帆布を織り続けて１３０年！岡山県倉敷市にある帆布の老舗タケヤリが、同じく“ものづくりに関わる人”のために、「こんなバッグがあったらいいな」を詰め込んで、高品質な帆布で高機能なビジネスリュックを作りました。

帆布機屋のタケヤリにはアパレル、インテリアメーカー、建築関係など「ものづくりに関わる人」がよく来られます。
そんな中で

「A3サイズの図面を折らずに持ち運べるバッグがない」

「ビジネスバッグはどれも同じように見え、魅力を感じない」

「シンプルな見た目で機能的なものが良い」

「大きめのパソコンを仕事柄持ち歩く」etc..

という声を耳にします。

「ものづくりに関わる人」は素材の良さや、ものづくりの背景にも興味があり、細部にもこだわっています。
タケヤリの歴史のある高品質で機能的な帆布なら、ありきたりなビジネスバッグではない、素材にもデザインにもこだわったビジネスリュックができるのでは？と考え企画しました！！

建築関係やデザイナーの方などは図面やデザインを

A3サイズで持ち歩くことが多いと聞きます。

今回企画したビジネスバッグはそんな声にお答えし

A３ファイルがきっちり入る大きさに設計しました！

一般的なビジネスリュックより大きめですが外装デザインをシンプルに

マチ幅を少なめにする事で大きくてもすっきりと持てるデザインです。

内装は収納スペースが充実しています。パソコンが収納できる衝撃吸収材入りポケットや充電器などの小物類を仕分け出来る小分けポケットがたくさんあるので細々した小物の収納する位置を決める事ができます。

このビジネスリュックには“タイガー帆布”という生地を使用しています。この“タイガー帆布”は通常よりも強力にパラフィン（ロウ）加工をかけおり、元々トラックの幌や、自衛隊のテントにも使われている技術を応用して出来た生地です。そのため、強力な撥水効果があります。

高密度に織り上げた９号帆布に強力パラフィン加工を施している為、生地は板のような質感に。

そこにバイオ加工を施し、使いやすい柔らかな風合いに仕上げました。最初は固く感じられるかもしれませんが、徐々に馴染んでいき、帆布ならではの経年変化を楽しめます。

丈夫で、自分だけの変化が楽しめるビジネスリュック。仕事を共にする相棒のような存在になってほしいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　model:183cm

素材は帆布なのでカジュアルですが

デザインがすっきりしているのでスーツなど、かっちりとした営業スタイルにも似合います。

ラフなスタイルにも

帆布リュックなのでもちろんしっくりきます。

撥水加工を施しているので少しの雨なら大丈夫！

A3ファイルも入る大きさですが、すっきりとしたデザインなので

背丈を問わず使っていただけます。

POCKET①

W40×Ｈ130㎜

ペンポケット２箇所

POCKET②

Ｗ110×Ｈ130㎜

オープンポケット（iPhoneＸサイズが入ります）

POCKET③

Ｗ100×Ｈ130㎜

オープンポケット（定期や鍵、社員証etc…すぐ取り出したい物）

ポーチW290×H200mm
もち運びができるのでポーチの中に必要なものだけ入れて取り出してつかう事もできます。

側面オープンポケットW130×H200mm

フロントファスナー内には５箇所のポケット

側面のオープンポケットには

折り畳み傘や５００ｍｌのペットボトルも入ります。

４、５０年前にベルギーより購入したシャトル織機“ピカノール”はすでに製造されていない為、とても貴重な織機です。

職人がつきっきりで手を掛けながら織りあげていきます。

１日に数十メートルしか織ることができませんがゆっくりと織ることで、味のある風合いの良い生地に織り上がります。

織りあがった生地は全て熟練の職人の目で織キズや汚れがないかチェックします。

糸の整経から織り、検査に至るまでタケヤリの職人たちがしっかりとものづくりに関わる事で高品質で上質な帆布がここから生まれていきます。

縫製はタケヤリのファクトリーブランドの立上げ時からお世話になっている、信頼のおける縫製工場へ依頼しています。確かな技術を持つ、かばんの産地“豊岡”の縫製工場です。

当初は厚手の帆布を縫うことは難しいと言われていましたが、設備を独自にそろえて頂き、厚手の帆布バッグもきっちりと縫い上げてくれています。

タケヤリ１３０周年を記念して

一番人気のワンショルダーバッグを

ビジネスリュックと同じ”タイガー帆布”で作りました！

定番のワンショルダーバッグのデザイン。

タブレット、小説、財布、スマホまで、小物の整理に便利な２ルーム仕様となっています。

メインルームには５００mlのペットボトルがすっぽり入る大きさです。

お休みの日のお出かけや、プレゼントにも最適です！

背面にはウレタン内臓で衝撃を守ります。

株式会社タケヤリは創業明治21年、岡山県倉敷市にある帆布の老舗機屋です。
倉敷の児島地区は棉花の栽培が盛んだった事から帆布やデニム、学生服などの綿産業が栄えた土地でもあります。
今では帆布の全国生産シェア7０%という帆布の一大産地です。

1888年　

 “繊維のまち”岡山県倉敷市で今から約１３０年前の明治２１年、武鑓石五郎と機織りの名手である梅との結婚を機にタケヤリの帆布製造が始まりました。

機織が得意だった梅の評判は全国に広まり、賞をもらったりと有名になっていきました。

手織りから始まった機織りも動力が入ってきた事で機械化が進んでいきます。

全盛期には月産約26万mを織る巨大産業になっていきます。

近年では、機屋の数も減少しシャットル織機で帆布を織っている工場もわずかになってきました。

タケヤリでは小売の部門を立ち上げ、生地の生産だけではなく、ファクトリーブランドの展開や他社ブランドのOEM生産、生地加工などを行い、多方面に帆布の可能性を広げる取り組みを行っています。

今回のプロジェクトではより多くの方にタケヤリの帆布の帆布の良さを知ってもらい、身近なバッグとして末永く使っていただける機会になれば嬉しいです。

最後にー

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動画/撮影・編集：近藤 弘一