プロジェクト概要

デザインinイスラエル メイドinジャパン

イスラエルに住む主婦がデザインしたカップを有田で生産

遊び心のある優しい【sibubu】カップが完成しました。

sibubuはヘブライ語で回るという意味です。

＊意匠登録出願中

プロジェクト詳細

【遊び心】

綺麗な回転を見せてくれるこのカップはひとりで考え事をする時も誰かとの会話を楽しむ時も無意識にこの回転を楽しんでいる自分に気づくはず

【不安定なのに安心感】

ちょっと触れただけで揺れるこのカップ

でも、倒れません。

私の母は目に障害を持っており、よくコップを倒す様子を見て思いついた構造です。

お子様にもおすすめです。

もちろん、落下させると割れますので注意は必要です。

私の子育ての経験上、破損しにくいプラスチック製品を使いがちですが実はプラスチックカップの方が軽いからなのか倒す頻度が多かったように思います。

【広がる夢】

形状をシンプルにしたことで可能性が広がりました。

様々な人たちとのコラボレーションを目指しております。

第一弾コラボとして天草のやまねこオリーブとのコラボ作品を製作中です。

やまねこオリーブは私の弟が営んでおり、開墾からというまさにゼロからスタートさせたオリーブ園です。

https://www.instagram.com/yamanecolive/

一番左のカップがやまねこコラボカップです。

こちらも応援よろしくお願いします。

利用シーン / 利用方法・操作方法

普段使いにちょうど良いサイズです。

２５０ ml（満タン時）

私は、水も酒もワインもこのカップで飲んでいます。

常にあなたの側に置いてくるくるさせてください。

愛着を持って使って頂けると思います。

リターンについて

今回、リターン用に白地のカップも用意しました。

楽焼マーカーを使えばご自身のオリジナルカップが完成！

ご自宅のオーブンで焼けます。

＊楽焼マーカーはリターンには含まれておりません。

支援者様とのコラボカップが完成！楽しみにしています。

オリジナルカップが完成したら是非、SNSで＃nakamotosibubuのハッシュタグをつけてアップしてください。

今後、プレゼント用に化粧箱を製作予定です。

今回のリターンはシンプルな茶色の箱での配送になりますので

予めご了承ください。

資金の使い道

新しい商品の製作費

化粧箱の製作費

実行者紹介

べハール美里と申します。

イスラエル在住、小学生２人の子供がおります。

１０年前にイスラエル人の夫と共にイスラエルへ移住してきました。

当地の陶芸教室で陶芸を始め、元々ものづくりが好きな私は陶芸の奥深さに魅了され、

趣味の範囲内で陶作を楽しんでおりました。

出身は熊本天草です。

陶芸を始めてから天草の陶石が日本で産出される陶石（磁器原料）の8割を占めるということも知り、子供の頃にたくさんの石が積まれた場所で遊んでいた記憶が蘇ってきました。

高校を卒業後、天草を出てから２５年が経ち年一回のペースで天草に帰るたびに新しい発見があり、子供ができてからはさらに天草への愛が大きくなってきました。

天草エアラインのイルカの飛行機で天草に降り立つとそこは海と山に囲まれた自然豊かな場所。

海の幸、山の幸を同時に楽しめ、イルカウォッチングで興奮した後は温泉で心と体を癒す。

こんな宝島で育った私は本当に幸せ者だなという気持ちが湧いてきます。

人生の転機

コロナ禍で夫との離婚が決まり、英語もヘブライ語もまともに話せない私がイスラエルで自立し、自分で生計を立てていかなくてはいけない状況に陥りました。

この地で私にできることは何なのか。

陶芸しかありませんでした。

ろくろや電気窯などひと通りの設備は揃っていても知識と技術は浅い。

生産できる個数も限られてくる。

日本でも陶芸のみで個人で生計を立てるのは非常に難しいのに物価の高いこのイスラエルでやっていける見込みはほぼゼロでした。

考えに考えた結果、このプロジェクトをスタートさせることを決意。

ロゴも自分でデザインしました。

旧姓のなかもとの「な」を至極シンプルにしたら＋ー⚪️ができ遊び心が生まれました。

自分らしくとても気に入っております。

カップができあがるまでの経緯と今後

以前から作っていたカップが自分の中でとても気に入っており、そのカップを大量生産へつなげるために陶磁器のOEMの受注生産をして頂ける窯元を探し始めました。

天草陶石を使用している有田で探し、株式会社キハラ(KIHARA）さんに辿り着きました。

当初はメールで連絡を取り合っていましたが、直接お会いし作品を見てもらった上で

プロの意見を伺いたいと思い、子供を連れての一時帰国を急遽決め日本に飛びました。

コロナが世界的にも流行り始めたその頃は機内もどの空港もガラガラで異様な雰囲気でした。

乗り継ぎの待ち時間も１０時間。子供たちも本当によく頑張ってくれました。

東京での２週間の隔離生活を終え、すぐに有田へ向かいました。

KIHARAさんに作品を見て頂いた結果、形状が大量生産向きではなく作ったとしてもコストが掛かるということで一瞬途方に暮れたのですが、どのような形状が大量生産向きなのか、磁器の特性などを教えて頂き一度持ち帰ってデザインの修正をかけました。

そうしてできたのがこのカップ【sibubu】です。

本当にKIHARAさんにはお世話になり、何度も何度も相談に乗って頂きました。

KIHARAさんとの巡り合わせがなければこのカップはできませんでした。

このカップは私にとって３人目の子供のような存在です。

私の自慢の子供です。

いずれは大好きな故郷天草に戻り天草の魅力を発信していく力になっていければいいなと思っております。

天草に戻る頃にはこのカップがたくさんの人たちによってくるくる回されていることが私の希望であり夢です。

ご支援よろしくお願いします。

最後に

このカップができあがるまでにお世話になった方々にこの場を借りてお礼を言わせてください。

ここまで来れたのは株式会社キハラ様、新しいアイデアを思いつくきっかけを与えてくださった職人さんたち、そして家族や友人のおかげです。

私の性格上、何でもひとりでできると周りに助けを求めることを避けてきた結果、すぐに行き詰まってしまいました。

勇気を出して助けを求めることでたくさんの方向性が見つかり焦りの気持ちでいっぱいだったのがいつの間にかたくさんの課題を楽しんでいる自分に気がつきました。

苦手なことも積極的に取り組み、自分自身も成長していきました。

みんなに助けられ支えられ元気をもらい、今の私があります。

ひとりじゃないって実感できることがこんなにも幸せなことだとは思いませんでした。

感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

そして今後も末長くよろしくお願いいたします。

最後まで読んで下さった方々、ここまでお付き合い下さり誠にありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　べハール美里