小さい財布「フェイブルミニR」

カードが１８枚も収納できる厚さを抑えた小さい財布「フェイブルミニR」のご提案です。

700名を超えるたくさんのご支援をいただいた前回のプロジェクト「小さい財布フェイブルミニ」から、素材と設計を大きく見直し新しくデザインしました。

実現する４つの特長

１．サイズは可能な限り小さくすること

２．カードをたくさん収納できて、すぐに取り出せること

3．デザインが美しいこと

4．品質にこだわった素材と仕上げ

フェイブルミニRでは、これら４つの特長を実現するために様々な工夫をしています。

カードがたくさん入る小さい財布

保険証、免許証、銀行のカード、定期券、クレジットカード、スーパーのポイントカード、家電量販店のカード、病院の診察券、図書館のカード、水族館の年間パスポート、などなど。

たくさんカードを持ち歩く人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。実は私もその１人です。「実際いつも使っているカードの枚数」で言えば、15枚以上になります。

その日に必要な数枚のカードだけ持ち歩けばいいのですが、外出する度にカードを選んで持ち運ぶなんてことは面倒ですし、予定外に必要な時だってあります。そんな時、「あ！今日は持ってない！」なんてことは避けたいものです。だからカードは全部持ち歩く。それが一番シンプルな解決方法ではないでしょうか。

カード入れを別にすればよいのですが、財布とカード入れを2つ持っていないといけないのは面倒に感じることもあります。なるべく一つにまとめて管理したい場合は、財布にすべてを集約させるのがベストです。

カードはたくさん持ち歩きたい。でもできるだけ小さいサイズがいい。フェイブルミニRはそんな願いを叶える小さい財布なのです。

一般的な二つ折り財布は、二つ折りの状態でおよそ幅11.5cm×奥行き10cmに対して、フェイブルミニRでは幅8.5cm×奥行き9cmとなっています。面積比でおよそ3分の２になっています。

シンプルに、スマートに

通常、財布にはたくさんの仕切りやポケットがあります。それらが必要な機能かどうか、まずはそこから考えました。たくさんの仕切りやポケットがあればあるほど財布は大きくなっていくからです。

フェイブルミニRではできるだけ仕切りを取り払い、構造をシンプルにすることで、小さいサイズでカード、小銭、お札が十分な数だけの収納できることを目指しました。

大容量カードポケット

「縦幅」を短くする工夫。そして「大容量」を実現

一般的なコンパクト財布はサイズを小さくすることを重視した結果、4枚から７枚程度のカード収納であることが多く、カードをたくさん持ち歩きたい人のニーズには応えていないという問題がありました。

フェイブルミニRでは、「大容量カードポケット」によって、その問題を解決します。大容量カードポケットは、たくさんのカードをひとまとめにして、できるだけ無駄なくシンプルにつつむことで、小さくてスッキリとした形を実現しています。

大容量カードポケットは、上下に縫い代をつけずに包み込むような形にすることで、たてのサイズを圧縮しています。

※上の図は、カード入れの断面を図にしたものです。

カードの出し入れは簡単。めくるだけ。

カードが必要な場面では、とにかくサッと取り出せることが重要です。

カードを重ねて収納するポケットが複数あると、どのポケットに目的のカードがあるのか把握していないといけません。どこにカードがあるのかわからない。ないと思っていたら、実は違う場所のポケットに入れていたなんてことも。

しかし、フェイブルミニRでは、もう迷うことはありません。カードはすべて「大容量カードポケット」の一ヶ所に集約されています。

大容量カードポケットの使い方は至ってシンプル。ただめくるだけ。それだけですぐにカードを取り出すことができます。

しまうときはカードの束の下に革を挟んで固定します。逆さまにしても、振動を与えても勝手に開いたりしません。

カードポケットのフタの形状を工夫しました。意図して大きく広げない限りカードがこぼれないような構造になっております。

また全体の革を硬めのものを採用しており、型崩れが起きにくいようにしています。

カード入れの角は折り加工を施しており、よりすっきりとした形になっています。

迷わず簡単に取り出せて、しっかり収納できる。それがフェイブルミニRの魅力です。

カードポケットは18枚までカードを収納することが可能です。

※収納するカードの厚さによっては、収納可能枚数が18枚以下になる場合があります。

小さいサイズのための、さらなる工夫

使い勝手を損なわず「横幅」を短く。

小さいサイズを実現するため、財布自体の横幅も短くしています。通常、「札入れ」の幅を短くすれば、その分、取り出しにくくなってしまいます。

フェイブルミニRは、中央部分を大きく空けることで、お札を取り出しやすくしています。「小ささ」だけではなく、「使いやすさ」も考えた設計です。

札入れの部分は革の表面である「銀面」を張り合わせ、しっかりとコシのある強度をもたせました。小銭入れは裏側に配置し、「小銭の重さ」と「カードの重さ」で二つ折りにする設計です。

お札を収納時、カードの束と小銭入れの厚みを包むような形で二つ折りにしますので、お札はゆるやかなカーブを描いて収納されます。折らずに自然な形で収納できます。

小銭入れ

外側の位置に小銭入れを配置しました。カード、お札を取り出す時は財布を開き、小銭を取り出す時は閉じた状態にします。必要に合わせて、できるだけ少ないアクションで済むようにしました。

ファスナーには⾼品質ファスナーである「YKKエクセラ」を採⽤し開閉もスムーズです。

また開閉時につまむ部分（スライダー）には財布専用のものを採用。胴体部の柱を無くしフラットにすることで凹凸感を少なくしています。しっかりとつまめるシンプルなデザインとなっています。

※「YKK」「エクセラ」はYKK株式会社の登録商標です。

全体の厚さを抑える工夫

1枚1枚カードを仕分けるための革の仕切りをなくし、まとめて収納

1枚ずつのカードに仕切りがあればそれだけ財布は厚くなります。仕切りをなくし18枚まとめて収納することにより、厚さを抑え、スマートに管理できます。

高品質なイタリアンレザーを採用

革自体を薄くすることで、全体の厚さを抑えています。薄くしてもコシと強度のある高品質な革を採用することで実現しています。

カード18枚、小銭を10枚程度収納した場合でも、およそ3cm程度に収まります。

カードがあまり収納できない一般的な二つ折り財布と比較しても、カード18枚収納しながら同程度の厚さを実現しています。

コバ処理について

フェイブルミニRは、革の切り口の部分（コバ）を磨いています。専用の液（目止め液）で固め磨き、その後に専用の塗料（コバ液）を塗って処理しています。

毛羽立ちを抑え、見た目にもすっきりとしています。

※財布全体のうち、一番外側の部分のコバを磨いています。

日本製

フェイブルミニRは、革の調達、加工はそれぞれ専門の日本国内の協力会社にお願いしております。

縫製および加工は創業５０年以上をほこる国内皮革服飾メーカーに依頼します。確かな技術と、入念な打ち合わせのもとに高い品質の商品を制作して、ご支援いただいた皆様にお届けいたします。

美しい物語のようなデザイン

できるだけ無駄を削ぎ落としたシンプルでスマートな形になるように心がけ、必要な機能に必要なデザインを最適化させました。

遊び心も忘れていません。内側に物語の始まりを感じさせるネコのシルエットの刻印がされております。

贅沢に。高級イタリアンレザー

フェイブルミニRは最も革らしい表情がでる植物タンニンなめしの天然牛本革イタリアンレザー「トゥクソン」を使用しています。

イタリア・トスカーナ地方サンタクローチェで昔ながらのバケッタ製法で作られた、染料・芯通しのフルベジタブルタンニンスムースレザーです。

しっかり繊維が詰まった上質な原皮を使っていますので、きめの細かい銀面が立体感と存在感を与えてくれます。

イタリアンレザーならではの高級感と、美しく経年変化していく様は、手間暇を惜しまず、こだわりにこだわり抜かれた製造哲学に基づいています。

本革は、部位によって、繊維の詰まり方や、柔らかさなどが異なります。肩の方では硬く、お尻の方では柔らかくなっていきます。

トゥクソンでは肩（ショルダー）の部分を選んで使っているため、繊維がしっかりとつまっています。そのため、薄く加工しても比較的、コシが強く、強度が保たれます。

そうして手間暇かけて作られた高級イタリアンレザー「トゥクソン」を贅沢に使用し、品質にこだわって作られた財布がフェイブルミニRなのです。

カラー

ネイビー、キャメル、ブラックの3色からお選びいただけます。

ネイビー

キャメル

ブラック

オリジナル化粧箱

今回、フェイブルミニRでは高品質な本革財布にふさわしいオリジナル化粧箱をご用意しております。箱の中央にはネコのシルエットが、輝く銀色の質感で箔押し（刻印）されています。

新しいわくわくする物語の始まりを、シンプルで美しい箱に詰め込んでお届けいたします。

仕様

素材

イタリアンレザー（植物タンニンなめし天然牛本革）

生産国

日本

収納枚数

カード：18枚まで
小銭：（約）20枚まで
お札：（約）12枚まで

サイズ

（約）8.5cm×9cm

厚さ （約）3.0cm

重さ（約）50グラム

スケジュール

最初の出荷は、2021年4月末までの予定です。

プロジェクト終了後には迅速に支援者への配送を開始する予定です。先着150名様までのリターンが2021年4月末までに発送になります。それ以上のご支援があった場合は「リターン説明文」にて納期を別途ご案内しております。

納期には余裕をもって設定しており、早まる可能性もございます。

一方で、想定を超える注文や、製造工程、及びイタリアンレザーの調達において調整が必要な可能性があり、納期が延びる場合がございます。その場合、ご連絡いたします。

資金の使い道

リターンの生産、発送、及び新商品開発、自社デザインのブランド構築に関係する費用に使用します。

実行者の紹介

TOKITOMA DESIGN (トキトマデザイン）

武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業、照明メーカーや家具メーカーを経て現在独立。イラストやプロダクトデザインなど、ジャンルを超えてあらゆるデザインの可能性を提案しています。近年では革製品の開発に力をいれて取り組んでいます。

トキトマデザインでは、実用的な使い勝手の良さを追求し、シンプルで遊び心のある、より美しいデザインを目指します。

（代表、デザイナー：石見 学）

MAKUAKEで開催されたプロジェクトは終了後、下記オンラインショップでも販売する予定です。

オンラインショップ：TOKITOMA DESIGN

URL: https://tokitoma.jp/