私たちのチャレンジに興味を持っていただきありがとうございます！

株式会社恵那金属製作所は創業75年となる自動車のエンジン部品を手掛ける金属加工メーカーです。弊社で作られた部品は数多くの自動車に搭載されていますが、その姿を普段見かけることはありません。

本プロジェクトは、これまで縁の下の力持ちであった金属加工メーカーの「商品を通じて ”金属加工の持つ美しさ” を世界中の人に知ってもらいたい！」という熱い想いから立ち上げられました。

その第一弾としてプロダクトするのはペット用のフードボウルです。

コロナ禍でおうち時間が増える中、ペットとの暮らしという視点でQOLを上げていくために、何か役に立つことはないのか考えたのがきっかけでした。

■ 究極のフードボウルを目指して

現在、市販されているフードボウルは、大別して陶器製、板金製、樹脂製の3種類となりますが、これらにはメリットもあればデメリットもあります。

私たちは、それぞれのメリットを併せ持つ究極のフードボウルを作り出すことはできないかと考えました。

■ 完成したのは常識を超えたフードボウル

試行錯誤を繰り返し完成したのは、一体削り出しという工法を使って作られたステンレス製のフードボウルです。

一体削り出しとは、高級腕時計や航空機の部品加工に主に用いられ、無垢の金属から削り出すという難易度の高い工法で、精度は高いが手間がかかるため大量生産には不向きとされています。

この工法をフードボウルなどの器に用いることは、金属加工の業界においては一風変わった挑戦でもありました。

しかし、私たちはこの一体削り出しという工法を選択しボウルを作ることによって、陶器製、板金製、樹脂製が持つメリットを併せ持たせることを可能にしました。

■ フードボウルを通じて食の時間をより豊かに

開発のテーマには、食べやすさや使いやすさはもちろん、ペットが食事をする際に飼い主さん自身も心豊かになってもらいたいということもありました。

食というペットにとって至福な時間を、飼い主さんも共に感じることはできないかと考えた際、ペットが食事をするときの「音」にヒントを得ました。

■ 食べるときの「音色」に新たな価値観を...

フードボウルと音色。この全く関係なさそうな２つを結び付けたのが私たちのフードボウルです。

無垢のステンレスから削り出された肉厚で重厚感のあるボウルであるため、フードを注ぐ時、食事をしている時に、ドライフードがフードボウルに当たることによって高級感ある音色が奏でられます。

実際に試作品を何名かの飼い主さんに試用していただいたところ、感想として「心地良い澄んだ音がする」「高級感ある音がする」といった御意見をいただきました。

この美しい音色は、私たちの商品の誇るべき特徴と考え、swell（素晴らしい）＋tone（音色）を使った造語として swelltone. と名付けました。

また、本来のフードボウルの機能でもある、食べやすい高さや角度、こぼれにくい形状、質感、安定感など、ペットにとっての｢食べやすさ｣にも妥協することなくトコトンこだわり作り上げています。

このフードボウルを通じて食の時間をより豊かにする、そんな素晴らしい体験をお届けしたいと思っています。

■ こだわりの高さ

喉の詰まりや吐き戻しを防ぐため、小型犬や猫が自然な姿勢で食べやすい高さを求め、何度も独自の調査を繰り返し設計しました。

■ 置くだけ簡単！角度調整機能

どんな方向にも無段階で角度調節（最大20°）が可能です。ボウルの自重で角度が固定されるので調整も置くだけで簡単です。

■ 食べこぼし防止

こぼれにくさと食べやすいを両立させるため、ボウルのフチは返し付きの構造となっています。

■ 削り出しだからできる美しいフォルム

高級腕時計や航空機の部品加工に用いられる一体削り出しという工法でつくられたボウル。職人が一つずつ丁寧にステンレスの塊から削り出すことで、美しく重厚なフォルムを実現しています。

■ ヒノキの銘木を採用したスタンド

スタンドは岐阜県東濃地域で産出されるヒノキの銘木「東濃ヒノキ」を採用しています。香り高く、きめ細やかな美しい木目が特徴です。

■ お部屋に合わせ選べる二つのカラー

スタンドはお部屋の雰囲気に合わせて選択できるように2つのカラー（ナチュラル・ブラウン）をご用意しています。

■ ほどよい重量で得られる抜群の安定感

軽すぎず重すぎない絶妙な重量のボウルは安定感があり、動かないので快適にお食事することが可能です。

■ ステンレス製なので丈夫で錆びにくい

ボウルの素材にはステンレス（SUS304）を採用しました。丈夫で錆びにくいのでしっかりとお手入れいただければ末永くご使用いただけます。

■ 汚れが落ちやすいビーズブラスト仕上げ

ビーズブラストによって美しく仕上げられたボウルの表面は、高級感があり汚れも落ちやすくお手入れが簡単です。

■ 職人のこだわり

求められる寸法精度は0.001mm単位。

精密部品に位置付けされる自動車や航空機の部品を手掛ける金属加工の職人が、主に航空機部品に用いられる無垢素材からを不要な部分を削り去って形状を作り出す一体削り出しという工法で一品ごとに微調整を加えながら丁寧に、本気のフードボウルを作りあげました。

■ サスティナブルなモノづくり

ボウル部分は金属製であるため、製造時に発生する切り屑や使用を終えた製品は、リサイクル材として溶解することにより再利用が可能となります。

スタンド部分は、ヒノキの集成材を用いて製作されています。

私たちのフードボウルは、持続可能な社会に向けて、地球環境に優しいサステナブルなものづくりをしています。

■ 製品全体

寸 法：直径145mm× 高さ125mm

重 量：1.1Kg

生産国：日本

■ ボウル

外 寸：直径120mm×高さ47ｍｍ

内 寸：直径108mm×高さ40ｍｍ (容量330ml)

重 量：約600g

材 質：ステンレス（SUS304）

■ スタンド

寸 法：直径108mm×高さ100ｍｍ

重 量：約500g

材 質：檜（東濃ヒノキ）

■ 同梱品

付属品：取扱説明書、スタンド用滑り止め

2022年 2月22日：プロジェクト開始

2022年 4月11日：プロジェクト終了

2022年 4月12日～：生産開始

2022年 ５月～：リターン発送開始（製品出来上がり次第順次お送りさせていただきます）

本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。

応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。

原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヶ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。

(1)swelltone. ボウル単品仕様(簡易梱包)

(2)swelltone. 通常仕様1セット ボウル＆スタンド（専用梱包）

(3)swelltone. 通常仕様2セット ボウル＆スタンド（専用梱包）

※スタンドカラー選択可

株式会社恵那金属製作所

｢難しいことに挑戦しつづける会社でありたい｣

当社は創業以来75年間、他社では難しいと敬遠されるような仕事に挑戦し、トライ＆エラーを繰り返しながら技術を確立し、安定した生産体制を構築し、お客様に安心と満足を提供してきました。

その一例ですが、当社は難削材と呼ばれる金属の切削加工を得意としています。難削材は名前のとおり削りにくい材質の金属で、加工中に工具が突然折れたり、摩耗が激しく数個で使えなくなってしまうことも珍しくはありません。難削材に挑戦した当初は、安定して生産が出来ず苦労の連続でしたが、職人による継続的改善、工具メーカーとの共同研究などにより、安定して量産できる技術を確立することができました。中でも、自動車のエンジンに使用される難削材部品の切削加工では、加工技術および生産効率を世界で注目されるレベルまで到達させることができ、世界中の自動車、軽自動から1台数千万円する高級車まで幅広く関わらせていただいています。