すがたかたち木製ドアハンドル・手すりのコレクション全55モデル

「住宅では木の家具が使われているのに、なぜドアハンドルは金属だけなの？」

すがたかたちの木製高級ドアハンドル作りは、こうした疑問から始まりました。私たちは「ドアハンドルは人と室内外の空間をつなぐヒューマン・インターフェイス、心地良さをもたらす道具である。」と考えています。

日本では建築部材である木、石、紙、布、革の多くが人工・フェイク素材に置き換わり、自然の素材感を視覚的に再現したものが主流となりました。しかし、ヒューマン・インターフェイスである室内空間で、人が心地よさを感じるには「触覚、手触り」が重要不可欠です。

にもかかわらず、オーダーしたドアにつける、家具のように自由に選べる木製品がほとんどないのが現状です。

私たちはフラッグシップとなる本製品の開発に2年をかけ、極上のビンテージ家具のようなエイジングを楽しむ、木と革がマリアージュしたドアハンドルを作りました。

JR九州クルーズトレインななつ星のデザイナー水戸岡鋭治さんからの依頼で、全車両に７つの樹種で約１００本のドアハンドル手すりを特注制作したことが始まりです。

その後パリ・フランクフルト・シカゴ・東京の見本市出展によりフランスの５つ星ホテル、クラブメッドなど5大陸11カ国の建築家、デザイナー、ホテル・レストランオーナーからオーダーを頂いてます。

日本ではテレビ東京 "和風総本家~世界で見つけたMake in Japan" や、NHK "プロフェッショナル~豪華列車を作る職人たち" で紹介されたことで、エンドユーザーの方々からもオーダーを頂くようになり直販も始めました。

デザインから制作まで栃木県内で一貫生産しております。

ドアハンドルは、金属製が主流ですが、耐久性に優れる反面、資源の採掘から加工まで多くの電力と化石燃料を消費します。当然、二酸化炭素排出量が非常に多く、環境負荷が大きくなります。例えばアルミニウムと人工乾燥広葉樹製材を、資材を作るエネルギー量で比較すると170対2です。金属に比べて、すがたかたちが主に使用するアメリア広葉樹は、多様な生態系の自然林から産出され1Kgあたり1.6kgの二酸化炭素を貯蔵しています。さらに、伐採から製材人工乾燥、日本への輸送で排出されるすべての温室効果ガスを合わせても0.7kgであり、環境負荷が極めて少ないのです。
すがたかたちは、ドアハンドルを初めとして、建具、家具、建物を、もう一度、優れた意匠と技術で木材に置き換えていくことで、二酸化炭素の排出削減を促進し、持続可能な美しい暮らしの実現をめざして行きたいと考えています。

ドアハンドルをつかむ手の動きを考えてデザインされたエルゴノミックなフォルムは、  非対称で滑らかな三次元曲面を持ち、心地良く手に馴染みます。

広葉樹の厚板から彫り出され、ヌメ革巻されたドアハンドルは夏は熱く、冬は冷たい、ということがありません。また植物性オイル仕上げのためメンテナンスが簡単で、使うほどに色艶のエイジングの美しさが増します。

内蔵の精密加工ステンレス金具で簡単確実に、木・ガラス・金属いずれのドアにも、また、ねじの交換だけで 柱、壁に手すりとして取り付け可能です。また、ローラーラッチを使えばドアがカチット閉まります。

公的機関で4万回の繰り返し疲労試験を行ない、引っ張りにも圧縮にも充分な強度を備えている事を確認しております。取付部分の脚を含めて、継目や接着がどこにも無い天然木の一木作りですので、力を加えたときにブリッジ状のハンドル全体で荷重を受けるのでウィークポイントがありません。

ドアへ取り付け後の温度•湿度の変化と紫外線による製品の変形•変色を抑えるため、完成品をワインのように1年、永いものでは５年間ねかせています。そして、製品の状態（色の深み、艶、そり、ねじれ、割れ）を点検し、最適な1本を選び、ハンドステッチで革巻きを施します。

私たちは、皮革の選定に十分な配慮をし、地元の栃木レザーのタンニン鞣しによる牛ヌメ革を採用しました。強度がありソフトであるデイリーステアーという元から薄い原皮を、従来の栃木レザーの鞣しに特殊な製法を加えた下地で、ゆっくりとオイルを馴染ませ、粘りを与え、従来の本ヌメでは無かった、吟面のやさしさとモッチリ感のある "ロングラン" を使用しています。ヌメ革が持つ艶、色味、深み、感触、美しいエイジングをエレンガントなデザインで木製ドアハンドルにマリアージュさせました。

抜群の感触、こだわりの天然皮革フルベジタブルタンニングレザー

南米産のミモザの樹皮から抽出されたタンニン剤でじっくり時間をかけてなめしあげた純正ぬめ革です。なめし方法は匠の技術を巧みに駆使し造りあげたワイルドで完成度の高いレザーです。

インテリアやドアのお好みにあわせて、モデル３種、樹種(オ−ルナット・チェリー)、革色(赤・茶・こげ茶)、コバ処理(磨き・塗り)の全36通りのカスタマイズが可能です。

S字にスウィングするエレガントな非対称フォルムに、V字にハンドステッチされた4段の革巻きです。ドアの内外で鏡映しになるようにデザインされた手間のかかった作りです。

外寸法：W57× H400× D55mm, ネジ穴間隔：336mm

わずかに反り返った指先のようなフォルムは、空間に凛とした佇まいを醸し出します。植物の花弁や葉の重なりのデザインにハンドステッチされた8段もの革巻きです。リブ有り、無しがございます。

外寸法：W51× H436× D60mm, ネジ穴間隔：336mm

オーソドックスで飽きのこない、アーチ状にカーブしたフォルムは、戸先が壁側のドアでも引きやすいです。植物の花弁や葉の重なりのデザインにハンドステッチされた8段もの革巻きです。リブ有り、無しがございます。

外寸法：W56× H426× D56mm, ネジ穴間隔：336mm

▪️樹種について

チェリーは白木や明るい建具に調和します。オールナットはインパクトのある、ゴージャスな印象になります。

▪️革と糸の色について

こげ茶は灰色に近いチャコールグレー。ステッチの糸は全てキャメルです。

▪️リブについて　※DH-IM, DH-JMのみ、お選び頂けます。

リブ有りはエッジが立った深い陰影、リブ無しは柔らかな陰影のトーンです。

スムーズな握り心地をお求めの方へは、リブ無しをお勧めします。手の形にあった重なりが、負担なくそれぞれの指をキャッチしてくれます。

▪️コバ処理について

※革の端をコバと言います。透明磨きは革のナチュラルな質感を生かした仕上げ、革と同色の塗りはエレガントな仕上げとなります。

▪️革についてのご注意

フルタンニン革としての素材感を最大限に保つための加工を施しております。しがたって下記の点にご留意ください。

●場合によっては色落ちすることがあります。（特に汗、雨にはご注意ください。）

●雨滴・水滴等によって革の表面にふくらみや、シミが発生する場合があります。

●長時間（期間）直射日光にあたる場所や電灯等の光があたる場所に放置しますと退色変色いたします。

●温度の高いところへの放置・保管は革の硬化、変色等の変質を引き起こします。

●風合いを保つために天然皮革専用のクリームでケアすることをおすすめします。

●本格的な天然皮革の味わいを長く楽しんでいただけることを切望いたします。

精密加工のステンレス金具内蔵で、木・ガラス・金属のドア、開き戸、引き戸のいずれにも取り付け可能です。

詳しくはこちら　必ずご確認下さい。

すがたかたちの今までのお客様からの暖かな声をご紹介いたします。

ドアハンドル "Baguette" をお使いいただいている、愛知県W様からこんなメッセージををいただきました。

〜Baguetteが家や玄関の雰囲気にとても合っていて、大満足です。
あらためてドアハンドルの手触りを確認しましたが、自宅からの行き帰りに触れるのが嬉しくなりますね。表現が難しいのですが、「なんとなく嬉しい」ことの積み重なりが暮らしの豊かさにつながるのではないかと思います。すがたかたちさんのドアハンドルや引手は生活の中で自分の出入り、モノの出し入れの中で必ず触れるので無意識下で温かみを与えてくれているような気がします。〜

お客様の声・施工例はこちら

５月15日〜 クラウドファンディングSTART、7月17日終了

7月17日、ファンディング終了後、ご支援いただいた順に発送し、9月30日までに全てのご支援者様にお届けする予定です。（送料込みです。）

すがたかたちの木製ドアハンドルは、現在5大陸11カ国で愛されています。

しかし、まだ世界のほんの一握りの方々にしか知られていません。Makuakeプロジェクトを皮切りに皆様に先行販売して使っていただきたいです。今回のご支援はブランドのプロモーションや新しいコレクションの開発に使わせて頂きます。

私たちと一緒に、「持続可能な美しい暮らし」を理想とする皆さんのご支援をお待ちしてます！

プロジェクトリーダー 高橋牧子 / すがたかたち代表

私はニューヨークから帰国後、庭・茶・書に結晶した、洗練された日本人の「しぐさ」を、改めて発見しました。しぐさを形象化したデザインにより、ユニークで、良質な、長く愛着の持てる物をつくりたいのです。私たちは、「生きるすがた から 生まれるかたち」をコンセプトに美しい生活空間の創造のために貢献したいと考えています。

デザイン＆制作 高橋靖史 / 彫刻家、すがたかたちドアハンドルマイスター

日本で彫刻を学んだ 後、パリ留学中にフランス、ベルギーで作品発表を始める。弱冠34歳でカナダの国立ケベックミュージアムに作品がパーマネントコレクションされて以降、北米各地のギャラリーの他、宇都宮美術館（2004年）、渋川市・桑原巨守彫刻美術館（2008年）などのパブリックミュージアムで個展を開催。ニューヨークから帰国後、暮らしと芸術の調和をめざし、すがたかたち 設立。
 東京インターナショナルギフトショー(2012年)、メゾン・エ・オブ ジェ(パリ 2013-2018年）、IFFTインテリアライフスタイルリビング(東京  2013年）、アンビエンテ(フランクフルト 2014,15年)に出展。作品コレクションが、Hall 8 ”now”, Ambiente trend に選ばれる。水戸岡鋭治氏デザインの JR九州クルーズトレイン ななつ星（2013年）、スイーツトレイン或る列車(2015年) , 東急電鉄 THE ROYAL EXPRESS(2017年)のドアハンドル・手すりを製作担当。和風総本家「世界で見つけたMade in Japan」(2016年10月）、NHKプロフェッショナル仕事の流儀（2017年9月)で紹介される。

筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了
パリ国立高等美術学校フランス政府給費留学
文化庁派遣芸術家在外研修員／ニューヨーク
栃木県文化奨励賞
米国ポロック・クラズナー財団賞

プロジェクト担当 / 和良品美桜　Mio Warashina

宇都宮大学を卒業後、すがたかたちのスタッフとしてプロダクトのデザイン・製作に関わる。また、自身の制作を続けるべく活動中。2019年3月に東京で個展を開催。

ご不明な点や気になることが御座いましたら、お気軽にご連絡下さいませ。

所在地：栃木県宇都宮市岩曽町1365番地1

Tel & Fax：028-662-6934（平日 9：00〜18：00）

Mail：info@sugatakatachi.com

自社ホームページ：https://www.sugatakatachi.com

インスタグラム：https://www.instagram.com/sugatakatachi/

■リスク&チャレンジ
※本プロジェクトを通して想定を上回る皆様からご支援を頂き、現在進めている環境から量産体制を更に整えることができた場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※開発中の製品につきましては、デザイン・仕様が一部変更になる可能性もございます。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。