお元気でしょうか？「ほっとにゃいと」では、6月末に新たな保護子猫を迎え入れるなど慌ただしく活動しておりましたい...

ストーリー

1時間毎に9頭…　

何の数字かお分かりになりますか？

殺処分されている犬猫の数です。

今、この瞬間も命は奪われています。

現在、日本では約8.3万頭が年間殺処分されています。(犬1.6万頭、猫6.7万頭)

一日に換算すると、犬、猫合わせて225頭にのぼります。

併せて、多頭飼育問題…

20～40頭が一気に保護されるのです。

スペースが不足し、人手が足らず経済的な圧迫が訪れる…

にゃぱんには、まだ乳離れしていない仔猫も多く遺棄されることから

保護依頼がきます。

↑生後まもなく、野原に遺棄されていた６頭のきょうだい猫たち

乳飲み仔猫をお世話するのにどのくらいの労力が必要かご存知でしょうか？

哺乳は２，３時間おきに行う必要があります。

乳飲み仔猫は産まれたまま数頭で遺棄されることがほとんどで、

たとえば６頭だと哺乳に１時間かかります。

そのあと排泄のお世話に１時間ほどかかり、

休む間もなく哺乳の時間がやってくるのです。

↑まだ目が開いたばかりで、歩くのもままならない乳飲み仔猫

そして母猫と離され、ミルクで人工保育せざるを得ない仔猫は、

おなかを壊しやすいのです。

すぐに下痢による脱水を起こし、

朝元気だったのに夜には顔もあげられないほどグッタリしてしまうことも。

保育者は、命の危険と隣り合わせな状況に、

神経をすり減らしながらのケアが続きます。

夜間の急変で、夜間救急動物病院に駆け込み入院をさせる場合、

１回の治療に数万円単位の医療費が必要となります。

そうでなくても、少しでもミルクの飲みが悪かったり、

様子に心配なところがあれば、朝一に動物病院にかけこむ毎日・・・。

↑夜間救急動物病院で入院治療を受ける仔猫たち

↑病院で治療を受け、離乳食が食べられるか診てもらっている仔猫

これが１カ月続くとしたら。。

今、仔猫保育担当者はボランティア１名しかおりません。

人員を増やそうにもアルバイトさんを雇うお金は必要経費に消え、

ボランティアさんを増やそうにもマニュアルを作ることが必要で、

かなっていないのです。

ボランティアさんが無理と判断し受け入れを断念すれば、

仔猫の命は救われないのです。

そんなことはあってはならない｡

乳飲み仔猫が多く生まれるのは春と秋です。

北海道では暖房も必要なことがあります。

寒冷地ならではの厳しい事情をみなさんにご理解いただき、

支援していただくことで保育ボランティアの体制を整え、

また仔猫にかかる多額の医療費にも備える、

それがこのプロジェクトの目的です。

初めまして

私、札幌市のＮＰＯ法人「にゃぱんキャットレスキュー（以下にゃぱん）」を、

東京から後方支援させていただいております秋吉泉と申します。

にゃぱんは、

譲渡会や里親募集、去勢避妊手術、

ワクチン接種など猫の保護をしている団体です。

ゆくゆくはこうした活動を全国規模で展開し、

日本から殺処分をなくして、

どんな小さな命も大切にされる環境作りを理想として活動しています。

（にゃぱんについては　http://nyapan.jp/　を参照ください）

にゃぱんキャットレスキューの活動内容
・猫の里親探し、保護、引き取り。
・猫や小動物を家族として終生一緒に過ごしていくという意識の啓発活動。
・殺処分０を目指して不幸な命を増やさないようTNRや地域猫推進・飼育保護活動。
・高齢化社会、地域やつながりの希薄化、核家族問題などで起きている飼育困難、多頭飼育崩壊などを防ぐ事、行き場を失った猫たちの保護や飼育環境の構築。
・菜園荒らし被害、鳴き声、悪臭などの猫や小動物による諸問題への取り組み。
・写真で保護猫の現状や存在の周知、家族に迎え入れるという選択肢を広める活動。
・音楽、イラストを通して保護猫達の存在の周知、そして家族に迎え入れるという選択肢を広める活動。