粋なスタイルで、上質な涼の取り方として、
石垣島の自然の色で染め上げた布を使い、「京扇子」として製作された、「島藍扇子」をご提案致します。

近年、全国的に「猛暑」と言われ、夏の暑さが厳しさを増しています。
涼を取るために、携帯用の扇風機を持ち歩く方を多く見かけるようになりました。
携帯用扇風機は手軽で便利でいいですが、
更に粋なスタイルでの涼の取り方として、
石垣島の自然の色で染め上げた「島藍扇子」で自然の風を感じて下さい！

冠婚葬祭やビジネスシーン、レストランやカフェなどのお洒落な場所。
落ち着いた深みのある自然の色で、大人なスタイルを演出します。

紙製と異なり、布扇子は破れにくい！
共布のケース付き！

・京都の扇子職人が手がける「京扇子」

「京扇子」とは、扇面・扇骨・仕上げ加工すべて京都・滋賀を中心とした国内で生産した扇子の事を言います。「京扇子」の名称は京都扇子団扇商工協同組合が有し、組合員だけが使用できるものです。
熟練の職人により、全て手作業で行う沢山の工程を経て仕上がる扇子はとても美しく、至高の一品です。
・製作工程はこちらから
https://www.satsukisen.co.jp/flow/

・自然の色を染める島藍農園

島藍農園は、八重山諸島特有の藍植物「ナンバンコマツナギ」の栽培から行う、藍農園＋藍染工房です。
収穫した葉から色素を抽出し、原料となる藍色のペースト「沈殿藍」を精製し、それを発酵させて染液にします。
何度も染め重ねて染め上げるのですが、染める技術よりも、染められる状態を維持する技術が大切で難しく、生き物同様に毎日調子を伺いながら染め作業を行なっています。
夏の暑さや猛烈な台風、長雨や干ばつなど、自然の厳しさと多大な恵みを体感し早20年。現在は「しぜんのいろとくらす」をコンセプトに、自然の色により心と身体が健康でいられるよう、少しだけ豊かな暮らしのお手伝いできればと、染め直しのサービスなども含め楽しくものづくりに励んでいます。

今回の「島藍扇子」は、藍の絞り染めにグラデーション染めを重ねて染め上げた、藍色バージョン。
その藍色バージョンに、福木という木の皮を煮出して黄色を染めた、黄色バージョン。
の、２色をご用意しました。

【藍染めについて】
八重山諸島で栽培された２種類のマメ科の含藍植物及びペースト状に加工された染料を「八重山藍」と呼びます。

「藍染め」というと、国内では徳島県を主に栽培される「蓼藍」や沖縄本島で栽培される「琉球藍」が有名ですが、行政等の関与無く細々と受け継がれてきた、無名な藍染が「八重山藍」なのです。
・「八重山藍」についての詳細はこちらから
https://yaeyamaai.okinawa/

【福木染めについて】
沖縄や奄美諸島で防風林・防潮林として植えられ、人々の生活や財産を守ってきた木で、樹皮を煮出して黄色を染めます。また、藍色を染め重ねることで緑色を染めます。

・仕様

【染色】株式会社島藍農園（石垣市）
【製作】株式会社ひしだ（京都）
【布素材】麻
【染料】八重山藍・福木（石垣島産）
【扇骨】竹（国産）
【サイズ】長さ21cm・幅40cm
【付属】 共布のケース

・スケジュール

11/29 プロジェクト終了
12/1 染色作業終了後工場へ送付 → 扇子製作開始
2023年1月末より順次配送開始

・リターンについて

・資金の使い道

原材料の仕入れ及び製作費

・実行者紹介

株式会社島藍農園
代表取締役 大濵 豪（おおはま つよし）
1972年石垣市生まれ

幼少期より、祖母や母が携わる「ミンサー織」を身近に育つ。
小学校卒業後島を離れ、長崎・東京で中学・高校時代を過ごし、京都の短大で染織を学んだ後、２６歳で帰島。
「ここでしか出来ないものづくり」を模索しつつ、島の様々な天然繊維や天然染料に触れる中で、ほぼ途絶えかけていた島の藍染めを盛り上げようと、2002年に畑を入手して、小さいながら栽培から一貫して行う藍染め工房「島藍農園」を開園。

電気すら無い、小さな畑小屋で少しずつ工夫し、「一生やり続けること」を念頭に、コツコツ細々と続けて参りました。
早いもので、今年は開業20年という節目の年となりました。
そこで、多くの方に喜んで頂ける新しいアイテムをご提供したい思いもあり、今回の企画に挑ませて頂きました。
現在「しぜんのいろとくらす」をコンセプトに、自然の色が皆さまの心と身体の健康へと繋がるようお手伝いできればと、染め作業に一層励んでいます。今回ご案内の「島藍扇子」も、新たに訪れる夏を快適にお過ごし頂けるよう、しっかりと染め上げ、素敵な扇子をお届け致しますので、どうぞ応援のほど宜しくお願い致します。