※プロジェクト延期のため、ご支援いただけません
詳しくは活動レポートのご確認をお願いいたします。

「たたらの里づくりプロジェクト」

日本古来の製鉄法「たたら吹き」、その歴史は古く1400年前まで遡ります。最盛期である江戸後期～明治初期には日本全体の鉄需要の8割を島根県奥出雲地域で賄っていたといわれています。

（たたら操業の際に使用する木炭と砂鉄）

日本のモノづくりの原点ともいえる「たたら吹き」を現代に繋ぎ・発信していく「たたらの里づくりプロジェクト」を応援してください！

プロジェクト概要

「たたらの里づくりプロジェクト」は大きく２つの事業から成り立っています。

①観光・環境・文化事業

100年後の山の姿を思い描き、たたらの里の景観を築き、継承する。

たたらの里の中核エリア(吉田)を起点に「鐵の聖地」として地域の観光・文化資 源を絡めた質の高い里山事業を展開する。

➁銘品・食品事業

たたら製鉄を中心に、匠の技を次代に承継し、世界に通用する質の高いモノづくりを展開する。

地元の食材を精算から加工～サービスまで手掛け里山Food(風土)の魅力を国内外に伝える。

プロジェクト発足までの経緯

江戸時代には松江藩鉄師頭取を務めた田部家、現在は二十五代田部長右衛門が当主を務めています。

今から4年前の2016年秋、二十五代田部長右衛門は田部家の本拠地でもある島根県雲南市吉田町にある吉田中学校に訪問した時。彼を迎えたのは3学年合わせてたったの38人の全校生徒でした。

「このままだと吉田の地域が終わってしまう」

かつては「たたら製鉄」に従事する人々で、吉田村だけでも１万人いた人口も現在では約2300人。中心部を散策してみても、歩いているのは2~3人程。

この吉田エリアを中心にもう一度「たたら製鉄」で人々を呼び戻し、地域を盛り上げたい。

そんな当主の思いがこのプロジェクト発足のきっかけです。

田部家のたたら吹き

2018年5月プロジェクト発足と同時に田部家として約100年ぶりにたたら操業を実施してから、現在3回の操業を経験しました。現在は春と秋の年間2回のたたら吹きを中核としながら、大小さまざまなイベントや事業に取り組んでいます。

田部家のたたら吹き　2020年春季操業　体験プランにご興味にある方は【実行者へ問合せ】よりご連絡ください。

「田部家のたたら吹き～2020年春季操業～」
日程：2020年5月22日～5月24日(2泊3日)

参加者には記念品として、自らが作ったケラ(たたら製鉄でできる鉄の塊)を加工して作る、記念品を後日お届けいたします。
記念品は「墨流し三徳包丁」と「八寸柳刃包丁」からお選びいただきます。記念品として小割したケラもお渡しいたします。

※人数制限がございます。

ご支援の形について

■2020年春季操業 当主直筆証明書付き「鉧」(たたら製鉄でできる鉄の塊)

￥10,000(税込み) 限定20個

※写真は2019年秋季操業の鉧となりますので、仕様は異なる場合があります。

ゴルフボールサイズの鉧を専用の箱にお入れしてお届けいたします。

通常加工前の鉧の販売は行いません、Makuakeにてご支援いただいた方にのみご準備する品です。納期は7月上旬頃を予定しています。

■ペティナイフ 限定20本

通常販売価格￥90,200(税込) → Makuake特別価格￥50,000(税込)

前回のクラウドファンディング挑戦時も大好評をいただいた商品です。エッジに日本刀素材玉鋼を使用し、ブレード部は和包丁の素材として一般的な極軟鉄を使用しています。

春季操業でできた鉧から製造するため、納期は2020年9月上旬頃を予定しています。

刃渡り：約16cm

■日本刀素材玉鋼パター「TESSEN」 限定5本

￥330,000(税込) 2020年春季操業の鉧と製造証明書をお付けします

専用収納桐箱/TESSENオリジナルヘッドカバー 付

マレット型

トゥヒール型

何れかお好みの型をお選びいただけます。

パターヘッドは高純度ステンレス削り出しで成型し、フェース部分に玉鋼鋼材をインサートした贅沢な造りとなっています。

クラブ重さ：約530g

■八寸柳刃包丁 限定5本

Makuake特別企画商品 ￥250,000(税込)

柳刃包丁は基本的にプロユースを想定した商品ですが、日常使いも可能となるように刃渡りを調整致しました。今回のクラウドファンディングのために新たに開発をした商品となります。

刃渡り：約24cm

■墨流し三徳包丁 限定10本

通常販売価格￥176,000(税込) → Makuake 特別価格：￥130,000 (税込)

前回のクラウドファンディングで多数お問い合わせをいただいた、墨流し三徳包丁は初登場商品です。ブレード部分はダマスカス模様、墨流し等と呼称される、多層鋼を使った模様を配しており、エッジには玉鋼鋼材を使用しています。

刃渡り：約18cm

■玉鋼割込み三徳包丁 限定２本

数量限定 ￥550,000 (税込)

ブレード、エッジ共にたたら製鉄で製造した「和鐵」を使用した三徳包丁です。柄には田部家所有の山林から山桜の古木を製材してお付けしました。新潟県三条市の世界的にも高名な職人の手で数量限定でお作りしています。

資金の使い道

「たたらの里づくりプロジェクト」を持続可能な事業として成立させるべく、商品開発及び設備投資の原資とさせて頂きます。

昨今の世界的な新型ウイルス禍の中で、ご支援賜りました金額の一部を医療機関への寄付金に回させていただくことを検討しております。

実行者紹介

田部家略歴 ～鎌倉時代から現代～

遠祖は紀州熊野の庄「田辺家」の一派とされ、1246年頃吉田村に入部

1460年 初代彦左衛門 神夢により川砂鉄を採集し、製鉄を始める。鉄山元祖
1500年頃 四代惣左衛門 戦乱により製鉄ができなくなり一族を率いて蔀山城へ入る
1600年頃 六代輿三兵衛 鉄山中興 吉田村へ戻り製鉄を再開
1660年頃 九代安衛門 「鉄山益々繁昌 金銀如山 米穀満庫」とあり。
松江藩より屋号「前綿屋」を賜り、田辺を「田部」に改める
1700年頃 十代長右衛門 松江藩より代々当主の名前として世襲する長右衛門の名前を賜る。江戸期から明治期にかけて、田部家の所有する山林は最盛期で25000ヘクタール（現在の大阪市と同じ広さ）まで拡大。（その他 田地1000ヘクタール・小作1000戸・牛馬1000頭 など）
1892年 二十一代長右衛門 シカゴ万博に出展し受賞。
1899年 パリ万博に出展し受賞。
1923年 たたらの火が消える
田部家は時代の変遷に伴い事業転換期に入る
昭和中期 二十三代長右衛門 丸田薪炭有限会社(現在の㈱田部の前身)を設立 事業の多角化 島根県知事を三期務める
昭和後期～平成 二十四代長右衛門 山陰中央テレビジョン放送代表取締役社長 日本民間放送連盟副会長 を歴任
2015年 二十五代長右衛門を襲名
7社の代表取締役を含む約30の企業や団体の役職を現任
2016年10月 たたら事業部設立
2018年 5月 100年ぶりにたたら操業再開
2019年 9月 Makuakeにてクラウドファンディング初挑戦