はじめまして、わたしたちは昭和７年創業の仏具メーカー株式会社作島です。

昨今生活様式が変わってきている中で、大切な人の亡き後いつも身近に感じていたい、というお声が増えてきました。その思いに寄り添えるものをと思い、今回の「香りの遺骨ペンダント」を提案させていただきます。

今回皆様にご提案する遺骨ペンダントは、GetNavi web（ゲットナビウェブ）を運営されている学研さんとコラボし、文化服装学院ジュエリー・アクセサリー専任講師の大工原睦先生にデザイン案を考えて頂いたものになります。

香りの遺骨ペンダント

遺骨ペンダントは、亡き人と共にいつも一緒に身近に感じることのできるものです。

そこに香りもつけることができたらどうでしょう。

故人の好きだった思いである香りもいいでしょう。
あなたが好きな香りをつけ、一日を気分良く過ごしていれば、ペンダントの中の人も一緒に喜んでくれることでしょう。

また香りには、癒やしの効果もあるといいます。
家ではお香を焚いたり、アロマの香りを漂わせ楽しんでおられる方もおられるかと思います。

亡き人の供養と自分自身の寂しい気持ちも和らげるために、ペンダントにちょっと香りをつけるだけで全然気分も変わります。

この香りの遺骨ペンダントで、気分良く毎日を少しでも元気に過ごして頂けましたら亡き人も大変喜んでくれるのではないでしょうか。香りと共に少しでも寂しさを癒して頂けることを願います。

【真鍮製香りの遺骨ペンダント】

このペンダントはスッキリした四角くシンプルなデザインに、アロマ等をつけ香りを漂わせる木片をペンダントヘッド内の下がり部分に取り付ける事で、動きに合わせ揺れ、丁度よい香りを漂わせる仕様になっています。

また四角の形状は仏教の四天王（持国天・増長天・広目天・多聞天）を意識し、
ペンダント内のご遺骨を四方から守ってくれるという意味合いを込めてあります。

５mm角、長さ30mmと極力コンパクトに仕上げることで、
軽く、スリムな形状で肩への負担を軽減し、様々な服装に合わせやすくなっています。

※左から、シルバー（ロジウムメッキ）、ゴールド（磨き）、ブラウン（漆）

※バチカン（チェーンと本体の接続金具）は写真と変わる可能性があります

《京仏具専門職人による手制作》

こちらの金属製アロマ遺骨ペンダントの製作につきましては、
日頃、華鬘（生花の装飾を金属に置き換えて枯れない花としてつくったもの）や柄香炉（手に持って動かすことのできる香炉）などの、銅や真鍮といった金属板に極めて精緻な加工を必要とする仏具、

その作成に従事している専門職人の手により製作していおります。
※（画像左）華鬘とは、生花の装飾を金属に置き換えて枯れない花としてつくったものです

※（画像右）柄香炉とは、手に持って動かすことのできる香炉をいいます。

緻密な手作業により出来上がった、金属製香りの遺骨ペンダント。

振り子の発する香りの中、大切な方との想い出に心を馳せて頂ければ、私達にとっても本望でございます。

《真鍮（銅合金）の利点》

こちらのペンダントは真鍮と呼ばれる銅合金で製作しております。

古来より銅や銅合金には抗菌作用があると言われており、お守り・護符としても遜色なく扱える金属として、銅合金を採用しております。
（＊この商品自体が周りの菌やウイルスを死滅させるものではありません。また金属の効果を発揮させるためニス等のコーティングをしていませんので変色しますが変化をお楽しみください。）

《アロマ等の香りをつける木片取り付け》

ペンダント側面に空洞があります。その中にぶら下げるための金具に、薄い木片（ムエット紙でも良い）を挟み込みアロマ等をつけ、それを本体の空洞に嵌め込むだけです。

【木製香りの遺骨ペンダント】

木製香りの遺骨ペンダントは供花の意味合いも込め、
お花の形で製作いたしました。

モチーフとしては3種類

◎【桜】
「精神の美」「ピュア」「優美な女性」という花言葉を持つ

桜の花は春先、一斉に咲き誇り人々を魅了する美しさを持つ反面、
花咲く時期は短く、あっという間に儚く散って行きます

美しく咲き人々を魅了しつつ儚く散る。
でも心の中に深くいつまでも美を残してくれる。

大切な方との美しい思い出を桜の様に心に残し、いつも身につけそっと寄り添い一緒に時を過ごせる様にとの想いと共に、仏具彫刻伝統工芸士が丹精を込め製作致します。

◎【薔薇】
美の女神「ビーナス」の花であり愛の象徴である

歴史的にも誰もが愛してやまない薔薇。

愛そして誇りや尊敬を意味する花言葉を持ちますので、

故人への愛・誇りを象徴し、またいつまでも美しい愛の想い出と共に居れる様に。

そんな思いから仏具彫刻伝統工芸士が丹精を込めて製作致します。

◎【エーデルワイス】
「大切な想い出」「勇気」「忍耐」という花言葉を持つ

エーデルワイス♬、エーデルワイス♫♪〜！

歌でこの花の名前が耳に残られている方も多いかと思います。

標高の高い山の寒い気候に耐えながらも咲く高貴で可憐な花。
また、古くから薬草としても用いられ重宝されている大切な花でもあります。

そんな【エーデルワイス】の様に、

「大切な想い出」を中に込め、辛い気持ちにも耐え高貴に美しく生きていく。

その支えとなれるようにとの想いから、仏具彫刻伝統工芸士が丹精を込めて製作致します。

【京仏具木彫り伝統工芸職人による制作】

仏具の木製彫刻を手がけている職人により、木製香りの遺骨ペンダントを製作しております。

《伝統工芸士とは》
経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」の製造に従事する技術者で、１２年以上の実務経験を有し実務、知識、後継者育成などの厳しい審査を通ったもののみに与えられるものです。

今回つくるペンダントは、日頃はお寺の欄間（柱と柱の間の上の方にある彫刻）、宮殿〈くうでん〉（大きく立派で豪華な屋根をのせた仏様が入られているもの）や厨子〈ずし〉（宮殿より少し屋根が簡素な同じく仏様が入られているもの）といったものや、その下の台にあたる須弥壇〈しゅみだん〉（仏教では仏様は須弥山という場所におられるということからそれを表現したもの）などに荘厳〈しょうごん〉（仏様の周りを絢爛豪華に飾り付けすること）という装飾のために組み込んである彫り物、例えば獅子や鳳凰、蓮、唐草など、綿密で複雑かつ趣のある図柄を彫っている伝統工芸士職人です

日頃作っているのは、例えば下図のような天蓋と呼ばれる頭上に覆いかぶさるような仏具の下にさがっている細長い枠の中の宝相華唐草という彫刻

下図のような仏様の後ろにある「光背」と呼ぶものの「唐草」や「炎」の彫刻。
よく切れる刃物で彫らないとこのように光沢がでず、ガサガサで毛羽立ち洗練されたスカっとした仕上がりにならないのです。

下の写真は常香盤というお寺でお香を焚くもので、枠の中にある孔雀やその下の台になる部分の蓮の彫刻、またその下の龍などを彫ったりもします。

仏具には多くの工程があり、木地、彫刻、漆塗り、金箔押し、彩色、金具飾り、金具彫金、金メッキなど各工程に専門の職人がいます。

その中の一つが木製彫刻師です

このようなものを日々製作しています

【今回のプロジェクトは学研さんに甚大なるご協力を頂きました。】

学研さん（当時・学研プラス／現・ワン・パブリッシング）は、「モノ‧コト‧暮らしのトレンドをナビゲート」をコンセプトにした「GetNavi web（ゲットナビウェブ）」というメディアを運営されており、仏具の技術を使って今のトレンドに乗せたものを開発したいとお願いしたところ快く受けてくださり、アンケートや市場調査等をしてもらいながら、打ち合わせを重ね、いろいろご提案を頂き今回の商品を作るに⾄りました。

「GetNavi web（ゲットナビウェブ）もチェックしておいて下さい！」

その途中いろいろ調べてもらう中でわかったことは

《西洋では死者を弔うための「モーニング・ジュエリー」という装身具が存在していた》

というものです

アンティークジュエリーのなかに、モーニングジュエリーというものがあり、
（モーニングとは朝を意味する「morning」ではなく死に対する悲嘆、哀悼の意である「mourning 」を意味する）
死者を悼む気持ちを素材やデザインで表現したジュエリーのことだそうです。

昔ビクトリア女王が夫アルバート公の死を悼んで喪に服すとき身につけたのが始まりだということです。

「アクセサリーを介して死者を悼む」という行為は昔からあり、昨今の日本では遺骨ペンダントという形に変化し、取り入れられてきたといえるでしょう。

仕様・使い方

これらのペンダントはどちらも、遺骨を収め、アロマ等の香り付けを行うことができます。

【金属製香りの遺骨ペンダント】

底のネジを外し、細かく砕いた粉末状のご遺骨を付属の匙とロートを使用しお収め下さい。

ネジにボンドを少量付着させ、お締め下さい（ボンドが付いていないと動いている内に振動でネジが緩み外れる可能性がございます。大事なご遺骨を守るためにもボンドのご利用をお願いいたします。）

中の揺れる板の曲げてある隙間に、木片を差し込みアロマ等をつけ、それを本体にお取り付けください。

本体には磨き、メッキ、漆等の加工をしてありますが、材質の効果を発揮させるためあえてニス等のコーティングをしていませんので変色していきますが、その変化もお楽しみください。
またアロマによっても変色する可能性がありますので、本体等に付着した場合は柔らかい布できれいに拭き取ってください。

ボディ：真鍮

仕上げ： シルバー（ロジウムメッキ）

ゴールド（磨き）

ブラウン（漆）

ストラップ： 銅合金

幅：５mm

高さ：３０mm

厚み：５mm

遺骨穴サイズ：３mm

付属部品

ドライバー

匙

アロマ等香り付け用木片

ロート

大切な方と、いつ如何なる時でも離れずお近くで供養することが出来ます。

【木製香りの遺骨ペンダント】

裏の穴に細かく砕いた遺骨の粉を、付属の匙とロートを使用しお収め下さい。

その後、付属の栓をはめ込んで下さい。（用心のため、木工用ボンドを少量ご使用頂ければ抜ける心配もございません。大事なご遺骨を守るためにもボンドのご利用をお願いいたします。）

表面の彫りこんである花の凹んだ箇所にお気に入りのアロマ液を１，２滴お垂らし下さい。木材にはコーティングをしておりませんので染み込んでいきます。

（自然の木々の葉が色づくようにペンダントもアロマ色に薄く染まりゆく趣もお楽しみ下さい）

材質：桜（木地）

形 ：桜

バラ

エーデルワイス

ストラップ：銅合金

幅：２５mm〜３０mm

高さ：２５mm〜３０mm

厚み：１０mm

遺骨穴サイズ：３mm

付属部品

ドライバー

匙

ロート

資金の使い道

皆様からのご支援は、京仏具職人の技術の継承と、さらなる新商品の開発に使わせて頂きます

実行者紹介

京都で昭和７年に創業し、伝統工芸・京仏具の製造と販売をしています。昨今生活様式が変わってきている中で、大切な人の亡き後いつも身近に感じていたい、というお声が増えてきました。その思いに寄り添えるものをと思い、これらの香る遺骨ペンダントプロジェクトを立ち上げました。
よろしくお願いします。