このプロジェクトは、瀬戸内国際芸術祭2019年の出品作品の資金調達のためのクラウドファンディングです。
五十嵐靖晃さんの「そらあみ」という作品で瀬戸内海の瀬戸大橋周辺に位置する塩飽諸島の島々で滞在制作を行い、5色のカラフルな糸で漁網を編んでいく屋外作品です。作品は2013,2016年から継続しており、今回で3回目の実施になります。

今年は、春会期5島に加え、秋会期9島で実施し、過去最大120mの長さに拡大するプランを計画しています。

既に春会期分60ｍは無事完成しました。ただし秋会期は離島が9島にまたがり広範囲にわたるため、作家の滞在費用を始め、春会期の２倍にもなる作品を屋外展示するための費用などが更に大幅にかかります。

作家には瀬戸内海に浮かぶ岡山と香川に挟まれた塩飽諸島の大小28の島々を繋ぎたいという思いがあります。過去最大の大きさで作品制作を実現するため、初めてのクラウドファンディングを行うことになり、皆様の力をお借りしたいと思います。

《作品タイトル》「そらあみ〈島巡り〉」

《作家名》五十嵐靖晃

《作品コンセプト》

瀬戸内海国立公園に指定された、大小２８島からなる塩飽諸島の島々で漁網を編むワークショップを開催。島に暮らす漁師や、集った人々で協働する。漁網は波打ち際で空に向かって垂直に設置。天候の移り変わりと潮の満ち引きによって見え方が刻一刻と変化する様子を鑑賞者は網越しに眺める。漁網を編むことで、人と人、海や島の記憶をつなぎ、網の目を通して土地の風景をとらえ直す。

春会期は瀬戸大橋でつながる沙弥島、瀬居島、与島、岩黒島、櫃石島の5つの島で作品を制作。秋会期では新たに本島、牛島、広島、手島、小手島、更に西の高見島、佐柳島、志々島、粟島の9つの島でつくられた漁網を連結し、島から島へ海のつながりを編み広げていく。2013年、2016年と継続しているプロジェクトであり、3年に一度芸術祭の年に作品を新調することで、塩飽諸島の人々の交流を促し、海のつながりの象徴となる。

《サイズ》幅120m×高さ6.5m

《制作スケジュール》

秋／2019年6月～7月：地元との調整開始。島の方へご挨拶とお願い

秋／2019年8月〜9月中旬：滞在制作ワークショップ

秋／2019年9月20日（金）〜27日（金）：作品連結式

秋／2019年9月28日（土）～11月4日（月祝）瀬戸内国際芸術祭・秋会期　丸亀市本島にて作品公開

＜画像は2019年春会期に沙弥島、瀬居島、与島、岩黒島、櫃石島の5つの島で制作した様子です。秋会期はさらに西の９つの島で制作し、塩飽諸島の有人島全ての14島で作った網を連結することを目指しています。＞

《作家プロフィール》

五十嵐 靖晃　Yasuaki Igarashi 日本

人々との協働を通じて景色をつくり変えるような表現活動を各地で展開。2005年日本からミクロネシアまでヨットで約4000㎞の航海経験から「海からの視座」を活動の根底に据える。

【主な作品・展覧会など】

2017年：「北アルプス国際芸術祭」（長野）

2017年：「南極ビエンナーレ」（南極）

2016年〜：「TURN」（東京）「TURN in BRAZIL」（ブラジル）「TURN in BIENALSUR」（ペルー）
2013，2016年：「瀬戸内国際芸術祭」（香川）
2013～2016年：「赤崎水曜日郵便局」（熊本）
2010年～：「くすかき」（太宰府）

【リスク＆チャレンジ】

＊本イベントは雨天決行ですが、台風などの荒天時、船の出港ができない場合は中止となります。イベント開催が中止になった場合のご返金は不可となりますので、予めご了承の上ご支援をお願いいたします。

＊リターン品のデザインは、イラストの大きさ、写真の構図など若干の修整が作家より入ることがあります。その際は活動レポートで事前にご連絡します。