デニムの風合いを纏う。本格デニム傘

スタイルを選ばず、上品さを演出

スーツスタイル

カジュアルなスタイルにも合わせやすい、濃紺インジゴカラーを採用

差して良し、持って良しの万能アイテム

弊社の特殊技術"雨を弾くデニム"

株式会社四川はジーンズ加工の中で、エンイジング加工やビンテージ加工などデニムの雰囲気を創造する加工業を５２年間操業してきました。

その中で、お客様の要望から開発に取り組み約１年の期間を費やし、デニムに水を弾くことのできる「超撥水加工」技術を開発することができるようになりました。

水を落とすと綺麗な玉になります。

普通は綿素材のデニムは水を吸い込むことが特徴で、水を弾く撥水性について従来は非常に難しい事でした。

開発の過程で家庭洗濯をしても耐久性を有する機能を持つことができる性能が目標として開発を進め、専門機関での試験評価を達成することができるまでの技術に達しました。デニムの生地を使う用途が大きく広がることのできる画期的な加工技術となり「デニム傘」を製作する基本的な技術と商品開発ができるようになりました。

こだわりポイント①

差した時の内側から見えるムラがカッコよさを演出

なぜムラができるのか？

デニム傘に使用しているデニム生地は、福山市で染色から生地を織った生地です。この生地の特徴として、綿とリネンを組み合わせて織られています。タテ糸は綿ヨコ糸にリネンを使ってタテヨコの平織りで織られている生地です。リネンの糸は天然繊維で、糸の太さが均一でない特徴があるので太い所と細い所で織りたてていく過程で経糸の密集したところと、緩くなっているところが出来てきますので、この結果生地のムラ感が自然と表現された生地が出来上がってきます。

こだわりポイント②

細部までこだわり、高級感を演出

持ち手もデニムを採用

岡山県倉敷市にあるセイショク㈱に作成を依頼。普通の傘にしたくないという想いがあり、繊維の規格外品を独自製法でアップサイクルするNUNOUSを採用。地球にも優しい傘であってほしいし、デニム業界の我々らしさを表現するために、この素材ＮＵＮＯＵＳを傘の持ち手に採用したいと相談したところ快く快諾してもらいました。

デニムの生地のリサイクル素材として特別に準備することを提案してもらい、デニムの生地を集積圧縮したオリジナルの形状の持ち手になっています。

セイショク㈱は1880年(明治13年)に倉敷市で織物製造業からスタートした140年以上の歴史ある会社で、長い歴史の中で染色加工事業を中心にワーキングユニフォーム生地・人工皮革、カラーデニム生地の染色整理加工を中心に手掛けておられます。

また近年では、繊維の規格外品を独自製法でアップサイクルする「NUNOUS」事業にも取り組み、持続可能な生産活動と社会課題解決を進めております。

石突きは真鍮黒メッキを採用し、高級感を演出

露先も同系色でまとめ高級感を演出

シャフトはアルミ黒塗装を採用した8本骨。アルミを採用することによって高い耐久性と軽量感を実現。また8本骨にすることで、ステッキとしてのスタイリッシュさを表現可能に

こだわりポイント③

デニムの生地へのこだわり

生地は、綿６５％/リネン３５％ ５．５オンス平織りのデニムを使用しています。今回初めて、リネンを使った傘生地として非常に軽くてしなやかなデニム、さらに独特のムラ糸感がある生地を選びました。

その理由は、リネンは短期間で育つ天然繊維で、農薬を使用しないで収穫でき雨と光があれば育つ地球環境に優しい植物の繊維です。また収穫の際は、繊維や種、根まで捨てることなく活用することができるサスティナブルな素材として世界的に注目されています。今回のデニム傘に使用する生地は、福山でインジゴ染色されタテ糸を使い、福山で織布をした生地を使用しています。

製造元の紹介

マサキ（株）（奈良県）正木社長

企画・出材から生地の裁断仕上げまで、すべての工程を自社で行っています。日本人ならではの視点で、お客様にご満足いただける製品を細部にまでこだわった手作業で製造しています。

そのため熟練の微妙な加減がとても重要です。弊社は自社製造の強みとして、その全てをトータルで把握しとことんこだわった品質を自信をもってご提供しています。

型決め＆裁断工程

骨の種類・生地の性質、特徴・パーツの性質などに合わせて三角の形を決定します。

ミリ単位の調整が必要とされる傘作りで需要な工程です。

中縫い工程

三角に裁断した生地８枚を縫い合せします。シワが寄らないように縫うには熟練の技が必要です。ミシンは特殊な環縫いミシンです。

ツユ先付工程

ロクロ巻き

ダボ巻工程

一傘ごとにすべて職人が手作業で、縫い・形を整え「マサキ品質」として、こだわりの高品質として製作しています。

何百本の傘でも、同じ品質を求め手作業だから出来る精度の高い品質をお届けします。国産だから出来るこだわりの物づくりをしています。

リターンについて

全長：８５ｃｍ

サイズ：６０ｃｍ 傘を開いた時の直径 １００ｃｍ

カラー：濃紺インジゴ

傘の生地素材；インディゴデニム 綿６５％/リネン３５％

生地加工：防水・撥水・ＵＶ加工

※撥水の効果は使っていくうちに落ちていきますので、予めご注意下さい。

フレーム：スチール黒メッキ

シャフト：アルミ黒塗装

ハンドル；ストレート 「ＮＵＮＯＵＳ」デニム仕様

実行者紹介

株式会社四川（しかわ）

広島県福山市加茂町粟根１２１－２

洗い・染色の加工業

染色・洗い加工・特殊な加工まで対応

自社工場内で全てを完結出来ます。

自社ブランド：PooLoce（プルス）・ INDIGO LAB（インディゴ ラボ）

ＨＰ：https://shikawa.com/

１９７０年にワッシャー（洗い機械）・タンブラー（乾燥機）を１台づつから始め、ジーンズ洗う乾かすというワンウォッシュ加工を始めてから５２年間操業をしてきました。その間、ストーンウォッシュ・モンキーウオッシュ・ケミカル加工などその時代にはやるジーンズの加工を、先端デザイナーの方たちと一緒に開発をやってきました。その開発魂を受け継ぎ先輩たちの残してもらった伝統と現在の革新の技術を融合させて最新加工の提案や、自社の得意とする加工技術と今までにない商品の提案をこれからも進めていきます。