プロジェクトのコンセプト

廃材ちんどん楽団で盛り上げる！障害がある人も共に、過疎化の地域から世界をめざす！

プロジェクトの魅力

【ポングリ図画耕作所とは】

2014年6月に社会福祉法人一麦会（麦の郷）から和歌山県では珍しい、表現活動（芸術、音楽、踊り、ちんどんなどのパフォーマンス）で稼いだお金をメインの工賃として活動する共同作業所として立ち上げました。

立ち上げたきっかけとしては、和歌山県の共同作業所の多くは内職作業で少しずつ違った場所も出来てきているとはいえ、障害を持っている人が働ける場所の選択肢が少なすぎだと感じていたこと、それともう一つ、隠れた才能や心の奥から湧き出る「音楽がすき！踊りがすき！」という真っ直ぐな感情を活かさないのはすごくもったいないと思ったからです。

メンバーの募集は「廃材でちんどん太鼓を作ろう」と言うワークショップをしました。

廃材を使用する理由は使わなくなったものを再生することによって物を大切にすると言うことも勿論ですが、どこにもない物を作れるという事の方が大きいです。

一つ一つ違う顔をもつ道具は、どこか人が生きて行くことに大きく影響する。そんな気がしているから。

いままで個人でやっていたことを

元々、自身が「ポングリ」と言うアーティスト名で、絵を描いたり、廃材や漂流物でモノを作ったり、ちんどんや音楽をしながら生活をしていたので、障害を持っている人をある程度才能を引き出したりする事が出来るのじゃないかと感じていました。

ポングリのHP

ポングリ図画耕作所で働くメンバー

現在１０名。それぞれの得意なこと、やってみたいことを組み合わせて、日々刺繍やだるま作り、絵描き、紙芝居、ちんどん屋、を模索しながら活動しています。

↓商品などの制作風景

↓作ったモノを手作り市などに出店

↓２歳の頃に自閉症と診断されてお喋りができない分言葉の代わりに絵を描いて表現し続けるメンバーの個展も開催。

ちんどん楽団などのパフォーマンス部門を伸ばして行きたい！！

絵を描いたり、物を作るような芸術を仕事にする作業所は他県にはたくさんあるので今プロジェクトで他にはあまり見かけない「ちんどん」の仕事を伸ばして行こうと思っています。

開所して１年余りの中で何か所か「ちんどん」の依頼を頂いて公演させていただく機会がありました。作業所で働くメンバーも依頼してくださった方々もすごく喜んで、従来ならサポートされるだけだったメンバーが人に元気を与えれる側になることが出来ました。

活動場所である和歌山県紀の川市の粉河と言う古い町並みをちんどんで練り歩くと沿道から「頑張って～」「ありがとう」「昔はチンドン屋さんがいっぱいいたよ！もっとやってね」と声をかけてくれて地域にも元気の循環にもなっています。

今後の展開！！

これから先、もっともっと本格的にパフォーマンス性も向上させたいと考えています。また、廃材を使ったちんどん太鼓や楽器を使ったパフォーマンスで目標を高く持つという意識付けをメンバーにしていきたいです。そしてこれからは、幼稚園や小学校、施設やお祭りなどでの、ちんどんパフォーマンスを含めた、オリジナル紙芝居を行っていき、こういう仕事があると言うことを多くの人に知ってもらい、日本全国、世界へと広く公演の場を増やしていきたいです。

練習場所の拡大、設備を充実、講師を招いたりして、ここにしかないちんどん楽団を育成していきたいと考えています。

夢は大きく！！夢！夢！

↓富山県で行われているチンドンコンクールの動画。

体制が整うと子どもからお年寄りまで参加できるちんどんのワークショップを開催したり、地域活性の為に全国からちんどん屋さんを集めた「ちんどん大会」のようなイベントを独自の良さを出して（例えば廃材楽器だけのちんどん屋さんを募る）開催したり健常者や障害者、老若男女関係なくみんなが補い合って生きて行く地域作りをして、そういう町作りのモデルになって行きたいと思っています。

お金の使い道

ちんどん楽団の活動費（楽器・衣装道具購入代・講師代・練習場所の設備代）

実行者/チーム紹介

社会福祉法人一麦会　ポングリ図画耕作所

表現活動（芸術、音楽、踊り、ちんどん）から得たお金をメインの工賃として、働く共同作業所。