白血球と一緒にウイルスをやっつけろ！

病気と戦う人体のメカニズムをカードゲームにしました。

推奨年齢は6歳からです（足し算が必要です）

プレイヤーは免疫細胞のチームを率いて敵である病原体と戦います。

子ども向けですが、実際に起きている細胞の機能をできる限り忠実にゲームに組み込みました。

このゲームをプレイするだけで、人体や病気、医学についての理解が深まって、ワクチンや手洗いの大事さについてもスムーズに理解できます。

子供も大人も、一年に何回か風邪をひいてしまいます。

熱が出て鼻水が出て咳が出て、本当に嫌なものです。

だけどどうしてそんな症状が出るのか、どうやって体が病気を撃退するのか、小学校で習う機会はほとんどありません。

こんなに身近で苦しい思いをするのに、その中身はよくわからない。

せっかく人体や病気のことを理解するいい機会なのに、それはとっても残念でもったいないことだと感じて、この免疫カードゲームの開発を進めていました。

そんな折、世界規模で新型ウイルスが猛威を振るいます。

タンキュークエストでは学校に行けなくなった全国の小学生を対象に無料オンラインスクールの開放と、免疫カードゲームの配布を決めました。

免疫カードゲームの反響は予想以上に大きいものでした。

「免疫カードにドハマリ(^^)暇さえあればやってます 説明動画、数回しか見せてないのに言い出しました 楽しそうだからよし」

「対戦型でなく協力型なのがいいなぁ」

「妻が申し込んでゲットした、通信教育？の子供向けの免疫のゲームで遊んでました これめちゃくちゃ良くできていてどうしてコロナがやっつけられないのか、ワクチンとはなにか？など、子供達は興味津々だったようです」

「テーマはいまぴったりのウィルス！ 親子で笑い絶えず、学びにもなる ボードゲームっていいですね タンキュークエストのボードゲームは毎月練りに練られていて素晴らしい〜」

「タンキュークエストさんが無料配布してる、免疫vsウィルスについて学べるカードゲーム！娘が相当ハマってます」

（ツイッター、インスタグラムから一部抜粋）

こんな嬉しいお言葉が数多く寄せられました。

この免疫カードゲームをきちんと印刷し、より多くの子どもの元へ届けたい、というのが今回のプロジェクトの目的です。

製品版になるにあたってしっかりとした紙を採用し、病原体と免疫細胞のデザイン、種類をグレードアップしました。

さらにさらに！もっと深く学びたい子供も現れるのでは？と思い、全てのカードに個別のQRコードを配置しました！

こちらをスマホでスキャンすることで、それぞれの細胞の仕組みがより深く学べる動画を無料で見ることができます。

高校の参考書と見比べてみたのですが、生物基礎における免疫は、入り口をしっかり学べると思います( ´ ▽ ` )

大きいお姉さんお兄さんのお勉強のお供にもぜひご活用ください。

・自分の体が好きになる

風邪の症状はしんどいものばかりですが、それもウイルスが引き起こしているかというとそうでもありません。

・くしゃみや咳で病原体の侵入を防いだり

・発熱して免疫の活動を活発にしたり

風邪の辛い症状は体が外敵との戦いの真っ最中であることの証です。

風邪をひいたときに、自分の中でたくさんの仲間が協力して外敵を撃退している。

そんな事実を知れば、もっと自分の体が好きになって免疫を応援することができるんじゃないかと思っています。

・仕組みを知ると自分からできる

僕も覚えがありますが…(*´Д｀*)

子供の頃はどうして手洗いうがいをしなくちゃいけないのかわかってなくって、親や先生が口うるさく言うので仕方なくやっていました。

しかしこのゲームをプレイした後では全く印象が変わります。

本当に恐ろしいウイルスに対しては体に侵入される前に防ぐことが最善だとわかるのです。（そんなルールデザインが組み込まれています）

今回も、免疫細胞とウイルスのデザインは週刊少年ジャンプで連載経験のある、石岡ショウエイさんにお願いしてデザインしました。アトモンと同じ方です！( ＾∀＾)

いわゆる教育、なデザインとは一味違う、子供も目を輝かせる見た目です。

それでいて、免疫細胞の機能や病原体の特徴をふんだんにデザインしました。

開発に至りまして、楽しく、そしてなるべく忠実に免疫の仕組みが理解できるよう、大学病院で研究しておられる医師、現場で医療活動を行われている内科の医師のアドバイスを参考に致しました。

貴重なお時間をご提供下さり、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

ゲームとしてのルールの完成度とバランス調整はタンキュースタッフにて行なっております点、ご了承下さいませ。

動画の最後でも書きましたが、事実、体内における病原体との戦いは団体戦です。

たくさんの免疫細胞たちが力を合わせて、今この瞬間もウイルスや菌をやっつけて排除しています。

もしかすると、僕たちの社会もそうかもしれません。

目に見えない新型ウイルスをどうやって食い止めるのか、それぞれが自分たちのできる範囲でやれることをやって、命を守ることが重要です。

僕たちにとってそれは、免疫のゲームを作って、子供たちにその仕組みを楽しく学んでもらうことでした。

子供たちが人体のすごさを知って、同時にウイルスの怖さも知って、自発的に手洗いうがいをすること。

そしてもし、これで医学に興味を持って、病気の研究を志す子どもがいるかも知れません。

そうなったら僕たちは本当に嬉しく思いますし、このカードゲームを世に出して良かったと心から思います。

最後に、今回のクラウドファンディングにあたりまして僕たちが愛してやまない、NHKサイエンス・ゼロのMCでいらっしゃいました竹内薫さんより応援コメントも頂戴しました。ありがとうございます！(^^)

「タンキュークエストさんの教材は、とにかく楽しい！ 私が経営しているインターナショナルスクールでも取り入れています。化学や生物の"入り口"として、遊びから入るアプローチは、未来の科学者を増やす意味でもとても有意義だと思います。応援しています！」

竹内薫さん

プロフィール：猫好きサイエンス作家。代表作に『９９・９％は仮説』など。YES International School校長。サイエンスZERO ナビゲーター（2012年4月8日 - 2018年4月1日、NHK Eテレ）

僕たち、タンキュー株式会社では、子供の学びを冒険にするプロダクトを日夜開発中です。

実際に子供向けに授業をしながら、もっとワクワクするわかりやすい勉強法はないか研究しています（その結果、こんな姿になりました）

子供がもっと楽しく学んで、自分の持ってる素晴らしさを見つけること。

そんな変化がご家庭で起きることが僕たちの願いです。