ピュアメリノTシャツ【汗の匂いを防ぎ、しなやかで気持ち良い１００％ウール】

『SPIN』ピュアメリノアスレティックウェアを企画している槇と申します。ニュージーランドメリノ１００％をコンセプトにアスレティックウェアを展開しようと、まずはTシャツから商品化を目指しております。
多汗症の人が体臭を気にしないで着れるTシャツを作りたいと思い、考えた商品がこのメリノウール１００％のTシャツです。

メリノウール（メリノ種の羊毛）はセーターなどで使用される秋冬物の素材としても人気ですが、実は春夏こそメリノウールの特徴が活かせる季節なのです。その理由はウール繊維が持つ防臭効果にあります。

体臭（腋臭：ワキガ）の原因は広く知られるようになりましたが、簡単に説明すると汗に含まれるアンモニアや皮脂成分の匂いとそれを微生物が分解した時に発生する匂いが混ざり合ったものです。高齢化とともに喫煙、飲酒、運動不足も加わり加齢臭が加わり中高年にとっては悩みも増します。しかし、体臭は体質によるものですから汗をかく限り無くすことはできません。デオドラント化粧品や汗拭きシートなどで消臭できますが、衣服に吸収された汗の匂いは残り、さらに増幅されます。これが非常に厄介ものです。鼻につく悪臭を最大化するのは衣服だからです。

実は天然素材の中で最も脱臭効果と微生物抑制に優れているのはウール（羊毛）なのです。その効果はコットンと比較すると対照的です。脱臭効果ではコットンの約２０倍以上、速乾性では２〜３倍早く乾きます。微生物は湿り気を好むため、長時間衣服が湿った状態が悪臭を増幅させる要因になります。梅雨時に洗濯物の乾きが悪く、悪臭を放つようになった経験はありませんか？体臭の拡散を抑えるには脱臭効果と速乾性を兼ね備えた素材が最適なのです。

ポリエステル、ナイロン、ポリウレタンなど化学繊維は速乾性は高いですが、脱臭力はコットンとほぼ同じです。匂いが定着してしまうと消えません。最近では消臭効果の高い化学繊維も開発されてますが効果の持続性に限界があります。

従来から登山用品としてウールの肌着（ベースレイヤー）は活用されていました。理由は保温性、調湿性、脱臭性です。登山では何日も入浴はもちろん着替えすらできないことがあり、体臭抑制と洗濯（手洗い）してもすぐに乾く素材が求められるからです。特に過酷な環境下では生命に関わる危険性もあるため肌着１枚においても機能性、快適性を無視できないことから、ウール肌着が一般のTシャツ以上の価値を認められていました。

【素材ごとの特徴】

このウールならではのメリットを体臭で悩んでいる人が日常的に着用できるスポーツウェアとしてデザイン、生地の厚さ、原毛選びを工夫しながら協力企業とともに試作を行なってきました。

メリノウールの中でも特に高品質とされるニュージーランドメリノを使用し、肌触りを良くするために17.5μの極細原毛による１００％メリノウール素材を使いました。ファストファッションのTシャツと比べると価格的には高価ですが、近年では海外有名ブランドでも最高のスポーツアイテムとしてウールカットソーアイテムが増えています。

SPINピュアメリノTシャツではニュージランド産メリノ種の原毛を使用した高品質の生地を採用しています。17.5μという極細原毛を使うことで地肌への刺激を大幅に低減させることができます。そして何よりもそれを１００％とすることで敏感肌の方でもほとんどチクチクした感触が無くなります。
登山用ベースレイヤー、インナーウェアでは強度を上げるためにポリエステルやナイロンをブレンドした生地を使っているものが多いのですが、化学繊維の毛羽立ちによりチクチクした感触が着心地を悪化させます。

生地の厚みもこだわりました。生地は薄い方が着心地を良くします。しかし薄くしすぎると下地が透けてしまいトップスとしては使いにくいものになってしまいます。特に汗で湿った時にはさらに透け感を助長します。逆に生地を厚くすると透け無いものの体感温度が上がりやすくなり清涼感を失います。そこでフィールドテストを繰り返した結果、１４５g/㎡前後の生地がTシャツとして最適と判断しました。

（テストの結果）
120g/㎡（薄手）　下着やインナーレイヤー
145g/㎡（中厚）　Tシャツ、スポーツ用トップス
160g/㎡（中厚）　夏場では体感温度が高くなる
200g/㎡（厚手）　登山用ベースレイヤー

意外に見落としやすいのが静電気です。
基本的に化学繊維（ポリエステル、ナイロン、アクリル）は静電気が発生しやすい素材です。
防寒用のインナーウェアとして多くの商品に使用されていますが、静電気の発生しやすい冬には注意が必要。それに比べウール１００％のピュアメリノTシャツは静電気の発生を抑制できます。特にポリエステルとアクリルのようにマイナスに帯電する素材とプラス側のウールがブレンドされたものは最も静電気が発生しやすい生地となります。（ブレンド生地でしたらウールとナイロンであればプラス同士なので帯電は若干抑制されます。）
化学繊維のトップスにウールのジャケットやコートという組み合わせもご注意を！

『SPIN』では大人のTシャツを意識し、二つのベーシックデザインとそれぞれに半袖及び長袖を用意しました。
・よりスポーティに使用できるアスレティックフィットタイプ（細身のセミロングテール）
・より日常的なトップスとしてご使用いただくリラックスフィットタイプ（ラグランショルダー、ロングテール）です。
・カラーは４色（ネイビー、グレー、パープル、スカイブルー）です。

【アスレティックフィット】

フィット感のあるセットインスリーブや前かがみ姿勢をカバーするセミロングテール設計です。

【リラックスフィット】

肩周りを動かしやすくしたラグランスリーブと大きな動きや体型をカバーするためのロングテール設計です。スポーツ自転車のベースレイヤーとしても最適です。

【カラー】

・ベーシックなネイビー×ローズ文字（下画像：左上）
・グレー×ネイビー文字（左下）
・スカイブルー×グリーン文字（右上）
・パープル×ピンク文字（右下）
より選択いただけます。

【長袖】　※写真はリラックスフィットの長袖となります

【半袖】　※写真はリラックスフィットの半袖です。

SPINの長袖Tシャツは空気の冷たい早春のトップス、秋冬のインナーウェアとしてもオススメです。体温を奪いやすい時期でも冷えすぎず、汗をかいてもよく乾きます。

主張しすぎないようにアスレティックフィットでは背中の襟元、リラックスフィットでは腰元の背面に少し大きめのサイズでレイアウト。着用の際に前後と裏表の位置関係を認識しやすいように設計しました。

『SPIN』という名前は地球の「自転」と運動による「回転」を表現しました。Made in Earth（天然素材、自然の恵み）であるウールが人の活動（発汗）をコントロールする最高の素材であるという意味を持たせています。

一般的なTシャツはBOXデザインですが、サイクリングウェアによく見られるロングテールを採用し、前かがみの姿勢でも下着が見えたり、地肌が露出することを防ぎます。ヨガやロードレース自転車でもしっかり体を覆います。

縫製は全て国内の工場で行います。２０年以上登山用ウェアを作ってきた企業様の支援をいただき製作いたします。

【サイズガイドライン】

男女共用の商品です。製品表記サイズは男性を基準にしてありますので、女性の方は下記を参考にしてください。

【お取り扱い方法】

SPIN Pure merino athletic wear 第一弾となる汗の匂いを防ぐTシャツをご支援いただきありがとうございます。希少性の高いウルトラファインメリノ100%のTシャツの早割セットとして半袖及び長袖のそれぞれ限定２０セットを用意しました。一般販売予定価格の３０％OFFとなるお得なセットです。（カラーはネイビーとグレーの２色のみ）

また、数量制限なしのコースとしては一般販売予定価格の１５％OFFとし、４色から選べるコースとしました。（ネイビー、グレーに加えてパープルとスカイブルーを追加）

パープルとスカイブルーは写真でイメージをお見せできてませんが、活動状況報告の中で順次ご覧いただけるように致します。また、ロゴプリントも最終的なリターン商品としては転写による仕上げとなりますのでこちらも合わせて掲載してまいります。

ハイテクベンチャー企業（アパレルとは縁の無い半導体）を経て、起業家を支援するコンサルタントに転身しました。

自分自身が多汗症だったため、ずっと体臭に悩んできました。デオドラント化粧品や臭わない化学繊維も試しましたが、最後に行き着いたのが何も手を加えない自然素材のウールでした。体質はなかなか変えられないですが、できるだけ周囲に迷惑をかけないで過ごせるということに安心感を覚えました。そこで、自分のライフスタイルにもっと合ったものを企画できたらと考えTシャツの商品企画を実行しようと思いました。その時、相談に応じてくれたのが墨田区のウール用品メーカーでした。２０年以上登山用ウール洋品に携わってこられたオーナーは快くこの企画への協力を受け入れてくれました。

日本人は腋臭（ワキガ）体質の人口比率は低いと言われていますが、近年、職場でのクールビズ化とともに省電力で夏場のエアコン温度も高めに設定され、汗をかく場面が増えています。そのため、汗の匂いが気になりやすくなっています。そんな経験をお持ちの方には共感いただける商品だと思います。