数万通りの選択肢の中から遠州綿紬(めんつむぎ)を自由に組み合わせて あなただけのオリジナルのトートバッグを作りませんか？

江戸時代から伝え紡がれてきた遠州綿紬、100柄を超える生地の中から数万通りの組み合わせでお好みのトートバッグをお作りいただけます。

日常使いからちょっとしたお出かけまで様々なシーンでご利用いただけるようにランチトートバッグ、おでかけトートバッグ、お買い物トートバッグの3サイズご用意。

製造は遠州産地の職人が整経～生地織り～裁断～縫製～梱包の全ての行程で、一点、一点大切に手作業で製造していきます。

～リターン商品の特徴・こだわり～

■ランチトートバッグ(W20㎝×H18㎝×D16㎝)
お弁当入れや、バッグinバッグに。ゴルフの時のカートバッグに。手ごろな大きさで使い方いろいろ。

■おでかけトートバッグ(W21㎝×H23㎝×D12㎝)
ランチトートバッグの背を高くした一品。ペットボトルや小さなサイズのマイボトルなら収まるくらいのサイズ感。日常のちょこっとしたお出かけに最適。

■お買い物トートバッグ(W33㎝×H35㎝×D18㎝)
A3ファイルもしっかり入る大きめのトートバッグ。出勤や通学などの日常使いや、お子様のお稽古バッグとしてもご利用いただける他、旅行時のサブバッグにも。

ご支援いただいた皆様には、遠州綿紬オリジナルトートバッグを当社ECサイトからご注文頂く際の割引クーポンとしてお返し致します。
割引クーポンはマクアケ内のメッセージよりお届けいたします。

～遠州産地の背景と繊維工業～

遠州産地の地理的、歴史的背景
大井川以西の静岡県の事を遠州(えんしゅう)と言います。
その中でもとりわけ浜松、磐田を中心とするエリアは江戸時代以降綿花の栽培が盛んでした。

江戸時代～明治～大正～昭和初期を通じて遠州産地には織布の面では豊田佐吉の豊田式木鉄混製力織機(トヨタ自動車のルーツ)や、鈴木式織機製作所(スズキ自動車の前身)のサロン織機が。染色の面では注染技法による｢浴衣染め｣が普及するなど、業界内のそれぞれの分野で様々な発展がなされ、一大産地 遠州地域の礎となっていきました。

しかし、大東亜戦争～東南海地震などを経て産地どころか市中そのものが揺らぎ、その再興は朝鮮戦争期のガチャマンの時代まで待たねばなりませんでした。
1955年以降(昭和30年代)には遠州の浴衣が市場において圧倒的なシェアを占めるような時代が到来し、以降日本の浴衣市場占有率の大部分を遠州産地が担っています。
また織物の世界でも変り織商品が市場に大きく評価され、遠州産地そのものの市場におけるプレゼンスを確固としたものにして行きました。

1985年のプラザ合意とそれに続く製造各工程の海外流出が産業のドーナツ化を生み、21世紀に入った今現在、遠州産地は過去のような勢いに欠ける状況となってしまっています。

遠州産地の繊維工業
■遠州綿紬>>>>>>>>>>

遠州織物の中でも綿100%の先染め織物を遠州綿紬言います。遠州縞の呼称で呼ばれているものも本品を指します。その多くは小巾(こはば)織物と言われる生地巾約36㎝程の生地で1反(たん)約12mです。
遠州綿紬は通常は生地として流通し、着物や小物への加工に用いられます。
昔は数百あったと言われる織布事業者は高齢化が著しく、年々数が減っているのが実情です。何十年も前から使われている力織機を用いて織布することにより、現代の高性能織機では生み出せない暖かな風合いを醸し出します。

■浜松注染染め>>>>>>>>>>

明治期に開発されたといわれる注染染めの技法は、大正12年(1923年)に関東大震災の時に浜松に職人が定着したことによりその伝統が始まりました。「表裏同じように染められる」「複数の色を1回で染色できる」などの特徴があり浴衣や手ぬぐいの生地として積極的に活用され、その後浜松が浴衣の国内最大生産地へと発展していくきっかけになったと言われています。

「浜松注染染め」は静岡県知事により郷土工芸品にも指定されています。
また染型は伊勢型紙として国の伝統工芸にも指定されています。

～プロジェクト概要とご支援の流れ～

プロジェクト概要
■遠州産地の活性化に向けて
繊維産業を概観した場合、綿花畑が繊維の出発点となり、その後に紡績(糸つむぎ)～織布～染色～整理～裁断～縫製と各工程が水平分業的に存在しています。これを繊維産業の川上（かわかみ）と言います。遠州にはこのうち織布工程と染色工程がそれぞれ「遠州織物(遠州綿紬を含む)」と「浜松注染染め」として今に残っております。

遠州産地の繊維産業は最終製品ではなく加工技法や存在そのものにバリューがあります。他方、最終製品ではなく賃加工事業であることが川上各事業者が前面に出づらい遠因としてずっと燻ぶっていました。

この状況を打開するためには生産工程の一部だけを担う産地から、最終製品を直接お客様にお届けできる製販一体の産地へと姿を変えていくべき必要があります。

■遠州綿紬を使って
そこで今回のプロジェクトです。まずは第1弾として遠州織物の中でも独特の風合いで人気の遠州綿紬を用いたトートバッグをお届けします。

遠州綿紬は無尽蔵に種類があり、それぞれに個性的な表情を楽しむことが出来ます。そこで、数多くの生地の中からをユーザーご自身が自分の好みで生地を選んでいただき、自分だけのオリジナルの一品を作っていただけるような仕組みを作ってまいります。

ご支援くださる皆様には仕組みが出来上がったのちに応援者価格で商品をお求めいただけるよう、割引クーポンのご用意をいたします。また、組み合わせの数が余りに多すぎて大変、という方に向けてスタッフ推奨の組み合わせによるバッグもご用意いたしますので、お好みに応じてお選びいただければと思います。(クーポンの有効期限は発行日より180日間となります)

ご支援の流れ
プロジェクト開催期間：6/22～8/31
割引クーポン券配信開始：原則8月31日(MAKUAKE内メッセージにて配信)
商品発送：9月初旬ごろから順次 引換券発送後概ね3週間以内
クーポン有効期限：クーポン発行より180日間

～リターン商品のご紹介～

素材・製造
コットン100%。糸染めも織布も、裁断も、縫製も、梱包も全てMade in 遠州 です。遠州綿紬ができるまでの製造工程は以下のようになっています。

リターン商品一覧リターン商品はバッグそのものではなく、バッグを割引価格でお買い求めいただけるクーポン券の発行をもって返させて頂きます。
クーポン券はMAKUAKE内のメッセージより配信致します。
※クーポン有効期限は発行から180日間となります

資金の使い道

支援者の皆様から支援購入して頂いた資金は全て業界活性化のため遠州産地の以下に示す川上工程への業務発注に使わせて頂きます。
・織布工程 ・染色工程
・整理工程 ・縫製行程
⇒ALL遠州産地で商品をお届けします！

実行者(プロジェクトチーム)
統 括：三幸株式会社 代表取締役 長谷川隆是
運営：三幸社内ECチーム
製造：遠州産地の織布事業者、染色事業者、整理事業者、縫製事業者の皆様

濱松縫製は「産地のために縫う」を理念に平成28年に立ち上げたプロジェクトです。
主には業務用リネン資材の縫製を手掛けてきておりましたが、令和2年のコロナ禍を機に遠州産地の生地を使ったガーゼマスクを通じて初めてエンドユーザー向けアイテムを手掛けるようになりました。
産地で織り、産地で染め、産地で縫製した商品を日本全国、果ては世界各地の多くの皆様のお手元にお届けしたい一心で活動しております。

最後に
【遠州綿紬を使ったオリジナルトートバッグ】を手に取った皆様に喜んでいただけるよう、チームメンバー一同心を込めて対応していきます。また、このプロジェクトを通じて遠州繊維産地を元気づけ、更なる発展に寄与できるよう奮闘して参ります。是非とも応援よろしくお願いいたします。

-English, Spanish, French and Chinese introductions are also available. Please feel free to contact us.
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