■白飯だけじゃない日本産米の可能性を拡げたい

国内のイタリア料理店では、イタリア産米が高価であることや、地産地消への関心の高まり等から、リゾットに適する国産の大粒米が求められていました。そこで開発されたのが「和みリゾット」という国内産米です。

「和みリゾット」の籾と玄米　左:ひとめぼれ、中:和みリゾット、右:CARNAROLI

まだまだ各地域でも試験的な栽培に留まっており、市場ではなかなか遭遇することができませんが、今回のクラウドファンディングを活用して国産リゾット米の普及に貢献したいと考えています。

■人と心のあいだに心精いっぱい。産地から全国各地に美味しいお米を発信！

私が所属するフジタ精米人（セイマインド）では酒米の王様「山田錦」の産地に立地しており、昔から農家さんと接する機会が多くあります。2012年11月には全国各地の農家さんのお米をネット上で手軽に購入できる宅配農場「精米人」というサービスを立ち上げました。

■日本の農業を守るには国内農産物の需要を増やしていくしかない

みなさんもご存知だと思いますが、昨今は国内産米の需要が低下し、お米の価格が大きく下がってきています。お米の価格が下がると農家さんの生活にも影響してきます。お米の需要を少しでも増やすことができればと思い、農家さんと協力してお米の需要を増やす様々な取り組みを行ってきました。

写真は酒米の王様「山田錦」の規格外を副原料にした山田錦ビール

地元三木市の若手生産者と連携し、農商工連携ファンドの助成金を活用し、無事に商品開発できました。

■お米の品種改良もここまで進んできました

みなさんご存知の「コシヒカリ」。最近話題の「ゆめぴりか」「つや姫」など、ご飯として食べるお米の品種は数多く存在します。

最近は用途別のお米も少しずつですが、増えてきているのはご存知でしょうか？

カレーに合う「華麗舞」。お寿司のシャリに合う「笑みの絆」。そして2013年に品種登録されたばかりのリゾット用のお米「和みリゾット」というお米の品種がございます。

■筑波山の麓で先進的な米づくりをされている大嶋農場

宅配農場「精米人」でお馴染みの茨城県の大嶋農場はこれらの用途別米に果敢にチャレンジされています。そのクオリティは高く、一度購入されたお客様が何度もリピートされることは珍しくありません。ただ、品種そのものの知名度がないのと、まだまだ消費者のみなさんの中でお米をそこまで用途別に変える発想がないのは事実だと思います。

だからこそ、今回のクラウドファンディングをきっかけに用途別米を一人でも多くの人に認知していただきたいと私は考えます。

大嶋農場の代表、大嶋康司（おおしま やすじ）さん

東京農業大学と連携してお米の消費活動に尽力されています

■年に1度しか栽培できないお米だからこそ田植え前に需要を集めたい

昨年は試験的に栽培されていたこともあり、あっという間に完売してしまった「和みリゾット」をより多くの方に知っていただくため、大々的に面積を増やしていきたいと考えます。

そのためにも田植え前にこのプロジェクトでみなさんの需要を集め、集まったぶん大嶋農場さんでリゾット米の栽培に取り組んでいただきます。農作業を体験しただくのも良し。お米を購入いただくのも良し。田んぼのオーナーになっていただくのも良し。とにかくこの新しいお米をみなさんで育てていきましょう。

本プロジェクトで集めた資金は具体的に…

①田植え＆収穫＆田んぼオーナーの運営費

②試食会の設営費

③リゾット米を使った新商品の開発費・販売促進費

に活用させていただきます。

最後に、大嶋農場の代表大嶋 康司さんのお米に対するメッセージを動画にまとめています。ご確認ください！

長文を最後まで読んでいただきありがとうございます！