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無鉛圧電セラミックツイータを用いた高品位イヤホン:良い音創りと良い環境作りの両立

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ストーリー

  1. 無鉛圧電セラミックツイータ VST-Kを搭載し、透明感のある中高域とリアルな臨場感を実現
  2. 新型ツイータRST(特許申請中)を搭載し、中低域から超高域まで自然な音のつながりを具現化
  3. オーツェイド初のIEM形状を採用。Makuake限定で300台販売、ここでしか手に入りません

プロジェクト概要

独自の構造を持つ圧電セラミックツイータVSTを用いた高品位イヤホンintimeを手がけて来た当社オーツェイド株式会社は、この度SDGsな製品として環境性能に優れた無鉛系の圧電セラミックスツイータVST-Kを用いた自社初のIEM(インナーイヤーモニター)型イヤホン O2aid Proto-k-01「心:cocoro」をMAKUAKEにて限定販売させて頂きます。
グラフェンコートウーハーに、無鉛圧電セラミックスツイータVST-K、そして新開発のリアクティブ型ツイータRSTを用いたハイブリッド3ウェイ方式の採用で、さらにクリアになった当社イヤホンのプロトタイプを是非この機会にお求め下さい。
当社代表の「息子達の住む未来の環境に対して少しでも貢献したい」という願いが詰まったイヤホン「心:cocoro」。良い音と一緒に「未来への心」もお届けします。

※昨今の原材料逼迫のためVST-Kは本プロジェクト限定で生産しました。次回以降VST-K搭載イヤホンの生産予定は未定ですのでご了承下さい。

プロジェクト詳細

■本プロジェクト製品の概要
1)新開発・無鉛圧電セラミックスを用いたツイータVST-Kを搭載
2)新開発・リアクティブ型ツイータRST(Reactive Sympathetic Tweeter)を搭載
3)高性能グラフェンコートウーハーを搭載
4)Pentaconn Earコネクタの採用
5)音の分離向上、定位向上のためハイブリッドケーブルの採用
6)低歪かつサウンドステージの広い音作りにHDSSを搭載
7)オーツェイドオリジナルイヤピース「iSep01」の採用

イヤホンの基本は「良い音」をお届けすることにあります。「心:cocoro」では無鉛圧電セラミックスツイータVST-Kとリアクティブ型ツイータRSTのデュアルツイータ、そしてグラフェンコートウーハーを搭載し、当社初の3ウェイユニットを構成しました。スピード感のある低域、中高域から超高域へのナチュラルなつながりを具現化し、かつサウンドステージの広い音が最大の特徴です。また当社初のIEM形状を採用し装着性を向上させ、より音楽を深くお楽しみ頂けるようにいたしました。

■息子の為のイヤホンから未来の子供達への思いへ

オーツェイド株式会社代表の渡部は日立金属(株)~太陽誘電(株)で35年以上圧電セラミックスの研究開発に従事し2016年に独立しました。渡部は長男が聴いていた廉価なイヤホンを聴き、「この子達が創る次世代オーディオの世界」に危機感を覚え、自身の持つ圧電セラミックスのアプリケーション技術と音響技術を駆使し、2017年に安価かつ良質な音を持つオーツェイド最初のイヤホン「intime碧」を開発しました(当社ホームページに当時の経緯が記載されていますのでご覧下さい。 https://intime-acoustic.jp/?tid=1&mode=f1)。

ご好評を頂いた当社初のイヤホンintime碧


当時圧電セラミックスをオーディオ用ツイータに用いるという技術そのものは決して新しいものではありませんでした。しかしその評価の多くは「非常に金属的」「歪みの大きい高音」など良い評価は少なく、高音質を求めるオーディオ市場ではあまり受け入れられていませんでした。故にイヤホンの世界で圧電セラミックスを用いるということは、セオリー破りとも言える提案でもありました。圧電セラミックスをイヤホンに用いるためには、歪み感の少ない高音を再生することが要件であります。渡部は自身の振動解析技術、音響解析技術、構造解析技術を活かしそれらの課題をクリア出来る独自の構造を提案し、積層型圧電セラミックツイータVST(Vertical Support Tweeter)を高音再生用ツイータに用いたイヤホンintime碧の開発に成功しました。

当社の最大の特徴であるダイナミックウーハー+VSTのハイブリッド構造を採用しています。



2019年には日本のイヤホン販売の総本山とも言えるe☆イヤホンでintime碧Light2019というエントリーモデルが年間販売個数ランキングで1位にランキングされ、息子の世代のために開発した一つのイヤホンが若者の市場で受け入れられようになっていったのです。


一方で渡部は圧電セラミックスの主成分に用いられている材料の環境影響について一抹の不安を覚えていました。それは圧電セラミックスに含まれる酸化鉛です。自身が社会人になり同材料の研究開発に従事するようになって、今日までずっとセラミックス中の酸化鉛の環境影響問題は取り上げられてはいますが、未だ大きな解決には至っていません。現在EUのRoHS指令で金属の鉛は使用禁止とされていますが、セラミックスに含まれている酸化鉛はその代替え材料がないことから毎年禁止材料としては見送られています。

「良い音を若者達に届けることが出来たのに環境問題に目をつむらなくてはならない。」 渡部の思いは自身の息子達の住む未来の環境に対して少しでも貢献したいという思いに変わっていきました。すでに大手セラミックメーカでは様々な鉛を用いない無鉛圧電セラミックスの開発を進めていますが、特性や価格で従来の圧電セラミックスに劣るため実用化の例は少ないです。

未来の地球のためにサステイナブルな一歩を踏み出しました。


良い食材を使って良い料理を創るのは当たり前、それなりの食材を用いて良い料理を創ることが腕の良いシェフです。渡部は過去に開発されすでに特許期限が切れている無鉛圧電セラミックス材料ニオブ酸カリウムナトリウム(以下KNN)に目を付けて、2019年にイヤホン用のツイータとして使いこなすよう開発に着手しました。
特性面に関してはツイータVSTの幾何学構造・寸法を見直し、ダイナミックレンジが低く歪みの大きい低周波域を除外して、超高域の倍音成分を積極的に取り入れるように様々な工夫をしました。ようやく2021年末に画期的な無鉛圧電セラミックスを採用したツイータVST-Kが完成いたしました。そして今回 Proto-k-01「心:cocoro」としてVST-Kを搭載した高品位イヤホンをMAKUAKE限定で試行的に販売させて頂くことにいたしました。
今回のこの試みはオーディオ業界のみならず圧電セラミックスの業界に小さな一石を投じることが出来るきっかけになると信じています。次の世代の若者達に良い音を伝えるだけではなく、次の世代の子供達を取り巻く地球環境にも優しい。そんなイヤホンの開発を続けたい当社の思いにみなさんの応援をお待ちしております。

■技術的な取り組み

Proto-k-01ではオーツェイド社設計のイヤホンで初のIEM(インナーイヤーモニター)形状を採用しました。数多くの試作を行い耳への装着感を追究し音漏れがしにくく、かつ歩行時にも外れにくい形状に仕上げました。これにより耳かけによるリスニングが可能になりました。

ループ付きのケーブルを採用しています。

1)KNN材料ツイータVST-Kの最適化

従来の圧電セラミックスに比べてダイナミックレンジの低いKNN材料をイヤホンのツイータにするためにVST構造の幾何学的な見直しを行いました。従来のVSTでは中心部にあったウーハーの音を通すために構成した円環状の素子形状をVST-Kでは円盤状に変更して振動板の排除体積を増加させ、ウーハーの音を効率的に前面に出すためにツイータの振動板支持部材の高さを最適化しました。

VST-Kの動き

また従来のVSTに比較して10kHz以下の可聴域でもダイナミックレンジが低いVST-Kの特性を活かして雑味の少ない音にしつつ、かつ超高域の倍音が音の輪郭や粒立ちを際立たせます。

2)新型構造ツイータRSTの採用

当社初の切削加工ユニットリングに3ウェイのユニットが収まっています。

新型ツイータRST(Reactive Sympathetic Tweeter:リアクティブ型ツイータ)も今回のMAKUAKE限定プロトタイプの注目の新技術です(特許申請中)。
VSTやVST-Kなどの圧電セラミックツイータはVSTでは16kHz以降、VST-Kで20kHz以降にその再生帯域を有しています。高い周波数の音は直進的に進む特徴があります。この超音波域の直進性を最大限に活かせるようintime全製品で同軸構造によりドライバーを搭載してまいりましたが、今回のIEM形状では同軸構造に出来ない為わずかに高域特性が劣化してしまいます。そのため指向性の広いツイータを開発する必要がありました。
そこで当社が開発したのがRSTです。RSTはダイナミックウーハーから放出された音波を受けて振動板が共振振動し音を発生するリアクティブ(反応)型のツイータです。RSTの振動は分割振動と呼ばれる複合的な振動になります(下記動画参照)。

ウーハーからの音を受けてRSTが様々な形態の振動をします。

オルゴールの箱の振動がその分割振動の代表的なもので、音の指向性をあまり持っていません。またRSTはその支持方法や振動体の形状、材質により再生出来る周波数帯を容易に制御出来ます。当社のRSTは管楽器にも多用されている赤銅板に当社独自のセラミックコートを施し、より繊細かつ広帯域な音が出せるようチューニングしました。このツイータは今後当社の次世代型ツイータとして広く採用して行く予定でありますが、今回はVST-KとRSTの双方で中高域の自然なつながりを表現するため3ウェイのハイブリッド構造にいたしました

振動と音響の連成解析を行い、構造や材質の最適化をしています。

3)高性能グラフェンウーハーの搭載

VST-K、RSTの双方の奏でる音に合わせて最適な高性能ウーハーを選択する必要がありました。本プロトタイプでは低域から高域まで均一に再生出来る周波数特性を持つグレフェンコートウーハーを選択しました。二つのツイータに負けることのない歪み感の少ない中域、さらに輪郭のしっかりした低音が魅力です。intimeらしい音でありますが、VTS-KやRSTとの調和でintimeを越える、そんな音を奏でるウーハーユニットです。

4)Pentaconn Earコネクタの採用

当社ではかねてよりリケーブルイヤホンの機械的強度の改善、接触抵抗による音質の劣化の解決策を模索していました。日本DICS社の開発したPentaconn Earコネクタに注目し当社のintime翔や翔DDに採用してまいりました。同コネクタは従来のMMCX型のリケーブルコネクタに比べて約1/4以下の接点抵抗を持ち、さらに抜き差しによる接点抵抗のバラツキも大幅に低減出来ます。接点部分での不具合の多い従来のリケーブルイヤホンに対して、当社が選出したPentaconn Earコネクタは機械的な堅牢さは元より低信号損失を最大の特徴としております。特に今回はOFC製のコネクタを用いて低損失化を図りました。オーツェイドが自信を持ってお勧め出来るリケーブルコネクタであると確信しております。

5)ハイブリッドケーブルの採用

オーツェイド初のイヤループ付きのケーブルを採用しました


Proto-k-01「心:cocoro」ではケーブルにも拘りました。オーツェイド初のイヤループ付き形状を採用し、既に当社イヤホンintime碧Ti3やintime翔DD、当社オリジナルケーブルのM奏などで用いているハイブリッドケーブルを同梱しました。本ケーブルはHOT側にOFC+銀コート、COLD側にOFCを用いて全域に渡り輪郭のしっかりした音を実現しています。

6)HDSSの採用

Proto-k-01ではTBI Audio System LLCの特許技術である第三世代HDSSを採用いたしました。


イヤホンの筐体内部で反射した音波はウーハーの振動板にも悪影響を与えるため、振動板から不調和音が発生する原因になります。HDSS技術ではキャビネット内部の音が振動板に影響を与えないため、ウーハーが信号源に忠実に動きます。その為、HDSS技術を用いると自然な聴き疲れの少ない音を得られます。

7)オーツェイドオリジナルイヤピース「iSep01」の採用

新型イヤピースiSep01を標準でバンドルしています。

現在当社ではAET07という他社製のイヤピースをバンドル用として採用しておりますが、AET07の形状を踏襲して当社にてシリコンラバーの硬度を最適化したイヤピース「iSep01」を4サイズ(S、MS、M、L)を標準で同梱いたします。現状よりも装着性が高くなったイヤピースをお楽しみ下さい。

■Proto-k-01の仕様

形式 :ハイレゾ対応カナル型イヤホン
ドライバー :ハイブリッド型
・Φ10mmグラフェンコートウーハー
・VST-K(無鉛圧電セラミックスツイータ)
・RST(リアクティブ型ツイータ)
音響補正デバイス:第3世代 HDSS(R)
音圧レベル :98dB/mW
再生周波数帯域 :20Hz~45kHz
インピーダンス :22Ω
イヤホンコネクタ:Pentaconn Ear(OFC)
ケーブル :ハイブリッドケーブル 3.5mmステレオプラグ/1.2m
イヤピース :iSep01 (S、MS、M、L)
生産地 群馬県謹製
付属品 :取り扱い説明書、本革製コードリール、
O2aid カッティングステッカー
保証期間:お買い上げ後1年(弊社保証規定による)
※製品保証はご購入頂いた方のみへの保証となります。オークション等でご購入された場合には保証の対象外になりますので、ご注意下さい。



実行者紹介
オーツェイド株式会社



2016年1月に群馬県高崎市に圧電セラミックスのコンサルタント会社として創業。
代表が息子のために作ったイヤホンがきっかけでイヤホンブランド「intime:アンティーム」を2017年に設立しました。

その後、intime碧、intime碧Light、intime煌、intime轟、intime翔などさまざまなイヤホンを立ち上げ、今では圧電セラミックツイータを用いた高品位イヤホンのオピニオンブランドとして認知されてきています。


海外への設計委託や生産委託が主流の昨今、当社の特徴はユニットから筐体設計まで自社にて全て行うことにあります。また2018年より日本への技術・生産回帰を念頭に日本での生産比率を上げ、現在では全製品アイテム比率で70%強を日本の群馬県にて生産しています。
・変えよう常識 越えよう限界
・仕事は人を笑顔にするツール
・温故創新

を企業理念とし、日本人の持つ繊細な感性や拘りや職人気質をベースに、音響解析、振動解析、新規材料設計などの新しい技術を取り入れて、一つ一つのイヤホンにスタッフの思いを込めて市場に送り出しています。

夢多き仲間達。スタッフの誕生日はこんな感じで和気藹々と。

リスク&チャレンジ

我々はProto-k-01を製作するために、自社生産部門ならびにサプライヤーと協業しこのプロジェクトを誠心誠意進めるようにいたします。 すでに設計・試作が完了している本製品ではありますが昨今の政情の不安定さ、原油高等により主要部材の仕様が一部変更になる可能性もあります。 また生産スケジュールについては、現在プロジェクト成功の数量で調整しておりますが、コロナ禍の影響によりお届けが遅れる場合があります。 上記のようにプロジェクトに記載している内容に変更がある場合は、出来るだけ早く活動レポートなどで共有を行います。 最後にProto-k-01を手に取ったお客さまに心から喜んで頂けるよう、スタッフ一丸となって対応させて頂きますので、何卒応援のほどよろしくお願いいたします。 ------------ 本文中に記載されていたスケジュールは、あくまでもプロジェクト公開時点の予定です。 応援購入の性質上、配送遅延の可能性がございます。 原則として、配送遅延による応援購入のキャンセルは出来ませんが、リターン配送予定日から4ヶ月を超えた場合には希望者に限りキャンセルに対応させて頂きます。

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