こんにちは。エフェメラルアーティストの藤川靖彦です。このプロジェクトは、私が長年アフリカのサバンナ（ケニア）で撮りためた動物たちの写真を、人間国宝である越前和紙の職人 岩野市兵衛さんの手漉き和紙にプリントすることで、今までにはない立体感と臨場感のある写真表現を行い、より多くの方々にアフリカ、そしてサバンナの魅力を伝えることを目的としたプロジェクトです。

エフェメラルアートとは「限りある命のアート」と呼ばれ、その瞬間の美しさを表現するアートで、私はその代表的なアートである花の絨毯「インフィオラータ」の第一人者として国内外で作品の創作を行うとともに、各地でキャンドルアートの創作も行っています。

またイベントプロデューサーとして、外務省主催の「アフリカンフェスタ」や「グローバルフェスタJAPAN」等のアフリカ関連イベントも多数プロデュースするとともに、マサイ族との交流も深く、マサイ族を日本に招き、マサイの文化を紹介する活動も行っています。

そしてこれらの活動とは別に、時間を見つけてはマサイマラを中心にサバンナを旅し、様々な動物達の写真を撮り続けています。既に撮りためた写真は３万点を超えました。

写真家が生業ではないので、今までは主だった写真活動は行っていませんが、２０１０年にアフリカの旅行会社がスポンサーとなり、サバンナのフォトブックを制作しました。また２０１１年には外務省主催の「アフリカンフェスタ」会場にてサバンナの写真展を行いました。そして今回、単に写真という表現方法ではなく、今までの活動を通して出会った様々なアーティスト達とコラボレーションしたアート作品として作品を発表することにしました。

今まで多くの方々から「写真展をやるべきだ！」と勧められてきましたが、ただ単に写真をプリントし展示するという通常の展覧会には興味がなく、「写真」ではなく「作品」としての表現方法を探っていました。そして人間国宝である越前和紙の和紙職人 岩野市兵衛さんの手漉き和紙と出会い、「アート作品」としての表現方法が固まりました。きめの細かい手漉き和紙に刷りこまれるサバンナの写真は、通常のプリントとは違い立体感があり、臨場感が醸し出されます。そこで写真は敢えてカラーにはせず、見られる方々が思い浮かべるイメージが作品の完成形となるよう、ほとんどの写真をセピアで表現しました。

さらに交流の深い各界を代表するアーティスト達とコラボレーションした作品も、特別展示することとしました。（書家の木下真理子さん、押し花作家の杉野宣雄さん、カリグラフィーアーティストのフラクチュール揚子さん他）またアフリカやケニアに造詣の深い仲間達が期間中様々なイベントに参加してくれることになりました。（音楽家のAnyangoさん、動物写真家の平岩道夫さん、あいのりのヒデさん、音楽家の白井貴子さん）

多くの仲間の協力を得、準備が整いましたので、２０１５年１月１４日（水）～１月２６日（月）まで、恵比須（東京）にあるアメリカ橋ギャラリーにて初の作品展を行うこととなりました。また作品展の開催を記念し初の写真集も発刊することとなりました。こちらは５，０００円以上のご支援をいただいた方全員にサイン入りでリターンさせていただきます。

今回の作品展をきっかけに、これから様々な表現方法で積極的に作品を発表していきたいと考えています。また２０１５年は既にイタリア、スペインから招待アーティストとしての招聘が決まっており、国内のみならず海外も視野に入れた活動を行っていきます。

今回皆様からご支援いただいた資金は、手漉き和紙を使用した約３０点の額装作品と、和紙を使用した４点の大型作品（幅９０ｃｍ×高さ２００ｃｍ）の作品創りの一部に使わせていただきます。一人でも多くの方々にサバンナの魅力を伝えられるような作品を創り上げたいと頑張っています！初の個展の成功に向け、皆様のお力添えを何卒よろしくお願いいたします。

この機会に是非サバンナの魅力に触れていただき、いつかアフリカの大地を訪ねてください！

「サバンナに行きたい！」

そんな気持ちにさせる「ひとときのアフリカ」をお届けします！！
そして２０１４年１１月２７日にユネスコの世界無形文化遺産となった、日本が世界に誇る伝統技術「手漉き和紙」の魅力にも是非とも触れてみてください！

それでは会場でお会いしましょう！！