プロジェクト概要

こんにちは！初めまして。私たちは、心があったまる北海道の人・店・景色に出会えるウェブメディア「スロウ日和」編集部です。

北海道の小さなカフェや宿、雑貨店など、ガイドブックには載っていないような店の情報を200件以上掲載しています。

スロウ日和で特に人気が高いのは、パンの記事です。道産小麦があたりまえにおいしくなり、各店のレベルも高まる昨今。特に、シンプルな素材で焼き上げる北海道のハードパンの人気は、以前にも増して高まっているように感じます。

さらに、北海道はハードパンにまつわるバターやクラフトなどのレベルの高い作り手が揃っているんです。「それらをセットにして、北海道の豊かさを伝えたい」と考えました。

そこで、道内各地を走り回る私たち編集部が、心からおいしい！と思った北海道のハードパンとそれにまつわる食べ物やクラフト作品を、一つのセットにしてお届けします。

北海道の名店ハードパン4軒

十勝は音更町の町はずれ。丘を少し昇ったところにあるパン屋、toi。農薬不使用で育てられた十勝産のBIO小麦を石臼で挽き、自家製酵母でおこし、薪窯パンで焼くこだわりを貫いています。中西宙生さんが目指すのは、「色のない、自然なパン」を焼くこと。toiのパンは、食べすすめても飽きることのない、身体にスッと馴染む味をしています。

黒いパンは、全粒粉の割合が100%。そのため、toiのパンの主役となるBIO小麦の味をしっかり感じることができます。パンの味がきちんと自立しているので、濃厚なチーズやスープに合わせても負けることなく互いに引き立てあってくれます。

大場夫妻にとって、パン屋は仕事であり、生活の一部。駒ヶ岳が見える森町の林の中、自分たちの生活を第一にしながらパンを作ることを大切にしてきました。だからでしょうか。おおば製パンのパンは、日々の暮らしのそばにあってほしいと思うパンが多いのです。

カンパーニュは、そんな2人の思いがたくさん込められているパンです。「ヨーロッパの農村で古くから食べられてきた。そういうパンの良さをもっと伝えていきたい」と、大場隆裕さんは言います。薄めにスライスして、バターやジャムを乗せて。少しだけ厚めに切ってサンドイッチとして。味も素材もシンプルな分、楽しみ方は無限大です。

高田真衣さんがパンを焼くようになったきっかけは、自家製酵母の元となる微生物への興味からでした。此方（こち）のパンの軸は、どんな酵母を使うかということ。「焼きあがったパンの香りは、酵母に大きく左右されます」と高田さん。築120年になる厚真町の古民家を改築した店内には、香ばしいパンの香りがいつも漂っています。

ライ麦50は、個性的で、芯のある高田さんの姿をまとったかのようなパンです。驚くほど堅い表面にザクっとナイフを入れると、中にはぎっしり詰まった生地が。切る厚みや、焼く時間。カリッとしたりフワッとしたり。絶妙な加減で変わっていく味は、此方のパンの奥深さを表しています。

「自分たちの作るパンで、元気に幸せになってほしい」。そんな願いが店名に込められている富良野市の石窯パン屋、ラフィ。その名の通り、見ているだけで力がみなぎってくるようなパンが30種類以上並びます。さらに、食べても元気になれるのが、ラフィのパンの特長です。十勝産小麦とルヴァン（小麦で起こす酵母）を使い、石窯で一気に焼き上げています。

出合さんが理想とするのは、「クラスト（外側）はしっかりして、内側はしっとりしたパン」。その良さを活かしつつ、ぎっしり入ったくるみやフルーツの食感も味わえる「くるみとブドウ」「フルーツロデヴ」の2種を選びました。

パンにまつわるもの5つ －クラフト編－

①アトリエもくれんのオリジナルバターナイフ

「小物は制約がなくて、とても自由。捨てられてしまうような端材でも、ほとんど余さず使えるのもいい」。置戸町でカトラリーや小物類を手がける木工作家、アトリエもくれんの老泉さんはそう言います。作ってもらったのは、オリジナルのバターナイフ。持ち手に込められたでこぼこの形は、見た目のかわいさだけでなく、持ちやすさにもひと役買っています。

②樹皮細工 入舩絵美さんの白樺カゴ

作品づくりに使うのは、道北・中川町の森に育つ植物です。樹皮をはがし、成形するところから自らの手で行っています。今回はクラウドファンディングのために、オリジナルサイズの白樺カゴを作ってもらいました。大きさは、スライスしたパンが5～6枚入るほど。余裕をもって盛りつければ、食卓に中川町の森の空気が漂います。

※パンかごの下に布やキッチンペーパーなどを1枚引いてご使用ください。

パンにまつわるもの5つ －たべもの編－

③jouetのスロウオリジナルジャム

厳選された素材で作られたジャムが人気のjouet（ジュエ）。今回はスロウのためにオリジナルで作ってくれた、ハードパンにぴったりのジャムをセレクトしました。二層に分けられたジャムの上部は道産ベリーを、下層には新得町共働学舎のフロマージュチーズを使っています。

④みちみち種やのオリジナルブレンド「願いのかたち」

炭火焙煎で豆を焼くみちみち種や。今回出展するパンを食べてもらい、「願いのかたち」というオリジナルブレンドを作ってもらいました。「パン屋の皆さんは願いを込めて、パンを生み出して届けてくれるのだと思います。私たちを含めて生産者の多くは小さな店で、大量生産はできないけれど、手にとってくれる方々の穏やかな暮らしを祈っています」と加藤さん。最初はしっかりとコクのある苦味が広がって、次第にパンの風味と交わり、最後は優しい甘さの余韻に包まれるブレンドができました。

⑤ノースプレインファームのオホーツクおこっぺ有機醗酵バター有塩

海と山のまち興部町で、自社で育てた飼料や有機質の牧草を与えて牛を育てるノースプレインファーム。健康な牛の有機生乳を100%用いた贅沢な有機醗酵バターは、濃厚ながらも後味はあっさりとしているのが特徴です。食塩はサロマ湖の天然海水を窯で焚き上げたオホーツクの塩を使っています。じゅわりと溶かして至福の幸せを。

特別付録
「北海道のハードパンと、
それにまつわるものbook」

「ハードパンの食べ方がわからない」あなたへ

ハードパンの人気が高まってくるにつれて聞くようになった言葉「食べ方がわからない」。その声に応えようと、すべてのリターンに、スロウ日和編集部が作成したオリジナル小冊子「北海道のハードパンと、それにまつわるもの book」をお付けします。お届けするパンを使ったレシピや今回のクラウドファンディングに参加してくれた作り手たちの思い、ピクニックアイデアなど、写真のボリュームたっぷりでお届けします。
※本の画像はサンプルです。

お届け方法

注文を受注した後、各パン屋に出荷のスケジュールを連絡。弊社に設置した冷凍室へ送ってもらい、1箱にまとめた状態で皆様へお届けします。今回のパン屋はどこも小さな個人店のため、作れる量には限りがあります。そのため、到着までお時間をいただく可能性がありますことをご了承ください。

スケジュール

2021年6月20日 クラウドファンディング終了
2021年7月1日～ 1週間ごとに順次発送開始

リターンについて

スロウ日和おすすめセットA

おいしいハードパンの扉を気軽に開いてみたい人へ贈る、スロウ日和のおすすめセット。AとBで、パンの組み合わせが異なります。toiの「黒いパン」ハーフ、此方の「ライ麦50」、みちみち種やのドリップバック1袋、「パンと、それにまつわるものbook」。

スロウ日和おすすめセットB

こちらはおおば製パンの「カンパーニュ」ハーフ、ラフィの「くるみとブドウ」、みちみち種やのドリップバック1袋、「パンと、それにまつわるものbook」のセット。

気軽に味わうハードパンのハーフセット

北海道のハードパン名店4件のパンのみを気軽に楽しんでみたい方へ。toiの黒いパンとおおば製パンのカンパーニュがハーフになっています。

【道民限定！】気軽に味わうハードパンのハーフセット

上記と同じセット内容です。発送先が北海道の方に限り、少しだけお得になります。この機会に、お気に入りのパン屋を見つけてみませんか？

しっかり味わうハードパンセット

北海道のハードパン名店4軒のパンのみをしっかりと味わいたい方へ。

【道民限定！】しっかり味わうハードパンセット

上記と同じセット内容です。発送先が北海道の方に限り、少しだけお得になります。この機会に、お気に入りのパン屋を見つけてみませんか？

北海道のハードパンと、それにまつわるもの全部セット

今回出展予定のすべてのパンと、ジャム、バター、オリジナルブレンドコーヒー、バターナイフ、白樺カゴ、「パンと、それにまつわるものbook」のすべてをお届けします。私たちが伝えたい思いの丈、北海道の豊かさを心ゆくまで感じてください。

北海道のハードパン1個と、それにまつわるもの全部セット

今回出展予定のパンの中から、もっともオーソドックスなおおば製パンのカンパーニュと、それにまつわるものを全部をお届けします。

クラフトに癒やされるセット

北海道作家の木工作品のみを手にしたいあなたへ。バターナイフと白樺カゴ、「パンと、それにまつわるものbook」をお届けします。

バターナイフを愛でるためのセット

北海道の最高級においしいバター、それを掬い取る優しいバターナイフを、しっかり味のあるtoiの黒いパンに合わせてお召し上がりください。

jouetのジャムセット

もっともオーソドックスなおおば製パンのカンパーニュのハーフとjouetの酸っぱくてミルキーなジャムを主役にしたセットです。あっという間になくなる、魔法のようなジャムをお楽しみください。

ハードパンとコーヒーセット

パンとコーヒーの組み合わせは、どうしてこんなにもホッとするのでしょう。何もつけなくても十分おいしい、ラフィの「ブドウとくるみ」と、パンのためにブレンドされたみちみち種やのオリジナルブレンドコーヒー「願いのかたち」200gのセットです。

実行者紹介

スロウ日和編集部：石田まき、立田栞那、猿渡亜美

写真：石田まき

デザイナー：青坂さつき、原優美子（ともにwakuwaku design）