八日町（ようかまち）の伝統的なお祭りである『お日市（おひいち）』の復活を通して、進んでいく復興とともにまちが一つになることを目指しています。

私たちのまちは気仙沼市内湾地区の八日町というまちです。

 古くからの街並みや商店街があり、市役所も立地するかつての中心街でしたが、近年は少子高齢化の波で、衰退傾向にありました。

 私たちが住む気仙沼は東日本大震災による津波で大きな被害を受けました。八日町にも津波が押し寄せ、建物は壊れ、コミュニティもバラバラになってしまいました。

震災から４年かけて、ようやく計画が決まり、まちの復興が進み始めています。

今回のこのクラウドファンディングではまちの復興にこれだけ時間がかかっていること、そしてまだ平穏な日常を取り戻せていない方もいらっしゃることを、もっと広く知って欲しいと考えています。

八日町では、まちの復興の中で災害公営住宅の建設に加えて、１０坪程度の小さなものですが、念願の地域の集会所と障がい者福祉カフェをつくることを計画しています。来年３月に完成の予定です。

ここがみんなのコミュニティの拠点になるように、今は外に避難している人たちも、新しくこのまちに住むことになる人たちも一緒に、お互いに顔の見えるような関係をつくっていくはじめの一歩を踏み出したい。そして、これから生まれ変わる八日町に、子どもからお年寄りまで、みんなで集まって、新たなまちを一緒に考えていくきっかけにしたい。

そのきっかけとして八日町の伝統的なお祭りである『お日市』を復活させようと考えています。

７月２５日（土）17時〜21時　八日町でお日市を開催します。

場所：

気仙沼市八日町一帯（気仙沼市役所の隣のドラゴンパークがメイン会場になります）

アクセス：

JR気仙沼駅から徒歩15分/バス停「気仙沼市役所前」すぐ

池袋発の夜行バス気仙ライナーだと「気仙沼市役所前」まで一本でラクラク来れます！

また、

仙台-気仙沼市役所前（所要時間2時間40分）、一ノ関-気仙沼市役所前（所要時間1時間20分）

のバスなどもあります。

お祭りの概要：

八日町の歴史ある呉服店で浴衣をレンタルして、まちなかを歩いたり様々なイベントに参加したりして夏を楽しむお祭りです。

イベント内容：

・呉服店で浴衣をレンタル

・老舗探訪（八日町の色々な老舗を探索します！）

・八日町２区婦人会によるフリーマーケット

・ビアガーデン

・「まんぼう行灯」の展示

・ステージでのパフォーマンス

・ガチャガチャ&金魚すくい

など、子供からお年寄りまで多世代が楽しめるコンテンツを企画しています。

お日市とは・・・？

お日市は、気仙沼八日町を中心に開催されていた伝統的なお祭りです。

お日市とは、八日町の愛宕神社の祭典日のことで、最盛期の明治時代には、町の最大のお祭りとして、道路をまたぐ灯籠、定紋入りの大提灯が軒を飾り、出店が通りにびっしりと並んであふれるほどの人で賑わっていました。

地域が一つになれるのは、やはり大きなイベントをみんなで創り上げていく時、そして、それを心から楽しむ時だと考えています。

まちの人たちが集まり、地域のお年寄りには懐かしいこのお祭りで、震災を乗り越えて再び地域がひとつになるきっかけにできればと思います。

今回のお日市は気仙沼八日町商店街振興組合が主催します。

現在、お祭りの運営資金の一部が不足している状況です。

具体的には、「ねぷた行灯の制作費」「レンタル浴衣貸し出し料金一部」「お祭りの舞台の設営費」「広報チラシの印刷費」「安全に避難するための避難路のライトアップ」等です。

みなさまに資金援助をお願いしたく、クラウドファンディングに挑戦しました。

援助して頂いた方への御礼として、みなさまに気仙沼の現状と気仙沼の良さを知って頂けるように気仙沼の海の幸やフォトブック、八日町の老舗『島田呉服店』の日の出凧柄の手ぬぐいなど様々なリターンをご用意させて頂きました。

今回のお祭りは、八日町がひとつのまちになり、いきいきとしたまちになるための大事な大事な一歩になります。

震災前より良くなってこそ、真の復興です。まちが再建されても、そこで人がいきいきと暮らすことができなければと意味がありません。

このお祭りを機会に、まちの復興も心の復興ももっともっと進めていきたいと思っています。

ぜひご支援ください。また、お時間のある方はぜひ当日いらしてください！