「常若うちわ」とは、伊勢神宮の神域内で保護されていた樹齢300年以上の御山杉を使用したうちわです。香川県の老舗団扇メーカーが作った竹製の柄や骨は、一つひとつ職人の手で作られたもの。日本らしい和のエッセンスがたくさん詰まった粋なうちわをご紹介します。 

※ 常若（とこわか）: 20年に1度、式年遷宮を行う伊勢神宮の「常に若く瑞々しいままで永遠に」という精神を表した言葉。  

安価な傘と高価な傘、みなさんはどちらを使っていますか？

安価なものと高価なもの。その良し悪しの問題ではなく、ちょっと背伸びして高価なもの、愛着を持てる「いいもの」を暮らしに取り入れることで、生き方が変わることもきっとある。

そこでご紹介したいのが、もっと多くの人に御山杉に触れてもらいたい、という思いで作った常若うちわです。Makuakeへの参加は今回で３回目。日本人にとっては身近なうちわが、みなさんの「暮らしに溶け込む」存在となれば幸いです。 

素材として使用しているのは、伊勢神宮の神域内で保護されていた樹齢300年以上の御山杉。台風などで倒れたり、枯れて参拝客に怪我をさせる可能性が生まれたりしない限り、切り出されて市場に出回ることがない貴重な銘木です。  

よって、次に出るのはいつなのか、どれくらいの量が出るのか、見通しを立てることは誰もできない代物です。実際、ここ1年以上、御山杉は売りに出されていません。欲しいからと言って手に入るわけでもなく、いつ手に入るかもわからない。まさに「めぐり逢い」とも呼べる当商品との出逢いも含めて、お楽しみいただければ幸いです。

（一般的な杉と御山杉の比較画像）

御山杉には、木目の美しさや手触り、佇まいなど、言葉では語り尽くせない魅力がたくさんありますが、この商品の最大の売りは薫りです。自然の風とともに漂ってくる木のかぐわしい香りともに、遥かなる時を刻んだ御山杉特有の薫りをお愉しみください。「常若」は御山杉の魅力を生かした商品を目指しています。 

同じ表情は二つとして存在しないのが、自然が生み出す造形美の魅力です。造作材といって、天井板や床板、鴨居など、見栄えのよさが求められる場所に好んで使われてきた杉は、風合いを愉しめる木材としてその輝きを放ちます。 

常若うちわの世界観に合う材料として選んだのが、一つひとつ職人の手で作られた竹製の柄や骨。この柄と骨は、1924年創業の香川県の団扇メーカー・四国団扇製。竹の丸みそのままを活かした「丸柄」と、細かく割いた半円で格子模様の美しい「窓」の風流な持ちものが、一味ちがう夏を演出します。しなやかな竹が運んでくる涼やかな風もご堪能あれ。

（子どもが作った割れ陶器をうちわ立てにしました）

時の経過とともに、ちがった表情を見せてくれるのもまた一興。長く使うことで、愛着もより深まっていくと思います。うちわ立てに飾るなどして、夏の風物詩をお愉しみください。

また耐水性や防護機能にすぐれたコーティングを木の表面にほどこすことで、「汗や水に弱い」という弱点を解消しています。木目を際立たせながらも、木の香りを損なわないところがこのコーティング技術の真骨頂。

レザーをはじめとして、金属やプラスチックなどあらゆる素材に対応できるコーティング技術は、すでにレクサスのインテリアや北陸新幹線のグランクラスシートなどで実用化されている「常識を覆す」次世代の技術です。

御山杉は「貴重」だとか言いながら、立て続けに商品を出しているじゃないか−−。Makuake第一弾の商品「常若小物」からご存じの方の中には、不信感めいた感情を抱かれた方もいらっしゃるかもしれません。 

市場原理として、市場に出回る数が増えれば増えるほど、その製品の価値は薄れていきます。価格も下がっていくかもしれません。もしほんとうに「貴重」なものにして価値を高めたければ、出し惜しみするのが得策です。

でも、私たちの目的は「御山杉をきっかけに木の魅力を知ってもらうこと。木材の利用を促進し、循環型社会を再構築すること」。その一点に尽きるからこそ、出し惜しみせず、出せるときに出すべきだと考えています。

サイズ：
縦 362mm（柄含む） ×横 223mm

重さ：
約28g

素材：
御山杉、竹（持ち手）　

※文字色は2種類（黒・茶）からお選びいただけます。

※撥水コーティングを施していますが防水ではございません。

※水分を含みますと、変色、劣化の原因となります。天然木を使用しておりますので、木目や色味がそれぞれ異なります。ご了承ください。

※一本一本手作りのため、細部が微妙に異なります。

※木目はお選びいただけません。

※お使いの端末や閲覧環境により、写真と実物の色味や質感が多少異なって見えることがございます。

御山杉の魅力を感じていただきたい思いでご用意しました。浴衣と一緒に、夏の風物詩として、御山杉を身近に楽しんでいただければ幸いです。

【早割】【100枚限定】【黒文字】常若うちわ × 1枚

【早割】【100枚限定】【茶文字】常若うちわ × 1枚

【200枚限定】【黒文字】常若うちわ × 1枚

【200枚限定】【茶文字】常若うちわ × 1枚

【200枚セット】【黒文字】【茶文字】常若うちわ × 1枚ずつ

有限会社 世古林業

製材から設計、建築まで一手に担うユニークな存在として、一般建築や社寺の建築・改修などを手がけること数十年。原子力発電や化石燃料に頼らない「環境にやさしい」エネルギーづくりを目指して、太陽光パネルを設置、活用している。

Makuake第一弾としてご紹介し、開始４日目で目標金額を達成。好評により再販も行うなど、多くの方々からご支援いただいたのが、樹齢300年を超える伊勢神宮内の御山杉（みやますぎ）を使った財布やカードケース等の「常若小物」です。

Makuake第二弾としてご紹介し、開始４日目で目標金額の300%を達成。こちらも好評により再販を行ったのが、同様の御山杉を使った「常若御朱印帳」です。 

木材は、IT関連機器やロボットなどのハイテク製品にはあまり使われていないのが現状です。素材の性質上、無機質になりがちなそれらの製品に「あたたかみ」を添えるものとして木材を利用できないか、現在、検討を進めているところです。 

（弊社スタッフ一同）

「この商品に御山杉を使ってほしい」というリクエストやアイディアがあれば、お気軽にお寄せください。  

応援、よろしくお願いいたします！

よくあるご質問

Q：クラウドファンディング以外でのインターネット販売はありますか？

A：今回のクラウドファンディング以外での「常若」シリーズのインターネット販売は予定しておりません。商品を手に取って、そのよさを五感で感じていただいたうえで、これだ！と思うものを選んでいただきたいからです。