”デニムタープ開発のきっかけ”

国内のアウトドア市場では機能性には劣るものの、ナイロンなどの化学繊維にはないナチュラルな風合いやクラシックな雰囲気を持ったコットン、ポリコットン製のテントやタープが非常に人気です。そこで数あるコットン、ポリコットン製キャンプギアの中でも、アパレルでは非常に親しまれているデニム製のアイテムが存在しないことに着目しました。

私自身もいくつかコットン製のテントやタープを愛用しているうちにデニムのキャンプギアを使ってみたくなり、今回のプロダクトを企画しました。

"このような方におすすめしたい！”

・他のキャンパーとかぶらない個性的なギアが使いたい！

・革製品など使い込むことで表情や風合いが変化していくアイテムが好きだ！

・とにかくデニムが大好きなキャンパーやこれからキャンプをはじめてみたい方々。

”得意なデニムでキャンプギアを作りたい！”

デニムはワークウェアにルーツを持ち現在ではファッションアイテムとしても男女を問わずなくてはならない、広く親しまれる存在になりました。使い込むごとに風合いや表情が変化していき、普段の使い方やケアの方法、頻度などによって使う人の個性が現れるパーソナルなアイテムになっていく大好きな素材でタープを作りました。

風合い抜群なコットン製のキャンプギアですがカラフルな合成繊維のキャンプギアと違い、生成りにオリーブ、タンカラーなど選択肢が限られているように思います。そこにこれら既存のカラーとも馴染みの良いインディゴブルーが加わることで、林間でも湖畔でもひときわ映えるサイト作りができると考えました。

実際フィールドテスト中にはたくさんの方に声をかけていただき、めちゃくちゃモチベーションが上がりました。

”タープに最適なデニムとは”

携帯性や設営地の取り回しに配慮して、できるだけ軽い目付(オンス)であることを求めました。一方ただ闇雲に軽さを求めるだけでは風雨や強い日差しをしのぐスペックが得られないため、何種類かのデニムに洗いをかけて風雨や日光にさらしてみた結果10オンス程度が適当であると考えました。

バイアス(斜め)方向にテンションが掛かったりアパレルとは比較にならない引っ張り負荷がかかるため、経緯同番手の平織りデニムをチョイスしました。これにより設営地にかかるテンションが偏らず美しく張ることができます。最初に作ったサンプルはオーソドックスな経緯異なる糸番手の綾織りデニムでテストしたのですが、伸縮や張力のバランスが悪く見事な失敗でした笑。

”他にないデニムタープだけの特殊なエイジング”

デニムタープ最大の個性であるヴィンテージ加工ですが、一般的な二次加工ですとブリーチや広く知られているストーンウォッシュなどでは生地に少なくないダメージを与えてしまうことになり、衣料としては問題なくてもタープに使える強度は損なわれてしまうことになります。そこで登場したのがナノミスト加工で、ごく少量の水、薬剤をナノミストに変換して生地に付着させることで石や大量の薬剤に晒されることなく、ヴィンテージ感のある色落ちを表現することができます。ちょうどぼんやりとした構想を練っていたころに加工場さんから設備導入の連絡を受けて、一気に企画を具体化することができました。またアウトドアギアを企画する身として、大きな環境負荷のかかる製品を作るわけにいかないという点でもブレイクスルーになりました。現在ではアパレル製品においてもこのナノミスト加工を使用しております。

”使い続けることであなただけのオリジナルタープに育ちます！”

ジーンズ同様にデニムタープも使い続けることで表情が変化していきます。日に焼けて色褪せたり、土や炭での汚れや摩擦によってあたりが出たりすることで少しずつあなただけの特別なキャンプギアになっていくはずです。

手軽に洗えない大きなタープだからこそ、染みや汚れが味のある表情のひとつひとつになっていく点は他にないメリットだと考えております。

”機能面でもデニムタープは優れています”

濃い日陰を作ることができ、真夏の強い日差しでもタープの下は木陰のような涼しさを感じます。

コットン100%のデニムタープなら火の粉が飛んでも穴が開きにくいため、タープの下でも焚火を楽しむことが可能です。（ただし防炎加工等は施しておりませんので故意に炎に当てる等の行為は危険です。絶対におやめください。）

乾燥に時間がかかるというデメリットはありますが、雨天時でも焚火調理などキャンプの醍醐味が楽しめます。決してハイテク素材のような高い耐水性能を備えているわけではありませんが、コットン繊維は水や蒸気を吸収して膨張するため生地の隙間が詰まり、雨を通しにくくします。また490mmという耐水圧性能は他社のコットン、ポリコットン製品と比べても劣るスペックではないことも補足します。

経年劣化、加水分解するポリウレタンコーティングを使用しておりませんので、長く愛着を持ってご使用いただけます。

タープは2種類からお選びいただけます！

”様々なアレンジが楽しめるコンパクトなスクエアタープ”

スクエアタープはソロやデュオでの使用を想定したデザインで、シーンによって張り方のアレンジが利くようにループとグロメットを多数取り付けました。ソロなら張り方しだいでテント無しでも野営可能です。

スクエアタープの風防張り

スクエアタープの風防張り

スクエアタープのA型張り

スクエアタープのダイヤモンド張り

スクエアタープのビークフライ（フルオープン）

”曲線が美しくグループで使えるヘキサタープ”

ヘキサタープは6名まですっぽり幕内に収まる大型サイズで、グループやファミリーキャンプを想定したデザインとなっております。

四隅にサブポールを使用することで居住空間がさらに広くなります。

ヘキサタープのセンター両端にはアイレットではなく、D型の金具を通しております。

仕様

〈素材〉

コットン100% 10オンス平織りデニム

繊維長が長く、撚りむらも少ないタープに適した強度の高いデニムです。

部分的なペンキ汚しを含むヴィンテージ加工とテフロン撥水加工を施しております。

〈サイズ〉

スクエア 295x295cm

スクエアタープは17か所に配したループを使って直接地面にペグダウンしたり、使用するポールの本数や長さによって様々な張り方のアレンジが可能です。

ヘキサ 540x540/400cm

260cm前後のメインポール2本に四隅はガイロープを使用してペグダウンが基本になります。こちらもサブポールを使用したり、テントと連結したり等のアレンジが可能です。

〈附属品〉

ATWOOD ROPE社製パラコード（MADE IN USA)

自在金具

〈原産国〉

日本

スケジュール

2021年1月下旬ごろまでリターン品をお届けできる予定です。

リターンについて

TAKESHIC RECORDS スクエアタープ

超早割20％オフ→40,480円(税込み)

早割15％オフ→43,010円(税込み)

通常販売予定価格→50,600円(税込み)

TAKESHIC RECORDS ヘキサタープ

超早割20％オフ→58,080円(税込み)

早割15％オフ→61,710円(税込み)

通常販売予定価格→72,600円(税込み)

TAKESHIC RECORDS スクエア+ヘキサタープセット

特別セット価格25％オフ→92,400円(税込み)

通常販売予定価格ですと税込み123,200円ですので大変お得です！

資金の使い道

ご支援いただいた資金は仕入れおよび今後の商品開発に充てさせていただきます。

実行者紹介

TAKESHIC RECORDS

山本剛史

1979年生まれ 神戸市出身

私はキャリア20年弱のウィメンズアパレルのデザイナーで、現在も普段は都内でアパレルメーカー勤めをしております。特にデニムを使ったアイテムが得意でこれまでにもさまざまな経験を積んできました。これまでの経験で得た知識や素晴らしいサプライヤーの方々との出会いで得た技術をウィメンズアパレルだけではなく、自身の趣味である外遊び、アウトドアギアに注ぎ込んだのが今回のTAKESHIC RECORDS デニムタープです。

FAQ

-特別なメンテナンスは必要ですか？

一般的なコットン、ポリコットン(TC)製タープと変わりありません。ご使用後に水分を含んだまま収納してしまうとカビが発生する恐れがありますので、乾燥させてから収納するようにしてください。

-コットン100％で本当に雨漏りの問題はありませんか？

コットンは雨が降ると繊維が水を吸収することで目が詰まり、防水性が増しますので問題ありません。ただし雨が流れるように張っていただく必要はございます。地面と平行な面があると雨が溜まって染みてきてしまいますので、雨天時は必ず高低差をつけて張ってください。

-本当に下で焚火をやって大丈夫ですか？

焚火を下で行う場合、天井高は2m以上保つようにしてください。一般的な高さの焚火台をご使用で+3～40cmほどの炎の高さでしたら全く問題ありません。焚火台をタープの低い位置に置かないなど、常識の範囲内で行ってください。

-デニムなので色移りが心配です。

洗い加工により普段使いの際に色移りしない程度の色落ちはさせております。設営、撤収時に手が青くなるような心配はございませんのでご安心ください。ただし雨天時など濡れたまま撤収しないといけない場合は色移りにご注意いただく必要がございます。特にお車のシートが淡色の方はシートに触れないように積載いただくのが安全です。

-おすすめのポールの長さを教えてください。

スクエアタープは張り方のバリエーションが豊富なため特に推奨する長さはないのですが、画像はほぼ200cm程度の高さでポール径は24mmのもの、ビークフライのみ160cmで張っております。

ヘキサタープはメインポールで240～280cm程度の調節できるものがおすすめです。また四隅に160cm程度のサブポールを使用することでより広くなり、居住性が増します。ヘキサのサイズになりますと、かなり重さがありますのでメインポールには直径32mm以上のものを推奨します。