Orgraphy（オルグラフィー）とは

Orgraphy（オルグラフィー）は、「思い出を思い音とともに。」というコンセプトに基づき開発されたオルゴール付きデジタルフォトスタンドです。このデジタルフォトスタンドを使って、お気に入りの写真と共に音楽を楽しむことができます。

専用のスマートフォンアプリを使用して、思い出の画像や好きな楽曲をOrgraphyに登録することができます。さらに、40曲のプリセットされたオルゴール曲からお好みの音楽を選ぶこともできます。

Orgraphyができること

①画像の表示

ディスプレイに画像（写真）データを表示することができます。複数の画像を一定の周期でスライドショーのように切り替える事も可能です。

②楽曲再生

小さな本体の中にスピーカーを内蔵しており、mp3とmidiの楽曲データを再生することができます。

Orgraphyの特徴

Orgraphyの最大の特徴は、2.4インチのモニタを搭載した、60cm以下の立方体形状であることです。この超小型のデザインは、場所を選ばずに設置できる利便性を提供します。さらに、自然木の筐体を使用しており、小さいサイズながらも木の温かみを感じることができます。

また、デジタルオルゴールでありながら、巻き鍵（ゼンマイ）を巻く操作で音源が鳴動するというアナログな遊び心を取り入れています。※特許出願中

小さな本体

市場は高精細・大画面へと進化していく一方で、Orgraphyは敢えて小さなモニタを採用しています。写真は美しい映像以上の意味を持ちます。Orgraphyは写真を「誰と撮ったか」や「どこで撮ったか」など、思い出を大切にするコンセプトを重視しています。写真に込められた思い出と音楽が融合することで、より深い感動を提供します。

ロケットペンダントやかつての小さなプリントシール機が人々に愛されたように、Orgraphyは小さいサイズでも思い出を豊かに刻むことができると考えています。

オルゴールを鳴動させる『巻き鍵』

Orgraphyの特徴的な巻き鍵は、オルゴールを再生するための鍵として機能すると同時に、思い出の写真を切り換えるためのトリガでもあります。

この巻き鍵を回すことで音楽が鳴り響き、同時にユーザが予め設定しておいた思い出の画像が鮮やかに表示されます。

丈夫な真鍮製である巻き鍵は、耐久性があり、長く愛用することができます。真鍮は経年劣化することで味わい深いエイジングが楽しめる素材でもあります。筐体の自然木との組み合わせにより、Orgraphy全体の風合いを一層引き立たせます。

自然木ならではの質感

Orgraphyの本体は自然木で作られています。色味や木目が一つ一つ異なり、個性が際立ちます。今回のプロジェクトでは、一般的に家材としても使用されるチェリー材とウォールナット材の2種類をご用意。穏やかな色調の木材は、あらゆるインテリアに馴染むと同時に、小型形状であるため置き場所にも困りません。

セットアップ方法

セットアップはかんたん３ステップで完了します。

Step1 : wi-fi接続

まず、専用のスマートフォンアプリを起動し、本体とwi-fi接続します。

Step2 : 画像設定

お好きな画像（png/jpeg/bmp)をスマートフォンから選択し、アプリから本体に登録します。

Step3 : 楽曲設定

本体にプリセットされた40曲のオルゴールの中からお好みの楽曲を選択するか、もしくは、お好きな楽曲(mp3/midi)をスマートフォンから選択し、アプリから本体に登録します。

これで設定は完了です。

Orgraphyを通じて、思い出と音楽が交わる瞬間を楽しんでください。

機能詳細編：画像設定

画像設定では以下の機能を搭載しています。

1. 画像の表示パターン設定

選んだ画像を、「通常表示用」と「楽曲再生時用」の2つのパターンに設定できます。

▶「通常表示用」画像は、本体がアイドル状態（無操作）の時に表示されます。日常の中で、Orgraphyが空間に馴染むようにアレンジしましょう。

▶「楽曲再生時用」画像は、本体が楽曲を再生している時に表示されます。音楽と写真が交差する瞬間を、オリジナリティ溢れるものにしましょう。

2. 画像の切り替え周期設定

複数の画像を設定した場合、それらの切り替え周期をカスタマイズできます。

▶「通常表示用」画像の切り替えは、ユーザが指定した周期（最短5分・最長24時間）で行われます。これにより、気分や状況に合わせて自動的に切り替わる画像を楽しめます。

▶「楽曲再生時用」画像の切り替えも、ユーザが指定した周期（最短5秒・最長60秒）で行われます。音楽と画像が一体となって、特別な瞬間をより鮮やかに演出します。

＜動作イメージ＞

機能詳細編：楽曲設定

楽曲設定では、以下の機能を搭載しています。

1.2つの楽曲再生モード

楽曲は「単曲再生モード」と「連続再生モード」の2つの再生方法があります。

▶単曲再生モード：

このモードでは、巻き鍵（ゼンマイ）を巻くことで、ユーザが設定した1曲の楽曲が再生されます。

▶連続再生モード：

連続再生モードでは、巻き鍵（ゼンマイ）を巻くことで、ユーザが設定した複数の楽曲が順番に再生されます。自分好みのプレイリストを作成して、楽曲の流れを楽しむことができます。

2.上級者向けの機能：カスタマイズされたMIDIに対応

より高度なユーザー向けに、MIDIファイルを用いたカスタマイズ機能をご用意しました。楽曲編集ソフトなどを使用して、MIDIファイル内にメタイベントを設定すると、楽曲の任意のタイミング（例えば「Bメロ開始時」や「サビ開始時」など）で表示画像を切り替えることができます。これによって、画像切替をより感動的に演出する事が可能となります。

＜動作イメージ＞

　　　　　　　　　　　　　　（※詳細な設定方法はマニュアルに記載されます）

こんな使い方も...？

デジタルフォトスタンドとしては少し特異なOrgraphyですが、

単に「画像表示・音楽再生ができる装置」と考えると、色々な使い方の幅がありそうです。

例えば...

　お気に入りのアーティストの楽曲とアルバムのカバーアートをディスプレーする

　ゲームの画像とゲームの楽曲を組み込んでディスプレーする

　シンプルな筐体を自分好みにデコレーションする

　巻き鍵をキーホルダーにする

などなど、使い方は自由です！

機能仕様

画像表示

　サイズ：240 × 240px

　サポート画像ファイル形式：jpg(jpeg)、png、bmp

　表示可能枚数：通常時30枚、楽曲再生時30枚（計60枚）

楽曲再生

　サポート楽曲ファイル形式：mp3、midi(mid)

　プリセット楽曲：以下40曲のオルゴール楽曲を搭載予定　　　　　　　　　　　　　　（再生する楽曲はスマートフォンアプリで任意に変更する事が可能です。）

外部仕様

商品サイズ：横約60mm×高さ約60mm×奥行約58mm

重量：本体約100g、巻き鍵約25g　

製造国：日本

バリエーション：本体2種、巻き鍵8種（後述）

保証期間：6ヶ月

電源の種類：micro USB ケーブル

消費電力：約2W

スマートフォン向けアプリケーション ：Android, iOSそれぞれに対応

付属品：本体、巻き鍵、micro SDカード、マニュアル、micro USBケーブル

FAQ

Q．画像や楽曲はスマートフォンアプリ以外から変更できますか？
A．可能ですが、基本操作はスマートフォンアプリからとなります。それ以外の方法で変更した場合はサポート対象外となる場合があります。

Q．スマートフォンを持っていない場合はどうしたらよいですか？
A．スマートフォンをお持ちでない方向けには個別のサポートを承ります。

Q．初期不良時はどうしたらいいですか？
A．直ぐに交換対応させて頂きます。初期不良のないように最善を尽くしますが、電子機器の特性上防ぐ事が難しい場合もございます。何卒、ご理解いただけますと幸いです。

Q．壊れてしまった場合はどうしたらいいですか？
A．保証期間内であれば交換対応させて頂きます。

スケジュール

リターンについて

本体（2種類より選択）

　チェリー材、ウォールナット材

巻き鍵（8種類より選択）

　クラブ型：ゴールドメッキ、スモークゴールド

　　　　　　ピンクゴールドメッキ、スモークピンクゴールド

　ハート型：ゴールドメッキ、スモークゴールド

　　　　　　ピンクゴールドメッキ、スモークピンクゴールド

Orgraphy開発話

コロナ禍によって、私たちの日常は大きく変化しました。自由なお出かけや旅行が制限された事で、思い出の価値が相対的に高まったように感じました。

スマートフォンが1人1台が当たり前の時代となり、写真を撮ることは今や日常的な行為となりました。しかし、その写真を飾ることは、撮る行為に比べると機会が少ないように思います。写真は瞬間を切り取り、思い出を残す手段としてとても重要ですが、飾ることでその価値は一層高まると私たちは考えています。

こうした背景から、私たちはこれまでにない新しいデジタルフォトスタンド「Orgraphy」の開発に取り組むことになりました。Orgraphyは個性的で小さな存在ながらも大きな魅力を持ち、生活に溶け込むようなデザインを追求しました。Orgraphyの造形はただ写真を見せるだけでなく、その環境に調和し、いつでも傍に置けるアイテムとしての役割を果たすことを意図しています。

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開発の根底には、思い出をただ振り返るだけでなく、つらく悲しい瞬間や気持ちを切り替えたいときに心の支えとなる『宝物』のようなものを提供したいという想いがありました。写真と音楽、そして思い出が交わる瞬間を、Orgraphyを通じてぜひ体感して頂きたいと願っています。

実行者紹介

はじめまして。私は株式会社ワースアデッド代表の綿貫と申します。システムエンジニアとして長年の間、カーナビやデジタル複合機などの様々な電子機器の開発に携わってまいりました。経験を積んでいく中で、「自分のアイデアを形にしたい」という思いが強くなり、それが株式会社ワースアデッドを立ち上げるきっかけとなりました。これからもものづくりへの情熱を注ぎながら、成長を続ける企業を目指して精進してまいります。

会社紹介

株式会社ワースアデッドはソフトウェア開発とプロダクト設計を行う小さな会社です。デジタルとアナログを組み合わせた、"まだ世の中にない面白いものづくり"に挑戦しています。 今後もOrgraphyのような面白いプロダクトを次々にリリースしていきたいと計画しておりますので、応援して頂けると大変嬉しく思います。

何卒、宜しくお願い致します！