2つの伝統技術を掛け合わせ、究極の''日本文化の美''を表現した日本酒セット
『TANAKA1789×FUKAGAWA SEJI』を195個限定先行発売！

『TANAKA1789×FUKAGAWA SEIJI』

1789年に創業し、一滴の水、一粒の米にこだわり、伝統をまもりぬいた田中酒造店。
1894年に創業し、伝統的な技法に欧州から取り入れた先進技術を加え、日本の美観を表現した独自のデザインを追求し続けている深川製磁。

日本が世界に誇る”酒造り”と”陶磁器”の２つの伝統文化を掛け合わせた美しい見た目に加え、世界最優秀ソムリエの受賞歴をもつフランソワ・シャルティエが厳選した''極上を味わう''体験をご提供します。

フランソワ・シャルティエ

1994年ソムリエの世界チャンピオン
2004年「モレキュラーハーモニー（分子の調和）」と称する新たな科学概念を考え出し、食とワインや飲料におけるアロマの相乗効果を研究。自身を「ハーモニークリエーター」と称し、ガストロノミー世界では他に類を見ない数々の功績を残している。2010年（パリ）2013年（パリ）2016（中国）と3度グルマン世界料理本大賞を受賞。また、スペインのエル・ブジ（2002年、2006年〜2009年に世界ベストレストラン50）元料理長、フェラン・アドリア氏や同国ムガリッツのアンドニ・アドゥリス氏など、これまで世界の名立たる有名シェフのレシピ開発におけるアロマティックコンサルタントも務めている。
2018年より田中酒造店のコンサルタントを務める。

フランソワ・シャルティエのコメント
“This sake stands out from others by its penetrating scent and by its texture both velvety and satiny. Rose and lychee explode in the glass, like in the Alsatian white wines of the Gewurztraminer grape variety, with an overflowing fruitiness on the palate, marked by long exotic flavors. Perfect for creating harmony with mochis, just like with desserts with exotic fruits (mango, lychee or passion fruit), as well as with French cheeses.”

「この酒は、ほのかな香りと、ビロードのような柔らかさと酸味のある食感で他の酒とは一線を画している。グヴュルツトラミナー種のアルザス地方の白ワインを飲むと、ローズとライチの豊かな果実味が口の中で弾けるように、このお酒を飲むとエキゾチックな風味が長く豊かに口に広がります。エキゾチックなフルーツ(マンゴー、ライチ、パッションフルーツ)を使ったデザートや、フレンチチーズなど、モチとのハーモニーにぴったりです。」

François CHARTIER
World Best Sommelier (1994 Paris, Sopexa)
Executive producer and Master Blender for sakes TANAKA 1789 X CHARTIER, Miyagi, Japan.

企画の経緯

酒業界の転換期

田中酒造店は、お酒業界が今まさに転換期であると考えています。

1975年から酒類販売数量は低下しており、アルコール消費量がさらに減少していくと予想されております。清酒業界おいても酒蔵の経営難が続き、廃業に追い込まれている酒蔵が年々増えているのが現状です。そんな中、フランソワ・シャルティエ氏に見初められた田中酒造店は氏をコンサルタントへ迎え、海外への挑戦を始めると同時に日本の伝統文化の奥深さ、美しさへの追求と挑戦を始めました。

我々にはこの酒造りという伝統文化を未来に繋ぐ義務があると思い、日本でも有数の陶磁器ブランドである深川製磁とタッグを組み、''伝統文化の極上を味わう''という新たな商品の開発へと繋がりました。多くの消費者の価値観に合わせて、新たなニーズを作り、新しい市場を開拓していきたいと思っております。

酒造りという伝統文化

良質なお酒をつくるためには、最初は長時間（時には2～3昼夜）かけて精米作業をしなければなりません。砕米に気を付けながらのデリケートな作業が要求されます。
麹はある意味酒質を大きく左右する為、製麹作業は大変神経を使い夜中でも麹の手入れを怠れません。

醪（もろみ）の醗酵状態等を知るための科学的な数値を日々測定分析し、微生物たちの働き具合を管理します。毎日醪の日本酒度、酸度、アミノ酸度、そしてアルコール度をチェックしながら、成分のバランスをとるための作業を24時間行っていきます。

真冬の中、手足の感覚がなくなるほど冷たく、過酷な作業を次々とこなし、長い期間を経てやっと清酒が出来あがります。

長い長い日本酒の歴史の中で、様々な人が試行錯誤を重ね、現在の酒造技術を育て上げてきました。まさに日本の「伝統」と呼ぶにふさわしい酒造りの文化には、先人たちの努力が、そして夢が脈々と流れています。我々にはこの酒造りという伝統文化を未来に繋ぐ義務があるのです。

田中酒造店についてのご紹介

創業 1789 年 - フランス革命の年 -

田中酒造店は日本の宮城県に創業し、良質なお酒を醸し造り続け、 2020 年に 231周年を迎えました。2世紀以上の間、伝統的な手法での酒造りを伝え繋いできました。その精緻な工程では昔ながらの自然の力を利用した手法やこだわりの酒米を使用する事で、熟練の杜氏 ( マスターブリュワー ) が造る日本酒に複雑さや芳醇さで特別な特徴を与えています。

田中酒造店では建築的にもユニークな歴史があります。淡緑色の陶材で 出来た瓦屋根やなまこ壁は日本伝統の宝とも言える蔵建築の独特な持ち味を体現しています。建物内の壁には、昔の酒造方法が手書きで書かれていたりと歴史を感じる箇所が残されています。

深川製磁についてのご紹介

陶磁器という伝統文化

明治27年（1894）に有田の地で設立された窯元 深川製磁。

有田の伝統的な技法に欧州から取り入れた先進技術を加え、日本の美観を表現した独自のデザインを追求しています。

パリを芸術の都として世界に印象づけるきっかけともなった1900年パリ万国博覧会に高い装飾技術によってつくられた一対の大花瓶を出品して金牌を受賞。

明治43年（1910）にはその高度な製陶技術が認められ、宮内省御用達を拝命。

戦後まもなく制度が廃止されて以降も令和の現在に至るまでに、宮中食器を謹製上納しています。

リターンについて

お届けする日本酒

山田錦28％

今回500mlのボトルで伝統の味わいをお届けしますお酒は、山田錦28%になります。

良質な酒米 兵庫県産山田錦を100％使用した純米大吟醸酒で、気品のある吟醸香が山田錦特有のコクを優しく包み込み、豊かな旨味となって喉の奥に消えていきます。

精米歩合28%まで磨いた上位等級の山田錦をふんだんに使い、蔵人の技術と感性を駆使して造り上げた純米大吟醸酒です。

お届けする酒器

（サイズ: 高8cm×径5.5cm）

日本酒とセットでお届けする深川製磁のゴブレットは、1,350度の高温度還元焼成によって生まれる透白磁に高台に黒錆色の絵付を施しています。

すっきりとした形状は、手に持った時の馴染みの良さ、飲んだ時の口あたりの良さにもこだわっています。モダンと工芸が調和した器です。

ストーリー

『TANAKA1789×FUKAGAWA SEIJI』の想い

国を越え、時を越えて、ものづくりと美を愛する人たちを魅了し続ける深川製磁のやきものたち。モノに溢れ、価値観が多様化するこの時代のなかで、本物だけがもつ輝きは、いっそう強く光を放ち、深く豊かに心を満たします。そんな器でシャルティエセレクトの山田錦28％を愉しむ時間は、まさに極上の「体験」となることは間違いありません。

お酒と、神様

お酒と神様・神事は切っても切れない関係です。

お酒は古来より神に祀られたもので、現在でも慶事の象徴となっています。

結婚式での三三九度や地鎮祭（じちんさい）など、神前にお神酒（おみき）を供え、その後お神酒を頂きますが、これは神様の霊力を分けて頂くという意味合いがあるといわれております。

そのためお酒に関連する酒器には、「縁起が良い」とされる文様が描かれているものが多くあり、結婚祝い等、お祝いの贈り物としてもお勧めとされています。

「酒器」

酒器（杯）とは、お酒を飲むための器の事ですが、「杯（さかずき）をする・交わす」という言葉があるように、約束や誓いのしるしとしての特別な意味も持つといわれております。例えばスポーツ大会などで優勝した際に選手に対して贈られるトロフィー（杯）も、元々は古代ギリシャ時代、戦争の戦利品のカップで英雄にお酒を勧めたことが起源とされています。

つまり酒器は単にお酒を飲むだけの器ではなく、人間関係、名誉、儀式などの様々な文化的事象と強く結びついたツールともいえます。

この特別な限定ギフト『TANAKA1789×FUKAGAWA SEIJI』を、ご自身へのプレゼントはもちろんのこと、日頃お世話になっている周りの方々へ感謝の気持ちを込めたギフトとして、また、お祝い事のお贈り物として 是非ご活用ください。