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パリ100年の歴史を持つ芸術サロンを目指す!成瀬功が壁を乗り越えてライカで挑戦!

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ストーリー

■ プロジェクト概要 ■

私は、精神障害者です。病名は「統合失調(精神分裂)型パニック障害」です。障害によって余儀なく社会生活を諦め、最近まで生活保護を受けて生活していました。

本プロジェクトは、「障害者でもライカで世界に挑戦できる!」ことで、同じ障害で苦しんでいる人への励みとするとともに、健常者に障害者への理解を深めてもらうことを目的とする社会運動の第一歩となります。

本プロジェクトが成功した暁には、これまでひた隠しにしてきた私の障害の実態と苦しみを、まだまだ認知も理解も浅い日本社会に向けて、20年以上の闘病生活を暴露した「精神障害とライカ(仮)」という自叙伝として出版の計画も立てています。ゆくゆくは、社会活動としてライカを役立てたいと考えています。

何故ライカなのか、と思われる方も多いでしょう。もっと安いカメラでいいのではないか、と。これにはいくつか理由があり、それは私の自己紹介に合わせて説明もいたしますが、第一に「象徴としてのライカ」というのがあります。ローライフレックスやハッセルブラッド、リンホフマスターテヒニカは知らなくても、たいがいの人はライカというカメラを知っています。そして、それが歴史が証明する優れたカメラであるばかりでなく、とんでもなく高価であることもご存知の方は多いと思います。私が本プロジェクトの成功で手にしたいのは、「ライカ M モノクローム」という、モノクロしか撮れないデジタルカメラです。

私の20年以上の闘病歴は、フィルム時代からのモノクロ写真での創作の歴史でもあります。その集大成として、また、新たな創作の出発として、デジタルでのモノクロイメージでは右に出るもののいない世界最高峰のカメラで世界に挑戦することで、「最高峰の道具であるライカで創作する」という作家としての理由と、「それを障害者が健常者の支援を受けて手にし、世界に挑戦している」という社会的理由を持ち合わせています。

 

■ 成瀬功とは? 〜自己紹介と闘病歴、創作歴について ■

私は今年の3月に43歳を迎えました。冒頭に申しました通り、私は最近まで医師の勧めで生活保護を受けて生活していました。それまでは、社会で障害を隠して懸命に働き、創作にも意欲的に挑戦してきました。

私の障害は、大学の米国留学中にカルチャーショックがきっかけで発症し、自閉症のような症状から始まりました。寮の小さな部屋に閉じこもりながら、出て行く手段を探りました。なんとかして外界とのコミュニケーションをとらなければ、このまま退学になってしまう、という切迫感もあり、それまで専攻にしていた心理学に見切りをつけ、文学と写真を始めました。すると、写真と文字という媒体を通じて、私という人間を表現し、私の写真を見る人、文章を読む人とのコミュニケーションが取れるということがわかりました。

私は特に写真に望みを賭けるように没頭し、教授補佐として奨学金を受けながら教鞭に立つようにもなりました。卒業制作では芸術学部から「Photographer of the Year」賞を獲得するに至り、バイトとして勤めていたマスコミ学部の学内新聞の写真編集者として、4年に一度のテキサス全州マスコミ大会にも参加し、スポーツ写真の部で総合2位、一般の部にて入賞も果たし、マスコミ学部からも「Photographer of the Year」賞を受けました。

▲サロン・ドートンヌに出展された作品

そうしてなんとか卒業し、日本での社会人生活が始まりました。しかしそこで再び、日本という異質で閉鎖的な社会文化への適応が迫られました。私は写真と言葉による自己表現に没頭することで、障害を隠しながらの社会人生活のプレッシャーから逃げるようにしていました。

とにかく時間を見つけては写真を撮り、ついに個展を開けるようになりました。東京、横浜を中心に多く開催し、フランス・パリでの1ヶ月の長期個展も実現したりしました。また、私の写真に国際的に著名な女流詩人が詩をつけてくださり、共著でできたのが「妖精たちの通り道」という写真詩集です。その他にも文章では、私の処女詩集「記憶の道端」に、谷川俊太郎先生が帯に文章を寄せてくださるという栄誉も得ました。

「妖精たちの通り道」に掲載されたパリでの作品

活動には経済的な制限もありましたが、その中で出来る限りのことをしました。障害者でもできることはある、という気持ちから活動の幅を広げ、多くの写真家さんたちとの交流も果たせました。その成果として、「六甲山国際写真祭」の公式アーティストとして参加が認められたりもしました。世田谷美術館からも賞を受けたり、さらには、昨年、パリで100年以上の歴史を持つ国際芸術サロン「Salon d'Automne(サロン・ドートンヌ:秋の芸術祭)」に日本人で唯一審査が通り、出展させてもらえるという栄誉を得ました。

しかし、私が精神障害者である、という事実は、決して誰にも話しませんでした。

▲サロン・ドートンヌに出展された作品

 

■ 悪化する障害と、社会生活との決裂という決意 ■

写真や詩での活動が活発化していくと同時に、私の障害は社会生活を続ける中でどんどんひどくなり、アルコール依存、薬物乱用、自傷行為、自殺願望など、様々な障壁を乗り越えなければなりませんでした。職も転々とし、最後には社会生活の継続は不可能、と医師からも言われ、半年間精神科に入院したのち、精神障害者用のグループホームで3年間のリハビリを受け、最終的に写真機材を全て売り払って、生活保護を受けるようになりました。私にとっては、社会生活との決裂、という非常に大きな決断でした。

▲サロン・ドートンヌに出展された作品

最低限の給付金で生活するようになりながらも、創作への希望は捨て切れませんでした。しかし、機材がありません。そこでできることとして考えたのが、本を書くことです。私のこれまでの20年以上の闘病生活の中での創作活動、精神状態の移り変わり、社会との交わり、社会や家族、友人の不理解との葛藤、そして創作の意味の変化をテーマの軸に立てた計画が、「精神障害とライカ」という自叙伝です。

 

■ ライカでの新たな創作の一歩と、日本社会への挑戦 ■

今後の創作の展開や、本の完成のために必要と感じているのが、写真を始めて以来、創作に挑戦したかったライカなのです。フィルム時代は、35mmという小さなカメラへの不信感もあり、大判、中判カメラでの創作を主体にしていました。が、時代はデジタルに移行し、その技術も成熟の域に達しようとしています。そんな時に発表されたのが、「ライカ M モノクローム」です。カラーフィルターを排除した超高精細なモノクロイメージを記録できる唯一のモノクロ専用デジタルカメラを、あのライカが出した、というニュースを見た時には、鳥肌が立ちました。しかし、カメラの本体価格だけで100万円以上します。とても手が出ませんでした。

▲サロン・ドートンヌに出展された作品

しかし、「障害者でもライカで創作できる」ということを、同じ障害で苦しんでいる人への励みとして訴えたい、さらには健常者に精神障害者への理解を深めてもらいたい、という強い目的を持つようになり、さらには自叙伝にして自分自身の闘病生活をスケープゴートとし、全て暴露しようと考えるようになりました。これは、日本社会への挑戦状です。

そして、決め手は「ライカ」という誰もが知っている最高のカメラで創作できる精神障害者もいる、という事実を作ることです。単なる道具を超えて、象徴としてのライカであることが重要です。さらには作家としてライカでの創作で、2017年度の「サロン・ドートンヌ」への出展を目指すにとどまらず、その上を目指し、世界に認められるアーティストになりたい。そしてライカでの作品を掲載した自叙伝を完成させたい、と強く願っています。そのためには、「ライカ M モノクローム」でなければならない、と確信しています。

 

■クラウドファンディングという、一条の光 ■

しかし、生活保護の給付金では、日々の食費を賄うのが精一杯。ライカなど夢の夢です。そこで出会ったのが、クラウドファンディングという方法です。どうか、皆様のご理解を賜り、障害者が健常者の理解を受けてライカを入手することに成功するという事実を世に訴えることで自叙伝を締めくくるためにも、またアーティストとして世界に問うことができる作品を創り続けるためにも、そして、世の中の陰で同じように苦しんでいる障害者の方々へエールを送るためにも、このクラウドファンディングにご理解とご協力をいただけますことを切にお願い申しあげます。

皆様からのご支援は、作家としての作品の質の向上のみならず、「日本の障害者差別をなくす」という社会的意義を持った創作として昇華させていきます。今回のクラウドファンディングを、決して写真家の私欲のみでライカを手に入れるためのものに止めず、社会運動家として私の執筆能力と合わせて社会に役立てるように頑張ります。仮にライカMモノクロームを購入するための「資金集め」としてのみこのクラウドファンディングを考えたら、失敗に終わるかもしれません。そのくらいライカは高価です。しかし、支援を通じて健常者の方々から理解をいただけた、という「社会的実績」を作れるだけでも、このプロジェクトは成功したと言って良いと思っています。皆様のご理解を切に願う次第です。

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写真集、作品データ5点、作品高品質プリント3点の他、ポートレート撮影も行います!

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※今回のクラウドファンディングでライカが手に入った場合には、それを用いた作品を進呈します。失敗した場合にも、これまでの作品からご進呈いたします。
※作品の内容はお選びいただけません。ご了承下さい。
■★出張ポートレート撮影(交通費は別途支援者によって負担)
■★及びその高品質プリント(1点)
※今回のクラウドファンディングでライカが手に入った場合には、ライカを用いてポートレート撮影を行います。失敗した場合にも、ポートレート撮影は必ず行います。
※撮影時期に関しましては、プロジェクト終了後から半年以内を想定しております。具体的な日程は、ご希望に沿うように調整させていただきます。

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