有田焼『Lica.t』について

『Lica.t』は明治25年創業の有田焼卸売・販売会社が窯元とタッグを組み、鼻ぺちゃ猫ちゃんをはじめとする愛猫・愛犬たちが、快適に食事を楽しめるように考案したフードボウルとウォーターボウルです。

旅館やホテルなどに提供する高級食器を製作する、経験豊富な有田焼の職人さんたちが一つ一つ丁寧に仕上げています。

青磁波絵の絵付け工程の紹介です！

全体に白磁の釉薬を掛けたのち一珍書きにて立体的な波の縁取りを付けていきます。

液体（ピンク色）のマスキングを施します。よくかき混ぜた釉薬につけ青磁を纏わせ、乾いたのちマスキングを丁寧に剥がし窯に入れます。

焼き上がり後、転写紙を貼り付け、パールを吹きかける事によって艶感や汚れが付きにくくなります。そしてもう一度窯へ入れて完成です。

いくつもの工程を重ねる有田焼の美しさをご自宅で是非お楽しみください。

製作のきっかけ

5匹の猫ちゃんと暮らす友人から鼻ぺちゃ猫ちゃんたちが上手にフードを食べられないので人間用でも良いから猫ちゃんが食べやすい器がないものかと相談を受けたことが始まりになります。

たくさんある有田焼製品の中から探しましたがなかなか合うものがなく、他にも友人と同じ悩みを持ってる方がいるかもしれないと思い、意を決して社内で相談し製作することになりました。

実際、鼻ぺちゃ猫ちゃんに協力してもらい高さ・傾斜を確かめながら試作を重ね現在の形状になりました。

鼻ぺちゃ猫ちゃんへの思いから作成しましたが他種の猫ちゃん、小さなわんちゃんにもご活用いただけたら幸せの極みです。

ペットの器は可愛いデザインの物が多い印象ですので旅館・ホテルの食器を製作している窯元の職人技を活かし、有田焼の風合いと日本の住宅事情を考え、どんなご自宅でも楽しんでいただけるデザインにしました。

製品について

吐き戻し防止と食べやすい高さで食事ができるように高台にしました。

猫ちゃんのヒゲの長さが平均約10㎝～12㎝と言われています。

フードが入る部分は内寸15㎝と広めにし、浅めの底でヒゲが当たりにくいように設計しました。

ドライフードにもウエットフードにも使いやすいように中央部分をフラットにし、外に行くにつれて、舌で舐め取りやすいようにゆるい傾斜を付けました。渕を立たせる事によりフードがこぼれ落ちることを軽減しています。

ウォーターボウルは飼主様が持ちやすいように下の方に段をつけ、たくさんのお水が入っていても安定して持てるように考えました。

ウォーターボウルもヒゲが当たりにくいように内寸14㎝にしました。

そして水を掻くのが好きな猫ちゃんでも使いやすい高さや安定感を重視しました。

Lica.t フードボウル（白マットプラチナライン）

Lica.t ウォーターボウル（白マットプラチナライン）

Lica.t フードボウル（青磁波絵）

Lica.t ウォーターボウル（青磁波絵）

サイズ・仕様

素材：磁器（有田焼）

Made in Japan

フードボウル

サイズ：φ160×H108㎜

重量：約600g

※写真は「白マットプラチナライン」ですが、「青磁波絵」も同様のサイズです。

ウォーターボウル

サイズ：φ150×H85

重量：約730g

容量：約800cc(満水時)

※写真は「青磁波絵」ですが、「白マットプラチナライン」も同様のサイズです。

お取り扱い上の注意

磁器は割れ物です。

破損の際に怪我をする恐れがありますので取り扱いにはご注意ください。

素材の特性上、若干の歪みや黒点（鉄粉）が認められるものがございますが品質には問題ございません。

一点ずつ手作業にて製作しているため、多少のサイズ・重量・用量の違いや釉薬のムラ・色味等の違いがございます。

それぞれの違いも手作業ならではのうつわの個性として愛着を感じていただけると幸いです。

スケジュール

2023年6月〜11月の期間で順次発送予定

リターンについて

Lica.t フードボウル（白マットプラチナライン）1個

Lica.t ウォーターボウル（白マットプラチナライン）1個

Lica.t フードボウル（青磁波絵）1個

Lica.t ウォーターボウル（青磁波絵）1個

Lica.t フードボウル・ウォーターボウルセット（白マットプラチナライン）1セット

Lica.t フードボウル・ウォーターボウルセット（青磁波絵）1セット

資金の使い道

新しい絵柄の作成、フード入れの新たな形状制作・サイズ展開や有田焼商品の開発など、さらにより良い商品をお届け出来るように製作費として使わせていただきます。

またそのほかにも広報・プロモーション費用として使わせていただきます。

協力してくれた猫ちゃんたち

製作協力：はくちゃん・タムちゃん・もんちゃん・まめちゃん・チコちゃん

撮影協力：うにちゃん(エキゾチックショートヘア)

有田焼は、佐賀県有田町周辺で生産される陶器で、日本を代表する伝統工芸品のひとつです。有田焼の歴史は古く、約400年前の江戸時代初期に始まります。

有田焼の始まりは、朝鮮から陶工を招いて有田に窯を建て、陶磁器の生産が始まったと伝えられています。

特に、有田焼の青磁は有名で、その美しさは当時の大名や貴族たちにも愛されました。また、有田焼の白磁や染付、赤絵なども高い評価を受け、その名は世界中に轟きます。ヨーロッパ最古のドイツの名窯「マイセン」もその影響を強く受けています。

明治時代になると、西洋文化の影響を受け、有田焼のデザインも変化しました。洋風の陶磁器が生産されるようになり、有田焼の愛好家は世界中に広がっていきます。もちろん、有田焼は国内からも高い評価を受け、多くの人に愛される伝統工芸品として今も親しまれています。

現在の有田町は、「磁器の街」らしく町中が有田焼のちなんだモチーフでいっぱいです。

実行者紹介

佐賀県有田町に本社を構え、多くの窯元様より直接商品を仕入れ旅館・ホテルに販売しております。

有田焼に触れる中で有田焼の釉薬の美しさ、繊細な職人技をご自宅で身近に感じていただけたらと日々思っておりました。

今回の試みは弊社にとってはチャレンジとなります。

大切なご家族の食事をより良い時間にしていただくと共に、弊社の試みを応援いただけたら大変嬉しく思います。

▲左：佐賀県西松浦郡有田町の「三和堂」本社社屋 右上：本社社屋（正面） 右下：平塚支店