いつも児島ジーンズをご支援頂き誠に有難う御座います。

今回のプロジェクトは、お客様からご要望を頂いて誕生した

"3代目足袋スニーカー"です。

初代足袋スニーカー（ベルクロ仕様）

2代目足袋スニーカー（ファスナー仕様）

と大変多くの方々にご支援をいただきありがとうございました。

今回の「3代目足袋スニーカー」は2代目足袋スニーカーの進化バージョンになります。

最初にマクアケで「足袋スニーカー」を始めて見たと言う方の為に「足袋スニーカー」の開発の経緯を説明させていただきます。

この「足袋スニーカー」はファッションだけではなく「健康」と「実用性」に富んでいます。医療具ではありません。「ファッション+健康+実用性」のスニーカーです。

日本製にこだわると言う事

私の話になりますが、私は若いころからO脚でした。でも生活に全く支障も無く60歳まで生活してきました。

間違いなく一般の方よりスポーツもしてきたと思います。

私は健康だけが自信の60歳でしたが、ジョギングをしている時急に、腰痛になり病院で検査をしたところ椎間板ヘルニアと診断されました。

お医者様に言われたのは下記の内容です。

1）年齢を増し偏平足になって来ています。

2）歩行時に足が外向きに出ています。

3）足の指全部均等に力が入っていない。

4）外側の指に力が片寄っているのでバランスが悪い。

5）足をかばう為に腰に負担がかかっている。

6）足の筋肉低下。

7）足の裏は「第二の心臓」と言われる様に刺激を与えてください。

医師から、これらの改善はすぐに出来ると言われました。その1つが、靴からの改善でした。「どのような靴が理想的な靴なのか？」を形にした物が「初代足袋スニーカー」でした。

以上の様に利点は沢山あります。

私の父親は85歳で体（関節）が大変硬く靴を履くのにも10分近くの時間がかかってしまいます。

それを少しでも「楽」にしてあげたいと思い素早く着脱が出来るファスナーを使用した足袋スニーカーを開発しました。

初代足袋スニーカー（ベルクロ仕様）に比べ2代目足袋スニーカーはファスナーでワンタッチフィッティングです。

紐を結ぶ手間が無いので非常に「楽」です。

また、ファスナーだけだと足に圧迫感を感じますのでファスナーの両サイドには伸縮性に富んだ平ゴムを挟み込みました。

現在、弊社の店舗で

初代足袋スニーカー（ベルクロ仕様）

2代目足袋スニーカー（ファスナー仕様）

を販売しています。

興味を示されたお客様には試着をして頂いています。

偶々ですが1日に2人のお客様より「ハイカットは無いの？」との質問を受けました。

今までの私の考えでは、ハイカットスニーカー＝「一般的ではない」「着脱が不便」と思っていました。

しかし、お客様は

「通常のものだと着脱が不便だけどファスナーでの着脱だから良いんだよ。」

「ハイカットの方が足首が固定されていて安心感がある」

「ショートブーツ感覚でカッコイイ」

ローカットスニーカーに比べ需要は少ないかもしれませんが当初の開発テーマ「ファッション+健康+実用性」には富んでいるのではと思いました。

「お客様からの声」から出来上がったのが3代目ハイカット足袋スニーカーです。

素早く穿けるワンタッチ仕様。

1）表面の素材は児島ジーンズこだわりの2種類を用意しました。

1つ目は児島ジーンズの"ケブラーデニム"と牛革のコンビネイション

「ケブラー」は高機能な化学繊維です。同じ重量の鋼鉄の5倍の強度があり警察、機動隊の防弾ベストに使用されていることで有名です。

2つ目の素材は、フィット感を味わっていただきたく、足に馴染みやすい牛革を使用しました。カラーはコーディネイト豊富な定番の黒です。

2）スニーカーの内張りは吸汗性の優れた素材で足の蒸れを軽減します。

3）底敷きは肌触りのいいスエード素材の贅沢な仕上げです。

4）ソールにはグリップ力が強い肉厚なものを使用しました。長時間の歩行でも快適で負担が少なく不慮のケガを軽減させる配慮がされています。

5）「児島ジーンズ」らしい機能性として、バイク乗車時チェンジを変速する場合にチェンジレバーが当たる左の親指部分を牛革で補強しました。

今回の「3代目足袋スニーカー」も様々な生活の動作に適する様、使用者の立場から開発しましたがまだまだ完璧ではありません。これからも使用者の方々より意見をいただき新作の開発に役立てたいと思っています。

老若男女いつでも気楽に履いて頂ける事が「児島ジーンズ」の願いです。

この足袋スニーカーはヘルニア、外反母趾を治す治療具では有りません。

予防に役立つスニーカーです。

是非、一度お履き頂ければと思います。