で手に入れよう
プロジェクトを掲載したい方はこちら

あなたの応援購入

応援購入したリターン

応援購入金額

0

など

刀の美意識をペンに。漆をまとう鞘塗りボールペン「matou(まとう)」

戻す

ストーリー

  1. 書くたびに、漆の温もりと刀の美意識を纏い、自分らしい品格を育てる一本。
  2. 刀の鞘をモチーフに、欅と伝統の漆技法で仕上げた鞘塗りボールペン。
  3. 漆の魅力は触れてこそ伝わる。その想いから生まれた、毎日使うための漆のペン。

私は創業1921年、滋賀・長浜で仏壇や曳山の漆塗り,漆器の漆塗りに30年以上携わる塗師です。伝統の技を現代の日常に届けたいという想いから、「鞘塗りボールペン」を開発しました。

便利さや効率が求められる時代だからこそ、毎日手にするボールペンにも、心地よい手触りや自分らしい美意識を感じてほしい。そんな想いを込め、武士が刀の鞘に託した美意識を、天然漆とケヤキで一本のペンとして表現しました。

書くたびに漆の温もりを感じ、使うほどに艶が育つ。このボールペンが、日々の仕事や暮らしに、心豊かな時間をお届けできれば幸いです。

本当に上質なものは、声だかに自らを語りません。

江戸の人々は、それを「粋(いき)」と呼びました。

これ見よがしな派手さを競うのではなく、一見するとわからない部分や見えない部分ににこそ贅をつくし、こだわりを宿す。鞘塗りボールペンが目指したのも、まさにそのような大人の美意識です。

戦のない平和な時代の侍たちは、刀の鞘にさまざまな塗りを施し、自らの美意識や格式を表現しました。命を預けるための道具でありながら、そこには機能を超えた精神性や己を律する美が宿っていたのです。

刀が武士の志を支えたように、現代を生きる私たちにはペンがあります。現代のビジネスシーンにおいて、刀に代わる知的な道具こそがペンではないでしょうか。

考えを書き留める

決意を記す

未来への一歩を描く

そんな日々の重要な営みを支える一本だからこそ、私はかつての武士が愛した「刀の鞘」を思わせる、厳かな漆塗りの仕上げを施しました。

木に漆を幾重にも塗り重ね、使う人の手に馴染み、時とともに味わいを深めていく。

この鞘塗りボールペンは、単なる筆記具ではありません。

漆を纏い、自分らしい美意識を纏うための一本です。

私がこの鞘塗りボールペンを作ろうと思ったきっかけは、漆の瞑想オブジェ「naderu(ナデル)」の制作でした。

naderuは手のひらでそっと撫でることで、漆ならではの温もりや滑らかな手触りを味わっていただくための作品です。漆は見た目の美しさだけでなく、触れたときに初めて感じられる魅力があります。

naderuの制作を続けるなかで、私はふと考えました。

「この心地よい漆の手触りを、もっと日常のなかで感じてもらうことはできないだろうか。」

その答えが、毎日のように手にするボールペンでした。

ペンは文字を書くための道具ですが、それと同時に、思考を巡らせるあいだも手の中でもっとも寄り添うことのできる道具でもあります。だからこそ、漆の真価を伝えるのにふさわしい存在だと確信したのです。

どれほど優れた漆塗りであっても、土台となる木地(きじ)が狂えば割れや歪みが生じてしまいます。良い漆器の命運は、良い木地との出会いで決まります。

古くから漆器の木地にはケヤキが多く使われてきました。木目が美しいことに加えて、何年もかけて自然乾燥させたケヤキは歪みが生じにくく、一生モノの日用品として長年の使用に耐えられる堅牢さを備えているからです。

私たち塗師は、そうした木地を「性(しょう)が良い」と呼びます。鞘塗りボールペンで使用する木軸(木地)も、長年木地と向き合ってきた塗師の目利きによって選ばれた、特別なケヤキを使用しています。

「漆は繊細で扱いが難しい」と思われがちですが、硬化すると驚くほど丈夫な素材へと変化します。

漆は一般的な塗料のように乾燥して固まるのではありません。適度な湿度のもとで、漆に含まれる成分が化学反応を起こし、ゆっくりと強固な塗膜を形成します。そのため、硬化した漆は酸やアルカリ、塩分、アルコールにも優れた耐性を備え、長く美しさを保ちます。

1300年以上前の正倉院の宝物が現在も美しい姿を残していることは、漆の優れた耐久性を物語っています。

鞘塗りボールペンは、観賞用の高級品ではありません。実用性の中に宿る美を追求した結果、日々さりげなく使える「永く愛せる道具」としてのバランスを備えています。

削り出された木軸は、大人の手に馴染む適度な太軸・低重心になるよう設計。グリップした時にずしりと伝わる心地よい重量感がペン先のふらつきを抑え、流れるような筆記を可能にします。

リフィル(芯)は世界標準のG2規格を採用。お気に入りのリフィルに交換することで、「あなただけの至高の一本」へと仕上がります。

         

工程は大きく「木地成形(削り出し)→ 下塗り → 中塗り → 上塗り→呂色」の五段階。

1本の鞘塗りボールペンが出来上がるまでに要する時間は、最低でも1ヶ月。多くは2ヶ月を要します。木地の乾燥にかかる時間も含めれば、何十年もの時を経て、ようやくあなたの手元へと届くのです。

<木地成形(削り出し)>

素材選びから仕上げまで、こだわりの一貫生産。ケヤキの木目が最も美しく映える部分を厳選し、指先の延長線となるようなこだわりのフォルムに仕上げます。

<木地固め>

木地の耐久性を高めるために、良質の生漆を木地に浸透させるように塗り込みます。

<中塗り>

漆はいちどに厚塗りすると、かえってもろくなってしまいます。そのため、精製した漆を薄く塗っては研ぎ、塗っては研ぐという作業を繰り返します。刷毛の抵抗だけで「ここは少し厚い」と感じ取り、(0.03~0.06mmという薄い塗膜に傷がつかぬよう、細心の注意を払います。)わずか0.03~0.06mmの塗膜を見極めながら、慎重に研ぎと塗りを重ねます。

<梨子地粉蒔き>

塗り重ねた漆の上に、梨子地粉を一粒ずつ散らすように蒔いていきます。粉の密度や重なり具合を見極めながら、全体の表情を整える繊細な工程です。蒔かれた粉は、この後さらに漆を重ねることで塗膜の中に包み込まれ、奥行きのある静かな輝きを生み出します。

<上塗り>

最終的な色、艶、肌を決める工程です。黒漆や透き漆や朱漆などを極めて薄く塗り、微塵の埃もない環境で乾燥させます。

<呂色>

呂色は、漆塗りの仕上げの中でも格調高い仕上げ技法です。駿河炭と呼ばれる特別な木炭を用い、上塗りの塗膜を研ぎ破らないよう細心の注意を払いながら、表面を丁寧に研ぎ上げます。その後、薄く生漆を摺り込み、さらに磨く。この工程を何度も繰り返します。最後は手のひらで磨き上げます。

塗膜の状態を見極めながら磨き上げることで、表面だけが光るのではなく、内側から湧き上がるような奥行きのある深い艶が生まれます。手に取った瞬間に感じる、しっとりとなめらかな手触りも、呂色仕上げならではの魅力です。

こうして仕上がった鞘塗りボールペンは、時間の経過とともに濃い色から徐々に透明感を増し、奥深い艶が出てきます。そんな「自らの手で育てる愉しみ」こそが、このペンの醍醐味です。

今回、大人の美意識に寄り添う4つのバリエーションをご用意しました。

左から、拭き漆、木地呂、根来、梨子地

大きさ(各シリーズ共)                            長さ(芯収納時):135mm 最大直径:約14mm  重さ:約30g       (天然木使用で手作業のため若干の大きさ重さの違いがあります)

いずれも使い込むほどに漆の艶は深みを増し、時を重ねることで、持ち主だけの風合いを宿したあなただけの一本へと育っていきます。

ビジネスの重要な局面や自分への投資としてはもちろん、大切な方への人生の節目(退職祝い、就職祝い、進学祝いなど)を祝う贈り物としても自信を持ってお勧めいたします。

<拭き漆(ふきうるし)> 木の呼吸をそのままに 

生漆を木地に摺り込み、余分な漆を布で拭き取る作業を何度も繰り返す技法です。最大の魅力は「木と漆が対等に存在していること」。木工品としての自然な温かみをダイレクトに残しながら、漆による高い防水性・耐久性を宿しています。
(制作期間:1ヶ月)

 

<木地呂(きじろ)> 深い艶が織りなす奥行き 

 透明度の高い飴色の漆を塗り重ねて研ぎ、最後に手で磨き上げることで、鏡面のような美しい艶を生み出す技法です。拭き漆よりも漆の層が厚くなるため、まるで濡れているかのような立体的な透明感と、木目の奥深さを堪能していただけます。使い込むほどに増す透明感は、「育てる楽しみ」を最も感じやすいかもしれません。
(制作期間:2ヶ月)

 

<根来(ねごろ)>

    時間とともに完成する、侘び寂びの美 

 中塗りに黒漆、上塗りに朱漆を施す技法です。根来塗りボールペンでは、長年使い込むことで上の朱が擦れ、下の黒が覗く「経年変化の風合い」をあらかじめ美しく加飾しました。今回はさらに、特別に最後に透き漆を塗って研ぎ出すことで、朱呂色仕上げを施すことで奥深い艶と現代的な耐久性をプラス。日本の「侘び・寂び」という精神性を手のひらで味わっていただけます。
(制作期間:2ヶ月 / ※手作業のため、加飾の個体差をお楽しみください)

 

<梨子地(なしじ)>

    内側から浮かび上がる、静かな輝き 

 漆の中に金属の輝きを閉じ込める、美術工芸としての華やかさを持つ技法です。漆が乾かないうちに金属粉(本品では錫粉を使用)を蒔き、その上から透き漆をかけて研ぎ出します。けっして派手すぎない、上品で柔らかな輝きは、まるで夜空の星々のよう。あなたの手元を格調高く照らします。使うたびに角度によって表情を変える、その奥ゆかしい美しさをお楽しみください。
(制作期間:2ヶ月)

鞘塗りボールペンは、持ち主とともに育つペンです。

しかし、天然の漆だからこそ、どんなに手荒に扱っても壊れないというわけではありません。紫外線に長時間さらされれば艶を失うこともありますし、扱い方によっては傷もつきます。

もし、単に効率的でメンテナンスフリーな道具だけを求めるなら、このペンを選ぶ必要はないかもしれません。 このペンを道具として慈しみ、大切に扱う。その振る舞いこそが、まさに「美意識を纏う」ということなのだと、私たちは考えています。

お客様との大切な契約や商談の席で

自分へのご褒美に

お世話になった方への「退職祝い」に

新たな門出を迎える方への「就職祝い」「進学祝い」に

※大人のギフトにふさわしい、専用のパケージでお届けいたします。

Q. 初期不良時を確認した時にはどうしたらいいですか?
A. まずは実行者にご連絡ください。

Q. 一本ずつ色や模様に違いはありますか?

A. はい。天然木を使用し、漆職人が手作業で仕上げているため、木目や漆の表情、模様の現れ方には一本ずつ違いがあります。工業製品にはない、それぞれの個性としてお楽しみください。

Q. 写真とまったく同じものが届きますか?

A. 天然木の木目や漆の表情、手仕事による仕上がりには個体差があります。そのため、掲載写真と色合いや模様の見え方が多少異なる場合があります。

Q. 漆の色は変化しますか?

A. はい。天然漆は時間の経過とともに少しずつ透明感が増し、色や木目の見え方が変化していきます。使い続けることで生まれる漆ならではの経年変化をお楽しみください。

Q. 普段のお手入れは必要ですか?

A. 基本的に特別なお手入れは必要ありません。使用後はメガネ拭きのような柔らかい布で軽く拭いてください。汚れが付いた場合は、水で湿らせて固く絞った柔らかい布で拭き、その後乾いた布で水分を拭き取ってください。

Q. アルコールで拭いても大丈夫ですか?

A. 漆塗りの表面を傷める可能性があるため、アルコールや強い洗剤、研磨剤などの使用はお控えください。

Q. 傷が付くことはありますか?

A. 日常的な使用により細かな傷や擦れが生じることがあります。漆塗りは、使い込むことで艶や表情が変化していく素材です。時間とともに生まれる変化も、その一本の個性としてお楽しみください。

Q. ボールペンの芯は交換できますか?

A. はい、替芯を交換して長くお使いいただけます。対応する替芯については、商品ページ記載の仕様をご確認ください。

Q. 漆かぶれの心配はありますか? 

A. 十分に乾燥・硬化させた漆で仕上げています。ただし、体質によってはまれに肌に異常を感じる場合があります。異常を感じた場合は、使用を中止してください。

Q. 修理や塗り直しはできますか?

A. 状態を確認したうえで、修理や塗り直しについてご相談を承ります。長くお使いいただくため、まずはお気軽にお問い合わせください。

スケジュール

8月19日 プロジェクト開始

9月1日 製造開始

11月1日 リターン品発送開始

実行者紹介

株式会社渡邊美術工藝 渡邊嘉久

株式会社渡邊美術工藝(創業1921年)三代目。日本三大曳山祭「長浜曳山祭」の地にあって、その祖となる仏壇の製造や曳山の修復、常喜椀の漆塗りに塗師として30年以上携わってまいりました。

漆を通じて日本人の心の豊かさを未来へ手渡すことを使命とし、近年は、伝統技法と現代デザインを融合させた、新たな漆文化の創造に取り組んでおります。手の温もりを重ねながら、静けさと祝福を日常へ届ける——。それが、私たちのものづくりの原点です。

リスク&チャレンジ

リスク&チャレンジ 【配送遅延とキャンセルについて】 本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から 3ヶ月 を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。 【商品等の不具合による返品・交換】 原則として、サポーター都合によるキャンセル・返金は承っておりません。 (サポーター都合のキャンセル不可の例:イメージと違う、誤注文、長期不在など) ・対応条件: 商品の初期不良(リフィルの不具合、著しい傷など)、またはお届けした商品がご注文内容と異なる場合、到着後14日以内にプロジェクトページの「実行者にメッセージ」よりご連絡ください。状況を確認の上、返金対応、または良品との交換対応をさせていただきます。 ・返金額: リターン金額(税込)の全額 ・返品送料/再送料: 実行者負担 【返品・交換をお受けできない商品】 ・サポーターの責任により破損、汚損が生じた商品 ・商品のタグ、付属品、パッケージ(箱、袋など)を紛失、破棄された商品 ・事前にご連絡をいただいていない商品 ・商品到着後、15日以上経過した商品 本製品の特性上、以下の事項は不良品に該当しません: ・天然漆と手作業による模様の個体差(世界に一つだけの表情としてお楽しみください) ・ディスプレイ環境による色味の差異 本製品は100%天然漆を使用し、職人が一本ずつ手作業で仕上げる伝統工芸品です。天候による漆の乾燥速度の変化や、細部へのこだわりにより、製造工程に時間を要する場合がございます。万が一遅延が発生する場合は、活動報告にて迅速に状況をご報告いたします。最高の一本をお届けするため、精一杯努めてまいります。

サポーターからの応援コメント

文章のトップに戻る

このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2026年10月30日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。

決済時に安心システム利用料として2.2%(税抜)がかかります。

インボイス(適格請求書):対応可

超早割 matou拭き漆3割引

7,700円(税込)

残り
のサポーター
2026年11月末までにお届け予定

漆塗り木軸ボールペンmatou拭き漆×1本
 (一般販売予定価格11,000円の3割引)
※ご注文状況、製造工程の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

超早割 漆塗り木軸ボールペン木地呂3割引

9,240円(税込)

残り
のサポーター
2026年11月末までにお届け予定

漆塗り木軸ボールペン木地呂× 1本
(一般販売予定価格13,200円の3割引
※ご注文状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

超早割 漆塗り木軸ボールペン根来3割引

10,010円(税込)

残り
のサポーター
2026年12月末までにお届け予定

漆塗り木軸ボールペン根来× 1本
(一般販売予定価格14,300円の3割引
※ご注文状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

超早割 漆塗り木軸ボールペン梨子地3割引

12,320円(税込)

残り
のサポーター
2026年12月末までにお届け予定

漆塗り木軸ボールペン梨子地× 1本
(一般販売予定価格17,600円の3割引
※ご注文状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「刀の美意識をペンに。漆をまとう鞘塗りボールペン「matou(まとう)」」プロジェクト詳細ページです。

シェアで応援
リターンを見る

PAGE TOP