こだわり過ぎて、秋発売になりました。

夏に食べるイメージが強い「塩レモン」

本当は夏に発売したかったのですが、こだわりすぎて間に合わず、秋のお披露目となってしまいました。

妥協して売りに走るより、こだわり抜いたものを届けたい一心で開発した「塩レモンコンフィチュール」と、「塩レモン飴」。

季節問わず食べたくなる、美味しい塩レモンができました！

「本物の塩レモン」をつくるまで

こんにちは！

石川県能登半島で、地方の”いいもの”を商品化している、おやゆびカンパニーの沼田です。

早速ですが、私は塩レモンが大好きで、売っているのを見るとついつい買い集めてしまいます。

でもスーパーに売っている塩レモン飴の原材料を見ると、

果汁はほとんど入っていなかったり、レモンの酸味を添加物で足していたり・・・

あくまで「塩レモンをイメージした味」なんだなぁ〜と思いながら楽しんでいました。

話は変わりますが、私たちの住んでいる能登は古くから塩づくりが盛んで、1200年前から「揚げ浜塩」という美味しいお塩があります。

甘くて、まろやかで、旨味があって、とにかく美味しいお塩なのですが、

「揚げ浜塩」で塩レモンを作れば、誰も食べたことがない「本物の塩レモン」ができるのではないか？

そう考えたのが、今回のプロジェクトの始まりでした。

こだわりの塩と同じくらい、こだわっている事業者さんと作りたい！

全国調べて、静岡県伊豆の「伊豆の国本舗」さんに出会いました。

スタッフのほとんどが主婦で、「自分たちが本当に美味しいと思うものしか作らない」という信念のもと、伊豆の果物でジャムづくりをされている素晴らしいジャム屋さんです。

製造体験をさせていただいた時の写真

実際に上がってきたサンプルは、私が今まで食べてきた「塩レモンをイメージした味」とは全く違う味。

口いっぱいに広がるレモンの濃密な味わいは、本物の材料で・手間ひまかけないと作り出せない味わいだと感じました。

その後も何度も何度も試作を重ね、ようやく、お披露目です！

“濃密”塩レモンの秘密

希少な伊豆産レモンをたっぷり使用

内容量110gの1瓶に、レモンをほぼ丸ごと1つ使用！

すり下ろしたり、スライスしたり、包丁で刻んだり、部位に合わせて加工方法を変えることで、レモンの味を引き出し・他に無い食感を生み出します。

皮を剥いたレモンを丸ごとすりおろしている様子。

レモンの種を一粒ひとつぶ取り除いていきます。1mmほどの「種の赤ちゃん」も、食感が悪くなるので全て取り除きます。

スライサーでワタごと果肉をスライス。食感のアクセントになります。

スライスされたもの。これが美味しいんです！

甘くなる！魔法の塩

塩レモンコンフィチュールが”濃密”な秘密はもう一つ。

それは黄金バランスで配合された「揚げ浜塩」！

実は塩には苦味を抑え・甘みを際立たせるという効果があります。

舌にある「みらい」と呼ばれる特別なセンサーの働きで、糖分だけを食べた時よりも糖分＋塩を食べた時の方が約1.5倍の甘さを感じるという実験結果もあるのです。

「揚げ浜塩」の特徴は、職人が24時間丁寧に焚く事で生まれるまろやかさと旨味。

塩なのに、しょっぱくない。

まろやかな味わいが、塩レモンに最適なのです。

その揚げ浜塩を、分量の試作を重ね黄金比で配合。

●レモンの甘さを引き立てる

●レモンの苦味を和らげる

●全体の味をまとめる

「塩」の力に驚いてください！

数ある試作の一部。塩の分量だけでなく、レモンの加工方法を変えてみたり、分量を変えてみたり、沢山の試作を重ね商品が生まれました！

「生きてる」コンフィチュール

できたコンフィチュールはすぐに出荷しません。

工房で10日ほど熟成させることで味がまとまり、美味しいコンフィチュールになってお客様の手元に届きます。

届いてすぐは、優しいレモン色。爽やかな“濃密感”を楽しめます。

ヨーグルト、クリームチーズ、サラダのドレッシングなど、こってりとした乳脂肪分や、油分と合わせていただくのが特におすすめです。

オリーブオイル・塩と合わせるだけで爽やかなレモンドレッシングに！

そして、ぜひやってみて欲しいのがお家での“追熟”！

約２ヶ月ほど熟成させると黄金色に変化。

食感もとろりと変化し、さらに濃密な味わいに。

あえて何もつけずにそのまま食べて、超“濃密”感を味わってください！

もちろん、パンやアイスクリーム、ホットケーキなど、何にかけても抜群に美味しいです！

ストーリーのある”濃密”な味

レモンの様々な部位を使っているので、一口の中に味のストーリーが生まれます。

1/ お口に入れると：レモンの香りが口いっぱいに広がります

2/ 次に：レモン果実の酸味がほどよくきゅ〜っと刺激（よだれが出ます・・）

3/ 最後は：ほろ苦さがやわらかく広がります。余韻に浸ってください。

お手元に届いたら、まずはそのまま食べていただきたいです！

コンフィチュールの活用例

甘いだけじゃない！

だから、お菓子から料理、お酒にまでアレンジ。

◆忙しい朝「今日もがんばろう！」のお供に

濃密レモンでスイッチオン！

クリームチーズと合わせても美味しいです。

◆おうち時間に、ゆったりアレンジ

パンにのせてカナッペに。白ワインに入れると、簡単ペアリングも楽しめます。

左から、サーモンマリネ＋レモン・クリームチーズ＋レモン・サラダ＋レモン。

お肉のソースに入れると見た目にも華やかに。

その他、パスタやカルパッチョなどにもおすすめ。

入れるだけで本格的な味わいになるので、パパッとご馳走がつくれます。

ぜひ色んなお料理に活用してみてください！

伊豆のレモンについて

実は、静岡は日本のレモン発祥の地！

日本のレモン栽培は、静岡・熱海の地から広がっていきました。

現在では国産レモンにおけるシェアは0.5%と非常に少なく、とても希少です。

今回は、ノーワックスで育てた伊豆産レモンだけを使用しています。

伊豆の国本舗について

コンフィチュールを作っていただいている「伊豆の国本舗」さん。

私も一度レモンコンフィチュールづくりを体験させていただきましたが、

ものすごいこだわり、そして重労働！

なんでも、伊豆の国本舗さんの入社試験には“腕相撲“があるそうです（笑）！

でもそれも納得なくらい、全てが手作業。

試作の段階でかなりのパターンを作っていただいたのですが、本製造の段階で「やはりもうちょっと検証したい」とストップが入り、製造が一旦中止になったことも。

和気藹々と、でも真剣に。伊豆の国本舗さんとだからできた”濃密“レモンコンフィチュールです。

手軽に気分リセット！「塩レモン飴」

もっと気軽に塩レモンを楽しみたい人は、

レモンピューレがたっぷり入った「塩レモン飴」がおすすめ！

塩レモンコンフィチュールと同じ、伊豆の国本舗で手作りした「レモンピューレ」を、揚げ浜塩飴で包みました。

“3分間“だけ味わう幸せ

飴とピューレが溶け合う3分間で気分リセット！

1分/ 揚げ浜塩がアクセント「塩飴」を楽しむ

2分/ ゆっくりと溶け出てくるレモンピューレにどきどき

3分/ レモンピューレと、揚げ浜塩飴とのマリアージュを堪能する

在宅ワークの気分転換に、飴をなめる3分間だけゆったりと過ごして気分リセット！

コーヒーはもちろん、紅茶にも合いますよ。

レモンピールたっぷり！ほろ苦ピューレ

こちらも徹底的にこだわり抜きました！

コンフィチュールと異なり、こちらはピール（皮）たっぷりのほろ苦い風味が特徴。

手作業でピールをみじん切りにします。

飴の機械に通るように、繰り返し濾して細かく・なめらかにしていきます。

出来たピューレはきれいなレモン色！もちろん着色料は入れていません。粒つぶと見えるのがみじん切りしたピールです。

飴の中に入れるペーストにここまでこだわっているのは、他に類を見ないと思います！

飴職人がつくる絶妙な「塩感」

レモンピューレを包む塩飴は、あえて塩の粒感が残るように仕上げています。

塩が溶けるタイミングで生まれる絶妙なリズムを楽しんでください。

職人が手で塩を練り込んでいきます。この時、塩を練り込みすぎないように手加減することで、絶妙な粒感が生まれます。

甘信堂製菓について

飴を作っていただいているのは、静岡の甘信堂製菓さん。

地釜で時間をかけ丹念に直火で煮詰める、ひとつひとつ丁寧に職人の手をかけて造る、出来るかぎり素材を生かす、を信条に飴づくりを行っています。

飴作りの全ての工程を機械化せず、あえて人の手を加えることで、他にはない味わいが生まれるのだそう。

忙しい生活に、一粒で気分リセット！

朝の目覚めのコーヒーと一緒に楽しんだり、

一粒で満足感があるので、ダイエット中のお菓子にもオススメです。

レモンを引き立てる「揚げ浜塩」のこと

浜士（塩職人）の登谷さんが目指す塩は、「まろやかで、旨味がある塩」。

料理の塩を変えるだけで、味がやさしく・まろやかにまとまります。

リターン品では、登谷さんが手塩に掛けてつくった「てしおじお」もお選びいただけるプランをご用意。

揚げ浜塩でつくる「塩むすび」は本当に美味しいです！

ぜひ一度、炊き立てのご飯で食べてみて欲しいです。

★オススメの食べ方★

トマト

切ったトマトにひとつまみ。

揚げ浜塩の甘みとトマトの甘みが合わさって本当に美味しい！

コーヒー

コーヒーに入れると、苦味を抑えて口当たりまろやかに。

実はエチオピアで伝統的に楽しまれている飲み方なのです。

いつものコーヒーも、ひとつまみの塩で違う楽しみ方に！

白ワイン

ぜひやってみて欲しいのが、白ワイン＋塩。

安物の白ワインも味に深みが出て美味しくなります！

塩レモンコンフィチュールで作った料理とペアリングもオススメ。

コンフィチュールへの”追い塩”にもオススメです！

パッケージデザイン

岡山のデザインユニットCOCHAEがデザイン。

塩づくりに従事する女性が、レモンを運んでいる可愛らしいパッケージです。

自分用だけでなく、ギフトにもオススメです。

COCHAE

「あそびのデザイン」をテーマに活動するデザインユニット。新しい視点を持った玩具や雑貨の開発、商品企画、展示やWSなど 幅広い活動を行っている。

商品について

商品名：揚げ浜塩レモンのコンフィチュール

内容量：110g

賞味期限：2022年9月

商品外寸：直径 48 mm × 85 mm

重量：212g

特定原材料7品目：該当なし

＊天然色のため商品の色合いが一定ではありません。レモンの種が入っている場合があります。

商品名：揚げ浜塩飴 レモンピューレ入り
内容量：10 粒(約 45g)

賞味期限：2022年5月

商品外寸：98*81*42mm

重量：67g

特定原材料7品目：該当なし

【セット商品の賞味期限と特定原材料】

●揚げ浜塩

賞味期限：なし 特定原材料：なし

●揚げ浜藻塩

賞味期限：なし　特定原材料：なし

●揚げ浜いしる塩

賞味期限：2022年10月　特定原材料：なし

●中島菜フィットチーネ

賞味期限：2022年4月 特定原材料：小麦

●苺どら焼き

賞味期限：発送日より7日 特定原材料：卵、小麦

●天野柿で酢

賞味期限：2023年4月 特定原材料：なし

スケジュールについて

10/17 プロジェクト終了

10/18〜10/29 商品発送

リターンについて

プロジェクトへの想い

この度は私たちのプロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。

私たちは、石川県の能登という地域にある企画会社です。

これまでは移住者の支援や、観光商品づくり、地元企業の事業承継のお手伝いなどをしていました。さまざまな視点から地域と関わる中で、地域のものを魅力的に商品化したお土産をつくりたいという想いが大きくなり、今回初めて商品を作りました。

能登に来てくれた人に、「これいいな」と思ってもらえるお土産を作りたい。

そんな想いで初めて新事業ですが、コロナの大打撃。

試作に試作を重ね、ジャム工房も、塩職人も、私たちも、みんなが「美味しい！」と胸を張って言える商品ができたのに、このままではお客様の手元に届かない。。。

少しでもたくさんの人に楽しんでもらいたいという思いで、Makuakeにチャレンジしました。

手前味噌ですが、一度食べたら忘れられない・もう一度食べたい！と思える味だと、自信を持って言えます。

なかなか旅行に行けない日々が続いています。誰もがそれぞれに大変な日々を過ごしていると思います。このプロジェクトを通して少しでも旅行気分になって、美味しかった、良かった！と思っていただけると嬉しいです。

★本商品の売上の一部は「揚げ浜式製塩」の技術継承のために活用されます。

実行者紹介

このプロジェクトは、石川県能登の伝統産業「揚げ浜式製塩」を残していくために、製塩業者（奥能登珠洲塩田村）・プランナー（おやゆびカンパニー）・デザイナー（COCHAE）の3者で運営。8/7に第一弾の「てしおじお 小」サイズをリリースしました。

今回発売する塩レモンシリーズでは、全国からこだわった商品づくりを行う事業者を探し、静岡県の伊豆の国本舗さんと、甘信堂製菓さんに声をかけ実現しました。

まだまだスタートしたばかりのブランドですが、皆さまのご意見をいただきながら少しずつ成長していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします！