お茶やごはんの時間の器は、使い易いだけでも、面白いだけでももったいない。

日常使いの食器こそ、単なる道具ではなく、暮らしを豊かにするものでありたい。

そうした願いのもと、食器に限らず文具・照明・キッチンウェアなど様々なプロダクトで世界中のデザイン賞を受賞したデザイナーと、かつての世界有数の洋器生産地岐阜県瑞浪市の窯元とが手を結び、難易度の高いものづくりを行い、機能美と遊び心が融合したマグカップ、プレート、仕切り皿など普段使いの食器を生み出しました。

（左より）持ち手を一体成型する事でシンプルなフォルムながら持ち易さとスタッキング良さを兼ね揃えたカップ『stamug（スタマグ）』、シャボン玉がつながったような可愛らしいフォルムながら取皿として、前菜皿として、ソース皿として多様な仕切り皿『savone(サヴォネ）』、木の年輪のような自然な形をモチーフに小皿から盛皿まで定番サイズで構成されるスタンダードな日常の食卓のためのお皿『feuille(フィーユ）』

この中でも、最新作となる、日常のコーヒーの容量を大切に設計した『stamug ミニマグ150ｃｃ』は本来、今年6月の展示会にて国内初出品する予定でしたが、緊急事態宣言の影響で展示会が中止となり、この機会で発表さえて頂く運びとなりました。

一見すると個性的な、この食器たちですが使われることを大切にデザインされているので食卓ともしっかり調和します。

▼カフェのような珈琲時間に

▼朝食のスープカップに

▼取皿やソース皿として

▼パスタ皿とサラダ皿として

日常使いの器を、単なる道具ではなく、暮らしを豊かにするものとして見直すことで、ご家庭ですごす時間がより大切なものとなることを願いこの食器たちは誕生しました。

【生産地/技術】

日本国内の食器製造の約60％を担う岐阜県東南部から生まれる『美濃焼』。

その生産地となるのが多治見市、土岐市、瑞浪市の三つの町。

町ごとに特徴が異なるため結果として多様性が特徴の美濃焼の中で、私たち深山の工場がある瑞浪市は1980年代まで世界中の名だたる洋食器ブランドの食器を製造していた地域でした。

その時期に育まれた、上質な白磁素材の調合技術、形状の正確な成形技術、素材をガラス化させる焼成技術などの職人の技術をしっかりと受け継ぎ、それを基礎として、現代、日常の暮らしのためのうつわを製造しています。

▼地域に根付いた技術を基礎として職人の手仕事で仕上げられる器

【素材】

食器の素材は一般的に粘土ですが、深山ではこの中に長石と硅石というガラス質原料を高い含有率で調合しています。

そのガラス質の素材を高温で焼成することで、「白さ」や「透明感」といった見た目の特徴が現れると同時に、素材内部もガラスのように固く、そしてガラスのように滑らかな構造となるため汚れ難く、洗い落し易い『衛生的』な素材となります。

素材としても、見た目の美しさだけでなく、道具としての機能性も合わせて持つ『用の美の素材』となっています。

特に『白磁』と呼んでいる1340度の高温焼成による仕上げはこの特徴が顕著であり、私たちが最も大切に、そして得意としている、素材であり技術です。

そのため、この白磁仕上げの器は、レストランやカフェなどプロユースとしても安心してお使い頂ける仕上がりとなっています。

▼白磁素材の特徴

【stamug（スタマグ）】

日常の中でくつろぎのコーヒーの時間を、気兼ねなくゆっくり楽しむため、持ち易さ、ちょうどよい容量、ライフスタイルに調和した色合い、機能的な収納性など、様々なポイントを合わせ持つマグカップ。

▼取っ手が一体成型なので、持ち易く、スタッキングもコンパクト

▼サイズは150㏄用と250㏄用の2サイズ、色合いは定番色「白磁」「白マット」「黒マット」に加え、伝統的な陶器の釉薬の色合い、深い紺色の「海鼠（なまこ）釉」、石粒による個体差のある「白窯変（しろようへん）釉」、鉄が錆びて溶けだしたような「寂からし釉」の計6色

▼大きなサイズのマグ250㏄はスープカップとしても多用途に活躍します。

（スペック）

●stamug ミニマグ150㏄

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅115㎜×奥行85㎜×高さ60㎜

［色］白磁、白マット、黒マット、海鼠釉、白窯変釉、寂からし釉

●stamug マグ250㏄

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅125㎜×奥行100㎜×高さ80㎜

［色］白磁、白マット、黒マット、海鼠釉、白窯変釉、寂からし釉

【サヴォネ（ヴォネ）】

普段の食卓でも、友人を招いてのホームパーティーでも活躍する便利な仕切り皿。

食卓のアクセントになる器だからこそ機能的なだけではなくて、遊び心を加えて話題となるようなうつわを

▼取皿に、前菜皿に、ソース皿にとアイデア次第でシーンが広がります。

▼仕切りの数と広さを変えた3種類のアイテムで、様々な食事のシーンに。

▼仕切り取皿はstamugと組み合わせることで便利なカフェプレートとして

（スペック）

●4連仕切り皿

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅225㎜×奥行75㎜×高さ18㎜

［色］白磁、白マット、黒マット

●3連仕切り皿

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅185㎜×奥行90㎜×高さ18㎜

［色］白磁、白マット、黒マット

●仕切り皿取皿

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅210㎜×奥行150㎜×高さ18㎜

［色］白磁、白マット、黒マット

feuille(フィーユ）

小皿、取皿、おかず皿、盛り付け皿。毎日使う定番のアイテムにこそ、機能性とともにこだわりのお皿を！

定番のサイズ感を大切にしつつ、食卓を盛り上げるデザインのお皿。

▼サイズごとに少しずつ異なるアウトラインの形なので、普段使いはスタンダードな雰囲気ながら、ハレの日には二枚重ねて使うとレストランのような非日常感を演出します。

▼食卓の定番サイズを大切にしたアイテム構成

▼盛りつけ次第でレストランのような雰囲気になります

▼stamugと一緒に朝食プレートして

（スペック）

●29ｃｍプレート（大皿、盛皿サイズ）

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅290㎜×奥行280㎜×高さ40㎜

［色］白磁、白マット、黒マット

●23ｃｍプレート（パスタ皿、おかず皿サイズ）

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅230㎜×奥行220㎜×高さ30㎜

［色］白磁、白マット、黒マット

●17ｃｍプレート（取皿、ケーキ皿サイズ）

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅170㎜×奥行160㎜×高さ22㎜

［色］白磁、白マット、黒マット

●11ｃｍプレート（小皿、菓子皿サイズ）

［素材］磁器

［生産地］日本（岐阜県瑞浪市）

［サイズ］幅110㎜×奥行105㎜×高さ15㎜

［色］白磁、白マット、黒マット

暮らしに現れる人の所作「行為」を起点にMetaphys村田智明氏によりデザインされた器「stamug」「savone」「feuille」

今回の食器で言えば「盛りつける」「持つ」「重ねる」「収納する」など、人の暮らしには、必然的に、その所作となる「行為」が現れます。

その行為をデザインの起点とし、ミニマムなカタチの中にライフスタイルに対する知を表現する『行為のデザイン思考法』から生まれる、デザインスタジオ『MTAPHYS』のプロダクト。

デザイナー村田智明氏により手掛けられたプロダクトは、消しゴム・酒器・包丁・照明・脚立と非常に多彩でありながら、グッドデザイン賞、red dot award、IF design awardなど世界各国のデザイン賞を受賞し、暮らしの道具として存在しています。

▼メタフィス 村田智明氏

まず、持ち易くてスタッキングの良いマグカップ『stamug』のリターンはペアと６個セットが150㏄と250㏄でそれぞれあって4種類。

写真の①ミニマグ6個セットと、②ミニマグペア（2個セット）、③マグ6個セット、④マグペア(2個セット）です。

全て色をお選び頂けるので、好みのサイズや色でお選びください。

次に、テーブル上を演出する仕切り皿『savone』はそれぞれが一つずつの3種セット

こちらも色がお選びいただけます。

定番の器としてお使い頂けるプレート4サイズの『feuille』はご家庭でお使い頂き易い組み合わせとして、枚数を使う小皿や取皿は４枚セット、メインとして使うパスタ皿や大皿は2枚のせっとです。

そして、コーヒー時間や、朝食、夕食などライフスタイルに寄り添い組み合わせた「ペアコーヒーセット」「ペアモーニングセット」「ペアディナーセット」です。

全部で12種類ありますので、皆さんのライフスタイルに調和したうつわをお選び頂けます。