宮城県女川町から生まれた新ブランド「QUESTREL」。
そこから、東北の素材や技術を使った革新的なギター「SWOOD」が登場！

新ギターブランド「QUESTREL」は、日本の伝統と技術を使って、音と表現の革新を実現する大きな冒険を表す「QUEST」と、ハヤブサ科の鳥獣である「KESTREL」をあわせてできた言葉です。このギターシリーズを通して、私達の壮大さと素早さを、ギターが奏でる音で実現していきます。

そしてSWOODは、日本人の魂である日本刀（Sword）、ギターのボディの大半を構成する木材（Wood）を組み合わせた造語になります。

SWOOD は、 "音と表現の革新" という、コンセプトの元に開発されました。

■音の革新
SWOOD の音は、ダウンチューニングが一般化した今の音楽において「クリアかつヘビー」という、"2000年代以降のロック" に適したサウンドを追求しています。その音は、ダウンチューニング時においても非常に鮮明でありながら、高い厚みを得ることを実現しました。SWOODは、あなたのサウンドメイキングの可能性を広げます。特に、ドロップDからドロップC チューニングでの演奏に適しています。

■表現の革新
ギターを持った姿もまた、アーティストとしての表現の一つです。
SWOODには、徹底した機能美が実現されており、革新的でありながら、洗練されたルックスを実現しています。このギターは、いままでのエレキギターで70年以上も大きな変革がされてこなかったギターフォルムとは一線を隠しています。様々な角度によって構成されたフォルムは、職人によって磨き上げられ、どこから見ても洗練されたデザインが感じられます。

※2016年度グッドデザイン賞受賞（店舗内装設計・インテリア・公共空間部門）
単なる作業場ではなく、モノの価値を伝える場として、お客様が気軽に立ち寄れ、製作の様子を間近で見ることができ、生産者と直接コミュニケーションをとれるよう設計しています。
 

この音とルックスを実現するために、SWOOD には、素材、技術、デザインの3つの独自の要素を取り入れています。

1. 素材について
木材は国産を中心に選定しています。国産であれば、木の伐採の段階から選定することができ、ギターの鳴りと耐久性において、常に高いクオリティを維持することができます。
テイルピースは、新合金コバリオン®を採用しています。既存のパーツに使われるニッケルやブラスではなく、この合金でパーツを作ることにより振動の減衰を低くし、音の伸びと厚みを高めています。
ボディのアルミフレームは、振動性と音質を高めるために構成されています。

2. 技術について
音の振動性をより高めるために、ネックジョイントの新方式を発明しました（ギターでは初の試み）。陸前高田市の気仙大工（宮大工）の伝統技術を応用したことで、金属の接続部品を使わずにネックとボディを直接はめ込むことができます。これにより、2つのパーツが1つの楽器に結合され、よりクリアな音質を得ることができます。

※イメージ図

3. デザインについて
コンセプトにある革新性と、ギターとしての機能美を追求し、いままでになく斬新でありながらも非常に洗練されたルックスを実現しています。弦のベクトルを追求することで、ネックを長くせずともダウンチューニング時でもクリアかつ厚みのある音を実現しています。 そのネックの長さは Fender よりも少し短いほどです。 変わりゆく音楽のトレンドとともに、ギタリストの表現方法も変わります。 その変わりゆくトレンドにおいて新たな表現を提案するデザインです。
イタリアの高級車フェラーリのデザインを手掛けた工業デザイナー奥山清行氏（山形市出身）が監修しました。

Body : Japanese Alder *1
Neck : Japanese Maple
Fingerboard : Rosewood or Japanese Maple
Neck Scale : 646mm *2
Fingerboard radius : 12"
Frets : 22F medium jumbo
Nut width : 42mm
Bridge Pickup : Seymour Duncan Nazgul
Neck Pickup : Seymour Duncan Sentient *3
Tuning keys : GOTOH HAPM
Bridge : GOTOH
Tail piece : COBARION® Tail piece
Body Flame : Aluminum
Neck Joint : Nakamura joint
Controls:1Vol.1Tone.3Way PU Selector
コンデンサ:Arizona Capacitors社 Type C50309 Blue Cactus *4

*1 ボディにはハンノキ、ネックはイタヤカエデを採用しています。日本各地の木材を集め、幾度も試行錯誤を繰り返した結果、強度や音色の観点からこの2種類を選択しております。

*2 スケールを延ばしダウンチューニングへ対応するギターとは一線を画し、F社ギターよりも短いにもかかわらず、弦の硬さを保てる限界を突き詰めた結果、従来よりも2mm短いスケールを実現しました。“2000年代以降のロック” に適したサウンドを追求しており、ダウンチューニング時においても非常に鮮明なサウンドで、ドロップD～ドロップCチューニングを念頭に設計されております。

*3 特徴的なネックポジションのピックアップ位置は、従来の2ハムバッカースタイルのサウンドとは一線を画す、太く鋭いサウンドに仕上がっております。

*4 コンデンサにはArizona Capacitors社のオイルコンデンサを使用しております。現在も米国航空宇宙産業や軍需産業等で使用される信頼性の高い製品で、真空管アンプマニアの間では知る人ぞ知る逸品です。

*5 その他
インレイには気仙大工にも活用される日本が誇る木組みの技術である【ほぞ】をイメージしたデザインになっています。
 

■製造スケジュール
2017年6月末より、申し込み順に出荷予定です。

■カラーバリエーションについて
プロジェクト期間中またはプロジェクト終了後に以下の色見本をご提供する予定です。既にお色が決まっている場合は、コース申し込み時にご登録ください。

・黒（グロスフィニッシュ）
・黒（マットフィニッシュ）
・白（グロスフィニッシュ）
・白（マットフィニッシュ）
・青（グロスフィニッシュ）
・赤（グロスフィニッシュ）
・緑（グロスフィニッシュ）

■付属品
・ハードケース
・カラビナ
・保証書、仕様書

Q.ストラップはどのように取り付けるのでしょうか？

A.ストラップピンに相当する位置にカラビナ（付属予定）をつけて固定します。 ロックピンよりも故障のリスクも少なく確実で堅牢。 激しいパフォーマンスにもしっかりと対応します。

世界のエレキギター業界はいま、製品の均一化が進み、価格競争に陥っています。その中で、日本のギター産業も、製品と事業構造に変革を起こさなければ、世界の熾烈な競争の中で、品質や性能において優位性を維持していくのは難しくなると強く感じています。

我々はこのギターで、日本のギター産業の構造を変革し、新たな顧客価値を提供し、世界に発信していきたいと考えています。ぜひ皆さん、この SWOOD を手に取り、我々と一緒にその発信者になりませんか？

GLIDEスタッフ一同より