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株式会社　元林

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最新の活動レポート 2019.03.13

皆様いつもお世話になっております。プロジェクト商品が入荷してまいりました！すぐに出荷の準備を進めさせて頂き、明日以降、順次発送を進行いたしま...

ストーリー

ミニマリストに向けた財布を持たない生活を提案
バッグ一つでお出かけ。バッグの内側にカードポケットなどのお財布機能を
素材のレザーは馬革、しかも白色！！馬革特有の軽量感とホワイトワックスを入れることで白色へ

-ミニマリストに向けた財布を持たない生活を-

ミニマリストとは、、、、持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人のこと。自分にとって本当に必要な物だけを持つことで、かえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルです。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語です。

物だけでなく多くの情報が流通する中で、たくさんの物を手に入れても満たされなかったり、多くの物に埋もれて必要な物が見えなくなったり、生きづらさを感じる人たちが増え、自分にとって本当に大事な物を見極めて必要な物だけを取り込むことで楽に生きたいと共感が広がっています。

現実社会に目を向けると、クレジットカードやスマホ決済など、キャッシュレス社会が進んでいる中、必要最低限のものをバッグに収納できれば、もっと持ち物を減らせる。そう考えると必要なのは最低限のクレジットカードと小銭入れを収納できるポケットがあれば十分！！今回はそんなバッグを企画しました。

少ない物で豊かに暮らすという考え方は、Prayのブランドコンセプトである「お客様に末永く使って頂くことを祈って、モノ作りをしていくこと、そして物が溢れていて活気の無い時代に、活気のある生活を求める」と通じるところがあり、今回の企画テーマとしました。

-白色のレザーについて（ロデオの白色）-

素材は普通のレザーじゃイヤ、革特有の重さもイヤ、見た目の重厚感もイヤということで姫路のタンナーに向かいました。喧々諤々探しているところに、一つのレザーに目がとまりました！！
そのレザーは馬革、しかも白色！！

馬革特有の軽量感、バッチリと思ったが、白色のトーンが少し暗い。。。
そこからは、タンナーさんと試行錯誤を繰り返し、染料の量を変えたり、革をバタくことで、より理想とする白色に近づけていく作業を繰り返すことで、やっと表現することが可能に！

今までは植物なめしの工程で、茶色の下地が出てしまったり、それを防ぐための脱色する工程が非常に多く、白色の革を表現することは難しいものがありました。
しかし、タンナーのニッタ様の技術革新により、白色を表現することが可能となりました。
ホワイトワックスを入れることで、白色に近付ける工程だけでなく、革をたたくことで、オイルを散らし、より白色に近づけています。

-機能面について-

鞄が大きすぎたり収納が多いと、容量にかまけて、ついつい色んなモノを入れてしまう。。。
できるだけシンプルでありながら、最低限の収納スペースは確保したい、
必要なものはスマホポケット、あとはプライバシーを守るためのファスナーポケット。この２つがあれば、十分！

更に、バッグの内部にサイフ機能を持たせてしまうことで、余計な荷物を減らし日常使いに本当に必要なものだけを持ち運ぶ事のできるバッグを企画しました！

①ショルダーバッグ

ただのショルダーバッグでは面白くない、小ブリなバッグでも、機能面を充実させたい。。。でも大きいバッグは邪魔ということで、財布機能を付属したミニショルダーバッグを作ります！！

カードポケットとファスナーポケットが付属しているので、大きめの財布として使用してもOK!！ショルダーストラップを外せば、クラッチバッグとしも使用可能に！

②リュック

仕事じゃない休日にA4サイズなんていらない！必要最低限の荷物が入る小ぶりでいい！そんなサイズ感を求めて作ってみました！！

カードポケットと小銭入れを付け、お財布を持たずにお出かけをすることができます。オープンポケットも付けることで、携帯などの最低限の小物を収納でき、貴重品はファスナーポケットの中に入れることができます。

③ミニボストン

手持ちでも持てて、斜め掛けにもするバッグがほしい、でも大きくなると野暮ったい、、、、そんな声からできたバッグが、こちらのミニボストンバッグです！！

ハンドルで手持ちもできて、斜め掛けにもできる2WAYバッグ。メンズ＆レディースともに持てるユニセックスバッグです。

こちらもリュックと同じく内装にサイフ機能を付けています！

-企画している会社は？-

1905年に創業した、総合商社の株式会社元林が企画を行っている。創業当時は、紳士ステッキ等の服飾雑貨を生業とし、時代とともに扱うアイテムの変遷も遂げてきた。現在では喫煙具、100円均一のアイテム、オーガニック化粧品等、幅広いアイテムを取り扱っている。ファッション雑貨においても、既成概念にとらわれない、新しいファッションを国内外に向けて発信。ファッションは、時代のトレンドやカルチャー、アートなどと融合しながら常に変化していきます。私たちは、今という時代を敏感に取り入れながら、さらに進化していくファッションをご提案していきます。これまでの形式や既成概念にとらわれない、新しいスタイルにつながる感度の高いモノ・コトを創造し、国内外に向けて発信していく会社だ。

-Prayとは？-

物や情報があふれる時代の中で産まれたのが、今回御紹介する“Pray”です。株式会社元林で2014年に誕生し、旧来の大阪の商業中心的な繁華街にはない、“緩やかな空気”が流れている地域、それが“堀江”。そこで生まれた“Pray”ブランドは、お客様に末永く使って頂くことを祈って、モノ作りをしていきます。「シンプルかつ上質」を提案することを合言葉に、物が溢れていて活気の無い時代に、活気のある生活を求めるアクティブな３０代～４０代に送るブランドです。

-バッグの生産は？-

生産工場は同じ大阪にある、東大阪の工場で生産しています。老舗の工場で、バッグ一筋の歴史のある会社です。自社工場も持ち、職人さんの腕も確か。Prayが信頼している工場で生産しています。Made In Japan！！

-革はどこで？-

姫路にあるタンナーさんでお願いしています。2代目の社長は､15歳から社業に携わっている、この道50年の革のスペシャリスト。以前は牛革をメインで使用していたが､40年ぐらい前から馬革をメインで取り扱うようになりました。
革のなめしの工程では、分業制をとっているのが一般的です。それぞれの工程の設備投資が非常にリスクがあるためです。
革の洗浄、染色、塗装、仕上げはそれぞれを分業にしていますが、全ての工程を一気通貫で行っています。そのため、メーカ―側の細かい要望まで対応してくれます。
コードバンの人気で原皮自体が減ってきている為、成体の状態ではなかなか取れない状況の中で、長い付き合いが育んだ信頼関係で、継続的な取扱が可能に。余談ですが、10年前からすると原皮の値段は2倍近い値段になっているそうです。。。。
原皮はヨーロッパから輸入していて、ヨーロッパの方が大判で品質的に良質な原皮が多く、今は日本のものよりも優秀だそう。
現在はバッグだけでなく、レザージャケットや靴のインソール、義肢用の服にもこちらの会社の馬革が使用されています。