みなさんは即興演奏という音楽を御存知でしょうか？

即興演奏とは、人間がこの世界に息づき始めた頃から始まった、
思った事、感じた事、今伝えたい事をその場で言葉やメロディー、
リズムや音にして伝える演奏のことです。
楽譜がある音楽よりも、
どちらかというと会話をしている感覚に最も近い音楽です。

日本でも昔から即興演奏は行われていて、
各地に伝わる三味線や和太鼓を使った民族音楽は、
元々即興演奏で奏でられることが多かったといいます。

現在の即興演奏は、民族的なものからさらに進化を遂げ、
ヒップホップ、ロック、エレクトロニカ、ジャズなど、
ジャンルを超えた広がりをみせています。

日本の第一人者として、「あまちゃん」の作曲家としても有名な大友良英さん、
世界ではオノヨーコさんが活躍されています。
ですが、まだまだ世界では
この分野の認知度が低いのが現状です。

私たち「Sixth Tongue」は、
日本において即興演奏を演奏している数少ない音楽家のグループです。

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世界の中でも即興演奏のコアなリスナーの多いヨーロッパ。
その中でも近年新しい才能が続々と育っているポルトガル。
私たちはポルトガルで日本の即興を見せてほしいと、
ライブ出演のオファーを頂きました。

今回のプロジェクトは、ポルトガルでのライブのための費用を得て、
ポルトガルに日本の即興シーンを伝えること。
さらに、日本で即興演奏のライブを行い、
日本や世界で起こっている即興音楽のシーンを皆さんに伝えることを
目的としています。

■「Sixth Tongue」って何者？

私たち「sixth tongue」は、
パフォーマー、プロデューサー、キュレイターとして
世界各地のアーティストと競演してきたマルコス・フェルナンデスを団長とし、
五弦琵琶、四弦琵琶など古典音楽の研鑽を詰み、
古典の演奏に留まらず即興演奏の分野でも活躍する
日本琵琶奏者の大久保旭夏、
伊豆諸島の孤島、青ヶ島の伝統太鼓を使い、
様々な分野の音楽家と交流をしている荒井康太、
クラシックで培った基礎を生かし、
即興演奏やダンスとの競演、
ワークショップなど幅広いフィールドを持つビブラフォンの山田あずさ、
エレクトロ・ミュージックやオペラなどの要素を取り入れた
声を使った即興表現を行っている
私ボイスパフォーマーのCHUの５人からなるグループです。

各々がこれまでに日本をはじめ、世界中で活動を行っています。

■ポルトガルでのライブと、その目的について
私たちは２０１４年１２月１１日から１４日にかけて、
ポルトガルのリスボンにある【museado oriente】
というホールでライブを行います。
一つのライブは、我々も参加した「t(h)ree」
というコンピレーションアルバムのCD発売ライブで、
このライブには我々以外にも
日本、韓国、ポルトガルのアーティストが多数参加しています。
そしてこの発売ライブ以外に、
「six tongue」としてポルトガル国内でのライブを２件、
日本琵琶や和太鼓のワークショップを行う予定です。

■日本でのライブ
そして日本でも「t(h)ree」の発売を記念してのライブを行います！
六本木にあるスーパーデラックスにて、
２０１５年３月２１日（土）、２２日（日）の両日での開催を予定しています。

決定次第すぐに詳しい日取り、金額などを掲載いたします。

このライブに、
私たち「six tongue」の他に
世界に是非紹介していきたい日本の即興演奏のアーティスト、
ポルトガル、韓国、マカオ、シンガポールなど
今までこのCDの企画に関わってきたアーティストを
招集できればと考えています。

それに伴って
即興ってなにか？を体感して頂くため、
makuakeを利用し支援して下さった皆様ををはじめ、
多くの方が参加できる即興体験会も企画しています。

体験会の詳しい内容は、
３月２１、２２日に予定しているライブの開始時間前のお昼ごろから
同会場で実施するように調整を行っています。

■資金内訳
以上をご覧の通り、

このプロジェクトは長期に渡る計画で、
多くの皆様の支援が必要です。
資金の用途としては、
５人分のポルトガルへの渡航費、機材の調達費、宿泊費、移動費に。
日本でのライブの開催費用や、
国外のアーティストを招くための資金として運用させて頂きます。
この企画が多くの皆様の興味を引き、
多くのご支援をいただければと思っています。

こうしてクラウドファウンディングで資金を集めるのは
日本の即興界隈でもあまり聞かない試みで、
国内で自分たちが即興演奏やあらゆる音楽のためにできる最善のことを
一生懸命させて頂きます。

追って皆様に色々な報告ができれば、とてもうれしいです。

■最後に
長い文章をここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
この２つの公演がきっかけとなり、

多くの人に即興演奏の面白さ、奥深さを知ってもらえるように、
そしてここから、さらに日本とポルトガル、

さらにはその他の国との関わりが増え、
即興のみならず様々な音楽文化の交流ができるように。
尽力していきたいなと考えています。

皆様のお力添え、本当によろしくお願い致します。