ナタや斧で薪割りに苦労されたり、危ない経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そんなお悩みを解決すべく、清須市の町工場が運営するガレージブランド「尾張の大うつけ」が開発した薪割り用クサビ「先鋒」（せんぽう）をご紹介します。

すでにアウトドアを楽しまれている方はもとより、アウトドア初心者の方にも、これから長く付き合っていくギアとしておすすめしたい一本が誕生しました。

「先鋒」の特徴

こだわり抜いた5つの特徴をご紹介いたします。

▶ 薪割りの安心感

ナタや斧での薪割りには常に不安がつきもの。

「空振りして薪に当たらず勢い余って自分の足を怪我したらどうしよう」

「近くに人がいることに気付かずに、振りかぶってだれかを怪我させたらどうしよう」など。

さらには、キャンプサイトで周囲の安全を担保して薪割りできるスペースの確保も難しくなってきています。

安全に薪割りをするために、クサビ、平タガネを使用するキャンパーもいます。

しかし、クサビは三角形で持ちにくい、平タガネでは先端が短く、刺さって割れないといったデメリットがあります。

「先鋒」はクサビの薪を割る先端の機能、平タガネの握りやすさを合わせ持つキャンプ専用クサビです。

▶ 初心者でも扱える操作性

薪割り台に立てた薪に先端を当て、ペグダウン用のハンマーで叩くだけ。

斧やナタの扱いに不安のある初心者のキャンパーや力のない女性でも簡単に薪割りを楽しむことができます。

また、薪割で苦戦する広葉樹の節という塊の部分も小回りが効くので、薪を横にして叩くことで節を楽に割ることができます。

▶ コンパクトで荷物の軽量化

斧やナタと比較してコンパクトなのでスペースを取りません。

ペグダウン用のハンマーを兼用できるのでキャンプの荷物を減らすこともでき、持ち運びも楽に。

サイズ感はグローブに収まる大きさと非常にコンパクト。

▶ キャンプスタイルに合わせて選べる鋼材

ステンレス製 : スタンダードモデル

メンテナンスがしやすく切れ味のよいステンレス鋼材に、経年変化の美しい革のハンドル。あなたのアウトドアの相棒として末永く寄り添います。

①鋼材はステンレス

鋼材はステンレス（SUS303)を使用しているために、既存のクサビ、平タガネで起きる錆（サビ）の問題を解決します。

②グリップ部分は天然皮革

グリップ部分には、天然皮革を使用しています。

ベジタブルタンニンレザーで、使い込むほどに艷やかに、なめらかになっていくことから末永く成長を楽しんでいただける素材です。

色は、ブラックとナチュラルの2種類よりお好みで選んで頂けます。

革職人がお好みの色に合わせて一点ずつ、手縫いで仕上げます。手しごとならではの質感と美しさが感じられる製品です。

鉄製 : マスターモデル

アウトドアの醍醐味はギアへのこだわり。

あえて我儘な鋼材を自分で手入れ、育てるというアウトドアの熟練者向けが、マスターモデルです。

①鋼材は鉄

鋼材は鉄（50C)を使用しているために、堅牢さは十二分です。ステンレスに比較し、刃が長持ちし研ぎやすいです。

ただ、鉄は水に弱く、濡れたまま放置するとすぐにさびてしまいますが、日々のメンテナンスで使っていくほど味が出てくてきます。

むしろ手入れするほどに愛着が湧いてくるのかもしれません。

※写真の右側は黒錆加工の「先鋒」

おすすめは黒錆加工。

黒錆は鉄の表面にできる酸化膜でコーティングして、赤錆の発生を抑える「良い錆」とされます。ご自身の手でコーティングをお楽しみ下さい。

※完全に赤錆を防ぐことはできません。必ず水分を取り除き、刃物用防錆オイルもしくはオリーブオイルを薄くぬって保管してください。

②グリップ部分はご自身で

ハンドル部分も自由自在にアレンジして頂けます。

革のサイズは、

横50mm×縦70mm 厚さ2.0mmがジャストフィットします。

例えば、表面加工後にご自身でお好きな革でレザークラフトも一つの楽しみ。

あなただけの相棒として末永く寄り添います。

▶ 鉄の匠が、一つ一つ。

この「先鋒」を手掛けるのは、地元愛知県の「愛知ブランド企業」、県指定の「あいちの名工」率いる匠たち。

創業半世紀の老舗で金属加工で部品を作り続けるの鉄の職人集団です。

今回の「先鋒」も経験に基づいた卓越した勘と技術で一本一本手掛けています。

さらには、「先鋒」の先端部分は日本のものづくりを支える最先端の金属加工機で、0.01mmの精度で加工しています。

鉄の匠と最先端の加工技術がコラボレーションによって、「先鋒」は生み出されています。

使用方法

①土台を準備

薪割りをする際には、ハンマーの打撃の力が薪に伝わりづらいので切り株や木材などの土台が必要です。

※薪割り台がないと、薪を割った後、そのまま刃物が地面を叩いてしまい、小石などで刃こぼれする危険性があります。

②「先鋒」の先端部分を薪に垂直に当てる。

軍手やグローブをはめて、木目とクサビの先端が平行（同じ向き）になるようにセットします。

木目に対して垂直に入れてしまうと、密着した木の繊維が邪魔をし、割りにくくなります。

③ 先端が食い込むまで薪と両方持ち、ハンマーを垂直に振り落とす。

力を入れなくても、先端がスムーズに入り込み、あとはハンマーの重さを使っておろすだけです。

④しっかりと食い込んだ後は倒れないよう気をつけながらハンマーを打ち下ろす。

薪は3分の1くらいまで割れれば、手で最後まで割れる場合がほとんどですので、到達しなくても大丈夫です。

スペック

【形状】

◾ グリップ部分には2mmの段差があり、横50mm×縦70mm 厚さ2.0mmがジャストフィットします。

◾ グリップエンドには、ロープやパラコードを通せる直径5mmの穴が空いています。

【サイズ】

今回は、２種類のタイプをご用意しています。

ステンレス製 : スタンダードモデル

重量515g

材質：ステンレス (SUS303)

グリップ加工：ベジタブルタンニングレザー (手縫い）

グリップカラー：black 、natural

鉄製 : マスターモデル

重量：515g

材質：鉄製（50C）※表面処理なし

グリップ加工：なし

スケジュール

2021年7月30日：プロジェクト開始

2021年9月中旬：プロジェクト終了

2021年9月末より順次発送を行います

実行者紹介

「先鋒」を企画・開発したのは、株式会社エムエス製作所。織田信長で有名な愛知県清須市にあり、創業50年の老舗金型メーカーで、自動車向けゴム金型を製造しています。

ここ数年は金型で培われた金属加工の技術を生かし、「日本のものづくりの技術で新たな価値創造」「地方創生」をテーマにして異なる分野での新製品開発にチャレンジしてきました。

今回は本社のある清須市の「地方創生」を掲げ、新たなプロジェクトチームで織田信長にあやかり、「尾張の大うつけ」という新ブランドを立ち上げました。
薪割り用クサビを皮切りに、今後は機能性とデザイン性を兼ね備えた優れたアウトドア製品を企画・製造していきます。

クラウドファンディングは初チャレンジになりますが、全社総力を挙げ、ご支援頂いた皆様にご満足頂けるよう、努めて参ります。皆様のご支援、何卒宜しくお願いいたします。