＿＿＿＿＿＿＿伝統美を現代美に＿＿コンテンポラリーに着こなす＿＿＿＿＿＿＿

身につけると胸が躍り心から美しい気持ちになれる、モードにもエレガントにも装えるハイクオリティなシルクの艶とフォルム。

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埼玉県ではかつては秩父地方を中心に養蚕、絹産業が盛んでしたが、現在では養蚕農家、機織り職人はわずかとなってしまいました。この「秩父太織」を皆さまに身につけていただくことにより、先人たちが生み残してくれた美しい伝統、風土を未来へ残していくことに少しでもつなげていけたらと思っています。

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REINA IBUKA＿＿＿＿＿＿＿＿

フランスパリで小さなランジェリー、洋服のブランドを10年ほど展開埼玉県秩父市に帰郷。2019年より地元秩父の伝統工芸絹織物などを使用したファッションブランドを展開している。

この撮影の日はなんと冬至でした。どおりで寒く暗くなるのも早くその夜には雪も降ったほどです。でも冬至のこの日だったからこそ撮れた写真でもあります。この日を境に日が延びていき春へむかっていく、そんな希望の日にできたことをうれしく思うのです。

長年過ごしたパリから秩父へ本帰国した日も秩父でもまれにみる大雪の日でした。秩父まで戻ってこられず成田に2泊し荷物は後から届きました。すごい所へ戻ってきたなと思ったものです。

そんな秩父でパリと同じ美しいものへの感動を覚えたことがブランド再開へのきっかけです。自然の美しさ、つくられた美しさ、人間の美しさ。いにしえの秩父の人たちが生み伝えてきた伝統工芸絹織物に少しでも携われたらと思ったのです。

そして服を通して人に心から喜んでもらえ豊かさを感じてもらえること。その素晴らしさを再確認できたことは大きな糧となっています。

これからのまだまだ美しもの、美しい人たちとの出会いを楽しみに。冬至、再びの始まりの日としてふさわしかったのではないかなとふと思いつらつらと書き綴りました。

※この撮影は、秩父の養蚕農家さんのご好意により「秩父太織」のもととなる繭を育てる繭部屋で行いました。

__秩父太織 (ちちぶふとり)＿

豊かな自然、山に囲まれた埼玉県秩父地方は水はけがよく平らな土地が少なく稲作にはむきませんでしたが、桑の木には好都合でした。そのことから江戸時代、養蚕業が栄え絹織物の産地となりましたが、今では絹産業に関わる業者は数件のみとなっています。

国の伝統的工芸品でもある秩父銘仙には「秩父太織」と「秩父ほぐし織」があります。江戸時代、養蚕農家が換金できない規格外の繭を使い野良着を作り始めたのが「秩父太織」の起源です。「秩父太織」は一度は途絶え、故石塚賢一氏により復元されました。養蚕から秩父で一貫して手作業で行われている100%秩父産繭の希少な秩父生まれの Chichibu Silk。

無撚糸を織り上げているため、シルク本来の手触りの良さが最大限に活かされ、使用するほど滑らかに艶が増していき、丈夫で軽いのも特徴です。現在国内で生産されているシルク商品のうち、国産繭を使用しているのはわずか0.3%。「秩父太織」は100％地元、秩父産繭のみを使用しています。

「秩父太織」の糸作り技術に北欧のエッセンスを取り入れたこのプロジェクトのダイアモンド織リは、立体感のある美しい独特な艶を生み出します。

秩父地域内での連携＿こだわりの手仕事

養蚕農家、手織り職人、デザイナー、ともに意見を交わし合い、秩父の風土、伝統技術、絹文化存続のため、伝統を大切にしながら、新しいものを生み出そうと励んでいます。

【 養蚕 】

養蚕の存続に努める久米養蚕農家5代目当主 久米悠平

現在日本で生産されている繭は、世界のわずか0.01%。秩父でもかつては養蚕が盛んだったが、現在も変わらず桑畑を持ち蚕を育てている農家はわずか。養蚕業の存続のため日々研究を重ねている。

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【 糸、生地作り 】

故石塚賢一氏に師事し秩父太織を受け継ぐ伝統工芸士 北村久美子 Magnetic Pole

養蚕農家により出来上がった繭から、伝承された技術、座繰りによって糸を作りあげる。出来上がる糸は撚りのない「無撚糸」で、その貴重な糸をひと織りひと織り丁寧に織り上げる。

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【 デザイン、服作り 】

パリから秩父に帰郷しブランドをリスタート 井深麗奈 REINA IBUKA

出来上がった生地に触れ、感じ、時間をかけてより美しく生きるデザインを考え、パリと秩父のエスプリの融合を形にする。デザイン、パターン、サンプル縫製、少量生産まで愛情を持って手がける。

- リターン商品 -

「秩父太織」の糸づくり技術に北欧のエッセンスを取り入れた、独特な立体感のある光沢が美しいダイアモンド織りの「現代の秩父太織」コレクション。

ご自身のために、また大切な方へのプレゼントにも！

▪️コート（レース付）— ホワイトのみ

フランスのオートクチュールメゾン御用達の老舗レース会社ソフィーアレットのリバーレースを衿ぐりに施し、袖口と背中にはタックをとり、秩父太織のふんわり感を出している。【数量限定商品】

軽く着心地も良く、シルク100％なため薄さのわりに暖かいのも特徴。春、秋、冬、と楽しめる。

モデル身長173cm

▪️コート（レースなし）— ホワイト/ゴールド/ブラック

袖口と背中にはタックをとり、秩父太織のふんわり感を出している。軽く着心地も良く、シルク100％なため薄さのわりに暖かいのも特徴。春、秋、冬、と楽しめる。

▪️衿ワンピース — ホワイト/ブラック

立体感のある大きな秩父太織の衿は絹の光沢が顔を明るく綺麗に見せてくれる。裾脇部にも秩父太織を施し、着用するとゆれてきれいなシルエットが生まれる。後のリボンは、結ばずに垂らしておいてもシックな雰囲気で素敵。

モデル身長173cm

右：ベルト着用

右：ベルト着用。タートルをインナーに。

▪️衿ブラウス — ホワイト/ブラック

立体感のある大きな秩父太織の衿は絹の光沢が顔を明るく綺麗に見せてくれる。後のリボンもデザインポイントで、結ばずに垂らしておいてもシックな雰囲気で素敵。

▪️袖ワンピース — ホワイト/ブラック

スタンドカラー、セットインスリーブに秩父太織を、身頃部にパールシフォンを使用し、ダイアモンドとパールの光沢の融合。しとやかな上品さを演出。オケージョンや観劇のシーンにも。

※サンプル(写真)より着丈10cm長く、後開き部は5cm長くなります。

モデル身長173cm、Mサイズ着用

銘仙語り部・花織人 木村和恵氏

※サンプル(写真)より着丈10cm長くなります。Mサイズ着用。

▪️ボウタイ — ホワイト/ゴールド/ブラック

衿元に秩父太織シルクの光沢で、エレガントにもカジュアルにもこの1アイテムでおしゃれ感が完成。男女問わず楽しめるアイテム。スーツにもTシャツにも。

箱にお入れしてお届けします。

▪️ スカーフタイ— ホワイト/ゴールド/ブラック

衿元に秩父太織シルクの光沢で、エレガントにもカジュアルにもこの1アイテムでおしゃれ感が完成。男女問わず楽しめるアイテム。スーツにもTシャツにも。

シルクなので首もとを暖かくしてくれる。

▪️ベルト — ホワイト/ブラック/ゴールド

ウエストに秩父太織シルクの光沢がアクセントに。

衿ワンピースドレスに同色のベルトを組ませるときれいなシルエットが生まれる。お手持ちのパンツやスカートやワンピースに活躍するアイテム。男女問わず楽しめる。

首に巻いてネックカラーとしてもハイセンス。シルクなので首もとを暖かくしてくれる。

ヘアバンドとして頭に巻いてリボンを垂らしてもモード風でおしゃれ。

- スケジュール（展示・試着） -

5/11(水) プロジェクト スタート

↓ 5/11(水) 伊勢丹新宿 展示 スタート

↓ ↓ ー実際に「秩父太織の服」に触れていただけます。ぜひお立ち寄りください！

↓ 6/14(火) 伊勢丹新宿 展示 終了

↓

↓ 7/2(土) REINA IBUKA 秩父アトリエ 展示・試着 スタート（仮日程）

↓ ↓ ー実際に「秩父太織の服」をご試着いただけます。ぜひお立ち寄りください！

↓ 7/8(金) REINA IBUKA 秩父アトリエ 展示・試着 終了（仮日程）

8/8(月) プロジェクト終了

小物から9月〜順次商品発送。2023年2月末までにお届け。

- 資金の使い道 -

リターン商品の制作費。そして次の「秩父太織」のオリジナル生地製作、商品製作に使用させていただきたいと思っています。

「秩父太織」のオリジナル生地も服のデザインも、多くの可能性を秘めています。作りたいオリジナル生地、デザインがまだまだたくさんあります。

今回の皆さまの応援を、次の企画にもぜひつなげていきたいと思っています。

日本のより多くの方に、また世界の方たちにも見ていただけることにもつなげていきたいです。

REINA IBUKA 井深麗奈＿＿＿＿＿＿＿＿

埼玉県秩父市出身。文化服装学院卒業後、ランジェリーブランド La vie a deux の企画を経て、フランスのランジェリー、レースに憧れ1997年に渡仏。

アンティーク品、ヴィンテージ生地のバイヤーとしてヨーロッパ各地を回る。その後アンティークレースやヴィンテージのカーテンやテーブルクロスをアップサイクルしたインナーブランド maria-reina paris を2003年に立ち上げる。

その後20~60年代のオートクチュールや映画、文化に魅了され、アウターラインとレースのマリアージュをベースに Reina I. Paris を2009年に発表する。

17年過ごしたフランスから2014年に本帰国。

本帰国と共に休止していたブランドは、再開はしないと考えていたが、秩父の自然、人、伝統工芸絹織物の豊かさに触れ、2019年に再びファッションブランドをゼロからスタートさせる。コロナ禍で造った小さなメディカルハーブガーデンの横に、山の見えるアトリエを2021年4月に構える。

地球の変化とともにファッションのあり方も変わっていかなければならない現代、ここを拠点に大切なことを人と自然と共有していきたいという思いで活動中。

REINA IBUKA concept＿＿＿＿＿＿＿＿

- 故郷と地球を考える -
100％地元産繭からできている生地や、伝統工芸織物を使用することにより、地元の伝統技術、風土を残すことに少しでも携わる。
地球環境を考えた素材セレクトを心がける。

- 生物多様性の維持 -
この地球上にはさまざまな生き物が暮らし、全てがつながっていること。緑の見えるアトリエと、小さなメディカルハーブガーデン「VERTS（ヴェール）」（仏語で“緑”の意味）で、循環の重要性をさまざまな形で表現していく。

- 自然と人のつながり -
人は自然から大きな力「La joie de vivre（生きる喜び）」（ハーブガーデンのコンセプト）をもらう。物質的にも、精神的にも人は自然から大きな恩恵を受けている。自然と人の共生を考える。

- 美しいものの豊かさ -
美しいものは人生を豊かにする。
心の中にある過去、現在の美しいもの。世界のさまざまな風景、文化（音、匂い、空気）。感動し魅了される。
それらからインスピレーションを受け、美しい未来を考えたもの作りをする。

最後に＿＿＿＿＿＿＿＿

約20年前、パリでのランジェリーブランドの始まりは、蚤の市で購入したアンティークカーテンやテーブルクロスにレースを合わせたアップサイクルしたものでした。その頃購入してくれたお客様たちは大切に手洗いして今でも着てくれています。パリでは赤ちゃんだった娘も、親子代々で着てくれている方もいます。また、寒い地域にお住まいのお母様をおしゃれして外へ連れ出すためにと軽い柄イエローのコートを購入してくださった方がおり、お母様には人生最後にバラ色だと大変喜んでいただき、ご本人様もワンピースをお嬢様と着てくださっているようで、親子3代で楽しんでいただいています。

「服を着てときめく心」「よいものを大切に永く着る心」

この秩父太織コレクションも、そんな風にたくさんの方たちに「豊かな心」もともにお届けできたらと思っています。

2021年4月に構えた秩父のアトリエでは四季のうつろいを感じながら作業をしています。今後やっていきたいことがたくさんあります。その際には、今回応援してくださった皆さまにもお知らせしていけたらと思っています。

Paris - Chichibu

Paris にも Chichibu にも美しいものがある。魅了され感動する。それを人に届けたい。そこから幸せの笑みが生まれる。そんなことをくり返していきたい。

REINA IBUKA