畳屋と文房具屋が本気でつくりあげたTATAMI MEMO、TATAMI NOTE

　初めまして！TATAMI papeterie®（タタミパペトリー）です。

　『畳をもちあるこう！』をコンセプトに掲げ、山形県上山（かみのやま）市にある創業１１６年の老舗畳店と令和２年創業の特異な文房具店が２０２４年１月１０日に共同で立ち上げました。

「畳の心地よさ」を誰もが親しみやすい文房具で感じてもらいたい…！

そんな想いをきっかけに、畳の端材を活用したり、畳をモチーフにしてつくった畳文房具雑貨を企画・開発・販売しております。

低迷している畳文化………しかし！魅力を知れば世界に誇れる日本の文化！！

城戸口畳店の「畳一筋で代々培われてきた技術と一級畳製作技能士としての誇り」に、おかげさま文房具店の「並々ならぬ文房具愛から生まれる知見と発想力溢れるアイデア」を掛け合わせて、誰もが畳の魅力と心地よさを感じてもらえるような「畳文房具雑貨」という新しいジャンルの確立を目指し、日々試行錯誤しております！

そんな中でうまれたのが

TATAMI MEMO（タタミメモ）

TATAMI NOTE（タタミノート）

このメモとノート、なんと畳に使われる「藺草（いぐさ）」が漉き込まれた和紙でつくられています！

畳をつくる工程で本来、廃棄されてしまう藺草からつくることができたメモとノートです。

まるで、藺草の香りが漂ってくるような、優しい緑がほんのり映える自然な色合いの紙ができました。

視覚的にも安らぎを与えるような緑が「書く時間」をより心の落ち着いた時間にします。

また、万年筆との相性も抜群で、にじみやすい水性のインクでも裏抜けせず、滑らかな書き心地です。

真っ白ではなく、自然な風合いが特徴の紙なので、どんな色でも馴染みが良く、書くことでワクワクすること間違いなしです！！

サイズにもこだわりました。

「使いやすいサイズ感」を追求していった結果、メモサイズとノートサイズの２種類ができました。

TATAMI MEMOは実際の畳サイズの比率と同じ！！

書きやすい、ポケットの出し入れもしやすい、いつでもスッと出せてサッと書ける…

それらを追求した結果、「畳の比率」に行きつきました。

畳の比率は２：１（丈：幅）。

それに合わせて作ったところ、絶妙に使いやすいメモができました！！デザインも畳を彷彿としてもらいたい想いから、畳の素朴で落ち着く色合いと、畳の目をイメージしたデザインで人の目を引き付ける素敵なメモに仕上がりました。

【メモ帳仕様】

サイズ : W70×H140 、ページ数 : 40ページ

用紙 : (表紙)藺草和紙 230g/m2厚 (本文)藺草和紙 81.4g/m2厚

製本 : 色こより綴じ

表紙デザイン：MITOLE　DESIGN(ミトレデザイン)製作

誰もが使いやすいＢ５サイズ。

老若男女問わず誰にでも気軽にガシガシ使ってもらいたい。

そんな想いから小学生から大人まで幅広く使われているのがＢ５サイズで仕上げました。シンプルなデザインになっているので、どこにでも持ち歩けるようなノートです。

デザインにもこだわり、TATAMI NOTEのロゴマークは「畳の目」の意味合いと、誰からもたくさん使ってもらえることを祈り「ノートが積み重なっていく様」をイメージしてMITOLE　DESIGN(ミトレデザイン)さんにデザインを製作してもらいました。

学校で最も使われるB５サイズなので、お子さんやお孫さんへの贈答にもピッタリです！

【ノート仕様】

サイズ : B5サイズ 、ページ数 : 40ページ

用紙 : (表紙)藺草和紙 230g/m2厚 (本文)藺草和紙 81.4g/m2厚

製本 : 色こより綴じ

表紙デザイン：MITOLE　DESIGN(ミトレデザイン)製作

徹底した環境へのこだわり

製本方法は環境に優しく美しい“色こより綴じ”を採用

色こより綴じとは、水引（和紙のこより）の伝統技術により開発された人に環境に優しい製本となっています。

従来の針金を使わず「色こより綴じ」を採用することでSDGsにも配慮し、天然素材を活かしたプロダクトに仕上がりました。

『こより』は和紙を原料としているため、『こより』部分も含めてすべて古紙としてリサイクルすることができます。

畳職人のこだわりがつまったTATAMI MEMOカバー

「多くの方にTATAMI MEMOを使ってもらいたい！」

「畳の効能でより書く時間を居心地の良くなるようなものを提供したい！」

そんな想いからTATAMI MEMOカバーを同時開発しました！

こちらも畳をつくる上で生まれた畳表や畳縁などの端材を活用したアップサイクルプロダクトです！

仕様は２パターン３カラー展開。

それぞれ

畳縁（たたみへり）無しバージョン

畳縁付きバージョンがあります。

グリーン（畳縁無し）

グリーン（畳縁付き）

色によって畳縁の柄も違います。畳縁も端材が出てしまうので、それらを余すことなく使っていきます！

ブラック（畳縁無し）

ブラック（畳縁付き）

ブラックにマッチした市松模様。シックでおしゃれに仕上がりました。

イエロー（畳縁無し）

イエロー（畳縁付き）

イエローの畳縁は廃番となってしまった柄。在庫が限られているので畳の縁としてお客様にご提示することができず倉庫で眠っていた畳縁でした。廃番になるにはもったいないくらい素敵な花柄の畳縁です。

TATAMI MEMOカバー仕様

TATAMI MEMOカバー（畳縁無し）仕様

TATAMI MEMOカバー（畳縁無し）中身仕様

TATAMI MEMOカバー（畳縁無し）側面仕様

TATAMI MEMOカバー（畳縁付き）仕様

TATAMI MEMOカバー（畳縁付き）中身仕様

TATAMI MEMOカバー（畳縁付き）側面仕様

サイズ感もちょうどいい！

スマートフォンに近いサイズ感だから

ポケットの出し入れもスムーズで持ちやすい！

メモの固定はゴム止め型

丈夫なハードタイプのゴム紐なのでしっかりメモを固定して保護してくれます。

また、劣化しにくい丈夫なゴム紐を使っておりますが万が一切れても簡単に交換可能な仕様になっています。

両裏面にカードポケットがついています

クレジットカードや名刺が入れられるので、万が一の時も大活躍。

名刺交換の時に使用すれば注目度が高まるのは間違いないです！

ペンホルダー付き

畳縁付きバージョンは畳縁部分がペンホルダーになっています。

畳縁は丈夫！

丈夫な素材なのでしっかりペンを保護してくれます。

また、ペン先まで保護するので万が一ペン先から芯が出ていても大丈夫です。

畳縁無バージョンは畳表のペンホルダーになっています。

畳縁付きバージョンより若干ペンホルダーの穴が大きく設計されているので万年筆も入ります。

厚みのある畳表がペンをしっかりホールドして守ってくれます。

留め具にもこだわり

天然藺草に合うように天然牛革を使用しています。

天然藺草とともに経年変化を楽しめます。

邪魔しないフィットしたサイズ感にもこだわりました。

しっかりと紐が止まりつつ、大きすぎないサイズを試行錯誤して追求した形です。

留め紐は美しくて丈夫な“三撚紐”を使用

創業七十余年の老舗店、昇苑くみひもの“三撚紐（みつよりひも）”を使用しています。

長年、伝統的な手組の技法や結びの技術を育みつつ、新しいチャレンジを続けている昇苑くみひもだからこその技術

絹100%で光沢ある色合いと手触りの良さが特徴です。

畳縁無しバージョンはシンプルなデザインだからこそ、カラーごとに彩り豊かな三撚紐を使用しました。

ふわりと包み込むやさしい質感。

下撚りという作業を入れ、丁寧に手をかけて作る｢昇苑くみひも｣のこだわりが詰まった撚紐です。

丈夫に作られている三撚紐ですが、万が一切れた場合でも使えるよう交換可能な仕様にしています。

しおり紐にも三撚紐を使用

柔らかくて手触りの良い三撚紐だからこそ、しおり紐にも最適！

心地よさにこだわりました。

両利き設計だからだれでも使いやすい！

しおり紐が簡単に上向き下向きに変えられるので、右利き左利きに関係なくご使用いただけます。

天然藺草の香りが、書く時間をよりリラックスさせる

集中して書きたいとき、創造性を発揮したいときこそ藺草の香りは「書く時間」をリラックスさせ心地良い時間にすること間違いなしです！！

使用している畳表は丈夫な目積表織！

その名の通り目が細かく積められた畳表。丈夫さが特徴で縁無畳などに使われる畳表です。天然ものなので一点一点表情が違い、また使えば使うほど艶のある黄金色になっていくので経年変化を楽しめます。

TATAMI MEMOとTATAMI NOTEが　　　　　　 生まれた背景と誕生開発ストーリー

畳文房具雑貨を開発している中で「畳文房具にすら使えない端材」がありました。

それが畳表の髭（ひげ）と呼ばれる部分。編まれていない端の部分になります。

新品であることは間違いないのに切り落とされれば使いどころが見いだせない、残念ながら廃材になるしかない存在でした。

藺草は、畳文化の低迷に相まって年々生産が減少傾向にあります。

本来需要があれば生産していけるものなのに、非常に資源が限られた存在になりつつあります。

だからこそ…！藺草に新たな価値を生み出したい！！

そんな折、おかげさま文房具店から提案があったのが廃棄されていた資源を活用する「SDGｓ和紙」でした。

SDGｓ和紙の作成は福井県鯖江市に本社を構える（有）笹尾印刷所に依頼。

藺草は畳に使われるぐらい固くて丈夫！

だからこそ、漉き込むのが大変だった！

様々な素材でSDGｓ和紙を手掛けてきた（有）笹尾印刷所でも藺草は初の試み。

ひたすら

手作業で刻み、福井県に送った藺草は１０ｋｇ！

そこから紙に漉き込むため粉末にするが、藺草は繊維が固く、丈夫なので細かくするのも一苦労…。

サンプルで届いた和紙。

藺草は繊維が固く均等に漉き込むことにも非常に苦労しましたが、なんとか藺草和紙ができあがりました。

本抄紙作成をこの目で見届けるべく、2024年8月に福井県へ。

今回、藺草和紙を作成してくれる「有限会社　小畑製紙所」へ

試行錯誤と打ち合わせを何度も何度も重ね、文房具としての書き心地も妥協せずにやっとの想いで遂にこだわりの藺草和紙が完成…！

「藺草和紙が出来上がる様子を直接見届けたい！！」という強い想いから、山形県上山市から遥々、福井県鯖江市までおかげさま文房具店店主の土屋稚が出向きました！！

1500年続く越前和紙の紙漉き技術に藺草が混ざり込むことで、より自然な風合いの独特な質感の紙。

着色無しでもほんのりと藺草の淡い緑が出て、とても上品な和紙に仕上がりました。

まるで畳の部屋にいる気分を味わえる！

このTATAMI MEMO　TATAMI NOTEを使うと、どこに居ても、まるで畳の部屋にいるような気分になります。集中して書きたい時、創造性を発揮したい時、どんな場面にも最適です。

FAQ

Q.　TATAMI MEMOカバーの表面はどんな素材を使っているのですか？
A.　国産（熊本県八代産）の天然藺草が使われております。最初は自然な藺草ならではの若草色ですが、徐々にその若草色が艶のある黄金色に経年変化していく様が楽しめる素材です。

Q.　お手入れ方法を教えてください。
A.　汚れた場合は、軟らかいウエスで優しく乾拭きをしてください。強い力で拭くと傷がつき毛羽立ちの原因になります。

藺草は呼吸をしているので水分を吸いやすい素材です。カビを防止するために高温多湿を避け水に濡らさないでください。万が一カビが発生しても亀の子たわしで軽く掃き出しその後優しく乾拭きすれば問題なく使用できます。

直射日光は退職や乾燥の原因となりますのでお控えください。

基本的には、保湿クリームやオイル塗布は不要です。摩擦には弱いので優しくお取り扱いください。

Q.　壊れた場合どうすれば良いですか？
A.　商品到着後半年以内に、正しい使われ方にもかかわらず故障した場合は、無料で修理または交換致します。弊社に送る送料のみお客様ご負担でお願い致します。商品到着後半年以上の場合は、有料での修理となります。状態によって修理の可否や修理代金が変わってきますので、下記お問い合わせ先より商品の状態をお気軽にお問合せお願い致します。

【お問い合わせ先】tatamipapeterie2024@gmail.com

スケジュール

2025年5月9日　Makuakeにてプロジェクト開始

2025年8月5日　プロジェクト終了

2025年9月下旬　リターン発送開始

となります。

リターンについて

このプロジェクトのリターンは

【フルセット割10個限定】TATAMI MEMOカバー全種 20％OFF

【三色割10個限定】TATAMI MEMOカバー畳縁なし三色 17％OFF

【三色割10個限定】TATAMI MEMOカバー畳縁付き三色 17％OFF

【ペア割15個限定】TATAMI MEMOカバー色縛りセット　16％OFF

【超早割３０個限定】畳縁なしTATAMI MEMOカバーセット　15％OFF

【超早割３０個限定】畳縁付きTATAMI MEMOカバーセット　15％OFF

【早割】畳縁なしTATAMI MEMOカバーセット　10％OFF

【早割】畳縁付きTATAMI MEMOカバーセット　10％OFF

実行者紹介

城戸口畳店

明治42年創業の山形県上山（かみのやま）市高松に工場がある畳店。

現在は4代目と5代目の家族経営で行う。

共に畳製作技能士一級を有しており、技術が強みの畳店である。

お客様に落ち着く空間を提供することを目指して畳づくりをしている。

また、畳の技術はもちろん「畳の工芸品」や神社仏閣に納める「有識畳」の技術が学べる茨城県畳高等職業訓練校で三年間全寮制で技術を磨く。

訓練校を卒業後、実務経験を経て一級畳製作技能検定では首席で合格し「最優秀賞賞」を受賞する。

普段は一般のお客様から神社仏閣、旅館や工務店等に加え、同業種からも依頼されることも多く、畳に対する情熱をもって実績と技術を日々培っている。

「TATAMI papeterie®」をおかげさま文房具店店主と立ち上げてからは、培った技術を応用し「畳ロールペンケース」や「六角畳ブローチ」の開発など畳文房具雑貨という新しいジャンルの確立に向けて挑戦している。

畳文化の再興を目指し日々模索と奮闘を繰り返している。

おかげさま文房具店

2020年に山形県上山（かみのやま）市にオープン。

歌って踊れる文房具好きによる文房具好きのための文房具店。

小売店のみならず、商品企画開発のプロデュースも手掛けている。

企業とのコラボレーションも多く、たくさんのオリジナルグッズを販売。

2024年には国内を飛び出し、シンガポールの文具店にもオリジナルグッズが進出した。

MITOLE　DESIGN(ミトレデザイン)

山形県山形市在住。

東北芸術工科大学卒業。

デザイン会社勤務を経てフリーランスへ。

個人事業のスタートアップから、お店、企業のデザイン周りをフルオーダーで制作。

同時に地域活性や文化振興の一助になるデザインワークを模索中。

笹尾印刷所

弊社は1959年の創業以来、商業印刷を中心に福井県鯖江市で事業を営んできました。

近年は、電子化＆ペーパレス化などによる市場縮小の影響を受け、弊社も年々事業規模が縮小しておりました。

そこで、新たな収益の柱を構築すべく、地元の越前和紙のメーカーと共に『付加価値を付けた新たな紙素材の開発・展開』を行っております。

最初に取り組んだのは、“漆喰”と“越前和紙”を組み合わせた新素材：漆喰和紙『銀雪』です。

『銀雪』は抗菌・抗ウイルス・消臭・抗VOC・調湿等の多様な効能を併せ持つ機能性和紙で、“機能性”という付加価値を付けることで、主に高級機能性壁紙として活用されています。『銀雪』により、これまでの印刷事業では進出したことの無かった業界に進出でき、事業展開の幅が広がりました。

そして、いま力を入れているのが『ご当地SDGs和紙』の製造です。

日本全国で発生する特色ある廃棄素材を“資源”として和紙に抄き込んだ紙を製造する、というアップサイクルの取り組みで、これまでに「蕎麦殻／芝／バガス（さとうきびの絞りかす）／ラベンダー／バナナの茎・葉／ホタテの貝殻」などを紙の原料資源の一部として抄き込んだ、様々なアップサイクル和紙が続々と誕生しています。

廃棄されてきたものを資源として活用し、越前和紙の技術を用いてよみがえらせることはSDGsの理念に合致し、原材料に地域のご当地素材を採用することで、商品にストーリー性がつき、地域行政や企業にも受け入れられやすくなります。

「環境性」「地産地消」「アップサイクル」等の現代ならではのホットワード（価値観）を付加価値として付加した『ご当地SDGs和紙』は、未知の可能性を秘めています。

弊社の目標は、ご当地SDGs和紙で47都道府県すべてを制覇することです！

TATAMI papeterie®は商標登録認定済

TATAMI papeterie®は商標登録に認定された畳文房具雑貨ブランドです。

最後に

TATAMI papeterie®は、これからもっと畳の魅力を多くの方々に知ってもらい、畳の心地よさを感じてもらえるような畳文房具雑貨をつくり提供してまいります！！

そして、どんどん畳の端材、廃材をアップサイクルしていき畳の可能性をもっと広げ、日本が誇る畳文化と我々が住み暮らす地球環境のどちらも持続可能にしていけるようなプロダクトを目指してまいります！！