栃木レザーで作った靴を知ってもらいたい！！

創業63年の大阪靴メーカーが提案する、足元からのニューノーマル。

高級栃木レザーを使用し、快適な靴内環境をお届けします。

ー目次ー

・サボとの出会い

・本商品の魅力

・3つのこだわりポイント

・ご愛用者様からの声

・本革ならではの魅力

・職人によるすべて手作業の製作工程

・リターンについて

・返品、交換

・長く使っていただくために

・修理、メンテナンス

・ブランドについて

・実施者紹介

サボとの出会い

数年前イタリアでの海外見本市に行った際、視察していた街の靴屋さんでこのタイプの靴（サボ）との出会いがありました。

妻にお土産に買って帰ったところ、”脱ぎ履きが簡単”で”品もある”ので活躍し、結果履きつぶしてしまいました。

妻のリクエストを受けてそのサボを基にワンオフで作り履いてもらうと、イタリアのサボ以上に普段使いに欠かせないものとなりました。

そんな中、近所のかかりつけの病院に行ったとき、先生の足元を見て【お医者さんにぴったりだ】と思いました。

早速メンズ用で作って履いていただいたところ、大変気に入っていただき、今も愛用されています。

ちょうどその頃、栃木レザーのタンニンキップ（後述）との出会いがあり、自分用にも作ることにしました。

実際に履いてみると、普段の生活でこんなにも重宝するとは思ってもみませんでした。

これはもっといろんな人に知ってもらい、いろんなシーンでこのサボの良さを実感してほしいと、今回のプロジェクトを立ち上げました。

本商品の魅力

①前から見るとビジネスシューズに見えるので、かかとが無くてもスリッパのような印象を与えることはありません。

パンツの裾によっては、普通のビジネスシューズに見えます。

②機能的にはスリッパと同じなので足が蒸れづらく快適に過ごせると思います。

デスクワークではスリッパの様に履けます。

③オフィス来客の時でも、スリッパから靴に履き替える必要もありません。

ちょっとした外出でも、気軽に履いて出られます。

今回のデザインはダブルモンクストラップ型。

靴でもスリッパでもない新しいジャンルの靴です。

また、年齢問わず使えるアイテムです！

3つのこだわりポイント

1.素材の栃木レザーについて

"ベジタブルタンニンなめし"

栃木レザーは知る人ぞ知る植物タンニンのピットなめしのタンナーです。

その工程は今では世界のどこも非効率的だとして取り組んでいないピット槽（プールのようなもの）に漬けるという昔ながらの方法にこだわっています。

"ヌメキップ"を使用

ヌメキップは、革のことを熟知したハシモト産業の会長から推奨いただいた栃木レザーの中でも数少ないキップ版（生後半年～1年）です。

ステア（生後1年～成牛）と比べてキメが細かくしなやかで少し柔らかく仕上げてある革です。

柔らかくすることで出てくるシボの具合や生地の下から滲み出てくる上品な艶は靴をより輝かせてくれます。

最近では、世界中でキップスキンの原皮が高騰していますが、物作りに妥協はしたくない一心で思い切って使用することにしました。

革小物によく使われている栃木レザーとはまた、ひと味違ったヌメキップの味を革好きの方に知って頂き、クリームなどで手入れしながら長く使って頂いて、本物だけが持つ輝きを、是非とも味わって頂きたいです。

2.軽さを求めた底

アウトソール（本底）には、かかとが無いサボゆえに軽さを追求した通称「カステラ」と呼ばれているEVA発泡ゴムを使用しています。

EVAとはEthylene-Vinyl Acetateの略称で、非常に柔らかいのでクッション性があり、軽いのに耐摩耗性が高いうえに、耐久性に優れています。

また、リサイクルが容易で塩素を含んでいないので、ダイオキシンが発生しないという環境に優しい面も持ち合わせている優れた材料です。

ブラックver

ブラウンver

インソール（中底）には、高反発スポンジを全面に張りクッション性を持たせています。柔らかいだけでは歩行に支障が出やすいので、ヒール部分にはバッカー（紙芯）と呼ばれる芯材により安定感を生んでいます、バッカーは通常より厚み・固さも増した材料を使用しています。バッカーの間に金属バネをサンドイッチした、非常にしっかりした構造を持つインソールを使用しています。

3.足のことを考えた素材選び

① 木型

木型は長年、日本人の足を研究されてきた木型メーカーさんと幾度となく相談して、履きやすくて幅広い年齢層の方に履いて頂けるようなデザインにしました。

木型の後半部分のサイドを少し削りよりフィットするよう改良しました。

後半部分を削ることによってアッパーと足との隙間が少なくなり、更にフィット感が生まれます。

これが結果的に歩きやすさに繋がっています。

② 本革

革好きの人の足に触れる部分は、アッパー・ライニング・中敷きともすべて本革を使用しました。（ライニング・中敷は馬革です）

③ クッション

中敷きの下にはペロッティと呼ばれる高反発のウレタンクッション材を、中足骨付近に入れています。こうすることによって、足のアーチを支えてくれるので前滑りを防止してくれてサボと足がフィットし、歩行を安定させてくれます。

また、中足骨部分にクッション性を持たせることで、足をやさしく包み込みます。

ご愛用者様からいただいた声

【初期モデルをご愛用のお医者様】

「主に院内で履いていますが、足がスポっと入るし歩く時に靴がしっかりついてくるので、ペタンペタンとなりません。蒸れづらく歩きやすい。そしてかかとが少しあるので、足が長く見える。」

【会社員男性30代】

「デスクワークの時、ちょっと足をずらしておけるのが便利。ちょっとコンビニに行く時も、履き替える必要がなくそのまま外出できる。

かかとがないタイプなのに階段でも不自由なく昇り降りができるのが嬉しいポイントでした。かかとがないタイプの靴のイメージが変わりました。

本当に使い勝手が良いので、会社に一足置いてます。

いつも通りのサイズで問題なく履けました。」

【会社員男性20代】

「一般的なビジネスシューズに比べると革が柔らかく、負荷が少ないように感じます。

ビジネス用に限らず、普段のちょっとした外出時にも履いていますが、足元から全体が締まった印象になるのでとても気に入っています。

自分の足は甲が低めなので普段より0.5cmサイズダウンしたものを選び正解でした。」

本革ならではの魅力

革は本来、動物が生きている時丸くなっていたものをなめす工程で平らにしています。

元々が丸いものなので靴になっても（服でも）使うほど体や足に馴染んでいき、手入れするほど味わい深くなっていきます。

また、革は加水分解しないので、耐久性にも優れていて細かい糸が絡み合ったような構造でとても強度があり摩耗性が高いため長年に渡って使用していただけます。

さらに、保温性、断熱性にも優れています。

それでいて「革は呼吸する」と言われ、水分を吸ったり吐いたりして湿度を調節する働きもあります。

靴を1日履いているとコップ1杯分の汗をかいているといわれ、

特に夏場は菌が繁殖しやすく、ニオイが気になることもしばしば、、、

このように通気性がいい本革をライニングだけではなく、中敷きにも(肌に触れる全ての部分)使用することで、快適な靴内環境を実現しています。

職人によるすべて手作業の製作工程

1.裁断

革を広げて、1枚1枚 傷・ムラ等のチェックをします。

傷を入れないように十分に注意して、色ムラや革の伸びる方向等を考慮しながら無駄が出ないように1足ずつ裁断していきます。

2.革漉き（すき）

裁断されたパーツの中で切り口を折り込むとき、またはパーツとパーツを重ねるときに重ねしろが厚くならないように、重なる部分を薄くする工程。

数種類ある漉きの機械からぴったりなものを選び丁寧に漉いていきます。

3.縫製

裁断・漉きを終えたパーツを折り込み、貼り合わせます。その後縫い合わせていくことでアッパーを立体的にしていきます。

熟練の職人の技です。

4.吊り込み・底付け

立体的になったアッパーを木型にかぶせて、"つり込み"という作業をして木型に沿わせて、インソールに貼り付けます。

接着する前につり込みした部分にバフかけをし底面を均一にしてから、アウトソールを張り付けます。

5.仕上げ

底付けされて木型をいれた状態で1日以上寝かせた後、木型を抜き、中敷を敷いて各部のチェックをし箱詰めしたら完成です。

リターンについて

【デザイン】ダブルモンクストラップ型

【カラー】ブラック、ブラウン

【サイズ】 24.5～28cm (0.5cm刻み) 全8サイズ

・サイズはリターンの質問項目よりご選択いただけます。

・普段履かれているサイズがオススメですが、甲が低い方は1サイズ小さめがオススメです。

【価格】税込み、送料込み。ご用意している数に合わせて割引してご提供しております。

甲まわりの測り方：足の親指と小指のそれぞれの付け根の骨が出っ張っている所を通って、メジャーでぐるっと一周させて測ります。

返品・交換

●返品

返品については基本的にお受けしておりません。

サイズが合わなかった方には交換という形でご対応させていただきます。

詳しくは下記「交換」をご覧ください。

●交換

サイズ変更の交換は1回のみ受け付けます。（返送の送料はご負担ください）

室内の試し履きに限りお受けいたします。

※受注生産のため交換は通常の受注と同様に1～3週間（土日祝を除く）お時間いただきます。ご了承ください。

長く使っていただくために

まず履き下ろす前に、革に脂分・栄養を与えるために柔らかい靴クリーム（ブラウン：無色または本体より少し淡い色、ブラック：無色または黒）を塗っていきます。

ただしこの革は、染料染色なのでクリームが染み込みやすくムラになりやすいので、一度に沢山つけすぎないように気を付けてください。

塗り方はつま先から小さく弧を描くようにして、手早くまんべんなく塗ります。

もしムラになってしまった場合は、濃くなったところに合わせて伸ばして塗ってください。

初めはムラが気になりますが、時間が経つと馴染んできてムラは気にならなくなります。

全体に塗り終わったら、クリームがついていない柔らかい布で軽く伸ばすように拭きます。

(車のワックスがけの縮小版のイメージです！)

汚れが付く前にベース（下地）を作ることによって、後々のお手入れが楽になるので是非試してみてください。

※画像は社長本人が愛用している初期モデルを使用しています。

修理・メンテナンス

社内で一貫生産しておりますので、修理も承ります。(別途往復送料がかかります)

・インソール(中敷き)交換 … 800円

・ヒールリフト交換 … 1500円

・オールソール … 4000円

ブランドについて

北イタリアのスイスとの国境近くにあるコモ湖畔の町の名です。

コモ湖の真珠と呼ばれている静かでこじんまりしたシックな街並みが素敵な町です。

実行者である二代目社長が学生時代、一人旅をした時に偶然立ち寄り、その魅力に心を奪われてしまい、忘れることができない町になりました。

この町のように購入者様にとって忘れられない素敵な靴を届けたいという想いから、ブランド名を「Bellajio」としました。

実行者紹介

“愛される靴作り”

私共は創業以来63年に渡り、婦人用革靴を作り続けてきました。

創業者である杉本平治は一職人から独立した時からこの「愛される靴」を作りたいという思いを込めて靴作りに取り組んでまいりました。

靴は履いて歩いてこそその価値が出ます。そうです、履いてもらわないと何も始まりません。愛してもらう為には何が大切か？

履き心地の良い事、歩きやすい事、歩いてどこも痛くならない事など機能面がまず不可欠です。

それだけにとどまらず、デザイン面でもあまりに野暮ったいと履いてもらえません。見た目のおしゃれ感も必要でしょう。

またすぐ痛んで履けなくなると、愛してもらえません。長く履いて頂くためにパーツの材料の選択にも、妥協することなく細心の注意を払い、紙型の制作から裁断、縫製、底付けに至るまでの全ての工程で手間を惜しまず、日々靴づくりに励んでいます。

一度履いて頂いたお客様がまたあそこの靴を履きたいと思ってもらえるよう、”愛される靴”づくりに取り組んでまいります。

https://www.instagram.com/essedesse_official/