特殊な蓄冷技術を持つシャープと、静岡県牧之原市で100年以上茶農園を営むカネ十農園とのコラボレーションが生み出した「最高のおもてなし」。「茶饗-SAKYO-」は、氷点下抽出によって茶葉の旨味が豊かな極上の煎茶カクテルが作れるキットです。

煎茶は今話題の「ジン」にとても相性が良く、合わせることでお茶の旨味と渋みがジンのボタニカルの一種となり、ジンの味わいをさらに引き立てます。

また、シャープの蓄冷技術によって氷点下をキープし続けるので、煎茶を淹れる際に茶葉の劣化を防ぎ、旨味を抽出し続けることができます。煎茶をお酒にインフュージョンする（漬け込む）と、シェーカーを使わずに自宅でプロが仕立てたようなカクテルをつくれるのが特徴です。

日本の伝統「茶道」。茶道が大切にしているのは「人をもてなす際に現れる心の美しさ」です。また、カクテルは、明治初期より社交界における交流の際、おもてなしのアイテムとして親しまれてきました。この二つをかけあわせた「茶饗-SAKYO-」は、これまでにない特別なおもてなしのアイテムとしてホームパーティーを盛り上げてくれます。

氷点下抽出により煎茶の旨味が最大限に引き出され、カネ十煎茶をもっともおいしい状態で飲むことができます。

煎茶は氷出しで抽出するのが旨味を引き立たせおいしいとされていますが、氷が溶けると味わいが薄くなるうえ、温度が上がると味も見た目も劣化します。シャープの「蓄冷材料」を使うと温度が氷点下に保たれるので酸化が抑えられ、色や味わいを最高の状態でキープできます。さらに、旨味成分であるアミノ酸が抽出され続け、時間を追うごとに味わい豊かになるのです。

さらに、ティーバーテンダーとして活躍する松本貴志が、煎茶GINのレシピを考案。「カネ十煎茶をより深く味わうにはどうしたらいいか。そこで思いついたのが、煎茶とジンのインフュージョンでした。ジンはもともと、ジュニパーベリーというスパイスをメインに、何種類ものボタニカルで香りづけした蒸留酒です。ボンベイ・サファイアの最上級ジンであり、カドのとれたマイルドで上品な味わいのスター・オブ・ボンベイにカネ十煎茶を加えると、お茶の旨味と渋みがジンのボタニカルの一種となり、極上のカクテルになります」

カネジュウ農園株式会社 TEA BARTENDER統括責任者　松本貴志

ボンベイ・サファイアの最上級ジン「スター・オブ・ボンベイ」

今回は、煎茶GINを氷点下にキープし超低温抽出を実現してくれるシャープの「TEKION LAB保冷バッグ」と、風味豊かで芳醇な味わいのカネ十農園の「カネ十煎茶・柚子煎茶」、ハリオの「フィルターインボトル」、バカルディの「スター・オブ・ボンベイ」のセットを販売させていただきます。

ボトルを冷やしてくれる蓄冷材料がこちら。

シャープがテレビやパソコンなどの液晶材料の研究で培った技術をベースに開発したこの蓄冷材料は、－24℃～＋28℃の温度領域の特定の温度（※１）で蓄冷（※２）する優れもの。メディアでも取り上げられ、大きな反響があった注目の蓄冷材料です。蓄冷材料は、冷凍庫で十分凍らせTEKION LAB保冷バッグにセットしてご使用ください。凍結目安は一晩（※３）です。

※１ 開発中の温度帯のものを含みます。

※２ 本「蓄冷材料」は特定の温度で融け、固体から液体に変化します。この時、周囲の熱を吸収することにより、材料そのものだけでなく、その周囲の空気や触れている対象物を特定の温度で保持する機能を有します。保持できる温度や時間は、材料の使用量や使用条件によって異なります。

※３ 冷凍庫がスリースター以上、設定レベルが中以上であることをご確認ください。蓄冷材料は、約ー18℃の冷凍庫で凍結しますが、冷凍庫のご使用状態によっては凍結に要する時間が変わることがあります。

蓄冷材料　サイズ：高さ約190mm×幅約320mm

※商品のデザイン・仕様は変更になる可能性もございます。

「茶饗-SAKYO-」のために作られたTEKION LAB保冷バッグは、新鮮な若い茶葉をイメージした鮮やかな抹茶色。さらに、ダイニングテーブルやカウンターにオシャレにおけるシンプルでスタイリッシュなデザインです。

TEKION LAB保冷バッグ（サイズ：高さ約330mm×幅約120mm）

※商品のデザイン・仕様は変更になる可能性もございます。

フィルターインボトルは、材料を中にいれるだけでおいしい飲料が完成する仕様。特別な作業や技術がなくても、煎茶をおいしく抽出したり、煎茶をお酒にインフュージョンする（漬け込む）ことができます。また、フタにフィルターがついているため、茶漉しをつかわずにグラスに飲料を注げます。

フィルターインボトル　サイズ：高さ300mm×幅87mm×奥84mm　口径71

※商品のデザイン・仕様は変更になる可能性もございます。

ブランドロゴに記された、カネ十農園を表す煎茶の「茶葉」と「茶」の文字。茶葉は、茶農園で風に揺れている様子や、ジンの中で葉が広がり抽出が行なわれていく様子をイメージした躍動感のあるデザインに。また、TEKION LAB保冷バックの「着物の襟」となる部分を彷彿とさせるラインをあしらい、Makuakeのロゴである「円」で全体を囲むことで、Makuakeという輪の中で、シャープとカネ十農園が出会い、新しい価値を生み出していく様が表現されています。

保冷バッグを使い「氷点下の温度帯をキープする（※）」ことで、フィルターインボトルに漬け込んだ茶葉から旨味成分のアミノ酸が抽出され続け、時間を増すごとに味わいが豊かに。さらに、温度変化による酸化を防ぐため、煎茶の生き生きとした若葉のような緑色を保ち続けます。

※周囲温度が23℃前後の場合、保冷バッグによって氷点下の温度帯で１時間〜１時間３０分程度キープできます。

今回セットするフィルターインボトルは、「茶饗-SAKYO-」ロゴをあしらったオリジナルボトルとなっています。

※商品のデザイン・仕様は変更になる可能性もございます。

茶道では、お客様の目の前で時間をかけてお茶をたてることによって「心をこめておもてなしの飲み物をつくっている」ことを伝えます。煎茶GINも、ぜひお客様の目の前でつくってみましょう。煎茶から漂うふくよかな香りが、お客様の期待感を高めます。

煎茶GINのつくりかたはこちら。

※このプロジェクトを支援してくださった方に、煎茶GINの詳しいレシピをお送り致します。

煎茶GINの作り方はとても簡単ですので、お客様と会話しながらすすめられます。

目の前で作られたカクテルのおいしさは格別。

「茶饗-SAKYO-」がもたらす最高のおもてなしに、きっとお客様も喜んでくれるはずです。

お客様には、ぜひ、氷点下抽出がおいしい理由も伝えましょう。言葉を添えることによって、お客様はさらに「おいしい！」と感じます。そして、あなたのおもてなしがお客様にとっての感動体験となるのです。

２杯目以降のバリエーションとして、仕立てた煎茶GINをトニックウォーターで割ることでジントニックにしてみるのもオススメです。「トニックウォーターの甘みと苦みが、煎茶がもつ甘みと苦みを押し上げ、煎茶GINの味わいをさらに豊かにしてくれます」（松本）あるいは、煎茶GINにレモンやライムのスライスをいれると、爽やかな香りが楽しめます。

▲煎茶GINをトニックウォーターで割ることでジントニックに。

極上の煎茶GINが生み出す、最高のおもてなし。

氷点下をキープする保冷バッグとフィルターインボトルを使えば、茶器を揃える必要もなく最高の煎茶を抽出し、さらにバーテンダーのような熟練の技術もいらずに極上のカクテルを作ることができるのです。

このカクテルを飲むときは、飲み口のすぼまったワイン用のグラスがオススメです。

理由は2つ。1つは、煎茶が持つ芳醇な香りを愉しむため。白ワイン用のグラスは、飲み口がすぼまっていることによってグラスの中に香りを閉じ込め、飲むたびに飲料の豊かな香りを愉しめる形状になっています。もう1つは、グラスを持ったときに手の熱でお酒の温度が上がってしまうのを防ぐためです。

今回のプロジェクトでは、「カネ十煎茶」と「柚子煎茶」の2種類の茶葉をお付けいたします。

まずは、「カネ十煎茶」。こちらは「荒茶」という入手困難な品物。一般に流通しているのは、荒茶を棒茶、茶葉、粉茶に分けた状態。古くから、茶農家ではこの３種類が混在した荒茶は見た目が美しくないために流通させないと考えられてきました。

カネ十農園では、棒茶の甘み、茶葉の旨味、粉茶のふくよかな苦みを兼ね備えた「荒茶」こそがもっともおいしく、一人でも多くの人にこの味わいを知ってほしいと考えています。そこで、棒茶、茶葉、粉茶をそれぞれ最適な条件で焙煎したあとで再び３つを混ぜたものが「カネ十煎茶」となります。ジンとの相性も非常に良く、ジンのボタニカルに渋みのやわらかい芳醇な煎茶が混ざり合い、極上の煎茶カクテルになります。

次に、「柚子煎茶」。こちらは独自の製法でカフェインを低減したやさしい味わいのローカフェイン煎茶に風味そのままに乾燥した静岡産の柚子とフレッシュなレモングラスを配合。爽やかな香りと柚子の甘酸っぱさが煎茶に相性抜群のブレンドで、こちらの茶葉で仕立てた煎茶ジンにトニックウォーターを加えた「煎茶ジントニック」は、爽やかな香りとともに煎茶の旨みが引き立つ新しいカクテルです。

カネ十農園は、静岡県牧之原市で100年以上続く伝統ある茶農園。全国でも数少ない、製造から加工・販売まで一貫して行っている農園です。

五代目渡辺知泰の夢は、ワイナリーのような茶農園、ワインのような煎茶を作ること。「ワインは生産者やブドウの種類にこだわりますが、煎茶は、さまざまな作り手、農園の茶葉をブレンドして販売しているのが現状。カネ十農園は、茶農園でも珍しく、複数の農園から煎茶を集め煎茶の生産・加工・販売を一貫して行っています。その強みを生かして、ブレンドしない、作り手や種類をテーマとしたおいしい煎茶を販売していきたいと思っています」（渡辺）

そして、もう一つの夢が、お客様に最高の状態で煎茶を飲んでもらうことでした。

「私たちは常に最高の煎茶を作っていますが、淹れ方一つで煎茶は味わいがまったく変わってしまう。しかし、淹れ方までは私たちが見届けることができません。どうすれば、最適な抽出で最高の煎茶を飲んでもらえるか。ジレンマを感じていました」（渡辺）

カネジュウ農園株式会社五代目園主　渡辺知泰

そんな中、Makuakeを通じて、シャープが開発した蓄冷材料を知ります。きっかけは、2017年3月末からMakuakeでクラウドファンディングを実施した「雪どけ酒・冬単衣（ふゆひとえ）」でした。

シャープ・石井酒造・Makuakeの3社により共同企画されたこのプロジェクトは、1800万円を超える支援を集め、国内における日本酒ジャンルのクラウドファンディング史上最高記録を樹立。そして、まさにこのプロジェクトにシャープの蓄冷材料が使われていました。その反響は大きく、カネ十農園もこのプロジェクトがきっかけでシャープの技術に注目していました。

「氷点下を維持することで、渋みを出さずに、旨味だけを抽出することが可能になる。しかも、劣化しない、極上の煎茶が誰でも簡単につくれるのではないか。そう考え、Makuakeに相談したのです」（渡辺）

（左から）Makuake クリエイティブディレクター・北原成憲（三社共同プロジェクトの企画・設計・ブランド名を考案）、アートディレクター/デザイナー・佐藤啓（ブランドロゴをデザイン）

Makuakeでは、企業の研究・技術から新商品・新事業創出をサポートするMakuake Incubation Studioが立ち上がり、シャープのTEKION LABをサポートしていました。そこで、Makuakeがカネ十農園とシャープを引き合わせ、コラボレーションが実現。３社共同のプロジェクトチームが立ち上がりました。

シャープではもともと、停電がおきても冷蔵庫・冷凍庫の庫内温度を一定に保つことを目的に、特殊な蓄冷材料を開発していました。この技術は-24℃から28℃まで幅広い温度帯で使えるため、様々な食べ物をそれぞれの適温で食べるための保冷・保温材料へと応用することを検討していました。この蓄冷材料を商品化し、汎用性を高める道を模索していたのです。

（左から）シャープ株式会社　社内ベンチャー　TEKION LAB代表・西橋雅子
　同　CTO／博士（工学）・内海夕香

今までにない極上のおもてなしを演出するための特別な煎茶カクテル。伝統あるカネ十農園の煎茶と、シャープの革新的な技術が融合し、誰もが簡単に、おいしいカクテルをつくるセットが実現しました。

“自宅に招いた友人やお客様に最高のおもてなしを提供する”。こうしたコンセプトから、Makuakeの北原が、饗（もてな）すという言葉に由来して「茶饗-SAKYO-」と名付けました。

今回支援してくださった方々には、ぜひ氷点下抽出による最高の煎茶カクテルで大切な人との素敵な時間をお過ごしいただければと思います。

・バカルディ ジャパン株式会社（スター・オブ・ボンベイ）

・HARIO株式会社（フィルターインボトル）

・株式会社ミノウラ（保冷バッグ）

・apples & oranges株式会社（商品撮影）

Q1. 外部からの圧力や何らかの刺激等により、蓄冷材料の温度設定が狂って（変更して）しまうことはないのですか？
A1. 包装材が破れて高温にさらされるなど、主成分の水が蒸発してしまうと温度が変わってしまうことがあります。

Q2. 煎茶の賞味期限は？
A2. 包装してから365日です。可能な限り賞味期限が長く残っているものを出荷しております。

Q3. 他のジンでも平気か？
A3. はい。可能ですが「スター・オブ・ボンベイ」だと味わいが深くより華やかに仕上がります。ただ自分の好みのジンを試すのも、おもてなしの一つの楽しみとして広がります。

Q4. トニックウォーターはいつ入れるのがいいか？
A4. 煎茶GINを作り上げてからグラス1に対して2ぐらいの割合でトニックウォーターを注ぐのがベストです。アルコールが弱い方にオススメです。

Q5. 他のオススメのアレンジは？
A5. トニックウォーター以外でも可能で、アルコールが強めになりますがシャンパンやスパークリングワインなどでもオススメです。

Q6. お水で味は変わるか？
A6. お水で味や色がかなり変わります。ご自宅で作るときは浄水器や天然水を使うとより良いです。水道水を使うと色が出にくいのと旨味が抽出されにくくなります。