本来1年程度で出荷される本格焼酎は、熟成が進むほどに柔らかい舌触りと円熟した香りに変化することをご存知ですか？

今回製品化が叶った『波の花 35年』は、長期熟成にしか出せない味わいをタンク貯蔵とオーク樽追熟、2種類の仕上がりで楽しむことができる自信作。

平成元年から35年の時を重ねて生まれる深い余韻を、ぜひ感じてください。

長期熟成酒は、当然ながら生産量に限りがあります。

「波の花」は現在タンク1樽分のみが現存し、現在貯蔵されているものが無くなれば今後味わうことができない大変希少な焼酎です。

「波の花」という名を連想させる、米由来の花のように軽やかな香りが特徴です。長期熟成によって生まれる絹のように繊細で柔らかな口当たりは、無二の味わい。本格焼酎のイメージを覆す上品な味わい・香りをぜひ感じてください。

『波の花』をオーク樽で追熟させた『樽追熟』は、米由来の柔らかな風味と重厚な余韻が融合した、伝統と革新性を感じる米焼酎です。

オーク樽ならではのスモーキーな薫りは、”クセ” が強く複雑かつ芳醇な味わいが病みつきになります。スコッチウイスキーが好きな方には、是非試していただきたい逸品です。

どちらもアルコールがきれいに舌の上に乗ってくる、どこまでも柔らかいスムーズな飲み口が印象的でした。

『タンク貯蔵』は日本酒を思わせる甘い香り。香りには酵母由来の、焼き立てのパンのようなニュアンスが感じられます。飲み口はどこまでも柔らかく、アルコールがきれいに舌の上にのってくる感覚を楽しめます。

『樽追熟』は柔らかな舌触りが感じられるとともに、オーク樽特有の重厚感のある香りが特徴。木のニュアンスが追加されることでより熟成された味わいを楽しむことができます。

【タンク貯蔵の味わい方】

冷やしたグラスにストレートで味わっていただくのがおすすめです。ブランデーグラスに注ぐことで、お酒が体温で温まり芳香をより一層楽しめます。

【樽追熟の味わい方】

常温のままストレートが最も香りが感じられます。グラスはウイスキーのテイスティンググラスのような、香りが立ちのぼるものがおすすめです。

ストレートでは、おでんや揚げびたしなど、出汁がきいた料理との相性が良好。

白身魚のカルパッチョ、オイルサーディン、ホワイトチョコレートなどの組み合わせもおすすめです。

冷酒用のグラスに小さいロックアイスを1,2個浮かべて濃いめにお楽しみください。

焼き鳥のような甘辛い味付け以外にも、浅漬けやお刺身とペアリングしても美味しく頂けます。

サラミやアヒージョのほかに、塩辛、酒盗チーズなどのねっとりした料理とおすすめです。

甘いものがお好きな方は、ぜひバニラアイスと合わせてみてください。直接かけてアフォガード風にしてもおすすめです。

タンク貯蔵と同様に、冷酒用のグラスに小さいロックアイスを1,2個浮かべて濃いめにお楽しみください。

ナッツやチーズ、生ハム・ベーコンのほかにも、生チョコレートとも相性◎。

明治2年創業の白金酒造では、杜氏が昔ながらの仕込方法で伝統の味を守っています。その一方で、より多くの人たちへ焼酎の魅力を感じてもらえるような革新的な酒造りにも挑戦しています。

一・麹、二・酛（もと）、三・造り、と言われる焼酎造りにおいて、大切なのは人。研ぎ澄まされた職人たちの五感と手仕事によって、優れた味わいと香りが生まれるのです。

『波の花』の蒸留には「木樽蒸留器」が使われています。木樽蒸留器で造られる焼酎は、やわらかく、濃い味わいになるほか、蒸留時に木の香りがほのかにつき個性的な酒質になります。

スギ材(クレ板)を組み合わせて作られる木樽蒸留器の樽を作る職人は、今では日本でただ一人しかいません。

お酒の志向が多様化する中、私たちは伝統を大事にしながら新しいことにもチャレンジしていく必要があると考えています。

白金酒造では昔ながらの本格焼酎をベースに、リキュールや樽貯蔵といった酒造りにも取り組み、焼酎の魅力を発信しています。

自然豊かな鹿児島の土地と、熟練の職人による感性を活かした酒造りは、これまでにTWSCで9回、全国酒類コンクールで4回など多数の高い評価をいただいています。

近年の受賞歴

■全国酒類コンクール
2019年：第1位特賞(白金乃露)

■Kuramaster 日本酒コンクール
2022年：金賞(白金吟酒)

■TWSC
2022年：金賞プレミアムいったいさん山田錦
2022年：金賞DON33

■鹿児島県本格焼酎酒類鑑評会
2022年：優等賞(総裁賞)　白金乃露
その他多数

白金酒造は明治２年、創業者の川田和助によって「川田醸造店」として創業された鹿児島県最古の焼酎蔵です。かの西郷隆盛翁も蔵を訪れ、西南戦争の際には、蔵の焼酎をすべて買い上げた逸話も残っています。

また、創業当時から残る石造りの蔵「石蔵(いしぐら)」は、今も製造を続ける焼酎蔵として初の国指定「登録有形文化財」に指定されています。

明治時代から続く手造り焼酎の蔵の中で製造工程見学、芋焼酎の歴史、西郷隆盛と蔵との関わりを学ぶことができます。

売店や祭りの開催など、地元とも密接な関係にあり、焼酎が持つ文化・繋がりで地元をこれからも元気にしていく取り組みを続けていきます。

実行者について

お酒の志向が多様化するなかで、私たちは伝統を大事にしながら新しいことにもチャレンジしていく必要があります。『波の花 35年』は白金酒造の伝統と挑戦、そのどちらも感じられる銘柄になっていると感じています。

白金酒造株式会社
〒899-5651　鹿児島県姶良市脇元1933
公式サイト https://www.shirakane.jp/

リターン品について

販売場の名称及び所在地：

白金酒造株式会社　石蔵ミュージアム売店

販売管理者の氏名：

川田庸平

酒類販売管理研修受講年月日：

令和5年9月20日

次回研修の受講期限：

令和8年9月19日

研修実施団体名：

鹿児島県小売酒販組合連合会