＜シードルって、ご存知ですか？＞

シードルとは、りんごを発酵させて作ったお酒のことで、ヨーロッパでは古くから身近な飲み物として親しまれています。

りんごのスパークリングワインとも言えます。

シードルというと、少しクセがあったり、甘めでアルコール度数も低いものが多く、おやつと合わせるような印象があるかもしれません。

我々、タムラファームは、日本一のりんご生産量を誇る青森県弘前市にあります。
そこで、りんごを栽培し、たくさんのりんごを食味し、美味しいりんごづくりを追及してきました。

りんごの美味しさは、甘さだけではなく、甘さ・香り・酸味の三味が一体となって、その繊細な味のバランスが美味しさを作り上げているものです。

繊細な味のりんごから生まれるお酒・シードルにも、きっと、繊細なバランスが生み出す味わいがあり、今や世界に誇る和食とも合うお酒になり得るはずです。

そんな想いから、タムラファームは、「日本ならではの美味しいシードルをつくり、多くの人に飲んでもらいたい」と考えています。

このプロジェクトでは、自社生産の完熟りんごを使って、シードルの常識を覆すほどアルコール度数が高い辛口スパークリングワインに挑戦したい、と考えています。

醸造方法としては、りんご果汁を凍結させ、糖度の高い果汁を抽出することで、
りんご自身のもつ糖分以外に頼ることなく、味わい豊かなスパークリングワインを目指します。
「冷凍果汁仕込み辛口シードル」です。

タムラファーム園主の田村昌司は、1958年生、青森県出身。
りんご卸売業に従事するも、「美味しいりんごを自分の手で流通させたい」と考え、入社8年で脱サラし、現タムラファーム株式会社を興しました。

現在、りんご及びりんご加工品の生産販売を行っています。
りんご加工品としては、アップルパイやジュース、ジャム、シードルなどです。

シードルの原料は、生食用のりんごと同じ、味・香り・食感でも、規格外となってしまったりんごです。規格外のりんごには、ちょっとした傷があるものや、見た目はよくても大きすぎたり、小さすぎたりするものがあります。

「美味しく実ったのに、消費者のみなさんにお届けできないのは、もったいない。生のりんごを美味しいシードルにして、『青森りんごの健康的なお酒』として楽しんでいただきたい。」

そういう気持ちからシードルづくりをはじめました。

自社醸造の「タムラシードル」は、タムラファーム産りんごを１００％使用し、りんご作りから醸造まですべて、丹精をこめて、自社で行っています。

一方で、シードルの認知度もまだまだであることを課題と思っています。
しっかりした日本酒やワインが好きな方には物足りないだろうと、相手にされないこともあるでしょう。

タムラファームでは、「お酒が好きな人にも、お酒が弱い人にも楽しんでもらえる『シードル』があるはず。」と信じています。

「原料であるりんご、その栽培方法・収穫方法・保管方法にもこだわり、シードルの醸造方法にもこだわり、探求していけば、日本ならではの美味しいシードルができるはず。」

ふだん、シードルを手に取る機会が少ない方にも、ぜひ味わっていただきたい！
身近な食事と美味しいシードルで、より多くの人に楽しく幸せな時間を過ごしてもらいたいのです。

■シードルの楽しみ方
＜利用シーン＞
・ 日頃のお食事とご一緒に
　　あわせる食事を問わないシードルです。家庭料理と一緒にどうぞ。

・ お誕生日などのお祝い・乾杯に
　フルーティな香りで、スッキリした飲み口なので、お酒が苦手な方も飲みやすい
　お酒です。シュワシュワとした泡で、お祝いの場を盛り上げます。

＜飲み頃・開栓方法＞
冷蔵庫でよく冷やしてからお飲みください。
開栓はスクリューキャップなので、手で捻って開けるだけ。他に何もいりません。

＜保管方法＞
開栓前は常温で保管可能です。
開栓後は１０℃以下に保存し、早めにお召し上がりください。
※飲み残して、炭酸が抜けてしまった場合は、お料理酒としてもご利用いただけます。

■支援金の使いみち

　シードルを広く皆さまに知っていただくための
　広告宣伝・販売促進として充てさせて頂きます。

■スケジュール

2015年 秋 りんごを収穫

2016年1月下旬　 「冷凍果汁仕込み辛口シードル」製造開始

2016年 5月 「冷凍果汁仕込み辛口シードル」販売開始 ＆ リターン品発送開始

■実行者/チーム紹介

　タムラファーム園主：　田村昌司　（青森県弘前生まれ。りんごづくり28年目）

　タムラファームマダム：　田村玲子（紅玉アップルパイのパティシエール）

　タムラシードル醸造責任者：　中村伸彦（青森県生まれ。シードル醸造２年目）

　問合せ担当：　中村亨子（大阪生まれ。弘前移住２年目）

≪園主よりひとこと≫

弘前は、世界で有数のりんごの産地で、アップルロードと言われるりんご畑に囲まれた道があります。特に収穫期のその景色は、大きく実った赤いりんごが晴天のもとで色よく映えて、とても圧巻です。

近年、りんご畑も、人口減少・高齢化によって耕作放棄地になるところも出てきています。そんな畑を見るとかなしくなります。我々は、りんご畑、またこの景色を守るためにも、皆さんに『りんごの美味しさ』をお届けし、りんごの活躍の場をつくっています。

りんごは、生食だけではなく、ジュースやジャムという形で、皆さんの日々の食生活で活躍するシーンがありますが、シードルは「お酒」という形で、みなさんのお食事シーンで新たに活躍できると信じています。

でも、皆さんにお届けする限りは、「美味しいお酒」でないと意味がありません。今回チャレンジする「冷凍果汁仕込み辛口シードル」は、りんごのもつ味が凝縮されつつもお酒として充分に楽しめる程度のアルコール度数のものを造りたいと考えています。

このシードルの成功が、今後のりんごの活躍の一助になることと、信じて。

シードルを知っている方も、初めての方も、このプロジェクトに参加して、
一緒にこの弘前のりんご畑を元気にしませんか？